LAST UPDATE 19910.17

花京院典明

全JoJoレギュラー陣の中で最も扱いがぞんざいだったのではないかと思えてならない(著しく主観(笑))3部レギュラー。アップが…ないのだな、せっかく主役張っててもコマが詰め込まれてたり、ページいっぱいのモノローグだったり、人形やスタンドのドアップだったり(泣)。戦前離脱を余儀なくされた上、せっかくの復活記念もダービー(弟)の登場とカブって割愛されてるし、たまのカラーも目玉食わされてたり…そういや、コミックス表紙にもあまり出ていないし、死体投げつけられてるし…おいたわしや(泣)。

ジャンプストーリーとしては生き返ってもおかしくなかっただろうに(なんか変な表現(笑))あっさりご逝去あそばしたり…。『これから起こる事柄に……ぼくは後悔はない……』なんて伏線が切なくて涙がとまりません(愁嘆)。突撃斥候隊長として避け得ない運命だったとは言え、どんなに後から皆が誉めたって、死んだらどーにもならんのじゃ。ううう。

ジョセフも死んでたのが痛かった。2人生き返らすのは流石に無理だったらしい。退院が後1日延びてれば、リタイヤせずに済んだのに。尤もそれはそれで、代わりに承太郎達が全滅か…^^;それも困る(爆)。

ダービー(弟)戦、格好良かったけど、TVゲームだし、負けるのは見えてたからなァ…。最初に出てきたら駄目だって、真打は最後に出てこなきゃッ!(泣)。それにしても、エジプトへの旅はホリィさんの為ではなかったのね(笑)。承太郎に恩返しなのかと思いきや、リベンジ戦だったとは不覚。ちゃんと目的があったのね(単にジャンプストーリーとして、くっついてっただけだと思ってた奴(笑))。

個人的には全然思いもつかなかった「生きて帰ってきた」花京院(笑)。ちょっと面白そうだったので、27歳で4部に登場しないまでも普通の生活を送っていたとしたら、生業はなんだ?とつらつら考えてみて真っ先に思いついたのが、探偵(笑)。「緑の法皇」を駆使すれば、座ったままで事件が解決できるッ!。それとも時間を止める承太郎に対抗して時間を遡る能力を追加し、美術品の鑑定人などッ!承太郎が冒険(?)のサイドビジネスに沈没船や古代遺跡から(犯罪?(笑))お宝引揚げて、花京院が売捌くってのも好いかな。…胡散臭〜。全然普通の生活じゃあないし。あまり堅気のイメージが浮かばないのは何故だ…。やっぱりもう死んでるからな(どうやら納得してしまったらしい)。

閑話休題。

幼少時からスタンドが発現していたが、他人に見えないその存在に自分との距離を感じ、極度の人間不信に陥る。「法皇の緑」がもう少し一般受けする外観だったら、ここまで酷くはならなかったか?。

小学生時分から、自分には真に気持ちがかよい合う相手は見つからないだろう、と悟ってしまうのもコワければ、あっさり他人との付き合いを切り捨ててしまえるのもコワい。カイロ行きの機上ではお調子者になっていたので、きっと中学生になる頃には本音と建前の使い分けをマスターしてしまったのだろう。あまりに拒絶しまくっても、却って目立ってしまうし。

しかしその割には「母には父がいる。父には母がいる」というモノローグがあったのと、死の直前に両親の事を思い出していたので少々驚いた。家庭は円満で花京院自身も両親をちゃんと想っていたのに、随分と内向してしまったんだなーと。想っているのと頼りになるのは別物だから仕方なしとしても、母親もかなり不安定な人そうだなァ。

きっと父親はそんな母親を暖かく見守っていて、花京院にとっても『守ってあげなければならない』存在で、とてもじゃあないが「緑色のヘンな物体に取り憑かれている」なんて言い出せない、心配なんて絶対にかけられない。それに花京院自身他者との拘わりが無いから他の家庭のサンプルが無い、家庭や母親とはこういうものだと思い込んでしまった。

そんな中初めてホリィ(=タイプの違う母親)に出会い、自発的に『守ってあげたいと思』った。自分の母親の傍にいても感じたことの無い『ホッとする気持ち』を知った。そんなこんなが花京院の心境の変化に繋がっていったのではないかなーと。それにしても果たして花京院の母親は息子の死を受け入れられたんかな、駄目そうだな…(これこそもう本当に勝手な想像の世界)。

承太郎が無表情のポーカーフェイス(あ、馬から落馬したッ!…済みません、表現の仕様が…(汗))で不良だったのに対して、花京院は笑顔のそれを駆使して優等生やってた感じ。その反動か、3部のスタンド仲間には全幅の信頼を寄せている。しかしてその実態は、一般常識を無視した暴走集団を必死に引き戻す最後の良心の砦。無免許運転シーンもあったが、ここはやはり『表門から屋敷の玄関まで車で15分。運転は父から庭で習いました』と言う事で(笑)。

