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JeJune 退屈な六月 01/06/30 がらくたのほかは壊れ物ばかりだ 「RUN=DIM(ランディム)」……最終回。「鬼カッコイイぜ」には鬼あきれた、としか言えないくらい、話のほうは何ということもなく終わってしまった。セリフがなくなって音楽だけが流れるシーンはセルアニメなら効果的なのだろうが、このフルCGアニメではおそろしく野暮ったいシーンと化していた、哀れ。 「ゾイド新世紀/ZERO」……最終回。何を書きたかったんだ、アンタは、と言いたくなるくらい、物語性に乏しい終わりかただった。特に書きたいことがないんなら、ベガやサラなんて出す必要なかっただろうに。バーサークフューラーのパイロットは、エレファンダーに乗ってたニイちゃんあたりで済ませておきゃいいものを。 ライガーゼロ対バーサークフューラー戦のCGシーンをしっかり盛り立てる脚本ぐらい用意したらんかい。あのすばらしいCGが泣くぞ。「ウェブダイバー」は言うにおよばず、フルCGの「RUN=DIM」も太刀打ちできない出来だというのに。もったいないもったいない。 01/06/29 思いがけず引用した言葉が、われながら妙に感慨深くてね 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……きょうは金曜だが、6/24放送の20話「はじめて会うクラスメイト」について、もう少しだけ触れておきたい。観なおしてみたが、最後の場面ではやはり涙が出てくる。日曜は感想を書こうと考えている間にも泣けてきたほどである。心に去来するものは多くあったが、あらすじを書いたら、それ以上はもう書けなくなってしまった。たしかに誰が見ても泣ける話だったとは思うが、この話に共感する度合は個人の経験によって異なってくることだろう。 わたしが書いたあらすじにはギャグの要素が抜け落ちていたため、まるで教育テレビの道徳ドラマのような印象を与えているが、そんなことはもちろんない。もし、そうだったら、子どもにとって面白いはずがない。ギャグとシリアスの要素が適確に配されているがゆえに、共感の涙を誘うのだ。今回の話はとりわけ、あたかも解決に向かうかと見せて、最後にシビアな現実を突きつけ、さらに明るい予感を示すだけにとどめる、という絶妙な構成だった。この「予感」はけっして「予告」ではないだろう。 某どれみメイン掲示板にて、どれみとかよこのキャラデザインが似ており、それは意図されたものではないかという推測が管理者のかた(ゆ〜さくさん)から出ていたが、実に鋭い指摘であると思う。髪型を除けば、たしかによく似ている。キュロットをはいているところも共通し、五人のおジャ魔女に含まれていない濃い緑という色で上下を統一している。 これはどういうことか。どれみとかよこは学校に「行く」「行かない」で決定的な違いがあるように見えて、実はよく似ているのだ。どれみがかよこになっていたかもしれないし、かよこもまたどれみになれたかもしれない、たまたま経験したことの違いから、ふたりの歩んだ道が異なってきた。どれみには友達がいて、転校してきたかよこには友達ができなかった。そんな差でしかなかったし、かよことどれみは一日で仲良くなれたのである。不登校という括りで特別視されるかよこだが、本当はどれみ(たち)とまったく同じ存在なのだ。 6/24の日記タイトルで、内田善美さんの『ひぐらしの森』から、「あなたはずっと私から一番遠い所にいつづけていた。それでもやっぱり、私たちはいつだって同じ場所にいたんだわ」というセリフを引用したが、考えていた以上にふさわしいものだった気がする(作品のテーマは異なっているとしても)。 01/06/28 いつも強がりばかり言ってる君でも たまには涙をこぼすこともあるはず ムーミン童話の作者として有名なトーベ・ヤンソンが27日にお亡くなりになっている。アニメはよく知られているし、ここで触れぬわけにはいかぬだろう。 「あの船たちは、どこへいくんだろうね」 と、ムーミントロールはききました。 「ぼくのまだいったことのない国さ」 と、スナフキンは答えました。 さて、わたしにとって、ムーミンといやあ、「ねえムーミン」の虫プロ作品ではなくて、タイトルにも引用したとおり、白鳥英美子さんの歌う「夢の世界へ」が印象深い「楽しいムーミン一家」のほうである。うっ、フィルク者の血が騒いで、「夢の時間へ」を作りたくなったが、ここは自重しよう。 「楽しいムーミン一家」は原作に近い雰囲気で、淡い色調の絵もよかったのだ。まあ、原作はちょっとしか読んでないんだけどね。しかし、オープニングがポンピン隊(ムーミン谷の仲間たち)の歌う「おまじないの歌」に替わって、わたしは文字どおり「ポンピンパンペコリンシャニョロリンコ(あってる?)」と夢の世界から放り出されたのであった(観なくなったの)。「夢の世界へ」が好きだったんだよう、グッスン。 「ぶぶチャチャ」……マリーが無茶苦茶かわいいのには、さすがにマイッタ。ここんとこ、これでもかとカワイイところを見せている気がする。まだ続くのだろうか。今回はシアンブルーというのか、青緑色のドレス(ママの手作り)が目に眩しいのであった。 01/06/27 電童妄想最終回 「GEAR戦士電童」……最終回。これまで十分楽しませてもらったのだから、素直に賛辞の言葉を贈りたかったところだが、いつもの妄想癖が災いしたか、最後は満足できなかった。まあ、これまで十分褒めてきたわけでもあるから、文句のひとつも言わせてほしい。前回エンディングで泣けてしまったわたしが、今回はピクリとも反応しなかったんだから。 ファンの多くが満足したであろうことは否定しない。フェニックスの登場、北斗と銀河のタッグ復活、ファイナルアタックの一斉射、ゼロと乗用機の合体、アルテアの鳳牙搭乗、ゼロ対アルテア&ベガ、これでもかと見せてくれたからだ。わたしも輝刃ストライカーでガルファ皇帝のところへ突入したところまでは、まだ何かあるかも、という期待感もあって、楽しめていたはずなのだ。 だが、メカ・ヤマタノオロチが出てきたとき、かなり失望した。いくら主人公が草薙と出雲だからといって、それはベタというかヒネリがなさすぎるだろう。RPGのラスボス戦闘じゃあるまいに。デカい剣で勘違いしたコンピューターぶっ壊して終わるというのも乱暴な話だ。設定は伝説や神に彩られているし、惑星そのものが直接侵攻してくるような話だから、ロボットの出てくる宇宙ファンタジーと思えば、そんなものかもしれない。でも、そういうのを期待していたわけじゃなかったんだよなぁ。 見た目には派手であったが、話はこれという熱い語りが入ることもなく、電童が絶体絶命の危機に陥るような緊張感もなかったので、エンディングに入っても感極まるものがなかったように思う。時間的にしんどいけどね。 ガッカリしたのはもちろんもうひとつ、ゼロのことがある。前回の感想で「単純にゼロ=皇帝だけでは盛り上がるはずもない」と言ったら、本当にそれだけだったので、そのとおりに盛り上がらなかった。 ゼロと鳳牙(アルテア)が闘い、そこへベガも駆けつけるという展開にまで持ってこられたら、ゼロの正体に期待するっちゅーねん。剣が顔に刺さって、マスクに裂け目まで入ったというのに。 アルテアもできれば、鳳牙が大爆発して「うわっ、やっぱり死ぬんか、アンタ?」と焦らせるぐらいの見せ方をして、それからフェニックスの起こした奇蹟で守られていた、ということで劇的なシーンを披露してほしかった。実際のもそう悪くはなかったが。 細かいところでは、ゼロが「フォームアップ」するときに、「ついに七の神の力を手に入れおったか。では、こちらもゼロの真の力をみせてやろう」ぐらいの説明(言い訳)セリフがあってもよかった。最初から合体しとけよ、と言いたくなるから。あ、いっそ「では、こちらは八の神の力を見せてやろうではないか」と言って、ヤマタノオロチをほのめかすというのはどうだろう(笑)。 自分好みに改変した妄想最終回を載せておく。やたら文句をつけているが、おまえはどんな展開だったら満足したんだ、という問いには答えていると思う。 (01/06/29:日記内に掲載していたが、文章量が多いので別ページとして分けた。その際に、勢いで仕上げた内容に少し加筆して整えさせてもらった。) 「パワーパフガールズ」……「あなたが私で、私はだあれ?(Criss Cross Crisis)」の回(三十分モノ)。いろいろと笑わせてくれた。ミス・ベラム宅の番地は聞いていたとおり、69となっていた、うむ。入れ替わったブロッサム姿で首から上を隠していたのがよし。入れ替わるキャラのなかにトトロもどきがいたのにウケた。 次回から放送日は日曜。録画チェックは面倒なので、時間が合ったときだけ観ることになりそうだ。「ニャンダーかめん」と同列だが、観るのはこっちだろうな。 「Z.O.E Dolores,i」……「ダイ・ハード」の回、脚本は前回と同じく松崎健一さんでよく出来ていた。ホンマに「ダイ・ハード」のパロディかいな、と思っていたら、案の定「きょうがクリスマスじゃないのが残念だぜ」のセリフがとびだした。火星の大気を吸ったノエルが昏倒した一件が伏線だったのにまずニヤリ。そして、ジムがジョン・カーターと名乗っておいたことを利用して相手の正体を見破り、ノエルが人質にとられると、やはり伏線で出していた「カオール」と火星シリーズの挨拶をして、相手に知識がないことを確認、「サク(ジャンプする)」と指示を出して切り抜ける展開にまたニヤリ。こーゆう職人的な作りは好きだ。 01/06/26 今朝真っ暗な墓場からよみがえり、死の牢獄船団に加わったのだった(ローンウルフ二巻『水上の炎』二六) 「学園戦記ムリョウ」……那由多が峯尾晴美のことを意識するとは意外だったが、自分のこれまで守ってきたイメージが、無量や始と関わっているうちに壊れてきたことにとまどい、落ち込んでもみたのであろう。「これが地だもんね」とふっきれたようだが。晴美は、「な、何をする、晴美」(京一)「守口家に仕えるのがわたしの役目」(晴美)といった同人ネタの餌食にされそうだが、まあ悪くない。磯崎先生はカッコイイ美貌だし、ふーちゃん(双葉)はいるし、女性キャラは粒揃いだねぇ。今回は津守八葉がその実力を示した。順番にきっちり押さえているという感じだが、すでに全キャラクターに存在感があるのだから大したものだ。八葉と磯崎先生の会話からすると、磯崎先生は異星人と考えるべきだろうか。 「ハレのちグゥ」……横手さんが脚本の回はやはり面白いと思えるが、本当に萩田さんと差があるかどうかはまだ判断保留としておこう。 「ヴォイジャー」……「さまよえるクリンゴンの魂(Barge of the Dead)」の回。クリンゴンの神話はファンタジーファン的には面白いが、SFとして心霊話は見たくない。臨死体験の再現をドクターが許可するとは思えないだけに、その都合のいい話の展開にもついていけないものがある。 01/06/25 ジャム・タルトをあんなにがつがつ食べちゃいけなかったのだ 「ベイブレード」……腹下しのタカオ(タカオ・ガットロット……それはもういいって)はすっかり別人と化していた。いつもの暑苦しい顔より見やすかったりして。ブラジルチームの一人めは、リオのカーニバルのダンサー男。せっかくのブラジルダンサーが男では喜べない。二人めはアマゾン河の釣り師女、ネタ的にはこちらのほうが男臭いが、このパウラというキャラは露出度高くて、膨らみもほどよい感じでマル。女と対戦するのは、マオのときと同じくレイ。一戦交えてイイ汗かいたぜ、と終わるのも同じで、やはり暗喩かと疑ってしまう。BBAチームは先に二勝して勝負を決めてしまうことが多いので、三戦めは大抵盛り上がらない。今回はサッカー男のマリオ対カイだったが、試合のシーンはカット。哀れ、マリオ。 01/06/24 「あなたはずっと私から一番遠い所にいつづけていた。それでもやっぱり、私たちはいつだって同じ場所にいたんだわ」(ひぐらしの森) 「ガオレンジャー」……ロウキの過去が少しは明かされるかのかと思ったが、そんなこともなく、ホントに何もないんじゃないか(封印された怨みしかない)と不安になってくる。もっとも、つまらないだけのストーリーがあるよりも、ロウキとガオハンターが暴れているだけのほうが楽しめるような気はするが。ガオジュラフの武装で攻撃するガオハンターの姿には、手に入れたばかりのヴァイパーウィップで電童を攻撃する鳳牙を連想してしまった。 「仮面ライダーアギト」……どーも、亜紀がらみの話に視聴者はうんざりしてきたんではないかと思うが、やっとこさ退場。要はギルス対アギトに持っていきたかったのね。亜紀がイヤ演技なキャラだったということもあって、涼(ギルス)の怒りが爆発する流れに気分が高まらない。話の持っていきかたに失敗したんじゃないかなぁ。次回はG3も加わるようだが、予告にチラッと映った新デザインは大丈夫なのか。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……今回は覚悟していたつもりだった。栗山緑(山田隆司)さんを信頼しているわたしとしては、学校に行くことができない子供をテーマにどんな話を作るのか期待せずにはおれなかった。前もって今回の脚本が栗山さんであると確認していたわけではない。そのテーマで話を書くのは栗山さんをおいてほかにいないと確信していたのだ。以下、ストーリーを全部語っているので注意。 アバンタイトルは給食のステーキ丼に興奮しているどれみ、深刻な話にコミカルなアバンを持ってくるのはこれまでにもあったので、油断はしない。本編は、学校に行く途中で気分が悪くなった長門かよことどれみの出会いから始まり、以後ほとんどふたりの関わりだけに焦点があてられ、ほかのおジャ魔女は特に重要な役割を果たすことはない。かよこは三年生に転校してきて、四年生の三学期から学校を休むようになり、五年生になってからは一度も学校に来ていない。どれみとクラスが同じなのに、この日がはじめての出会いだったのだ。 どれみとももこは、心労で倒れた関先生がゆき先生と長門かよこのことを話すのを立ち聞きし(いつものようにハムスターモード)、ゆき先生と一緒にかよこの家へ行く。かよこはすぐに心を開くはずもなく、部屋に閉じこもったままだ。翌日、どれみは自分も学校を休んで、図書館へ向かうかよこに強引に同行する。迷惑がるかよこだが、気取りのないどれみに少しずつ打ち解けていく。ステーキ丼にからんだ魔法のドタバタを挟んで、今度はスウィートハウスへ行って、かよこにクッキー作りを教えることに。どれみの作った商品のクッキーは不格好だが、どれみには引け目を感じている様子がまったくない。そんなどれみと過ごしているうちに、「どれみのいる」学校へ行くことを決意したかよこだったが…… ここまでは、正直あまり感じるものはなかった。栗山さんといえども、今回はこんなものかなぁ、と思いはじめていたところだ。画面隅の時刻表示のせいで、話と残り時間の兼ね合いが気になってくる。 かよこは約束どおり学校に向かい、どれみたち五人と合流、彼女たちがいつも通っている坂道を一緒に登っていく。だが、前方に学校の姿が見えた瞬間、時間が止まったように背景が灰色に変わり、かよこの記憶がフラッシュバックする。クラスメートが自分たちの班はかよこのせいでいつもビリだと陰口を叩き合っている。かよこは何でもやることがばか丁寧で作業が遅いというのだ。助けてくれていたらしい林野には、いつまでも頼らないでくれたまえ、と突き放されてしまう。この回想は歪んだように映っており、かよこのなかで悪夢のような記憶と化している。気分が悪くなったかよこは、どれみに謝りながら、走り出して引き返してしまう。 教室で落ち込んでいるどれみ。そこへ関先生が長門母から手紙を預かってきたとどれみに渡す。そこには、学校にはどうしても行くことができなかったが、どれみとは友達になりたいという、かよこの切なる思いが記されていたのだった。そのメッセージに希望を見出したどれみは元気を取り戻すのだった。 この結末には涙が出てしまった。涙腺がゆるい今日このごろ、涙の価値も下がっているが、これぞ自らの経験と重ね合わせてしまうことからくる真の共感の涙である。