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混沌の地での立場や地位

混沌の地の「立場」としては、『氏族』『混沌』『はぐれ者』そして『渡来者』の4つがあります。
混沌の地での冒険はこの中のどれかを選んで進めることになるでしょう。
そして、「立場」の違いによって引き起こされるドラマを解決していくというのが一般的なプレイ方針になると思います。
現在分かっている各「立場」の説明とその中での地位について説明します。


『氏族』
自らを「女王」と共に「ジャカオ」と戦った古代の「戦乙女」の子孫だと信じている混沌の地の原住民です。
伝説に伝えられている古代の「戦乙女」の名前を自らの氏族の名として用います。
また、その生き方や考え方も「戦乙女」の伝説を元にしており、時には自らの命よりも大切にします。
大族長】【族長】【戦士】【使徒】【精霊使い】【密偵】【薬師】【氏族】という地位や階級があります。

【大族長】
【族長】達を束ねる者です。
ある一定の地域内の【族長】の内、最も力の強い者が就任するようです。

【族長】
一つの『氏族』の長です。一つの村に一つの『氏族』が住んでいる事が多い様なので、
その場合「村の長」も兼ねているようです。
ただし、2つ以上の村がある『氏族』では「村の長」と【族長】は兼任できないようです。
また、2つ以上の村がある『氏族』の【族長】がいる村では
その「村の長」は「名代」と呼ばれるようです。
【族長】「村の長」の地位に就くことの出来る条件として、【戦士】であること。
他の部族と交わったことのないこと(独身であること)。の2つが必要のようです。
【族長】を目指す者は【族長】になるまで結婚できないことになります。

【戦士】
男性のみがその地位に就くことが出来る『氏族』の中の支配階級です。
戦いを専門とし、外敵から『氏族』を守り、『混沌』と戦うことをその任務とします。
そのため、その地位につくためにはその実力を示さなければなりません。
そのための儀式が「証し」と呼ばれるものです。
たいていは狼などの獣を1対1で倒すことでなされるようです。
「女王」の力を持ちながら【戦士】の地位にいる者はいます(※1)が、
「精霊使い」の力を持つ者は【精霊使い】と呼ばれるようです。

【使徒】
女性のみがその地位に就くことが出来る『氏族』の中の特権階級です。
条件は「女王」の声を聞くことが出来「癒し」等の神聖魔法を使えることです。
【戦士】の「援助者」として戦いに赴く義務があります。
また、『氏族』に伝わる伝承知識を受け伝える義務もあります。

【精霊使い】
精霊を扱う者です。【戦士】や【使徒】よりも一段低い地位にあるようです。
「混沌の地」での精霊魔法は危険を伴うせいだと思われます。
女王の【使徒】と同様に【戦士】の「援助者」として戦いに赴く義務があります。

【密偵】
情報を集める者たちです。一般の『氏族』とは離れて暮らして情報を収集し、
その情報によって【戦士】を助ける役割を持っています。
特にどの【戦士】に仕えるかが決まっているというような強い主従関係はなく、
各【密偵】が信頼する【戦士】に付き従うという形で主従関係が成り立っているようです。
戦うことは出来ませんが、鍵や罠を解除する技術等にも優れているため、
「凶主の遺跡」への「探索」等に同行することも多いようです。

【薬師】
混沌の地には毒になる動植物が多いため、それらの知識は重要になります。
毒になる動植物は正しい使い方をすれば薬にもなります。
また、混沌の地では人に毒を使うことをタブー視していませんので、
武器として用いる事の出来る毒の知識は戦いに大きく役立ちます。
【薬師】はそれらの知識を受け伝える役目を持つ者です。
また、【薬師】は実際に薬などを調合して病気や怪我を治したり、
その他の様々な伝承知識を受け伝える役目も持っているようです。

【氏族】
いわゆる普通の住民です。特に【氏族】という階級があるわけではありません。
『氏族』全体の生活を支えるために労働に従事しています。

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『混沌』
『氏族』とは異なり「ジャカオ」の混沌の力を信じ、利用して生きる者たちです。
彼らにとっては生き残ることが全てに優先し、全ての力を肯定します。
大王】【】【戦士】【奴隷】【落人】【交易者(賊商)】【飲まれし者】という階級や区別があります。

【大王】
【王】達を屈服させ従わせる者です。『混沌』の社会は下克上の激しい社会で
【王】達は小競り合いや分裂を繰り返すため、通常は小さな勢力同士の争いで
力のバランスが釣り合い、大きな勢力が生まれることがありません。
しかし、ひとたび他の【王】を屈服させるような者が現れると、
たちまちバランスが崩れ、複数の【王】を従える大きな勢力が生まれるようになります。
そうした力を持った者を【大王】と呼びます。

【王】
【奴隷】を支配し、その上に君臨する者です。
多くの【王】は強い「混沌の力」を持ち、その力を他に暗示することによって
【奴隷】を支配し、その村を外敵から守っています。
拡大志向が強いために他の【王】の【奴隷】を奪うことを考えることが多いようです。
【王】は【戦士】を従えています。

