美しい神様の話
ある一つの部屋の中の会話。
なあ、今思いついたんだけどさ、
神様たちの間にも恋愛ってあったんだよな。
だったら中でも一番美しい女神様はさ、
たくさんの神様たちから、求愛されたんだろうな。
でも、神様が結婚したって話は聞かないから
その女神様はその愛をすり抜けてきたのかな。
そう、まるで若い鹿のようにぴょんぴょん飛び跳ねて
逃げ続けたのかも知れないね。
神様の世界は永遠だから、年は関係ないし、
他にもっといい男が居るかも知れないもんね。
可能性を求めて突き進むのは楽しいし、
いろんな経験もできる。
他の神様の心を引きつけて、羨望の視線や喝采を浴びたりとか、
言い寄ってくる神様といいとこまで行きながら、
するりと交わしたりとかね。
でも、そんな生き方って、なかなか人間には出来ないよね。
幸せかって聞かれたら、その女神様、どう答えるんだろうね。
人間はさっさと捕まえてくれる人がいる方が幸せなんじゃないかな。
だって、君は今幸せだろ。
いやいや、違うよ。君が一番美しい訳じゃないなんて、そんなこと。
ほんとうだってば、、、