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ひと飲みの四月




01/04/30 医者は拷問人に、看護婦は鋼鉄の処女に変身しおって
 「ベイブレード」……ドローのときの規定ぐらい用意しときなさいって。アジア予選決勝は、会場の屋根を緑の電光が突き抜けて空へと昇っていく、という現象で締めた。
 「Dr.リン」と「サジタリウス」と「魔界同盟」をてきとーにザッピングしながら観たので、感想は書きにくい。「Dr.リン」は、とにかく余計なお世話の「風水」に苛々させられるので、とても観ていられないのだ。風水占いセットのCMも勘弁してほしい。
 「ER6」……モーゲンスタン部長が復帰してから辞めるまでの話を、ベントン→ウィーバー、コーディ→グリーンで焼き直したかのような展開。まあ、いいけど。デイヴとかゆー新入りが、やけに馴れ馴れしい口調でメンバーと接している。
 「最後の晩餐」……松岡由貴さんな三十分。企画としては、独身女性100人にとったアンケートで得点分けした四択を選んで、仮想デートを進めていくゲーム、というくだらないものだったが、相手役の女性を務めるナレーターの担当が松岡由貴さんだったのよ。由貴さんが「好きな体位は?」と四つ名前をあげて訊いてくる、なーんて他じゃ考えられませんぜ(笑)。

01/04/29 ゆっくり魔獣王国づくり(色鉛筆で道を書きこんでいくこと)
 「ガオレンジャー」……バカバカしくも何度か笑わせてくれたので、今回はよしとしよう。ガオホワイトの親父さんに殊勲賞。オルグ剣満月斬りは快心のヒット。
 「仮面ライダーアギト」……G3がひさびさにチェーンソー(勝手にそう呼んでいるが、GS-03のこと)を使ったので、パイプの一本も切ってくれるかと期待したが、それはなかった、残念。前回書き忘れていたが、レイウルスとアギトの闘いでガリガリと壁が削られていくシーンはよかった。あーゆう細かい「見たいもの見せましょう」が好きだ。銃もエネルギー兵器ではないので、連続した射撃で次々と薬莢が排莢されていくシーンも見ていて気持ちがよい。マシントルネイダー・スライダーモードなるものは……必要なかったなぁ、別にいいけど。最後は意味ありげに美杉義彦がクローズアップ、やはり升毅さんをキャスティングしたのには理由があったかっ(笑)。

 「も〜っと!どれみ」……ゴールデンウィークにクレープ屋の出張を兼ねた旅行先である横浜を舞台に、劉親子の葛藤、ももこ母の思い出、ハナちゃんお出かけ、と話を詰め込んていたが、力技でどうにかまとまっていた回(脚本は成田良美さん)。眠気がとれない状態で観ていたこともあって、内容は頭に入ってこなかったが、あとから考えると、横浜に着いてからは面白いところがひとつもなかったように思う。山内重保さんの演出でなかったら、寝てしまったかも(笑)。プレートに油をひくシーンだけで違いを感じさせたが、そんな細部だけが印象に残ったのも問題か。
 マジカルステージは、劉親子を「仲良くさせて」という願いだったが、その言い回しは「ひとの心を変える魔法」に抵触しそうだ。せめて「仲直り」とすれば、少しはマシになるが、そもそも目的をそのままかなえるだけというのが安易だ。マジカルステージは、おジャ魔女が目的をかなえるために手段を考え、その手段を実現させるために使用するか、あるいは目的をかなえようとして願いを言ったら、わけのわからないうちに奮闘させられるはめになっていつのまにか達成されていた(手段が提供される)、のどちらかで生きてくるものだ。今回のようにただ横から眺めているだけでは、一見心に残るようで、実のところはそうでもないだろう(子供にとって)。
 どれみとももこ以外の三人が無個性にひとまとめにされる回が続くとつらいなぁ。メンバーが五人になった以上、必然的にそういう回が増えるんだろうけど、どれみとももこの相談を三人が「〜やなあ」「〜かしら」「〜じゃない」と聞く構図ばかりではね。

 「コメットさん」……「どれみ」の三十分後、眠い状態を引きずったまま観たにもかかわらず、最後まで大いに楽しめた(笑わせてくれた)ことが、「コメットさん」の出来のよさを示している。話のオチ(展開)はすべて読めてしまえるが、それでも面白いのは、キャラに魅力があることと、演出がきっちりしているおかげだろう。「どれみ」を観るような層は大抵こちらもチェックしているだろうが、総じて評価が高いようだ。新作の強みもあるとはいえ(増えたメンバーに悩む必要もないしね)、魔法を心から楽しむコメットさんに、お菓子に粉をふりかけるだけとなったどれみたちは対抗できるのか?(笑)
 オープニングとエンディング、やっぱりコメットさん(前田亜季さん)本人に歌わせてもいいレベルに聞こえるが、そういう商品展開をする可能性もあるか。CDを買わない者としては、途中で替わってくれる(歌い手だけ)のが一番いいんだけど。コメットさんの声については、ファン贔屓みたいになるのがイヤで素直に褒めていないが、耳に心地よいのはたしかだ。「Dr.リン」の番組宣伝で特にそう思った(イヤミな……)。
 コメットさんのデザインは、番組紹介サイトで初めて見たときにはちょっと引いたのだが、アニメで見ると線の柔らかさがよい感じだ。寝間着姿でうろつくのもよし。夜ごとゴムのように大きく膨らむペット(ラバーのボーですぜ)の上に乗って、天に昇りつめ、魅惑の力をたくわえる少女……メ、メタファー?(最低)

 「機動天使エンジェリックレイヤー」……まだ面白くない。対戦相手の「抵抗は無意味だ」の口上にはちょっと笑ったが、それだけ。鳩子との対決は次回、意外に早いのね。みさきち(珠代の呼び方)はねぇ、関西弁がねぇ、ネイティヴだったらねぇ、「もうそれだけでオッケーすよぉ!」となっていただろうにねぇ。あまり関係無い話だが、「ぐ〜チョコランタン」のジャコビ(〜やね)は博多弁で、山口勝平さんはネイティヴだそうだ。
 「だぁ!だぁ!だぁ!」……BSで中途半端に観ていたので、全部チェックする気にはなれないが、今回の話で花小町ももか(西村ちなみさん)の魅力を認識できた。
 「ニキータ」……サイキックが聴けないので、"Guide to the Technocracy"(WoDの「メイジ」でテクノクラシー側をプレイするためのサプリ)イチオシのTVドラマシリーズ、「ニキータ」を観ようと思っている。しかし、途中から入る者の弱みで、なかなか作品に入り込めず、集中できないのだった。

01/04/28 夜になおざわめく者よ
 「RUN=DIM」……3DのCGで一話まるまる人間ドラマ(メカパートなし)というのもすごいなぁ。主人公の父親がちゃんとオヤジっぽいデザインになっているのも好感が持てる。あと三、四回観たら、あきてくるかもしれないが。
 「はなまるくん」……こぷーとしまおの関係っていったい……。妄想癖のあるしまおはともかく、こぷーまでそんなにしまおが信用できなかったとは。「ターボ」は、戦場の移動先ネタには数に限りがありそうな気がするが、さてどうなることやら。
 「ゾイド」……ぼーっと観ていたら、ジェミーの変貌に気づいた。観てない回で何かあったようだが、発動条件は何なのだろう。プテラスのときはなかったのに。
 「青春ラジメニア」……ここ二回マトモに聴けなかったが、今回は許容できる範囲内で内容を楽しむことができた。NHKアニメ特集ということで、知っている曲が多かった。