この人が居なければ、ジョセフとポルナレフは確実にリタイヤ組。ジョセフなんか孫に殺されとるぞ(泣)。それ程お節介な性格はしとらんと思うので、ご苦労さんなこってす。DIOの処に居た方が、もしかして心の平安があったんではなかろーか(ないって(爆))。

トロイの木馬説も捨てがたかったが(アスワンの病院で一行を見送る(見えてないけど)花京院は露骨に怪しい…。DIOに洗脳し直されたのかと、一時かなり本気で迷ったのに(笑))、ここで彼が造反したらストーリーがぐちゃぐちゃになること請け合いッ!てな感じで、あっさり放棄(笑)。

まぁ、人間讃歌がテーマのJOJOだから、仲間内から裏切者なんて出て来る事ははきっとないんでしょうけど。…ああっ、ストレイツォッ?!(自爆ッ!)。

神経質そうな外見からは想像できないほど、みょーな性格を時折覗かせる。対「太陽」戦の時の彼は、どう贔屓目に見てもイッてた。フォローできません(笑)。またポルナレフとの掛け合いは、思わずリアクションに困る良い味がある。

何より花京院ファンの心を捉えて離さないのは『さあ お仕置きの時間だよ』か?(笑)。対「恋人」戦での承太郎の台詞「お仕置きターイム」とリンクしているところといい、2人の間で何があったのか想像するだに恐ろしい。

ナイフ文字に自分の筆跡を見出してしまう彼よりも、どちらかと言うと、後ろの人物(含スタンド)に被らないよう自在に動く意志のある前髪と、「ぼくだっていやだ」の方が好み(笑)。おいこら花京院っ(笑)、こればっかりはポルナレフに同情したい(笑)。

スタンド名がエメラルドだったのは初回だけだったり、アヴドゥルと同タイプのスタンドだなんて混乱してたり(これってジョセフの誤植?それとも当初は接戦型扱いだったのか?)、一人称がわたしだったりぼくだったり、何時の間にかアヴドゥル呼び捨てにしてたり、敬語なくなってたり、なかなかに不安定…。ま、それだけ打ち解けたってことかなっ(笑)。

突然だが、1988〜89年の年末年始(11月下旬〜1月中旬)が3部の舞台とすると、獅子座の花京院は、承太郎(承太郎は水瓶座なので、まだ誕生日は来ていない)より1学年下…。今頃気が付いた(プロフィール等をちゃんと把握していない奴)。ということは、後輩ッ?!う〜わ〜〜…(特に意味無し、この記述(笑))。てっきり同学年だと思ってたよ。「黄の節制」の『承太郎先輩』は、こーゆー意味だったのね。相手を研究したまではいいが、まさか花京院が承太郎を呼び捨てにしてたとは思いもよらなかったのね(笑)。

再び、閑話休題。

普通の高校生仗助(4部)達とは異なり、かなり異質 (実生活ではきっと浮きまくってたろうて、2人共。花京院は猫被ってたかも知れんが)な存在だったと思われる承太郎と花京院(3部)。恐らく互いにとって最初で最後の親友だったのではないか(承太郎にはまだ可能性は残っているけど)。恐ろしく不安定な状態で相手を認めてしまっていただけに、いきなり花京院の死という厳しい現実は相当なダメージを承太郎に与えたと思われる。

死んだ者、生き残った者、どちらも思い残すところが多すぎるのでは…。 個人的には、承太郎達との出会いを通じて『スタンドが見える見えないに係わらず、真に気持ちがかよい合うかもしれない相手を、自分で探そうとはしていなかった』自分に気がついて欲しかったなー、と、ふと思う。総てを完全に共有できなければ、真に気持ちが通い合うとは言えない、とは随分な極論だと思うのだが。

説教臭い??? ごめんね(笑) 。

[追加] 先日、この『総てを完全に共有できなければ、真に気持ちが通い合うとは言えない、とは随分な極論』という疑問に対して、思わぬ形で解答のひとつを得る事ができました。これはしかも八木山香澄氏の『'IJABI(私の答え)』 という小説の感想文として、同氏のHPに載せて頂ける運びとなり、言葉を尽くしても感謝し切れません。更に公開は少し先、と言う事でこのページからリンクさせて頂きました。有難うございます♪

それでは、もう少し「浅葱花京院」(笑)にお付き合い下さいまし☆

 

 
八木山香澄氏『'IJABI(私の答え)』
既にご存知の事とは思いますが、念の為(>_<)/~~

 


八木山香澄氏『「花京院 見聞集」花京院を語る』