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〜巡回〜

3の月5番目の日

 目的の村に着いた。村人達は一様に緊張した面持ちであったが、私たちが来たことで
少し安心したところもあったのだろう。笑顔を見せる者もいた。

 村人の話によると、現れた妖魔はゴブリンが主なようだ。ただ、数が40〜50と多
いとのこと。今晩はひとまず泊まらせてもらうことにして、村人達が妖魔の住んでいる
のを見かけたという南の森の奥の洞窟に明日向かうことにした。


3の月6番目の日

 今日は洞窟まで行って来たのだが、妖魔の姿は見えなかった。
 確かに住んでいた形跡はあるのだが、いなくなっている。

 逃げたんじゃないか、という者もいたが、数を頼みとする妖魔どもが、これだけまと
まっているのに逃げるはずがない。という意見が多数を占めた。
 しかし、ならばどこにいるのか、という問題に答えられる者はいなかった。ひとまず
村に帰って、他にどこに妖魔がいそうなのかを再度村人に聞くことになった。

 罠が1カ所仕掛けられていて、怪我をした者がいたのは残念だった。幸い、仲間の神
官戦士の癒しで大事には至らなかった。


3の月7番目の日

 村人に話を聞いたが、要領を得なかった。森には他にも洞窟が数カ所有るし、村の西
に広がっている足の長い草の生い茂った草原に潜んでいるかも知れない。

 巡回して妖魔を見つけるしか方法はないと思われた。そのため、次の日からの巡回計
画と妖魔を見つけたときの連絡に呼子を使う方法を決めた。

 我々の仲間で呼子を持っている者はいなかったのだが、他のパーティで複数持ってい
る者がいたので分けてもらった。何が役にたつのか分からないものだ。


3の月8番目の日

 巡回を開始した。2組に分かれて、妖魔が良そうな場所を手分けして探すのだ。
 もし妖魔が見つかったら、呼子を長く3回鳴らして合図する。

 しかし、今日は妖魔を見つけることは出来なかった。

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