エンディングでスタッフを確認する間も涙が込み上げてきて止まらない。その後もしばらくは泣けてきて仕方なかった、やれやれ。 安易な解決を与えなかったのはさすが、途中で出来を疑ったわたしがバカだった。共感を得るにはあの終わり方しかなかっただろう。続編(かよこ物語)を期待している向きもあるが、わたしは違うと思う。今回でしっかり完結しているし、かよこのその後は必ずしも語られる必要はないだろう。一回で決着をつけるのはあまりに都合がよすぎるので先に延ばした、ということではないのだ。重要なのはこの問題が簡単に解決できるものではないということで、それを示したことでかよこの物語はきちんと語り終えられているのである。 もちろん、かよこの話がまた語られる可能性はある。だが、「きっと作ってくれるだろう」と待望し、仮に語られなかったからといって失望するというのは、勘違いというものだ。今回の話に精力を傾けたであろう栗山さんの真摯な姿勢を考えたら、今回だけで完結していたことに十分満足できるはずである。 演出には佐藤順一さんが加わっておられた。話の重要性(しかも、どれみがメイン)から手がけずにはおれなかったということか。その演出術はわたしなんぞではよくわからないが、今回の話を送り出したという事実が力量を表している。 ラジメニアの岩崎さんが今回のアフレコ現場を見学して、長時間にわたるアフレコ作業、千葉千恵巳さんの演技などに感銘を受けておられたが、特に力が入っていたことだろう。脚本家のかたも来ておられたと話されていたような記憶があるので、栗山緑(山田隆司)さんも見届けずにはおれなかったのかもしれない(あくまで憶測)。 話の連続性ということでは、今回でイメージをおとした林野に注目したいところ。栗山さんが林野をあのままでほったらかしにするとはとても思えない。おとなは彼の評価を決めつけるようなことはしないが、子供にはタダのイヤな奴に見えてしまったであろうからだ。彼の一件は伏線として生かされるであろうし、その点で栗山さんが期待を裏切ることはなさそうである。 「コメットさん☆」……ケースケの歳がいくつかは知らないが、あれはもう間違いなく出るもん出ちゃったね。うっ、「どれみ」の涙の後だから、必死に露骨な言い回しを使わぬように我慢我慢。でも、言わずにおれない名シーンであった。コメットさんがベッドの横でずーっとスリスリしてるんだぜ。黒枠で画面が小さくなっても、スリスリ(ホントは別の擬態語を使いたいが)する手が止まらず、その対象が何かわからない状態になるってんだから、あーた。まあ、ケースケには、おめでとうと言ってあげよう。 ヌイビトは、衣装を生み出すシーンで「あ、これはレギュラーになって、新能力付与の役割を請け負うか」と思ったものだが、どうやらそのとおりだったようだ。惜しむらくは、ヌイビトの喋り方がわたしの嫌いな「ですの」語尾つきだったことだ。病院ビトの看護婦の制服がピエロの衣装というのはよかった。いきなり外科手術の場に立ち会わされるコメットさん、ひええ。ケースケの家庭事情は謎だが、コメットさんの存在も謎のまま受け入れられていることだし、別にいいや。 |
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01/06/23 マーリンはそういうと浴槽の水面にフーッと息をかけ、ブクブクと天井まで届きそうな泡の山をつくりあげた
「RUN=DIM(ランディム)」……ジーザスのトップのおっさん(声は銀河万丈さん)は自殺、一方で黛礼子は女ギレン(皮肉にも)と化して破壊兵器E4をグリーンフロンティアの都市に向ける。ファシズム的なジーザスはすっかり悪役だが、グリーンフロンティアのAIカルトっぷりも不気味だ。作り手は自覚しているんだろうか。有島モユさん(カンナ)の声と演技はいまひとつ。脚本が用意したセリフに粗雑さが目立ち、素人臭いせいもあるだろうが。「マジ、嬉しいよ」……って、あーた、マジ? 「ぐるぐるタウンはなまるくん」……わーい、一本まるまるまるるの入浴シーンだー、って何がそんなに嬉しいのか、わたし。ローマ時代のミズゴジの鎧がフルプレートだったのは気に入らない。 「ゾイド新世紀/ZERO」……ライガーゼロがほかの使い捨てのゾイドと違うのはオーガノイドシステムのおかげだった。んー、だからどーした。 01/06/22 このあほらしい夢からさめて現実に戻るには 「電脳冒険記ウェブダイバー」……前半は珍しくマトモな面白さがあった。タカトがマジカルゲートから帰還すると、そこに待っていたのは誰もデリトロスやグラディオンのことを覚えていない、これまでの事件が一切なかったことになっている現実だった。タカトひとりが自分の記憶に悩み、現実が悪夢に見えてくるが……実はデリトロスの作り出した電脳空間に閉じ込められていたのだった。大きな転回点となるかと期待したが、後半はいつもの調子に戻り、次回予告を見たかぎりでは以前と似たような展開が続きそうだ。オープニング(とエンディング)に登場する主要キャラのひとりが出てくることを除けば。 01/06/21 われら、奇怪なる力に仕え、仮借なく線を引いていく 「パラッパラッパー」を見逃し続け、「ぶぶチャチャ」を流し観て(マリーはいいんだけどね)、「マジック王国」の歌う魔女ッ娘マジシャンにちょっとウケつつも、大して書くことはないので、本の感想三連発。 『月の骨』(ジョナサン・キャロル著 創元推理文庫)を読んだ。あちこちの読書感想サイトでとりあげられているうえ、きちんとした批評もすぐに見つかるので、あまり語るべきこともないのだが、覚え書きとして何ぞ書いておこう。ジョナサン・キャロルの作品は、前に『我らが影の声』を読んでいる。日常の描写力と随所に見られる巧みな比喩には感心したが、最後の突然のオチが好きになれなかったこともあって、ほかの作品も読まねば、という欲求には駆られなかったのだ。 『月の骨』も同様に「うまいなぁ」と思いながら読み進み、今度は覚悟していたラストの急転直下だが、やはり「なんじゃそりゃ」で終わってしまった。ひとによっては、それが「うおっ、すげえ」になるのかもしれないが、恐怖に鈍感なわたしは単なる驚きしか感じないので、その衝撃が面白さにつながらないのだろう。 では、面白くなかったかというと、そんなことはない。続編である『炎の眠り』と『空に浮かぶ子供』、その他の作品も読んでみたいと思った。『我らが影の声』にはなかった魅力があったからだ。それはロンデュア、主人公の夢の世界である。その幻想的な光景と住人たちはファンタジー・ファンを魅了する。描写のうまさがこちらでも発揮されている。結末の直前までは幸せな気分だったのだがなぁ……。 『ホラーSF傑作選 影が行く』(P・K・ディック、D・R・クーンツ他 創元SF文庫)を読んだ。評判に聞くほど楽しめなかったのは、やはりホラーの部分には反応しないせいだろうか。これが読めて幸せ〜、という作品は特になかった。といっても、この本を確保しておく必要はあった。 理由のひとつは、ロジャー・ゼラズニイの『吸血機伝説』の新訳である。ゼラズニイ者としては「何でコレやねん」と思わないこともないが(ホラーSFという縛りだから仕方ない)、旧訳と比較すると新訳のほうが断然いい。訳次第で作品の評価変わるよなぁ、ホント。旧訳なんて「ハチャハチャ回路」なんつー言葉が出てくるんだぜ(笑)。 もうひとつは、フリッツ・ライバーの『歴戦の勇士』である。あ、言っとくけど、単にわたしがこのふたりのファンだからだよ。『ビッグ・タイム』を読んでいるわたしとしては、〈蜘蛛〉対〈蛇〉の改変戦争モノはひとつでも読んでおきたいから。94ページで最初にタイプした文、「すばしこい赤狐が跳びこえた、頭のいかれた黒犬を」は、タイプ練習用の文(アルファベットの26文字がすべて使われている)が元である。おそらく元の「怠け者の(lazy)」という箇所が「頭のいかれた(crazy)」に代えられているのだろう。 表題にもなっている『影が行く』は知識として押さえておきたいところだが、ジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』のラスト、ふたりの男が向かい合って坐り、疑心暗鬼のまま言葉を交わすシーンで終わるのが気に入っているだけに、チャンチャンとオチがついてしまうのがちょっとね。 