01/04/27 あなたは緑色のかつらを持っているだろうか?
 「デジモンテイマーズ」……逆立ちで頭を冷やしているようには見えないガルゴモン、中身までエドっぽいね。
 「ウェブダイバー」……ヒロインの有栖川アオイは髪型から身体のラインまでまっとうなデザインをしているのに、主人公は家族も含めて何であんな変な髪型なのだ。
 「金曜アニメ館」……佐藤順一さんがゲスト、「新白雪姫伝説プリーティア」の話がメインだった。監督の佐山聖子さんら女性スタッフの話も。「パニポニ」という短い幼児向きアニメが途中で入るようになったようだ。変わったアニメばかりとりあげていた「アニメ研究室」ではお子様の興味をひけないと判断したか。
 「アニメコンプレックスNIGHT」の二作品については、一応チェックしてみたが、ここではもう触れまい。
 「おじゃる丸」……来週からしばらくキスケの角が短いまま、ということはないんだろうな。今回もすぐにオチは読めたが、浮かれるトミーでうまく締めた。合体ですばやく対応できるアオベエもすごいぞ。

 「NieA_7」……観損ねた第八話をチェックすることができた。七話から続き、そのまま九話へとつながる流れだったので、当時見逃したのは惜しかった。終始憂鬱が顔に出てしまっているまゆ子。成績上位者の貼出しに自分の名前を確認するも溜め息をついたり、悪意のこもった冗談にビクッと怯えるように反応したりする様子がよい。
 銭湯でひとり湯につかるまゆ子。普通のひとはあまりそんな経験ないだろうけど、わたしはあーゆう広々としたところで一人占め状態を味わったことがある。それをいいことに調子よく歌を唄ったりしていたが、あとでよく考えると女湯のほうに人がいなかった保証はないんだよな。とゆーか、いたと思う。
 例の予告の「わたしのカレーは左危機」の法則(誤変換にあらず)はよかった。

01/04/26 乾いた風が転がっている
 「ウッディ・ウッドペッカー」……義務感でチェック(笑)。あの笑い声だけそのままってのが、かなり浮いている。渡辺久美子さんを特訓してほしかった(笑)。ウィニーの声はかないみかさんで、例によってかわいかった。ウッディ以外のキャラのほうが少しは面白そうだ。
 「マジック王国」……いや、まあ、ついでに。ナポレオンズ、好きだし。定番の「わかった!……磁石だろ」のネタも観られたし。客席の子供のリアクションがやけによい。しっかり「ゲームボーイアドバンス」のソフト紹介コーナーが入っている。
 「おモモ丸」……おじゃるの横暴っぷりが強化されているような気もするが、前からそうだったかな。西村ちなみさんの喋り方にも一因があるよーな、ないよーな。
 「NieA_7」……私的評価では名作の第七話(合コンの湯)、きっちり録画して観てしまった(ほかのアニメより気合入っているよーな……)。やはりグッとくるものがある。まゆ子はキャラデザインの点でもよかったのだなぁ。川澄綾子さんは、わたしには認識しにくい普通で素直な声なのだが、まゆ子の自信なげな口調にはピッタリだ。「アウトロースター」で名前を覚えたこともあって、「ゾイド」のリノンのような元気系よりも、弱々しいキャラのほうがしっくりくる。

01/04/25 「すべてその手のコレクションなんです、ウウ」(ボルヘ)
 「GEAR戦士電童」……続けて観ていれば、相変わらずの盛り上げぶりに興奮していたことだろう。まあ、最終話まで十回ぶん残っているし、わたしも元のテンションを取り戻すであろう。凰牙に北斗が乗っているとはねぇ、スゴイスゴイ。ついにふたりが対決する(たぶん)次回の話も楽しみだ。癇癪おこしているスバルは、まるで「ヒヲウ」のアラシみたい。ギア本部で「わたしも出ます」と斜め上に飛ぶベガさん、どこから出て行くんだ、あのひとは。
 「おじゃる丸」……「おじじの日」のトミーと子供の話。オチは読めても面白い。池田眞美子さんの回も特に気にならなくなった。キスケは新しい合体でもツライ位置。

 「パワーパフガールズ」……「ニセモノあらわる!(Powerpuff Bluff)」は、囚人房にパワーパフの被り物が置いてあるイイカゲンさ(これまでにも何度かあった)と、似ても似つかぬ扮装にみな騙されていくバカバカしさで笑わせてくれた。
 「ねらわれた三人(Collect Her)」は、戯画化されたオタクのコレクターが登場、これに対する反応でその人のオタク度が診断できる……かねぇ? わたしのような一般人とオタクの間で宙ぶらりんになっている中途半端な層(忸怩たるものがあるのがその証)は、いくらか共通点を見出して苦笑しつつも、しっかり相違点も確認して安心するのである。一番惨めったらしいかも(笑)。真のオタクは嘲笑しつつ、描写の甘い点にツッコミを入れるのである。「ネルドにしちゃ、持っていたパソコンがシロウトくさいよな」とかね(外人のツッコミ集より)。
 コレクションの目的が金儲けってのは大ウソだよなぁ。原語でもそうなのかしらん。バターカップの叩く生肉(ロッキーが元ネタだそうで)はわかりにくいと判断して、強引にサンドバッグで押し通されていたが。
 (注:ネルド……「ナード(nerd)」のブレナン者限定表記。オタクに近い意味を持つ)

 「Z.O.E Dolores,i」……桑島さんの声で喋るドロレスが脚を折り曲げてペタンとお尻をつけて座り込み、ズンと突き出した股間に位置するコックピットで四十九歳のオヤジがゴチャゴチャいじくっている姿は何とも……。息子のレオンの声は「アリー」でビリーをやっていた宮本充さん、女上司の部屋からサッパリした顔で出てくるところがヤーらしいんだ(笑)。まあ、とにかく主役のオヤジの活躍が楽しみな作品である。
 「シスタープリンセス」と「アームズ」は、裏がちょうど合わせたかのように「ザ・プラクティス」の時間で、録画するほどの気合が入らないのでパス。CM中にチラチラ観たかぎりでは、捨てても後悔しない内容であった。追いつめられた弱者が怒りの叫びをあげて超常能力を発揮する、というシーンは、もうその内容だけで却下。

 「ザ・プラクティス」……証人としてのユージーンへジミーが尋問するシーンが出色。そこで感動させておいて、直後にボビー・ドネルの勘違いした会話で吹き出させてくれるのは、さすがケリーのおっさん。最終弁論も相変わらずどちらのサイドもよくできており、それでいてジミーへの共感を導くように作ってある。うまいなぁ。
 「クロウ」は、裏がちょうど合わせたかのように「Z.O.E」の時間で、録画するほどの気合が入らないのでパス。過去を変えようと何度もトライするが、結局別の形で悲劇をむかえてしまう、というネタだったようだ。「ザ・プラクティス」の後ではつらかろう。

01/04/24 いさぎよくきっぱりとE・Jを振り捨て
 「機巧奇傳ヒヲウ戦記」……お気に入りだったこの作品も、ここ二回はいまひとつ気分が乗らない。これは話を二回見逃しているせいだけではなさそうだ。「マクロス7」でバサラが「オレの歌を聴けー!」と叫んでいたのと同じようなしょーもなさを、ホムラの舞(おれたちの祭を見ろー!)に感じてしまったのである(トホホ……)。イシは命を落したようだが、アラシの物語がきちんとあと一回で落着するのかどうかも危うい。最終回は、會川さんのインタビューから予想されていたとおり、竜馬の暗殺をからくりも絡めて描くようだ。
 「ジャングルはいつもハレのちグゥ」はパスして、「天才てれびくん」を観た。「探偵少年カゲマン」が目当て、というのはウソで、月曜にチラッと観たら、えらい美形が加わっていることに気づいたせいだ。その正体は新メンバーの岩井七世ちゃんであるが、どうやら「天てれ」ファンに旋風を巻き起こしているようだ。今回は花屋さんのレポートでメインのひとりだったが、これで今期トップの座は確定したのではないだろうか。
 「探偵少年カゲマン」……こりゃ、大きいお友達は総ガッカリだわ。「カゲマン」の影も形もない、とはもう言い尽くされたシャレか。観る必要なし。

