〜解錠〜
8の月13番目の日
朝になって、待ちきれなくなり、箱を開けることにした。賢者が慎重に鍵を見て、は
ずす。細長い針金を取り出して何かやっていたようだ。
箱は数刻後、無事に開いた。中からは船の模型が出てきた。仲間が共通語魔法で魔力
感知を唱え、魔力が有ることを確認した。どんな魔力なのかは分からない。
賢者の話によると、もしかすると合い言葉で本物の船になるのかも知れない、とのこ
とだった。そうだとすると値打ちものである。
最近になって分かってきたが、どうやら、この賢者は盗賊の技術も持っているようだ。
村には泊まらずに必要な物を調達した後、すぐに街に戻る帰途に着いた。