気に入ったのをひとつ選ぶなら、アルフレッド・ベスターの『ごきげん目盛り』となるだろうか。『虎よ、虎よ』だけは読んでいるのだが、『分解された男』その他の作品を読まねばならんなぁ、とあらためて思わされた。まず手に入れないとね(嘆息)。 オールディスの『唾の樹』はこのアンソロジーの目玉っぽいが、もひとつ楽しめなかった。まあ、ヘタにこれを読んだせいで目覚めても、作品手に入らねぇよ〜、と嘆くしかなさそうだが(『地球の長い午後』は読んでいるので)。 『時は準宝石の螺旋のように』(サミュエル・R・ディレーニ サンリオSF文庫)を読んだ。随分前にXuerenさんに送ってもらったものだが、モノがモノなので本棚に寝かしておいたのだ。読み終えたはいいが、わたしのような浅いSF読みにはマトモな感想を書けそうもない。わたしが反応できるディレイニーの魅力の要素は、ゼラズニイに感じるようなカッコよさでしかないからだ。ディレイニーの深遠さとやらを理解できるほどの読む力が自分に備わっているとも思えないので、これから研鑚に励みたいと思います……って、誰に言い訳してるんだ、わたしゃ(笑)。 とにかく、表題作の短編『時は準宝石の螺旋のように』のカッコよさにシビれた。この一編を読めただけでも満足。いや、この一編がなかったら、少々ガッカリしていたかもしれない。ディレイニーの長編はまだ『バベル17』しか読んでいないので、まずは『ノヴァ』を手に入れたいところだ。『アインシュタイン交点』は手強そうなので、寝かせてある。『アプターの宝石』『エンパイア・スター』も欲しいが、こればかりはねぇ。 ゼラズニイ者のわたしは短編集を読み進めながら、『コロナ』には『いまこそ力は来たりて』、『流れガラス』には『生と死の浜辺』を連想させられたが、『ただ暗黒』で「R・ゼラズニイ氏に」と捧げられていたのにはのけぞってしまった。解説で、『地獄のハイウェイ』に対抗して書かれたものである、と書かれているとおり、ヒーラ・モンスター(毒とかげ)の名を借りたケーブル敷設用の巨大な乗物が登場したり、対抗勢力の暴走族がエンジェルと呼ばれていたりする。そして、なんと恐るべきことに……あ、これはネタバレを避けたほうがいいかな、以下文字色反転……ロジャー・ゼラズニイがエンジェルのボス役として登場するのだ。いやあ、ビビッたね。そういう意味でわたしにとって必携の書だったとは(笑)。あ、やっぱりバカ感想で終わってしまった。 01/06/20 「……ま、また生きかえってしまったよ……照手姫!」 「ギア戦士電童」……語られた「アルクトスの真実」は、驚くべきものというより、何だかよくわからない伝説のようなものだった。七の神というのが、ガルファを不可侵の存在にしたとか何とか。この七の神が七番目のデータウェポン、例のフェニックスであるらしい。一方、ゼロはガルファ皇帝のデータウェポンのようなもので、いわば零番目のデータウェポンであることがわかった。 宇宙での戦闘は最終回直前にふさわしく盛り上げてくれた。ゼロ対策にラゴウのウィルスを使ったのはお見事、後からうまく伏線として生かしたという感じ。エリスの見せ場が一応できたことだし。ゼロの自決&復活であっさり破られたが。吉良国のセルファイターが破壊されたが、「ガガガ」の獅子王博士のように星と散ることはなかった。浅野愛子との別れはセリフなしの遠景カットだけだったな。元三幹部のチップは船外作業で身体を張っている。前回も「おっ」と思ったんだけど、触れ忘れていた。 衛星をバックに電童と鳳牙が互いに手を伸ばしあうシーンでエンディングに突入、二体が銀河と北斗の姿に変わって、ついにフェニックス発動、思わず涙がブワッと出てしまった。ストーリーは別に泣くようなもんでもないので、絵になる映像に絶妙のタイミングで音楽を流されると、自然に反応してしまうらしい。いやー、ものすごく純で素朴なアニメファンなのだなぁ、わたし(笑)。 今回の注目は、穴につっかえたベガさんのおしり、ではなくて、ゼロの顔である。あの僧兵のようなマスクの前面が、マジックミラーのように中から覗けるというデザインであることをほのめかすシーンがあったのだ。つまり、マスクの下には人間の顔があると見てよい。ゼロ=皇帝説は、まず速水奨さんの声で共通していることから浮かび上がり、その実力、無敵さからますます強まっていた。最後まで引っ張ったわけだが、単純にゼロ=皇帝だけでは盛り上がるはずもない。ということは…… ゼロのマスクがパカッと割れる。 「……あ……あ……おまえは……あなたは……とうさん!?」 「おまえは……ベガ……それにアルテアか!? わたしはここで……なにを?」 「そんなばかなこと……! ゼ、ゼロが……ガルファ皇帝が……とうさんだったなんて……? なぜだっ、なぜそんなことに!」 「わたしは絶対不可侵のコンピューター、ガルファに挑戦し……そして……やり遂げた。データという純粋な存在となって入り込んだ。それから……そうか! わしは……同化してガルファ皇帝になってしまったのか! そして……自らのデータウェポン、ゼロを作り上げたのだ……!」 「うあああああ……あああ……あああ……!」 って、わたしゃ、また漫画版『変身忍者嵐』のオチに持っていくんかいっ。ベガとアルテアの両親がいままでに出てきたのかどうか覚えてないんだけどね。 ゼロのマスクがパカッと割れて、銀河の父ちゃんが「グラシァス!」とか言いながら飛び出してくる、というのはパロディ四コマにまかせた。 「パワーパフガールズ」……「ガールズの妹!」は珍しく暗い終わり方で、「帰ってきたウルトラマン」の人気エピソードがあのメイツ星人とムルチの出てくる「怪獣使いと少年」であるような日本人に向いていた話。って、どんな例えやねん。「パワーがほしい!」の原題は「モジョ中毒(Mojo Jonesin')」、モジョの誘惑がいかにもソレらしくて危ねぇなぁ、と思っていたら、さすがにジョークで片づけずに教訓話に仕上げていた。パワーを得る四人の子供が、肥満、アフリカ系、アジア系、車椅子の少年であったことは、いかにも向こうらしいが、「パワーパフ」においては作品の性質から皮肉ともとれるようだ。でも、どうだろうね。「ER」だって、同じことやってるしさ。 「Z.O.E Dolores,i」……火星の大気圏に突入するためにあれやこれやと奮闘する話だけで一本作った「タイト・ロープ」の回。脚本は松崎健一さん、ガンダムで名を知られ、いろいろなメカものを手がけているかたのようだ。理系SF知識に欠けるので、そういう観点での評価はできないが、わたしは素直に楽しめた。ドロレスに下から支えてもらったところで潰れるだけ、という説明がよかったし。今回はレオンとノエルも自分の技能を生かし、リンクス一家がたのもしく見えた。三人+一台(さらに今回は一匹も)がそれぞれの個性を出して、笑いをポンポンと挟み込んでいく流れが実に心地よい。深夜アニメだというのに家族コメディSFなんだもんなぁ。 「ザ・プラクティス」……賠償金1800万ドルって二十億円にもなるぞ、判事がブチ切れるのも当然だ。200万ドルでも二億円を超えるんだからねぇ。リンジーは視聴者から見るとヤな感じだねぇ、エレノアのほうを応援したいぞ。 01/06/19 666メートル障害物リレーの選手としてコースに立っている 「学園戦記ムリョウ」……体育祭の雰囲気よし。キャラへの目配りが行き届いている。那由多は、「赤鬼倒して白勝った」というオチも決まったと思ったのに、とマジメな顔で言っていたり、無量+始との三人四脚を頼まれると渋々引き受けながら、いざ競技が始まると河童姿で「ハイーッ」とパンにかぶりついて奮闘したりする姿が、実に好感が持ててよろしい。統原無量を常にフルネーム&所属クラスつきで呼びつける漫画的なところもいい。 応援合戦の場面はかわされたが、次回には峯尾晴美の晴れ姿も少しは見られるかもしれない。体育教諭の磯崎公美、前回で予告ナレーションを務めてはいたが、予想以上の大物らしく、銀河連邦安全保障の太陽系方面監察官ということだ。山忠は巨体に似合わぬ俊敏な動きを見せていた。