 「スタートレック・ヴォイジャー」……「頭脳集団クロスの陰謀(Think Tank)」の回。シンクタンクの構成メンバーは、水槽に棲むクラゲ型エイリアン、翻訳不可能な異質の言語を操るヒューマノイド、人工知能、最高齢のバイオプラズマ生命体、折衝役のクロス、とまあ、なかなかそれらしいのが揃っていたのだが、いまひとつ燃えるものがなかったのはビジュアル面が弱かったせいだろう。人工知能が特に古臭いデザインでよくなかった。「ファルコン」一巻の時制官メンバーの勝ち(笑)。
 「ホミサイド/殺人捜査課」……「地図を作る男」の回。NSA(国家安全保障局)のイメージって、あんなに悪いのか。今回もマンチは最高、ビデオの一件で笑わせてくれる。マンチ語録を載せているサイトも無事発見。それでも自分用に記しておきたいぐらいだが、会話の流れとその口調(田原アルノさん)まで再現しないと、その魅力は伝えられそうもない。SF者の義務感を除けば、チェックは「ヴォイジャー」よりこっちに気合が入りそうだ。

01/04/23 舞台にはグラストンバリー村のミニチュア模型がセットされている
 「ベイブレード」……紫禁城を模したベイスタジアム(アリーナの作品内の正式名称)での対決、実況によると「これぞ過去と現在と未来の融合」だそうだ。レイとマオのラブラブベイバトルは、絵的にはたっぷり恥ずかしさを見せてくれ、満足のいく出来だったが、セリフ回しとそのタイミングにいま一歩突き抜けたものがなく、わかっていてもズッこけてしまうパワーには欠けていた。村に帰ったら、そのときは思いっきりベイバトルをしようぜ……って、おまえが考えとんのはどんなベイバトルやねん、と勝手に下品なツッコミを入れておこう。
 「犬夜叉」……オープニングで巨大なブーメランを投げていたキャラ(原作読んでないから知らんのよ)、珊瑚が初登場。声優が気になったが、桑島法子さんとは思わなかった。ひっぱりだこやのぉ。
 「ER」……飯を喰った後、しんどくなって布団にくるまっていたら、目覚めたときには十二時だった、ガーン。ただでさえ、新キャラを把握できていないせいで、前回ついていきにくかったのに。

01/04/22 こんなちゃちな舟で喜ぶな。次がやっかいだぞ
 「ニャンダーかめん」……棒剣編の悪夢ふたたび、とニャルさんから聞いていたが、まさにそのとおりであった。ドクロ王の手下ロックマンがドードー(絶滅種)島の森を破壊、最後まで残っていた一家が土砂崩れで生き埋めに、そんな話をわざわざ「ニャンダーかめん」で見たいとは思わない。マントヒヒの価値も下がる。
 「ガオレンジャー」……えー、内容は触れる価値なし。前回書き忘れたことだが、クマの双子はデカいラットルを連想させた。今回ムチャゴリラが加わったね。
 「仮面ライダーアギト」……蠍男、レイウルス・アクティア(Leiurus quinquestriatus:デスストーカー)にドクトルGな斧と盾を持たせたのは誰の仕業だ。

 「も〜っと!どれみ」……中学生にコーチを頼むかねぇ、ということはおいといて。お着替えも魔法もなし、パティシエポロンだけでスポンサーの要求をクリアできるんだろうか。無理に魔法を取り入れない自由な話作りは構わないのだが、そうまでして今回見せたのは、サッカーを媒体に小竹と伊藤、五十嵐先輩の交流を描いた話。おジャ魔女を外野にするほどのこともなかったなぁ。まあ、どれみは関わっているんだけど、小竹との関係にもう少し何か微妙な感情が混じる様子を見たかった。ほんのちょっとだけ、という匙加減は難しそうだが。
 「超GALS!寿蘭」……時間帯さえ違っていれば、ぼちぼち観たいと思うだけの楽しさはあった。豊口めぐみさんの騒がしい演技は「マイアミガンズ」で気に入っているし、池澤春菜さんの声もやはりよいわ(再認識)。場面転換にアイキャッチがよく挿入されるのが気になった。アピる(アピールする)、ちょっぱず(超恥ずかしい)、ガン寝(ガンガンに寝る)、といったギャル語解説を入れてくれるのは助かる。

 「コメットさん」……監督の神戸守さんは「CCさくら」でよく見た名前だ。ラバボーがケロちゃんを思わせるキャラなのは、そのせいというわけでもないだろうが。今回はラバボーとサルの表情の変化、コメットさんの顔のラバボー化など、ギャグ演出が目立った。どこかで見たようなセンスだと思っていたら、絵コンテが佐藤卓哉さんだった。まさか「NieA_7」と同じギャグ表現を「コメットさん」で見ることになるとはね。しかし、そーゆう要素が強くなればなるほど、前田亜季さんの自然体演技が弱いものに感じられてしまう。
 「機動天使エンジェリックレイヤー」……みさきから関西弁セリフがぽんぽん飛び出すのを見ると、榎本温子さんがネイティヴだったらよかったのに、と思わざるをえない。隣に雪乃五月さんがちゃんとおるやんけ、コラ(笑)。男性(いっちゃん)がネイティヴってのは、「アルジュナ」とちょうど逆やな。ネイティヴをキャスティングしないなら、和歌山出身だろうが標準語喋ってくれたほうがいいのにねぇ。あと、千葉千恵巳さんの声はどこでも変わらんなぁ、普通のキャラに向かんタイプだ。
 鳩子が、あのデザインで五歳の園児というのには呆れた。いまの世の中どんどんスラーネッシュに侵されているんだから(婉曲表現?)、年齢設定にはもうちょっと気を遣ってほしいなぁ。まあ、オリジナルにそれを求めるのは本末転倒なんだけど。

01/04/21 「で、旅に出た。つらい旅であった……」
 「RUN=DIM」……フル3DのCGアニメ。背景やメカだけでなく、人物もアニメキャラ的3Dで構築されている。全然知らなかったので、素直に驚いた。テレビで続けて放送されるアニメでここまでやれるとは。電源系ゲームを遊ばないので、見慣れていないせいがあるとしても。「Z.O.E」の紹介番組でアニメキャラ風の3D人物CGを見たときは「これはどうだろうねぇ」と違和感があったが、「RUN=DIM」のほうは結構すんなりと受け入れられた。この違いが何にあるのかはわからないが。この作品と「ウェブダイバー」が同時代に存在していてよいものか(笑)。
 A.I.(Accurate Intuition)という予知能力を持つ少年少女(十四歳)がR.B.(Reactive-machine of Brainwave)のパイロットに選ばれており、今回(第三話)は戦闘訓練を行なっていたこともあって、『エンダーのゲーム』を連想させた。脚本の出来のほうは少々疑問だが、ネタとしてレギュラーチェック入り。

 「ぐるぐるタウンはなまるくん」……間宮くるみさん(まるる)の魔女役は殺人的な兇悪さだ、かわいすぎる。「はなまるキングTURBO」は、はなまるキングが場所移動に乗り物を使うようになったところが「ターボ」らしい。月面、原始時代など、移動先の場所設定が今回の売りか。
 「ぎょーてん人間バトシーラー」……ジャンヌ・ザルクのサル形態(鶴野恭子さん)が無駄にかわいい。サルなのに。
 「逮捕しちゃうぞ」……前シリーズ(一話三十分のヤツね)のつまらなさにガッカリしたクチなので、今回も全然期待していない。小桜エツ子さんの声だけはかわいい。うーむ、かわいいを連発しすぎ、やんなっちゃう。
 「ゾイド新世紀/ゼロ」……レオン・トロス再登場は、去った直後にファン掲示板で予想されており、わたしも間違いなくその線だなぁと思っていたので、もうちょっと何か驚かせる要素があるとよかったかな。