【戦士】
【王】の下で戦う『混沌』の者たちです。
『氏族』とは違って、どのような力を持っていても
有用であれば【戦士】として扱われます。
必ずしも「混沌の力」を持っているとは限りません。
【王】が「混沌の力」を引き出す術に長けているときなどには、
ほとんど全ての【戦士】が「混沌の力」を持っている場合もありますが
通常、半分くらいの【戦士】が「混沌の力」を持っていれば多い方だと思われます。
多くの【戦士】は独立志向が強いため、内部分裂が多く、
力の強い【戦士】は独立して【王】になります。

【奴隷】
王に支配されている者たちのことです。
多くは力に劣った『混沌』『氏族』『はぐれ者』が他の『混沌』に
屈服させられて【奴隷】として扱われる状態になります。
『混沌』の間では【王】の子であっても力のない者は【奴隷】として扱われるようです。
逆に【奴隷】の中でも力があり【王】にとって有用であれば、
【戦士】として扱われるようになります。
【奴隷】の中でさらに「村の長」の様な階級が残っている場合があります。
また、基本的に『混沌』の【王】は必要以上の物資や労働を【奴隷】に
要求することはないので、【奴隷】階級の生活が特に厳しいということはありません。

【落人】
「混沌の力」は持っていますが、【奴隷】を支配しているわけではない者たちです。
多くは他の【王】に奴隷を奪われ、流浪の旅を続けている者です。

【交易者(賊商)】
主に混沌の領域を旅して、各地の特産品を物々交換でさばいて富を得ている者たちです。
交易で得た富と力を笠に着て、ただ同然の比率で交換を強要したりすることがあるらしく、
自らは【交易者】と呼びますが【奴隷】達からは【賊商】と呼ばれています。

【飲まれし者】
#【飲まれし者】という言葉は正式には出てきません。とりあえず勝手に名付けています。#
「混沌の力」に頼りすぎたり、強すぎる「混沌の力」に触れたりすると
「混沌の力」を使う衝動が止められなくなります。
この衝動が止まらない状態のことを「混沌に飲まれる」というようです。
ここでは「混沌に飲まれる」状態になった者を【飲まれし者】と呼ぶことにします。
【飲まれし者】は理性的な行動が一切出来ない状態になっていますので
「飲まれる」前にいかなる地位があっても【奴隷】を支配するようなことは出来ません。
通常は直ちに殺されますが、何らかの利用価値があると判断された場合には
他の『混沌』が檻などに閉じ込めておくこともあるようです。
また、夢幻界とのつながりが強くなった結果、半ば魔獣化して、
食物を取らなくても生きていけるようになることもあるようです。

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『はぐれ者』
何らかの理由で、戒律の厳しい『氏族』の中にいられなくなり、
『氏族』とは離れて暮らさざるを得なくなった者たちです。
『はぐれ者』の中では、特に階級や地位、区別はないようです。
「ジャカオ」を信じるまでになった者は少ないようですが、
『混沌』に近い思想を持っており、生き残るためには何でもします。

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『渡来者』
アレクラスト大陸から海を渡って来た者たちです。
遠征隊員】【隊員の子孫】【冒険者】という区別が出来ます。

【遠征隊員】
新王国暦501年にベルダインによって行われた第一次混沌の地遠征の【遠征隊員】です。
その構成については混沌の地遠征隊名簿をご覧下さい。
冒険の舞台とすべき新王国暦521年以降は遠征から20年以上経過しているため、
【遠征隊員】は高齢化が進んでいることに注意して下さい。
例えば、遠征隊の年少者と思われる従士達で年が分かっているアスターは当時16歳です。
そして、彼は新王国暦521年には36歳になっています。
名前の分かっていない【遠征隊員】を選び、設定を付けて冒険に参加することは可能だと思います。
アレクラストから来た者は「混沌」に落ちいりやすいようですので、
20年の歳月の中で【遠征隊員】の中に「混沌の力」を得た者がいる可能性が大いにあります。

【隊員の子孫】
11人目の子供(イレブンス・チャイルド)で生まれた【遠征隊員】の子供です。
「混沌の地」で生まれたため、「混沌の地」の風習で悩むということはありません。
しかし、逆にアレクラストに関する知識は少ないと思われます。
年齢的には少なくとも20歳よりは若いことに注意して下さい。
小説中にはハラン・パレットという女性が登場しています。
【遠征隊員】と同じく、設定を付けて冒険に参加することは可能だと思います。

【冒険者】
新王国暦521年に開設された「混沌の地航路」を使って「混沌の地」まで渡ってきた者です。
標準的な遊び方をすれば、この「立場」で選ぶことになると思います。
「混沌の地」に渡ってきた理由をはっきりさせておくと行動指針が決まって良いと思います。
多くは「凶主の遺跡」に眠るとされる財宝目当て、ということになるでしょうけれど。
また、「帰還者の手記」以外の情報源が無いため、冒険を始めてしばらくの内は
「混沌の地」についての知識が極端に少ないはずです。
風習の違い等のロールプレイを若干入れると、
異国的な雰囲気が味わえるのではないかと思います。


※1:混沌の大地IのP115、及び、
ルーヴィル・エリアラ、ストラド・トゥリーネのデータ参照



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