ジルトーシュの「コンパクトに説明しよう」というセリフに、ザイグル星人が「手鏡?」と反応していた小ネタもよし。 細かい伏線は、瀬津名が持ってきたおはぎのことで、誰が作ったのかを村田母に説明するとき、「百恵」と言ってから「真守のおばあちゃん」と言い直したことがあげられる。瀬津名は百恵と同格の存在なのかもしれない。 「ファースト・ウェイブ」……やっと第二回の放送。ファースト・ウェイブってのは、ノストラダムスの予言にある(と劇中で説明される)襲い来る三つの波のひとつめという意味らしい。だからどーした。ねえちゃんの乳を見せるのが売りのドラマであることはよくわかった。 「ヴォイジャー」……「ボーグの絆を求めて(Survival Instinct)」の回。セブンの仕業ということが容易に予想がつくせいで、視聴するテンションが維持できなかった。ナオミ・ワイルドマン(そーいや、セブンはフルネームで呼んでいるな)、生まれてからすぐに大きくなったわりに、少女になってから全然成長しなくなったなぁ。なんておいしい種族……いや、違う違う。脚本家には便利な存在だもんね。 「ホミサイド」は予想されたことだが、放送自粛。一週ぐらいなら仕方ないと思っていたが……長引きそうな気配あり。言いたいことはいろいろあるが、益もないので、やめておこう。 01/06/18 ここは、南海のパラダイスの島ではなさそうだ 「ベイブレード」……エクアドルチームで大いに笑わせてもらった。何故エクアドルだったのか。それはネタをガラパゴス諸島に絡めるためであった。島の住民である選手も独自の進化を遂げた、ってオイ。 一人めはイグアナ男(これまでの表記法だとこーなる)。友達のイグアナがベイを海から拾い上げてきてくれたのだという。自然体で楽しむスタイルというだけでなく、ホラ話で翻弄するという妙な心理戦も使うのが彼らの特徴。二人めはアシカ男。技をアシカから学んだというが、「ベイが」その気まぐれさも身につけたため、「ベイが」勝手に試合放棄する。三人めはゾウガメ男。助けたゾウガメがお礼に卵を生んでくれて、その卵からなんとベイがっ。「そんなわきゃねーだろぉ!」とつっこむタカオだが、それこそ相手の思うつぼ。作品として理想的な回であった。脚本は水上清資さん。 「Dr.リンにきいてみて」……明鈴の発想と行動はストーカー的でいかんよ。 「名探偵コナン」……「大阪"三つのK"事件」ということで、みやむーの関西弁目当てに観る。登場する外国人四人の声はすべてネイティヴのかたがあてていたようだ(キャストの名前を見たかぎりでは)。それにしても、いくら刑事の注意をひくためとはいえ、小学生姿のコナンが意図的な子供っぽい声を出して、うつぶせの死体をおこす場面は、何か間違っている気がしてならない。 「ER6」……声が葛城七穂さんということで注目していたアビーが医学生としてレギュラー入り。うむ、声でおぼえたぞ。二回観損ねているうちに中国系の新レギュラーも加わっている。筋ジストロフィーの少年、「ちゅらさん」には出てきそうもない患者だな。成長ホルモンを注射した少年は、角田さんから「押覇道」を学ぶのがいいかと。 01/06/17 「あなた、ポゴルフィットの競技をなさらないの?」 全米オープンゴルフのため、「ガオ」「アギト」「どれみ」はお休み。 「超GALS!寿蘭」……そんなわけで観た。ゲストキャラの声が氷上恭子さんだったのが嬉しい。氷上さんの声は、クセがあるというわけでもないのに認識しやすく、「シスタープリンセス」のくだけた調子や「ボーイミーツワールド」のトパンガなど、聞いていて心地がよい。剣道の面の格子が少女漫画の巨大な瞳にあわせて広がっているのを笑うのは野暮か。寿蘭の爪が維持できる理由もそうだが。 「コメットさん☆」……書きたいことはあったはずなのだが、忘れてしまった。最後のナレーションで何か思うところがあったような気がする。パニッくんは、「羽仁君也」だからパニッくんだったのか、知らんかった。 「機動天使エンジェリックレイヤー」……みさきと虎太郎のデートには興味なかったが、いつもはドタバタ調の珠代が出てきて、「みさきはカワイイもんね、虎太郎が好きになるのは当たり前〜」みたいなセリフ(かなりてきとー)を言って、虎太郎に後ろから抱きついたとき(シリアス調)は、「およっ」と画面に注意を戻すこととなった。こーゆうところで攻めてくるのなら、わたしも楽しめるのだが。脚本は吉田玲子さん。 「だぁ!だぁ!だぁ!」……おお、父の日にピッタリ合った放送になっていた。BSのときはほとんど観ていなかったので、それなりにチェックしているのだが、面白いことは面白い。感想は書きにくいんだけど。 01/06/16 聖盃はどのようなものですか? 本の感想三連発ということで、「ゾイド/ゼロ」も終わりが近いってのに、アニメ感想はサボっている。本のほうも予定しているぶんがまだ残っているんだけど、先延ばしにすればするほど、立ち消えになる可能性が高いからねぇ。 『邪馬台国はどこですか?』(鯨統一郎著 創元推理文庫)を読んだ。手軽に読めて面白い「歴史ビックリ解釈・架空キャラ座談会」といったところか。文庫の解説(314ページから315ページのあたり)に言いたいことはほとんど書かれているので、感想としてつけ加えることはあまりない。 面白いことは認めたうえで、解説に同意できないことをいくつかあげておく(宣伝含みとはいえ)。まず、「読者の想像を凌駕する衝撃のラスト(落ち)が用意されて」いる、というのは言いすぎ。むしろ、落ちのこじつけ臭さでトリックから現実に引き戻される、という感じ。まあ、作者からすれば、それも狙いなのかもしれない。 また、解説だけ読むと、四人の登場人物が魅力的であるかのようだが、決してそんなことはない。会話形式で独自の論を展開するために用意された、かたちだけのキャラクターにすぎない。静香というキャラは「才媛」と設定されているが、筋立てとして論を披露する宮田(作者の分身)にいいように翻弄されるので、とてもそうは見えない。ほかのふたりは本を読みやすくするためだけの存在である。 小説としての完成度を別にすれば、十分に楽しめる一冊だが、解説にもあるとおり、歴史にうるさい人にはけなすところが多々あることだろう。各編についても好みが分かれるところだが、ひとつひとつ感想を述べるのは面倒なのでやめておく。 01/06/15 いいから。役に戻れ。 『眠れる龍(炎の剣士1)』(ジョエル・ローゼンバーグ著 教養文庫)を読んだ。ゲームブック者なら知っているであろうA&Fシリーズ(小説)の一冊だが、あらすじがあまりにつまらなそうなので手を出していなかった。ロールプレイングゲームを楽しんでいた学生たちが、突然そのゲーム世界に飛び込んでしまい、各々が選んだキャラクターになっていた、というカバーのあらすじを読んで、誰が期待するだろうか。しかし、はしもとさんに勧められたので(下の『疾風魔法〜』もそう)、どうやら思っていたような作品とは違うらしいと思い、送ってもらって読んでみた。 なるほど、これは意外にも面白い作品であった。読む前の印象との落差で、人に紹介したくなる魅力がある。あらすじは決して間違っていないのだが、そこから自動的に生じる「軟弱な作品だろう」という推察を見事に外してくれるのだ。海外ドラマに見られるようなドロドロの人間関係、学生たちが直面することになる死と暴力、セックス、いやはや、驚かされたね。「炎の剣士1」とあるが、続きの巻は訳されていない。しかし、尻切れに終わっているわけではないので、『眠れる龍』だけを読む価値はあると思う。同種の作品がありそうで実はない(知る範囲内で)というのもポイントである。 作品の魅力については、訳者の浅羽莢子さんがあとがきでほぼ語り尽くしている。異世界に迷い込んだ現代人が過酷な環境下で鍛えられていく作品は珍しくないが、『眠れる龍』ではRPGで育ててきたキャラクターの身体に意識が入り込んだかたちをとるため(グレイルクエストみたい!)、冒険者の技能や知識が染みついた状態で異世界の生活が始まる。 浅羽さんは、キャラクターの意識も同時に存在して、一つの体に二つの心、という説明をしているが、正確にはちょっと違う。