01/04/20 若者の名前はピップといった(田口トモロヲ風に)
 「デジモンテイマーズ」……小中千昭さんはそのセンスで名を知られる脚本家だが、わたしは特にファンということもない。しかし、レギュラーチェックから外せないと思わせる評判と期待があることはたしかだ。カードバトルと連動した設定はあまり好きになれないが、まだ先の展開はわからないので見守っていきたい。ルキの性格にはステロなものを感じたが、今後変化していくだろうから、これも同様である。
 今回(第三話)は、デジモンは引き合うのよ、とか何とかルキが説明して、地下駐車場でタカトと対決するシーンに『寄生獣』を連想してしまい、そこが妙に楽しめた。テリアモンがガルゴモンに進化して、痴れた笑い声をあげながらガトリングガンを乱射する姿は、見た目と壊れかたのギャップが不気味で面白い。
 野沢雅子さんがギルモンということで、主役デジモンにベテランを据えるというキャスティングが受け継がれた。野沢さんとはまた直球ストレートだが。テリアモンは多田葵さん、「ビバップ」のエドが印象に残っている。ルキは折笠富美子さん、「レストル」のミアと「NieA_7」のちあ紀で記憶しているが、思っていたよりも好みの声であることを認識した。

 「電脳冒険記ウェブダイバー」……この作品がバケることはまずない、と早いうちから言ってしまえそうな駄作。後になって、こーゆう玩具と連動したしょーもないアニメがあった、と話のネタになる程度のもの。アニメ界の「グリッドマン」か(笑)。
 「クレヨンしんちゃん」……おお、ひまわりが日本語を喋っていた。「プロジェクトX」のパロディが、プロジェクトXファンにはたまらないものがあったはず。スペシャルは観ておいて、損はないなぁ。
 「おじゃる丸」……あんな奴にバイトを譲ってしまっては、店の主人が気の毒という気もするが、ケンはどーせ短期間で辞めるから同じか。
 「鋼鉄天使くるみ2式」と「花右京メイド隊」はしんどかったのと面倒だったのとで、チェックせず。ほかにも火曜の「コミックぱーてぃ」とか数が多くて把握しきれんな。

01/04/19 ふるえる手で白墨を握り、黒板にふりむいて何か書いた
 「ウッディー・ウッドペッカー」は観なかったので、ここは四月ということでETV番組についていくつか触れておこう。
 「忍たま乱太郎」……「おじゃる」と違って、しっかりチェックしているわけではないので、新シリーズと再放送の区別がついていない。浦沢さんが参加しているし、十分楽しめる作品なので、結構観ているんだけどね。
 「ベイビーフィリックス」……五分間のアニメ。特に言うべきことなし。
 「英語であそぼ」……JBという着ぐるみキャラのデザインが無駄にゴツいのが気になる。かわいい女の子が加わっていて、前の人形劇よりはイイ。
 「ぐ〜チョコランタン」……しばらく観ていなかったのだが、ガタラット(千葉繁さん)が出ていた。イチゴの話で登場するときのセリフが「イチゴや、おぬしも悪よのう」……千葉さんは教育テレビの人形劇でもアドリブをかますようだ。
 「あつまれじゃんけんぽん」……人間の子供(ノビロー:折笠愛さん)が父親の知り合いに預けられるのだが、その知り合いはなんと烏天狗の夫婦で、おばけの学校に通うことになるというぶっとんだ設定。担任はヒュードロおきく、きれいな皿を集めるのが趣味で、怒ると形相が鬼のごとく変化する。クラスメートは、几帳面で神経質な白狐、何も考えていなさそうな河童、金持ちお嬢様の化け猫、氷に閉じ込められていたので二百八歳という雪男の双子……異文化交流ネタかもしれないが、ホントにこんな連中で道徳劇になるのだろうか。

 なお、サンテレビで「NieA_7」をやっている。これを観る流れで、朝のETV番組も観ているのであった。「NieA_7」は一回を除いて観ているのに、もう一度観てしまうのは気に入っていた証拠。逃した放送回は忘れずチェックしたいところだ。面白くなるのは来週から。智絵ちゃんの出番が前より楽しみになった。
 「ちゅらさん」……ETV番組の流れでちょっと観てみたら、気に入ってしまったさぁ。国仲涼子さんがかわいいのさぁ(単純)。

01/04/18 まずは井戸水で洗い清めよ(いろんな臭いがしみついているからな)
 「GEAR戦士電童」のチェックに失敗。はぁ、ちょっと疲れているらしい。
 「パワーパフガールズ」……こちらは観たが、二回抜けたら気も抜けたか、特に書くことも思い浮かばず。お風呂のシーンも、このキャラでは別にねぇ。
 「おじゃる丸」……冷徹斎を追う電ボたんてい、オチはもちろんすぐ読めるが、電ボのおばちゃん的勘繰り独り言が面白いので、最後まで楽しめた。

 「シスタープリンセス」……こういうアニメが成立するのは、儲けになるからなんだろうなぁ。ファンは動いて声が出りゃ、それでいいのかもしれない。あとは二次制作物で満足するということか。特に興味なし。
 「プロジェクトARMS」……原作の漫画はサンデーで何回か読んだときに、駄作と判定してしまったので、いまひとつ興味が湧かない。ちなみに、『スプリガン』も好きか嫌いかと聞かれたら、嫌いと言ってしまうほうである。細かく言えば好きな要素もあるので、単純には分類できないんだけど。それはともかく、アームズ覚醒時の演出がどーしょーもなくダサい。文字を出したのはシラけるし、書き殴った文字もくだらない。腕の変貌の見せ方も盛り上がりに欠ける。アニメとしてうまくなかった。
 「Z.O.E Dolores,i」……地味で暗い作品かと思っていたが、予想外にかなり笑えるものだった。おっきな息子と娘もいる四十九歳のオヤジ(玄田哲章さん)が主人公なのだが、なかなかに茶目っ気がある。主人公のことを「おじさま」と呼ぶオービタルフレーム(ロボット)は、耳をピクピク動かしたり、「きゅい〜ん」と叫びながら飛んだり、見た目のメカニックデザインからは予想できなかったキャラクターであった(声は桑島法子さん)。この作品はレギュラーチェック入り。

 「ザ・プラクティス」……ルーシーのつけていたヤドリギの頭飾りは「友達のエレイン」のアイデアとのセリフ。そうか、エレインと友達だったのか。
 「クロウ・天国への階段」……放送時間が移って「ザ・プラクティス」とぶっ続けに。ちょっとそれはしんどいなぁ。録画が面倒だったので、裏の「Z.O.E Dolores,i」を観終わった後にちょっとだけ観たが、あの設定(死者が黄泉の国から還ってくる)で真面目に裁判するのはいかがなものか。どうも話の方向を間違えているように思える。

01/04/17 「おれになつかないほうがいいぞ。停職になるか、おれに皿を投げつけることになる」(マンチ)
 「ジャングルはいつもハレのちグゥ」……普通の主人公が奇妙な客人に振り回される居候モノのパターンらしい。ところどころ笑えるところはあるが、特別面白いということもない。この感じは「魔法陣グルグル」に共通するものがある。今回気に入ったネタは、落ちたものを拾って食ったときの「三秒ルール」という一言。説明抜きだったのがよかったが、現役なのか、この三秒ルールって。拾って食うのが自分で切り落とした輪切りの腕、というメインのギャグは読めるので笑えない。
 「機巧奇傳ヒヲウ戦記」……二回とばして観ているだけに、感想が書きにくい。マスラヲの作った巨大機巧も沈んで、話はあと二回を残すのみとなった。
 あ、そうそう、BSが映るのはNHKだけで、WOWOWはノンスクランブルも含めて観られないのだった。まあ、チェックも大変だし、いいけどね。

