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〜凱旋〜

9の月8番目の日

 いよいよ故郷の村への帰途に付く日だ。

 村のみんなは、快く迎えてくれるだろうか。いや、そんなことを考えていても仕方は
ない。手紙は出した。届いていればよいが、まあ届いていなくても良いだろう。

 所持金は宝石に変えて、バッグの奥の方にしまってある。母の好きな猫の彫刻も、小
さくて安い物だが、買った。猫を飼う余裕はなくても、これなら大丈夫だろう。

 予定より、だいぶ遅れて、日は高くなっていたが、私は故郷への孤独な凱旋を始めた。

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