RPGの数値とシステム、キャンペーンによるプレイの積み重ねで構築されたキャラクターの「人格」もまた染みついているため、学生たちの意識は、異世界になじんだ行動に流されると、キャラクターの人格に支配されてしまうのだ。 そのために、主人公のひとりであるカールは、戦士らしい衝動や思考にとりつかれて悩まされるし、魔法使いとなった学生はむしろその状況を受け入れて、異世界で暮らすことを望むのである。うちひとりはキャラクターの人格に支配されてしまったがゆえに身を滅ぼす。 登場人物の視点はひとりに固定されておらず、たびたび各学生の意識(思考)が字体を変えて挿入される。漫画で各キャラの心中のセリフが示されるのと似ている。中心となるのは主にふたりで、ひとりは前述のカール、そして、もうひとりがジェイムズ・マイケル・フィネガンである。浅羽さんは「この物語の最大の収穫はこのジェイムズだと私は思う。彼の存在だけでも、この作品を皆さんに紹介する価値があると感じた」と書いておられるが、まったくそのとおりである。あえてどのような人物かは説明しない。実際に読んでもらうのが一番だ。まあ、日本のライト・ファンタジーではなかなかお目にかかれない人物だろう。 RPGのリプレイ本は、読者にプレイヤーの思考を示すともっと面白くなるのではないだろうか。マスターの思考だけでなく。わたしはプレイヤー視点のリプレイを自分で書いたことがあるが、プレイヤーとしてどんな駆け引きをしているのかが読めて、我ながら面白いと思っている。『眠れる龍』でもそういう要素を見ることができる。特にジェイムズの心理で。さらにサークル内の男と女の関係にまで話が及ぶあたりは、海外作品らしいところだ。 児童文学に見られる異世界迷い込み型ファンタジーでは、しばしばある種の約束事に主人公たちは守られているが、『眠れる龍』にはそれがない。ネタバレを避けるためにはっきりとは言わないでおく。 タイトルにある「眠れる龍」とは別に、名前のある龍が登場するのだが、この龍の置かれている境遇はなかなか凄い。RPGで使いたくなるネタとでも言おうか。 表紙イラストはダレル・K・スウィートが描いているが、これがあまりにコテコテすぎて、ちょっと引くかもしれない。ザンスの原書表紙イラストを多く描いている人なので、あんまり悪くは言いたかぁないが、この『眠れる龍』の絵は濃すぎる。 01/06/14 いまベーオウルフは燃えている きょうでサイト開設二周年である。そんなわけで、この冒険日誌の内容もアニメ感想から読書感想へと移行する……はずもないが、たまには書いてみるのである。 『疾風魔法大戦』(トム・ホルト著 ハヤカワFT250)を読んだ。英国的ユーモア・ファンタジーとして評価の高い一冊(らしい)。ダグラス・アダムス好きのわたしにピッタリの作品であるはずなのだが、絶賛するにはいたらない。その主な理由はこの作品そのものにあるのではなく、以前に出会っている作品との類似からくる個人的な二番煎じ感にある。 ひとつは、フランス映画『おかしなおかしな訪問者』である。『疾風魔法大戦』で長き眠りから目覚めるのはヴァイキングたちだが、『おかしなおかしな〜』では中世の騎士(ジャン・レノが演じている)が現代にタイムスリップしてくる。この騎士は、ヴァイキングのロルフ王よりも粗野ではあるが、それなりに適応して乗り切っていくところが似ている。『疾風魔法大戦』を読んだ後で、この下品でコテコテギャグ(フランス的?)の映画を観るひとは、逆につまらないと感じるかもしれない。『疾風魔法大戦』が発表されたほうが先なんだけど、訳されたのは『おかしなおかしな〜』の後なのね。なお、『おかしなおかしな〜』はフランスで大ヒットし、続編『ビジター』が作られている。 もうひとつは、ポール・アンダースンの小説『天翔ける十字軍』である。中世の騎士たちが奪った宇宙船で銀河に飛び出してしまうのだから、ストーリーは似ていないのだが、魔法と慣れ親しんでいるわけでもないロジャー卿が超科学に物怖じせずに乗り切っていくところは、ロルフ王以上に痛快である。ホーカ・シリーズや『大魔王作戦』をお読みのかたなら、アンダースンの書くユーモア・ファンタジー(SF)の面白さは想像がつくだろう。豊田有恒氏の訳も雰囲気があっていい。そう、わたしが『疾風魔法大戦』を絶賛できないのは、『天翔ける十字軍』のほうが断然面白かったという記憶があるせいだろう。比較の問題である。なお、監督ローランド・エメリッヒで映画化された『ハイ・クルセイド』は、B級バカSFに仕上がっているので、どうしても観たいというなら、小説を読んでからにすること。 さて、『疾風魔法大戦』に話を戻すと、上で述べたことを別にすれば、十分に面白い作品だと思う。現代に目覚めたロルフ王が慌てず騒がず、落ち着いた自信ある態度で行動を起こすところが気持ちいい。北欧のサガには詳しくないので、ペダンチックな愉しみを味わえないのが残念。日本人に通じないダジャレも多いが、これは「ふむ、なるほど」式で楽しむほかないだろう(ザンスその他と同様に)。 こういう作品は馬鹿馬鹿しい笑いでスカッとあっけなく終わりを迎えるものだが、この『疾風魔法大戦』は、「あっけない」闘いの後に三十ページを費やしてエピローグが語られている点がちょっと変わっていて興味深い。余韻のある締めになっている。この作品で不満なのは、このキャラだけは外せない、と言いたくなるような強い印象を残すキャラクターが登場しないことだ。アルヴァロッズやブリニョルフ(おまえはグレート・ブリテンか)、アンガンチュールなど、いい線までいっているのだが、決め手に欠けている。 訳書タイトルは失敗している。あのCGイラスト表紙とセットにされた日には、あーた。原題どおり「ベーオウルフなんかこわくない」のほうが興味をひくと思うのだが、一般層にまで訴えかけないと判断したか。フィルク者(替え歌好き)とは都合のいい言葉を覚えた。これからはフィルク者を自称して、堂々と替え歌ネタで遊ぶとしよう(笑)。 『銀河ヒッチハイク・ガイド』に近いものを感じさせるあらすじの"Expecting Someone Taller"や、その後の単発作品も読みたいものである。 |
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01/06/13 〈大爆笑!〉……敵をげらげらと笑いころげさせ、その結果、敵は戦闘中に連続して三回も攻撃の機会を失う
「GEAR戦士電童」……ゼロの動き(全包囲射撃など)が使いまわしなのが目につくが、ここは我慢我慢。電童が両腕のローラーでゼロの如意棒をはさみこみ、滑り降りてくるシーンなどはよかったし。ゼロが再生する瞬間をクロックマネージャーで時間停止させ、その隙にバリヤー突破を狙うというアイデアはよかったのに、不発に終わらせたのはもったいなかった。意表をついた設定が用意されているかどうかは次回にかかっている。 「パワーパフガールズ」……「雨の日の冒険」が実によかった。こーゆう傑作回を観てしまうと、放送時間が日曜朝に変わるのがツラいなぁ。たぶん録画チェックはしないから。「笑っちゃイヤ!(The Mane Event)」は、バブルスの眼鏡に比べ、バターカップとバブルスの行為に悪意が感じられて笑えなかった。バックベアード風かと思いきや、ベリアルの分身のひとつ(目)風だった(鬼太郎的説明)目玉の怪物だが、その名(ニュースのなかで出ていたらしい)をEye Carumbaという。これはAy Caramba(おや、ありゃ)という感嘆の俗語(元はスペイン語)にひっかけている。 01/06/12 「まあいい、ぼくがあわてていることにしようか。なんかほかにすることはあるのかね?」 「学園戦記ムリョウ」……ふーちゃん(双葉)は予想通り理想的な妹キャラなのであった。こーゆうキャラがいると、肝心のヒロインに目が行かないということがありがちなのだが、この「ムリョウ」は那由多もよい具合で喜ばしいことだ。始に対する那由多の気持ちはまだよくわからないが、始自身が分析してみせたとおりで、恋愛感情の要素はなさそうである。ムリョウはそう思っていないようだが。 