 「スタートレック・ヴォイジャー」……「眩惑のカオス・スペース(The Fight)」の回。SFの話でハズレのときは、まるまる作り物ということもあって救いようのないほどつまらない。こんな駄作につきあわされた日には、真裏の「ホミサイド」観るのが正解だったよなぁ、と思わされてしまう。
 「ホミサイド・殺人捜査課」……で、録画してあるんだけどね(笑)。リアルさが売りのこちらはまったく対照的で、その臨場感だけでニヤリとさせられるが、意外な展開で大当たりすることもなさそう(まだ観た回数が少ない)。今回は張り込み(犯人の帰宅を隣家で待ち受ける)をじっくり描き、刑事が交替していくことで同僚のひとりが辞めたがっているという話が伝わっていく展開が巧みで実に面白かった。
 マンチという人物がとにかくイイ、マンチ語録を全部収録したサイトがあるとよいと思えるくらい。今回出てきた会話をいくつか抜き出しておこう。
 「ぼくのこと、馬鹿にしてるだろ」「正直特別な感情はない。おまえはおれの視界に入ってから間もないから」(マンチ)
 「ニューオリンズはいい」「酔っ払いや汚い政治やハリケーンが好きならね」(マンチ)……「離婚するってどんな感じ……」「ニューオリンズみたいな感じ」(マンチ)
 ときどき面白いことを言うのではなく、全セリフがこの調子なのだ。

01/04/16 「ガオウが笑うとき、ベイブレードの屍が転がる」
 「爆転シュート・ベイブレード」……ベイブレードの屍ですぜ、あーた。アリーナまで破壊するのはいいが、これ以上どんなネタがあるというのか。次回は予告からして笑えたので、見逃すわけにはいかない。
 「おじゃる」……おじゃるの目的が「プリンの店」にあったというのは、しっかりオチていてよかった。西村ちなみさんのおじゃるは、金曜放送ぶんで観ることができた。しばらくそのことを忘れていたほどに、違和感がなかった。いったん気づくと、当然違いは見えてきたが、問題のないレベルだ。小町ちゃんとの会話という一人芝居のときも、観ていた最中は失念していた。主役と脇キャラを兼ねて会話する作品は珍しい……かと思ったが、「ドラゴンボール」シリーズや『魔女の宅急便』があるな、うん。

01/04/15 死んでも教師は教師だった(七巻46)
 「百獣戦隊ガオレンジャー」……わたしが気に入っていた数少ない点、爪の装備がすっかりなくなってしまっている。わりと早いうちから消えていたが、クレームがついたせいなのだろうか。単にめんどくさいという理由で省略するとも思いにくいが。
 「仮面ライダーアギト」……ここ二回ぶんを観ていないせいで、北條が降ろされることを不満に思ったり(笑)。どんな失態をおかしたのやら。まあ、あの場面でアギト捕獲を狙う考えの無さはいかんよなぁ。
 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……観られるという喜びだけで笑いがとまりまへん。一歩間違えると学級崩壊の深刻な話になりそうだが、西沢ゆ〜か先生にそれはないのであった。教頭先生はわざわざ出てきたわりに、物わかりよすぎ。二組メインの回という楽しみが増えたと思えばよかったのだなぁ。クラブの話もじわじわと進行しているのがよい感じ。
 「超GALS!寿蘭」……UHFのチャンネル設定が前と違うのを忘れて、録画に失敗。まあ、「どれみ」があるから、レギュラーチェックはできそうもないんだけどね。

 「コメットさん」……コメットさんが星力(魔法)を使うことに純粋な喜びを感じている(そして、アニメを観ている子供に楽しんでもらう)ところが、「ぶぶチャチャ」に共通するメルヘン性と品のよさを感じさせた。おかげで全身ずぶ濡れになっても、妄想の入る余地なし。それでも、シースルーの持つ力は強かった(オイ)。
 コメットさんを演じるのは前田亜季さんということで、素人(現役学生)の起用とも新人アニメ声優とも違う、独特の雰囲気を醸し出している。アニメらしい誇張をせずに抑えた静かな喋りをするところは、声優の仕事をしていない俳優が演じるときと似たものがある。コメットさんが漫画っぽく元気に動いているときは、ちょっと演技が弱いかな。困ったことに、わたしは前田亜季さんの声が耳馴染みなので、コメットさんが喋っているというより、亜季ちゃん(こっちのほうがしっくりくるわい)そのものが喋っているようにしか聞こえなかった(当然といえば当然だが)。え、何で耳馴染みかって?……『しおり伝説』チェックしてたから(笑)。オープニングかエンディング、どっちか歌わせてあげればよかったのに。
 双子兄妹は、間宮くるみさんの声の個性が強すぎて、松岡由貴さんとしては苦しいところか。間宮くるみさん、ホンマ、兇悪やわぁ〜(笑)。ラバボー(川田妙子さん)ほかのキャラもいい感じに揃っている。レギュラーでチェックするだろう。

 「機動天使 エンジェリックレイヤー」……CLAMP版『プラレス3四郎』という評判を目にしていたせいで、それ以外の情報は一切いれていなかったわたしは、もっとロボットくさいエンジェルが闘うのかと勝手に想像していた。なーんだ、いわゆるフィギュアだったのね。関西弁のいっちゃんは、ケロちゃんからの流れか、小野坂昌也さん。みさきにときどき関西弁が入るのは、和歌山出身だからなのね。特にこれといったツボはなかったが、脚本に吉田玲子さんや葉月九ロウさんの名前も入っているし、面倒ながらも観ていくか。

01/04/14 ブレナンデーに祥いと禍いを
 さて、何はともあれ、テレビのアンテナが接続されるにいたった。アニメ(特撮、海外ドラマ)感想日記は明日から復帰させる予定でいるが、以前の調子を取り戻すには時間がかかるかもしれない。第一話を逃した作品はイロイロと書きにくそうなのだ。朗報としてはBSが観られるとわかったこと。ヒヲウの最終回を見届けることができるし、好きなときにラザニアも喰えるということである(笑)。


テレビが映ったぞ!

浮かれるマーリン


 これで、前回の「魔界彷徨」と同様、原書イラストのマーリンを二態紹介することができた。前の二態を見たいかたは、1999年度の九月の日記を御覧あれ。

01/04/13 スラーネッシュは〈混沌の皇子〉にして〈大蛇〉、〈惑わす水〉である
 「ウォーハンマー・ファンタジー・ロールプレイ(WFRP)」に関する無駄話を。
 混沌の神の一柱ツィーンチ(Tzeentch)であるが、日本ではティーンチという表記が普及している。訳書(「内なる敵」キャンペーン)でそうなっているからだとは思うが、この綴りでツィーンチとしないのはどうにも解せない。なにかわたしの知らない深い理由でもあるのだろうか。ツィーンチのほうが、鳥&蟲っぽい響きなのになぁ。
 実は〈殺戮の神〉コーン(Khorne)の表記も気に入らない。発音的には正しいか知らんが、混沌の神が三文字で「コーン」では、プレイヤーに「とんがりコォ〜ン♪」と唄われて馬鹿にされるのがオチだ。かつてヴェルミナァルド(Verminaard)という傑作(この毒々しさ!)がいたように、雰囲気優先の表記をしてもよかったと思う。
 向こうのファンタジー固有名詞はやたら子音にhをつけることで雰囲気を出す傾向にあるようだが(イイカゲンな憶測)、日本語ではこれがまったく表せない。苦しいところだ。一方、日本語訳のファンタジー固有名詞はr音を「ル」と表記することで雰囲気を出す傾向にある。これはl音と組み合わさった名詞のときに苦しくなるのだが。
 さて、Khorneだが、角(horn/cornu)という意味が込められているような気がするので、わたしなら「コルヌ」と表記してみたい。コーンに慣れていると変に感じるだろうが、白紙の状態で見たら、〈殺戮の神〉コルヌのほうがファンタジーの雰囲気が出ているはずだ。もっとも、わたしがこんなところでいくら言ってみたところで、普及するはずもないのだが。

