SapTimber

辺材取りの九月




01/09/30 ストップ! ザ・あしゅら軍団
 「パワーパフガールズ」……「ガールズの主張!(Equal Fights)」の回。先週に続いて1ドル硬貨に関係したネタがとりあげられた。社会改革(婦人参政権・奴隷解放)運動家Susan B. Anthonyのエピソードが語られる。フェミニズムをテーマに話を作ってしまうところが向こうらしい。バターカップがファム・ファタルを落としたときに、ブロッサムが言った「バターおバカップ」のセリフ、原語ではbutterfingers(物をよく取り落とす人)となっている。
 「ニャニがニャンだーニャンダーかめん」……最終回。チュウチュウ一族編が始まったときに期待した「あらゆるスーパーヒーローを巻き込んだアメコミのごとき一大決戦」がほぼ実現していたが、現実に起きた事件と重ね合わせて観てしまうから、どうしても素直に盛り上がれない。憎しみの連鎖をどこかで断ち切らなければならない、というのはしばしば語られるテーマだが、現実はそのような方向へ動いていないからだ。まあ、そういうことはおいといて、デモンガやハリーが特殊部隊みたいで……あ、まだ離れていない。チュウチュウ一族との抗争は一本ぐらい省いて、最終回前に決着させてほしかった。最終回は、ニャンダー&かれんの正体がバレそうになって、結局はバレずにこれからも頑張るぞ、といったほのぼのとした話で締めてほしかったのだ。

 「ガオレンジャー」……ラセツは、まずオープニングのキャスト表示に「ん?」と思わされ、女性の声(西川宏美さん)で喋りだしたときには「う、嘘ッ?」と興奮し、柴田秀勝さんが腹で喋りだすと「そうかっ、あしゅら男爵か……だから、阿修羅ならぬ羅刹というわけか!」と納得したのであった。デザインはシュテン(左右非対称の迫力)、ウラ(美しいシルエット)に比べるとややおとなしいが、ケイオスっぽい不気味さがあるのでよしとしよう。暗いところで頭の口が紅い輝きを放っているときはカッコイイ。プロプラとキュララは可もなく不可もなく。「プラ」と「キュラ」の語尾をつけるところが安直、セリフの内容で個性を出してほしいものだ。ラセツのセリフも食に絡めすぎで、ややセンスに欠ける(ひとつふたつならよかったのだが)。どうしても和製ビーストウォーズのバカ敵の悪夢がよみがえる。
 「仮面ライダーアギト」……何故かブラックジャックな木野さん、ついに登場。最後のライダー変身はまったく予想もしていなかったので衝撃を受けた。アンノウン的デザインの仮面ライダーといった感じだが、一番仮面ライダーらしい姿ではないか。

 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……エルドラドにひとりお菓子を作って待つ魔女、という話にどんな意味があるのかよくわからず、どれみの涙もマジョスローンの涙も安いものにしか見えなかった。某掲示板の「暗喩ではないか」という指摘に、観なおしてみると「なるほど」と思わされたが、影山由美さんの背景をよく知らないわたしに確信できるはずもないので、それはそれとしておいておくとしよう。声に京田尚子さんを迎えた本格老婆魔女マジョスローンが腰を痛めたおばあさんだっただけに、「そんな無理させたるなよ」という意識が働いて、「運動して腹が減ったら何でもウマい」ともとれるオチには抵抗があった。あのオチで感動にもっていきたいのなら、博物館の館長として引きこもっているうちにすっかり偏屈になったおばあさんでないと。ま、いままでにもいたけどね、そんな魔女は。
 「コメットさん☆」……こっちは「ハズレなしかよ」というぐらい面白い話が続いている。おけやあきらさんの話づくりのうまさには参る。コメットさんとメテオさん、両雄(?)並び立つ魅力に溢れているのは見事なものだ。「あたくしだってこのぐらいのことは言えるのよ」と一物あるメテオさん、みなから感謝されて照れるのであった。それぞれ落ち着いた色合いの秋服になったが、ネネちゃんがかわいい。コメットさんの肌の露出は少なくなったものの、変身すればいつもどおりだからあまり気にならない。

