清香



僕はいつも 一人夜の中にいた

湿った土の中に埋まってゆく死体のように





お前には幸福になる価値など無いと
常に頭の中で告発する誰かがいて・・・







ああ・・・・・でも





僕は こんなにも暖かでゆったりした世界を知らない







ゆっくり流れる時間と
清々しいお茶の香り


静かなささやきと君の暖かな笑顔


苦痛も慟哭も全て包み込んで

癒すように注ぐ夕焼けと
途切れずに流れ続ける君と僕の時間







僕は埋まってゆく死体なんかじゃない





僕が何であるかは僕が決めよう

運命のせいになんか 決してしないように


モドル