01/04/12 〈ココット〉がこの世に戻ってきた今、ふたたび完全な時代が始まる
 〈騒乱の国ヴォナール〉に関して、書き忘れていたことがあったので追加。
 この作品、共和主義者が活躍する珍しい革命ファンタジーなので、「ウォーハンマーFRPG」で煽動家(アジテーター)またはその上級キャリア、大衆指導者(デマゴーグ)を主役(PC)か敵役(NPC)に据えたシナリオをプレイするときの参考になると思う。舞台はエンパイア。ブレトニアとならないのは、エンパイアのほうが文明度高いから。大砲や銃もあるし、戦車(チャリオットではなく、タンクだ)まであるもんね。感応機は、〈慣わしの変革者〉ツィーンチの混沌テクノロジーが生み出した悪夢の機械ということでいけそう(異名もピッタリ)。で、それに対抗するのが〈腐敗の大君〉ナーグルに仕えるカビ王(笑)。人物イラストがウィル・リース(『死の街ベーゲンハーフェン』のひと)調の〈混沌の国ヴォナール〉を想像してみよう。ほら、これで〈騒乱の国ヴォナール〉を読んでみたくなってこない?(歪みが……)

01/04/11 「その話が実話でないのなら、実話にしてしまおう」
 ポーラ・ヴォルスキーの〈騒乱の国ヴォナール〉三部作(ハヤカワFT205〜207)を読んだ。三部作といっても、原書では一冊の作品(原題:ILLUSION)を、訳書(文庫)で『ベヴィアール宮の薔薇』、『魔都シャリーンの嵐』、『再生の幻術(イリュージョン)』の三冊に分けただけのことである。うまいところで切れているのは、元の構成がしっかり計算されたものだからだろう。
 女性の作家でファンタジー三部作と聞くと「またか」と萎えるかたもいるだろうが(とゆーか、わたしがそうなのだ)、未整理の混沌とした本棚から「読めぃ、読むのだ」と呼びかけてきたのと、ちょっと異色そうな雰囲気がしたのとで読むことにした。書店でインスピレーションにうたれて手に取るのと似ている。

 で、その正体はというと……なんとフランス革命ファンタジーなのだ。ヴォナールという架空の世界を舞台にしてはいるが、そこで展開する物語はフランス革命のイメージそのまんまである。歴史小説的な要素はあるものの、貴人魔術という幻術と自我を持つ悪夢的機械の存在が、この作品をファンタジー読者向けのものにしている。
 訳者あとがきによれば、ロマンス小説の要素が強いらしいが、わたしはそういうものと縁がない。しかし、ロマンス小説に相当する旧来の少女漫画は読んでいるので、イメージを浮かべるのに苦労はしなかった。まさに池田理代子さんの歴史モノ漫画がピッタリはまる作品で、一巻の『ベヴィアール宮の薔薇』というタイトルもそれを意識したものだったのだ。

 主人公のエリステは、おてんばだったころもあるが、その後の教育ですっかり貴族意識に凝り固まったオスカル、と言いたいところだが、貴婦人としてのロザリーをイメージするほうが妥当か。知性ある農奴のドレフは、これまたアンドレと言いたいところだが、ベルナール・シャトレ(黒騎士)のほうがよさそうだ。
 敵役のウィス・ヴァルールはロベスピエールに相当するキャラなのだが、けっして美形ではなく、ちびで痩せっぽちで目ばかりが大きい人物となっている。『エロイカ』のフーシェが好きなわたしにはそれでもオッケーだが、本当の悪役という役割を与えられているので、ロベスピエール好きとしてはツラいところだ。声は古川登志夫さんに弁舌をふるってもらうとよさそう。サン=ジュストに相当するプルプ(名前が悪い)というキャラは三巻になるまで登場しない。これはもったいない話で、二巻(中盤)あたりで出してくれたほうがよかった。
 日記タイトルで引用したセリフを喋るのは、シュヴァリエ・ファケンス・ヴォ・ムレイユという美老年(!)である。この声をあてるのは野沢那智さんしか考えられない。完全なセリフをここに引用しておく(以下反転)。
 「マダム、折しもドリナードの演奏です。なんでもガラズィエルが、あかつきにメレシュ宮の庭園を散歩なさるあなたをはじめて目にしたとき、生まれた舞踊だとか。その話が実話でないのなら、実話にしてしまおう。久しぶりに踊っていただけますか?」

 感想が「ベルばら」絡みになってしまった。話を元に戻そう。
 要するに、この作品は歴史モノ少女漫画が好きなかたなら楽しめるということだ。ファンタジー要素が入っているモノ(長岡良子さんの古代幻想ロマンシリーズとか)が好きなら、なおよし。魔法は幻術と機械との感応だけに制限しているので、そんなには気にならないはず。むしろ化物じみた「感応機」が登場するところに魅力を感じる。この感応機だけはイアン・ミラーに描かせるのが一番だ。
 日本版のイラストは十分雰囲気のあるものだが、それすらも抵抗を感じるかたには、原書のイラスト(Michael Whelan)でイメージを浮かべてみることを勧めよう。右の人物がエリステだが、こういう目に遭うのかと知っておけば、貴族意識全開の一巻を乗り切ることもできよう(笑)。左の人物はおじのクインズ(眼鏡描き忘れてるけど)、いとおしそうに抱えているのが感応機〈グロリエル〉、バックでシルエットだけ映っているのが恐怖の〈ココット〉である。革命テイストあふれる別のイラストもあるのだが、〈ココット〉の姿がベタすぎて気に入らないので紹介しない。

 さて、ここからは少し内容に触れるので、これ以上の情報抜きで作品を読みたいかたは、目を虚ろにしたほうがよいだろう。もちろん極力ネタバレにならぬようするつもりだが。
 ロマンス小説(少女漫画)の要素が強いといっても、軽く読める作品とも言い難い。歴史小説らしい重厚さも備えているがゆえに、文庫三冊という長さがあるのだ。わたしには長すぎると感じられたので、ロマンスの要素をもっと減らして二冊ぶんにまで絞ってくれたほうがよかったが、それではベストセラーを狙えないのかもしれない。
 この作品で欠点と感じられるのは、展開が見え見えすぎることである。もちろん「お約束」を守っていれば、当然そういう側面は出てくるのだが、伏線があまりに露骨すぎて、ほとんどは前もって話が読めてしまう。「ああ、コイツのせいで足を引っ張られて、コイツが死ぬねんな」と思ったら、しっかりそのとおりになるし、キャラの運命はほとんど「やっぱりな」で済まされてしまう。分量を三分の二に減らせば、冗長さもなくなって、ある程度防げるのではないかと思えるが、わかりやすさもベストセラーに求められる条件なのだろうか。
 実はひとり、その行動を読むことができなかったキャラがいたので、そこは本来ポイント高いところなのだが、それを予感させるだけの深みが喋り方に欠けていたのが残念だ(少女漫画っぽいキャラのひとりだ)。作品内のキャラ、オーレリーとゼラレンも唖然とした、あの人物のあの行動のことである。