銀河連邦の成り立ち云々の話は、「かあさん、メシ」という翌朝のシーンにふっとばされて、うまくかわされてしまった。視聴者には依然謎が多いままである。異星からの外交官の面々が中年のオッサンといった姿で登場したときは、「メン・イン・ブラック」の設定を思い出した。ザイグル星工作員をまじえた飲み会は、「トンデモ本の逆襲」の漫画でスパイ13号がと学会に潜入したかのような光景だった。山忠までが白装束姿で現われたのには驚いた。特殊能力者は生徒会メンバーだけなのかと思っていたが、結構な数がいるらしい。工作員を取り囲んだ面々も能力を使えそうだったし。 村田始は物事に動じないタイプで、ユーモア系のSFやファンタジーで事件に巻き込まれる主人公にしばしば見られるキャラクターである。銀河バイパス工事で消滅する地球から助けられたり、遺跡から蘇ったヴァイキング連中の世話をしたり、巡航ミサイルに乗って宇宙へ飛び出したり、まあ、そういう類の話に向いている。突然視聴者のほうへ語りかけるスタイルは、イギリスのドラマで同じようなのを見かけたが、元は芝居の手法からきているのだろうか。 学校の日常にいかにもありそうなシーンを挿入するのは、佐藤竜雄さんならではだろう。袋を手にした生徒に「おいら、戦場から帰ってきたぜ〜」と言わせるだけで、購買部で昼食のパンを争ったことが容易に伝わってくる。最後の場面でも、台所でクラスメートのひとり(名前覚えてない)が今日子母さんを手伝っているシーンがさりげなく入っている。こういうところが抜群にいいんだよなぁ。 「ジャングルはいつもハレのちグゥ」……今回の脚本もまとまりがない。何というか、基本の骨組みができていないという印象を受けるのだ。弁当の一件ひとつとっても、アレで終わりかいっ、という感じでまったく生かされていない。原作がある以上、すべて脚本家のせいにはできないが、うまく料理できていないことは事実。横手さんのときはそんなことを思わなかったし。 「おじゃる丸」……再放送だが、先週と今週は観ることのできなかった回なのだ。ちっちゃいものクラブの会員番号の謎が明かされた。北斗七星の公ちゃんが二番から七番にまわされたのだ、というニャルさんの見事な読みが夢時間で披露された記憶があるが、結局単純に順送りされたらしく、七番は貧ちゃん神さんであった。 「スタートレック・ヴォイジャー」……「Equinox, Part II」の回。倫理サブルーチンを外されたのは、ドクターじゃなく、ジェインウェイだったんじゃないの、という話だった。 01/06/11 「死のメロディはきさまが聴けぇ!」 「爆転シュート ベイブレード」……あはは、カイはいいなぁ。アメリカのPPBチームはどーもやることがセコく見えていかん。マイケルもつまらない奴だった。エミリーはジュディ相手にもイヤミっぽくて、いいとこなし。メキシコチームは、ギター弾き男、闘牛士男、ガンマン男の三人だった。次回のエクアドルチームは何を考えているのか読めないお笑いチームらしいが、楽しみをとっておきたいので、予告画面は見ないように努めた(笑)。 「犬夜叉」……泣きすがる珊瑚を抱くかごめの絵で終わっていた。ううむ、こんな愉しみがあるとは思ってもみなかった、エエのう。雲母は猫又だったのか。 「名探偵コナン」が始まったところで、腹下しに襲われた。イェーイ、これでオレもガットロットだぜ(おそろしく狭い内輪ネタ)。そのまま寝込んでしまい、「ER6」も観ることができなかった。 01/06/10 レスリングで鍛えたマングース猫とか、人を喰う白ウサギとか 「百獣戦隊ガオレンジャー」……面白くなってはきたが、ストーリーがどうこうというより、ロウキの見た目のカッコよさで騙されているせいだろう。それはそれで結構なことではある。竹本英史さんってどんな役をやっているのだろう、と思ったら、わかるところで「メダロット魂」のギンカイや「おじゃる丸」のカンブツさん。うーむ、どれもタイプが違っていて、声のイメージがつかめん。 今回はツエツエとヤバイバの話でロウキの活躍はないかと思っていたら、あっさりガオハンターが登場。来週はゴルフで潰れるんだし、もう一話ぐらい気をもたせてくれてもよかったのに。ガオジュラフを奪われる展開は、電童と鳳牙のデータウェポン争奪のころを思い出させる。あっ、そうか、やはりロウキはいずれ味方につくのか。ロウキが元は人間で、恋人(ホワイト似)の死が仲間だった五人のせいだと思い込み、オルグと化したという説を某掲示板に書き込んだが、恋人ではなく妹という手もあるなぁ。 「仮面ライダーアギト」……仮面を取り戻した北條くん。そうかっ、すでに彼は第四の「仮面」ライダーだったのか。東映サイトによると、今回の監督である鈴村展弘さんはこれがデビューということだが、狙ったであろう特殊な演出が正直うるさかった。赤いパンテラス・ルベオーが絵になるポーズで二本の剣を構えていたのはよかった。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……ゴルフで潰れるのは来週だったのね。中島正義はイタいキャラになりそうなところを踏みとどまっていて、なかなかイイ塩梅で描けていた。話のほうは、男の子が観ていたら気恥ずかしさを感じずにはおれないようなところがあって、そこは傑作だった母の日エピソードと違うところだ。財布を捜してくれるアルマジロ、小銭の好きなシマウマという謎の発想をするどれみ脳、これは大和屋暁さんならではか。 次回は、「ラジメニア」で岩ちゃんも触れていた、登校拒否のクラスメートが出てくる話である。クラスメートのひとりが登校拒否になって、という安直な話と思うなかれ。なんといままで(作品内の六月まで)どれみたちが一度も会っていないクラスメートなのだ。教室で席がひとつ空いていることはファンから指摘されていたが、これも完全な伏線だったわけである。こいつは凄いぜ。 「コメットさん☆」……ツヨシくん、いくらラバボーがゴムまりっぽいからって、野球のボール扱いして打とうなんてあんまりだ。コメットさんのバトントワリングのシーンはもうちょっと自然で見やすいものにしてほしかった。ケースケを応援しようとバトンを回すが、「でも、こっち見てないんだぼー」と指摘され、ガックリしていたコメットさんがよし。ケースケ、素直になれないところはいいけど、くれぐれもコメットさんの好意を当然のように受ける奴にはならないでね。 01/06/09 とんでもない怪物に出くわしたものだ 「ゾイド新世紀/ゼロ」……これって完全にバドやがな、「パトレイバー」の。着替えで裸を見せて、美少年キャラ萌えする層を喜ばせるあたりも同じかと。バーサークフューラーが素体の姿でデビューというのは意外。ライガーゼロと違って、本当に裸のままという感じ。ベガはレイヴン似だが、くまいもとこさんらしく明るいなぁ。オブスキュアという名前には、シャドーと何か関連があるのかと思ってしまうが、ストーリーに関わってくるほどの意味があるのかどうか。残り話数も少ないしねぇ。 「RUN=DIM」……表情の演技はそう違和感もないが、手の動きはまだまだというところ。セルアニメよりは「サンダーバード」のような人形アニメに近い感覚なのだなぁ。ストーリーのほうはいよいよこれからというところで終わってしまうのだろうか。 01/06/05〜01/06/08 「あのガキがきてから、どーして俺だけこう役まわりが悪いんだ」「ふん、出だしがニヒルすぎただけよ」(雲の魔法よ 風の船) 火曜から金曜までをひとまとめにしてしまった。本の感想書けない病にかかっていたりして、穴埋めもできなくなっている。 「学園戦記ムリョウ」……お堅い生徒会副会長の那由多が、つかみどころない澄ました転校生の無量にふりまわされてガタガタになるという、学園モノ漫画の展開が嬉しい。那由多は感情移入しやすくていいなぁ。異邦人の無量、語り手の始と同格の主人公といってよい。恋愛部分の人間関係では、無量←那由多←守口京一←峯尾晴美という鎖が示されている。それを煽るのが守機瞬、見守るのが津守八葉。ここに村田始はどう絡むのか。次回で村田双葉が惚れるのは誰か(やっぱり無量かな)。 天網の民というのがどういう存在なのかはまだはっきりしない。