01/09/29 「こんなはずではなかった」とうわごとをいいながら死んだ……
 「ぐるぐるタウンはなまるくん」……終わってしまった。最後に何かあるかと期待したのだが、いつもどおりだった。「はなまる王ターボ」にはじけてほしかったのに。
 「まみむめ★もがちょ」……終わってしまった、早ッ。少し残念。もがもがうらないでマーリンを選んだら、番組はじまって以来の最悪の運勢。マニアックな勇気で頑張れ、って言われても困るもが。
 「ウルトラマンコスモス」……前後編で何となしに楽しみにしていたが、脚本が太田愛さんだったので期待が高まった。実際、いつもの「コスモス」よりも前三作(ティガ〜ガイア)の雰囲気に近いものがあった。

01/09/28 ひどく怒っているワイバーンのまえで、いまこれを吹かねばならないとはなんとも妙な気分だ(運命の森)
 「ウェブダイバー」……ワイバリオンへ熱く語りかけるケントが泣かせる。って、なんでこんなに評価甘いんだ、こーゆうアニメになると。もう二回観た時点で駄作とわりきっているから、あとは褒めるしかないんだな。チェックを続けている以上、結局好きなのだとは思うが。ワイバリオンが変形するメカはなんとプロペラ機、グラディオンが機関車であることを考えればおかしくはないが、意表をつかれた。強制合体という言葉に反応するバカ。最後、デリトロスに勝てるわけがない、なぜなら……という流れで何が映るのかと注目したら、カイトだった。ありゃ、なぜにカイト。薔薇のひと(DVDのオープニング映像でしか見られない)はまだかぁ。
 「ハム太郎」……「おっ、モモちゃん、かわいい」なんて思っていたら、次回へ続いちゃったよ、前後編とはまた。笹本優子さんは反応するキャラにときどき名前を見るが、いまだ認識できていない。そうか、「ぶぶチャチャ」のボクなのだな。

 「デジモンテイマーズ」……デジタルワールドは前シリーズとはまた一味違うようだ。リアルワールド球が逆にヴァーチャル的(ジェンリャ言うところの)な外見で存在するというのが、なるほどと思わせて面白い。「デジアド」のときは、電化製品などが転がっているシュールな風景で、食糧補給の問題等もそのムードで乗り切っていたが、「テイマーズ」ではどうなるのか。ヒロカズとケンタはルキ用の足手まといとしてやってきたとは、妙に納得。これで不機嫌ルキも維持できるわけだ。

01/09/27 「何を隠そう、水責めにされたのは、このあたしさ」
 「フルーツバスケット」……前半ドタバタ、後半シリアス、今回で慊人のからむシリアスパートはあまり楽しめそうにないと判明した。原作が完結していないだけに、アニメでの終わり方は一応満足させるものになるのかどうか。慊人役の若葉紫さんは声優の声の出し方とは違うので、抑えたセリフが聞き取りにくい。これという魅力のある声でもないだけに、もっとありがちなキャスティングでよかったとは思う。まあ、ヘタなアイドル役者と違って台無しということもないが。

01/09/26 実のような球体と球体を赤いカビの蔓がつないでいる
 「スクライド」……劉鳳がカズマと同じような調子で技の名前を叫びながら力押しの対決を繰り広げていたのに芸の無さを見た。これが「シャーマンキング」なら、はなからそんなものだろうと思うから、別につっこむ気も起きないのだが。カズマの「倒れるときは前のめり」発言にはそのくだらなさにプッと笑ったが、それも狙いなのだろうか。無駄に(笑)好感度をあげていたのが瓜核、謎のスイカ移動など、一口に説明できないようなアルター能力を見せている。スイカがあれば何でもアリか、コイツは。ホーリーの一員であるシェリスに手をかけたカズマと違い、劉鳳は一般人に見える八歳の少女(かなみ)を脅して株を下げた。両者怒りに燃えるが、シェリスやかなみが添え物キャラにとどまっているので、共感させるほどのものはない。かなみ(田村ゆかりさん)は、声は言うことないんだけどねぇ。髪のボリュームありすぎて人間とは思えないぞ、ってそれもアリか(実は婆ァとか)。由詫という名前は、沖縄のユタ(シャーマン)を連想させ、夢見の能力と符合している。ジグマール(高田祐司さん)が「ガサラキ」調にここでも美少女(由詫かなみ)に「ついに見つけたぞ、アルターの巫女よ、おまえはアルターの神を降臨させる憑坐となるのだ」とか迫ったりして。アルターを進化させながら叫んでいるカズマ見ていると、クルモン扱いにも思えてくるが。