 キャラクターの魅力では、ウィス・ヴァルールと父親コール・ヴァルールの関係が、ほかと比べてステロ臭さがなく、興味深い。「きゃ」を連発する、少女漫画でしか想像しにくいようなキャラ、オーレリー(声は上田みゆきさんかねぇ)にはもちろん「苛々させられる」が、男性作家には描けない魅力を備えていることはたしかだ。クインズおじはこれまた少女漫画に出てきそうな優しい老人だが、こちらは男性作家なら「描かない」タイプといえる。どーも、欲望と切り離されている爺さんは女性に好かれるらしい。マニアのなれの果てという気もするのだが。
 ギロチンが魔力で動く処刑機械(自我を持つ感応機)として登場する展開に「そのまんまやんけ!」と笑いつつも、つい嬉しくなってしまうことは否めない。一巻であえなく退場となる〈シャリーン群集鎮圧者〉もなかなか雰囲気があってよい。ほかの感応機(それぞれ名前がある)も含め、このあたりの要素があるおかげで、男性も読める作品になっているかと思われる。
 二巻の半ばを過ぎても、主人公が期待するようには動かない(そのこと自体はリアルでよいと思う)せいでストレスが溜まるかもしれないが、そこはウィス・ヴァルールという裏の主人公を楽しむことで乗り切れるはずだ。
 原題の"ILLUSION"は、貴人魔術の「幻術」を指すだけでなく、主人公エリステを守ってくれていた身分制度という幻想、そして敵役のウィスが取り憑かれた権力の幻想、といった意味も込められたものと思われる。三巻を注意深く読めば、それを示唆する表現やセリフが出てくることに気づくだろう。

 長くなったが、最後に内輪ウケのどーでもいいことをひとつ。
 一巻しょっぱなからゼン・スーボスンなる「おつむの軽い若き夢想家」というのが登場するのだが、これが個人的に大ヒット。「ゼンはひ弱だってことです。やせっぽちだし、胃腸は弱いし、畑の熱気はこたえるし、すぐに失神します」とか「哀れなゼンは常に病気がちでありました」とか「ゼンは子供の頃から発作に悩んでおりました」といったセリフが出てきて、待ち受けている運命ときたら……ひでえ。
 わかる人だけこっそり笑ってください(あくまで、こっそりね)。

01/04/10 つめたい性格のリーダー(グリムロック)
 さすがに「こんなものが出てきた」企画もこう長く続いては、ネタが尽きてくる。ここで書けないようなものが出てきても、ネタにならないし(笑)。アニメ感想日記の復帰にはまだもう少し時間がかかりそうだ。それを目当てにしているかた(いるかどうかはともかく)には申し訳ない。
 「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」ひみつ手帳が出てきた。
 テレビマガジンで応募者全員にプレゼントされた品だ(非売品)。いまではこれが、わたしがトランスフォーマー者であったことを示す唯一の証である。マニアで持っていない人には自慢できそうな気もするが、そうレアとも思えない。最後のページが「ぼくの時間割り」を書き込めるようになっているのは、いかにも「ひみつ手帳」だ。メガトロンの「ゆうごうカノン砲」は「ブラックホールをつくりだし、そこから反物質をひきだすことで、おそろしいはかい力をうみだす」そうだ、こいつは凄いぜ!

01/04/09 実生活でも「マキシム」の愛飲者
 MAXIMのタロットカードが出てきた。コーヒーのマキシムである。
 たぶん何かのオマケなのだろうが、マッチ箱ほどのミニサイズで、大アルカナ二十三枚と、カードの意味と占いかたを解説した紙が折りたたまれて入っている。カードには、絵の枠外の左右に、そのアルカナの意味(右に正位置、左に逆位置)が短く記されている。これが簡潔すぎて、特に逆位置の意味は、身も蓋もない「点取り占い」のごときシロモノになっている。
 奇術師:内気でケジメがない。女教皇:わがままで、落ち着きがない。皇后:無関心で無愛想。教皇:口やかましく、おせっかい。皇帝:神経質で臆病。戦車:身勝手で無責任、怠惰。正義:偏見に満ち、無法。運命の輪:お先まっくら、不運。吊るされた男:ケチでエゴイスト。星:悲観的で無気力。月:クソ真面目で気が弱い。太陽:人づきあいが悪い。世界:内気で平凡、個性欠如。
 ……こんなカードで占ったら、なにかとフォローしにくいと思う。
 ところで、「大アルカナ二十三枚」と聞いて、「アレッ?」と思ったかたもいるだろう。そう、普通は二十二枚なのだから。このタロットカードには、当時MAXIMのCMタレントとして登場した「カーク・ダグラス」のアルカナが入っているのだ!
 正位置の意味:活動的なあなたには熱いブラックコーヒーを。
 逆位置の意味:優しいあなたにはマイルドなミルクコーヒーを。

01/04/08 コックピット部は、単独にて飛行可能
 よりによって、今回の「どれみ」を観ることができないとは……ああ、浮かれまくっているファン掲示板を眺めながら、悄然としているわたし。だ、誰か録画ビデオを……このつらさを忘れるには、地球を征服するしかない!……って、はなまる王ターボも観られへんっちゅーねん。おじゃる日記すら書けねぇんだぜ。西村ちなみさんのおじゃるもはよ観たい〜。ハァ〜ッ、つかれる、部会いこ……(『空の色ににている』ネタ)

 ゾイドのパッケージの裏を切り取ったものが出てきた。
 箱の裏には、補給隊仕様や対空自走仕様、強行偵察仕様、高速洋上仕様、夜間爆撃仕様など、各ゾイドの仕様バリエーションが掲載されていたので、切り取って残していたのだ。戦車橋を装備した工作隊仕様のバリゲーター、クレーンとドーザー・ブレードを装備した高速装甲戦闘ブルドーザのゲルダー、携行弾数の少なさをカバーするために随行する給弾車仕様のカノントータス、大型ビーム砲とブースターを装備したホワイトカラーのハンマーロックMK-IIIなど、軍事的な色合いの改造バリエーションが揃っていてカッコよかったのである。「コックピット部は、単独にて飛行可能」という事実は、まったく記憶していなかった。そうだったのか……

01/04/07 宇宙幻獣 呪いがなけりゃ こっくり居眠り 夢時間
 食玩「ネクロスの要塞」のフィギュアが出てきた。
 ダブリを除くと、全部で二十三種類あった。コレクションとしては残しておく価値もないレベルの数である。元々はRPGのフィギュアとして使えないかと買ったのだが、実際に使用することはなかった。剣と弓を持ったマーシナリーのフィギュアが冒険者風で汎用性が高そうだ。エルフやアマゾンなんかは、ボードゲームのコマとして使うと見栄えがよいかも。ネクロスやメカロスを悪役ゴマにして。
 「ネクロスの要塞」に関心のあるかたは、あのXueren卿が一枚噛んでいるという噂(笑)の「タンキリエ王国博物館」へ行くとよいだろう。

01/04/06 金曜日 隊長が怒鳴る ワンダバダバダバダン
 葬儀屋の受付セットという黒い箱から、怪獣消しゴムが出てきた。
 怪獣消しゴムは大量に持っていた中から厳選されて生き延びたヤツら……かと思いきや、単にちっちゃいものを適当に残しておいただけのことらしい。わたしゃ、にこ坊か。大きめのヤツはお気に入りのものらしく、派手なデザインのタイラント、その元になったうちの一匹バラバ、刺々の巨大ヤプール、黒のサボテグロン、金のアリブンタ、似てないがシャープなフォルムのベムスター、角が並ぶハンザギランなどがある。ありゃ、エースキラーは捨てたのか、ガッカリ。
 怪獣消しゴムに混じって、一体だけトランスフォーマー消しゴムがあった。サウンドウェーブだ。サウンドウェーブだからこそ、生き延びたのであろう。