若返る真守百恵の姿に黒天狗の芹沢会長を連想したが、まあ、あんまり結びつけても何だしな。銀河連邦、異星人の工作員や大使という設定に、わたしとしては『砂のなかの扉』を思いおこさずにはいられないのだが、引き合いに出すなら、もっと適切なSF作品がありそうな気はする。 「GEAR戦士電童」……ゼロが倒しても倒しても出てくるという敵というのは、はたしてカッコいいのかなぁ。「キカイダー01」を思い出してしまったよ。輝刃のファイルロードは前から見たかったので、ちょっと嬉しかった。 「ジャングルはいつもハレのちグゥ」……横手美智子さんともうひとり脚本を担当している人がいるようだが、横手さんの回に比べると、面白さがちょっと落ちるような印象を受けた。マリィが無駄に萌えキャラしているのも気になる。 「クレヨンしんちゃん」……アパートの隣の住人が俳優の卵という女性で、男と女の声を使い分けていたが、演じていたのは大本眞基子さんだった。観ている途中で認識できたので、さらにポイント上昇。 「スタートレック・ヴォイジャー」……第五シーズン最後の回、「異空生命体を呼ぶ者達(Equinox)」だったが、眠いこともあって集中できなかった。ベラナの昔の恋人を出したのには、無理に盛り上げようとしている印象があった。 「ホミサイド/殺人捜査課」……こちらは第五シーズン最初の回、「人質 Part.1」であった。オープニングの映像が最近のドラマ風になっていた。前からこの映像だったら、もうちょっと気にかけただろうに。面白いことがわかった今では、前の映像も味わいがあるとは思うけど。刑事の紹介がマンチ、ペンブルトンの順で始まっていたのに納得してしまう。ブロディがレギュラーとして入るのはわかるが、ナレーションで「有能なデカがボルチモアに集まっている」と言っているだけに妙な感じ。映像が短いのか、ナレーションが早口になっている気がした。 ペンブルトンは職場復帰するが、後遺症を引きずった状態で何ともつらい。ラッサートは降板ということで、いきなり海外へ駆け落ち。さすがは海外ドラマ。中学校に銃を持った男が押し入り、職員や生徒を射殺、さらに人質事件をとって立てこもる。次回へ続くのだが……現実に起きた事件(06/08)のことを思うと嘆息する。 「シガニー・ウィーバー自らを語る」……最後、学生の質問に答えるところで、「ギャラクシー・クエスト」の話を聞くことができた。三流のテレビ俳優の演技を心掛けたということで、役に入り込んだあまり、監督が動きながらセリフを言うよう要求したとき、「そんなことできるわけがない」と答えた、というエピソードを紹介していた。テレビ俳優の演技に対してはかなり辛辣で、その程度の演技でもエミー賞をとる俳優がいる、といったコメントまであった。語ってくれるぜ、シガニー・ウィーバー。 01/06/04 と〜れとっれ市場ァ〜〜〜♪ 「爆転シュート ベイブレード」……アメリカの大統領がベイブレードで戦う、というアイデアはいいのだが、ネタバレ予告を超える面白さが欲しいところ。エミリー、眼鏡ッ娘であの可愛げのなさというのも珍しいか。アメリカチーム最後のひとり、マイケルはもっと登場を引っ張るのかと思ったら、あっさり顔見せ。わりとフツーのベースボール男だった。山口勝平さんの声はちょっと意外だったが、タカオと暑苦しい勝負をするなら、わからなくもないな。 「Dr.リンにきいてみて」……あの詐欺師親父は許せん存在だ、耐えがたい。とゆーか、いいかげん観るのをやめたらどうだ、わたし。 「名探偵コナン」……南紀白浜ミステリーツアーと聞いては、外すわけにもいくまい。見覚えのある風景がいっぱい。三段壁の入口がある道路、展望台や洞窟に降りるエレベーターのある建物、すべてきっちり取材したらしく、そのまんま再現されている。ここは「とれとれ市場」を出してくれんと、と思っていたら、ホントに出てきて大笑い。エンドレスにかかる「とれとれ市場」のBGMがあれば、言うことなしだったのだが。 01/06/03 なんてこった! 狼だ! 聞こえてきたのは、狼の口笛だったのだ! 「百獣戦隊ガオレンジャー」……やはりロウキはなかなかにカッコいい。おまえは何がやりたいねん、と思うところもあるが。千年も前に封印されたのに、技の名前(ムーンライトソニック等)が横文字なのは気になるが、ガオレンジャーの側も似たようなもんだから仕方ないか。敵のガオアニマルはいいねー、特にガオリゲーター大暴れ。ビーストウォーズかゾイドか、というような戦闘場面だ。CMは早くも合体したガオハンターの姿を見せている。今回がひとつのピークか。 「仮面ライダーアギト」……期待を裏切らない北條くん、もうちょっと引っ張るネタなのかと思ったが。さあ、これで「いい人」の証を見せたことだし、あとは何をやっても許されるぞ。権謀術数を駆使してのし上がるのだ。アギト対クラゲ男は完全にオマケ扱い……。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……ひさびさに三人でワチャワチャと魔法をかけ合っているのが楽しい。あんたたちのミュージシャン観って……。ももこのおんぷへの助言がなかなかすごい、おとなやねぇ。レコーディング中のおんぷが歌っているシーンは、画面の作りが退屈なものだった。グラビア撮影のときの写真がいかにもありそうな感じだったのはよかったんだけどねぇ(そうかぁ?)。はづきの「たたかれて、ふまれて、めちゃめちゃにされる」のセリフは、大きいお友達を喜ばせようとしているとしか。 次回はなんと父の日に合わせた話。取り上げられるクラスメートについては、以前に伏線を張っていたし、いやはや、「も〜っと!」はすごいことになっている。 「コメットさん☆」……メテオさん、アンタは最高ッたら、最高よ〜。「ヘ」の6号を戦闘員のごとく使うは、ムークを乱暴に扱うは、ボールライトニングで周囲を吹き飛ばすは。コメットさんの前で石化していた様子がよかった。バックは以前のまんま、鉄の怪獣が立っているし。「ヘ」の6号という命名の謎が、ストーリーでちゃんとネタにされるとは思わなかった。 ストーリーのほうは、コメットさんが「ひとを好きになる気持ち」に目覚めるという、ひとつの転回点であった。イマシュンは気に入らないったら、気に入らない。ケースケには頑張ってほしいものだ。ストーカー兄さんは問題外。メテオさんに惚れる気持ちだけはわかるとしても。コメットさんがバスのなかで変身したのにはビックリ、うーん、もうちょっと何とかならんかったのかな。 01/06/02 餌を探す巨大カマキリのように周囲を見まわし 「RUN=DIM(ランディム)」……アニメキャラの立体物というのがいかに優れものなのか、麻生カンナの立体CGを見ていると理解できるような気がする。単にリアルさを追求したCGと違って、もっと特別な技が必要とされるのだろう。 「ゾイド新世紀/ゼロ」……ディマンティスとマッカーチスの群れが見られたということで満足。ディマンティスは数が多すぎて、一体ずつの細かい動きを見る余裕がなかったけど、まあ、あれはあれでよし。ベガは主人公声のくまいもとこさん、予告の「レディ、ファイト」のセリフなんか、無理に抑えているように見えるねぇ。あ、でも、「ナノセイバー」で静かなタイプの少年も演じていたな。 01/06/01 「俺の眼から見れば、誰も彼も、指先一つで動かすことのできる木偶にすぎない」 長岡良子さんの『暁の回廊』四巻を読んだ。もっと長く続くかと思っていたが、一応完結。予定されていたストーリーがとんとんと進められた印象を受ける。阿刀と葛城のあいだで生じる心情に共感するヒマもないという感じで残念だ。童女君が「あの人物」になっちゃうというのは、どうしても好きになれない。たぶん、正体の割れていた阿刀と違って、覚悟ができていなかったからだろう。阿刀と童女君の別れに「な、なんでやー」と思ってしまうわたしは精神修養が足りないのか(笑)。蘇我親子が悪役でなかったのは好きなのだが、そのぶん鎌足がもっと酷薄そうでもよかったような。絵柄が変化したせいかな。 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