01/04/05 敵に告げる「私の体力は2ポイント奪われます」
 鎌をふりあげるレイス(死霊)のメタルフィギュアが出てきた。
 ラル・パーサ(RAL PARTHA)社の製品で、ブック式の対戦コンバットゲーム「LOST WORLDS」(NOVA)のゆうれい男そっくりである。フードのついたローブのしわが実に素晴らしく、カッコよさはゆうれい男以上である。その出来のよさと相似っぷりに感激して、買わずにはおれなかったのだろう(別にコレクターではないので)。ゆうれい男は最初に買った数冊のうちの一冊で愛着のあるキャラだが、おそらく「LOST WORLDS」をリアルタイムで遊んだ人間の多くがそうであろう。相手の体力を吸収する「魔の接触」という攻撃にインパクトがあり、よくネタに使われた。ちなみに、「LOST WORLDS」のほうは普段から本棚に収まっているので、「出てきた」とはならない(笑)。
 古いノートには、わたしのデザイン案「グレイト・オーク」のデータが記されている。武器は鎖連結のモーニングスターで、「ジャイアント・ゴブリン」のメイスに近いが、サイドスイングが強めに、突きが弱めに修正され、フェイントが使えなくなっている。61のページは「武器にまきつく」という状況にあてられている。もっとも、実際に作るまでには至らなかったのだが。後ろに記載されている短いストーリーを用意しているところがゲーコマだ。宝物庫の番人という設定で、「君はこのおろかな挑戦者を打ちのめすことができるだろうか?」とうたっている。

01/04/04 ぼんやり空を眺めていると、ひびが入っているのに気がついた
 ガンダーとバキシムのキーホルダーが出てきた。
 昔の駄菓子ガムで点数を集めて送ると貰えた景品だ。金属製(詳しくないので材質はわからない)のフィギュアがキーホルダーになっている。記憶ではウルトラ兄弟と怪獣数体が用意されており、どれが当るかは運次第だった。で、当った二体がガンダーとバキシム。怪獣好きな子供ではあったので、ウルトラ兄弟が当たらなかったことに不満はなかったはずである。ただ、ヒネクレのない単純な怪獣好きだったので、見た目のカッコよさが何より大事であった。そのため、目玉の飛び出たマヌケ顔のガンダーが当ったときはかなりガッカリしたと思われる。おとなになってみれば、ガンダーも味わいがあってイイんだけどね。

01/04/03 それはずうっと昔のはなし いまじゃ車輪も朽ちはてた……
 ゾイコロ(チョロQ式のSDゾイド)八体が出てきた。
 何年か前に本家ゾイドを全部処分してしまい、ゾイド復活には「捨てるんじゃなかった……」と後悔したものだが、このゾイコロだけはそのサイズゆえに残されていた。エレファンタス、グランチュラ、アクアドン、スパイカー、ゲーター、モルガ、ゲルダー、ザットンの八体である。コレクションとしては揃っていないが、元々コレクター魂には欠けているのでしかたない。グライドラーは形が嫌いだったせいだろうし、ゴルゴドスはおそらく動きに魅力を感じなかったせいだろう。ほかにも種類があるという噂だが、よく知らない。単に走るだけでなく、カタカタ、カタカタ、どこかの部位が動くところが魅力だ(ガアガア魔法はつぶやかないが)。

01/04/02 パックス砦のバーミナード氏
 富士見カセットブック「ドラゴンランス戦記2・城砦の赤竜」が出てきた。
 こういう媒体のモノは全然買わない人間なので、ポツンとひとつ箱から出てくると妙に心惹かれてしまった。オープニングの音楽が記憶によみがえる。二巻だけ、というところがいかにもイイカゲンだが、入手経路を明かすとわたしの社会信用度が下がるので、秘密にしておこう。
 さっそく聴いてみた。永井一郎さんのナレーションは、ガンダムで刷り込まれている者にとってはいいんだか悪いんだか。はいからさんじゃないだけマシか(笑)。
 ハーフエルフのタニスは田中秀幸さん。わからなくはないが、パーティリーダーにしては頼りなさそうだ。レイストリンは故人となった塩沢兼人さん。これまたわからなくはないが、違和を感じるのは、ドラゴンランスのイメージがリアル調のイラスト群で固められていたため、キャラを実写で想像するからだろう。ギルサナス(中原茂さん)やティカ(原えりこさん)にも同じことが言える。
 わたしが一番似合っていないと思うのは、スタームの二又一成さんだ。誇り高い騎士の声というよりは、喧嘩っ早い傭兵の声という感じである。逆にこれが当時強烈な印象を与え、二又一成さんの名前と声を認識して、好きになったというのも皮肉な話だ。スタームには合ってないけど、声はカッコよかったのだ。
 ヴェルミナァルドは郷里大輔さん。マスク状の兜とむき出しになった腕の筋肉のせいで、レスラーのようなイメージのドラゴン卿だが、郷里大輔さんが演じるとまさにそのものだ。うーむ、そういえば、メキシコのルチャドールに闘う神父ってのがいたな。そうか、アレだったのか、ヴェルミナァルドは(笑)。

01/04/01 お人好しは不道徳者の野望に苦しむ必要があるのです
 引っ越しの日の翌日。テレビは電波が届きにくい地域らしく、共同アンテナに接続する必要があるのだが、どうもそれらしき線がつながっていない。テレビを視聴できる状態になるまで、もうしばらくかかりそうだ。新アニメの初回をことごとく見逃すことになるようで、アニメ感想日記を書いていた者としてはツラいところだ。こんな調子で復帰できるのかなぁ。
 穴埋めに期間限定企画として「こんなものが出てきた」を書いていくことにする。これは、引っ越しの際に出てきた面白い(と思える)モノをとりあげて、何ぞグダグダ書き残しておこうというものである。といっても、引っ越し回数の多いわたしは、しょっちゅうモノを捨てることを余儀なくされているので、あんまり珍しいモノが発掘されるわけではない。そんなに濃くないので期待しないように(笑)。

 その前に読書感想をひとつ。引っ越しの片づけから逃避しようと、適当に収めただけの混沌とした本棚から一冊、『ユーラリア国騒動記』を手にとり、読了した。ハヤカワFT15である。ウチに最近の本はないのか(笑)。

 『ユーラリア国騒動記』は、クマのプーさんで有名なA・A・ミルンの「おとなのフェアリー・テール」である。この紹介では、ファンタジー小説ファンの食指は動きにくいかもしれないが、妖精物語や児童文学ファンタジー(ほら、最近はよく売れているらしいし)を楽しめるかたになら、オススメの一冊である。わたしでは信用されないかもしれないので、風間賢二氏がハヤカワFTベスト10で二位に入れている、とも言っておこう。まあ、勧められても、書店では手に入らないだろうが(笑)。
 二月にピエール・グリバリの『ピポ王子』(FT18)を読んでわかったことだが、わたしの場合は内田善美さんの絵で寓話ファンタジーを想像すると、実によくハマる。『ユーラリア国騒動記』には子供向けのコミカルな漫画イラスト(田沢梨枝子さん)が添えられているが、この絵に引っ張られると損をしそうだ。わたしは最初から無視することに決め、内田善美さんの絵で頭のなかを染め上げた。ベルベイン伯爵夫人は内田さんのような美麗なイラストでしか釣り合わないほどの輝かしい魅力を放っている。わたしだから内田さんとしているが、これは個人の好みで誰でもかまわない。もっとも、わたしには初期FTのほかの少女漫画家は全員「違う」と思えるのだが(笑)。
 そんなわけで、ウィッグズも内田さんばりの美少女となって妖精のように踊ることを夢見るのであった。小説のみでいえば、ベルベイン伯爵夫人こそが最高に面白いキャラクターで、憎めない悪女というのを見事に描き切っている。その理由というか正体は、物語の最後と訳者あとがきでわかるだろう。魔法で姿を変えられたユードー王子のことは気に入っていたので、友人のコロネルはおいしいとこ取りのイヤな奴に見えてしまった。語り口は『プリンセス・ブライド』と少し共通しているセンスのもので、これも楽しめた。