 「Z.O.E Dolores,i」……似非SF者としては軌道エレベータの描写に深いツッコミもできないが、ジム以外のリンクス一家が活躍できるように作ってあるところはうまい。妹ノエルの胸に顔をうずめてホッとしているレオン、オマエって奴は……。敵パイロットの妄想を描くことで、メカ戦闘とパイロットの殴り合いを同時に見せるアイデアがすごい。最後は人の殴り合いできめるハリウッド映画もこれはマネできまい。
 「プロジェクトアームズ」……退屈な画が多くて、やはりつまらない。ジャバウォックのデザインがしょーもなすぎるのも致命的。と言わんでもいいことを……。
 「シスタープリンセス」……最終回だけ観て、これまた言わんでもいいことを言うのはやめといたほうがいいだろうね。ゲームから生まれるアニメというのは、ゲームを遊んでハマったのでないかぎり、つきあっていられるものではないということか。

01/09/25 そこでENDの文字が出て、映画は終わった
 「学園戦記ムリョウ」……いつもと作画の印象が違ったので気になった。といっても、わたしはそういう方面には鈍いから、どこがどうとは断言できないのだが。裏を返せば、普段なら作画のことなど意識しないわたしでも気づいたほど違ったということか。気になりだすと、池田祐二さん(美術監督)のリアルな背景からキャラだけが浮き上がって見えてしまい、作品への集中を妨げた。作画監督はいちかわけいぞうさん、「ムリョウ」では今回がはじめてのかただ。まあ、そのせいかどうかはわからないが。
 話はいつもどおりゆったりと進み、学園生活の雰囲気がよく出ていた。自主制作の映画「こゆるぎ野郎」で盛り上がるところとか。小余綾(こゆるぎ)は神奈川県中郡大磯町から小田原市国府津にかけての海辺を指す地名で、天網市が神奈川県西湘地区にあるという想定と符合している。晴美と京一の物語にいまひとつ感じ入るものがなかったのは、晴美の父の「情におぼれた」云々の話がはっきりしないせいだろう。今回、稲垣ひかる役の松本さちさんの声がわたし好みであるような気がしたので、これからもっと意識して聞いてみたい。

 「ジャングルはいつもハレのちグゥ」……エンディングに入った瞬間、「ぬわっ、これで終わりかよ!」とつっこまずにはおれんかった、普通ならもうちょっと余韻がありそうなものなのに、ブツッといきなり終わったからね。前半をギャグに費やしていたから、時間がなかったというわけではなく、そーゆう終わり方を狙ったのだろう。別に中途半端に終わっていたわけではなく、きっちり終わっていると言えなくもない。シリアスパートでもっと長く見せることもできただろうが、それで果たして面白くなったかというと、そうでもない気がする。この作品らしさを出すなら、いつもどおりにギャグで暴走しながら、ウェットな方向へなだれ込みそうなところで潔く終わらせたのは正解かもしれない。

 『セントラル・ステーション』(1998仏・ブラジル)……代筆屋の初老にさしかかった中年女性ドーラがよい。こういう善人にも悪人にもなりきれない人物は大好き。シンプルにとてもいい映画だったけど……毎度のことながら前にも観たような気が。
 『BARに灯ともる頃』(1989伊)……マルチェロ・マストロヤンニとマッシモ・トロイージがヴェネツィア映画祭で主演男優賞を同時受賞した作品、という紹介に負けて、観ることにした。いい映画だったけど、父と息子の話で身につまされる部分があり、素直に感動できなかった。アンヌ・パリローが息子の恋人役で出ていたのが不意打ち、『ニキータ』(同年)より前らしい。その出番はかなり笑わせてくれる場面でよかった。また、マッシモ・トロイージが『イル・ポスティーノ』の完成直後に急逝していたことを初めて知った。心臓の手術を先延ばしにして撮影に参加していたという。

01/09/24 「身のほど知らずめ! 恥ずかしくはないか、ん?」
 「ベイブレード」……城に居座って「ブレックファスト」を二時間ぶっ続けで食い荒らすタカオたち。そりゃ、下品で野蛮と言われてもしかたない所業だわ。オリビエとジャン・カルロに「はしかにかかっているだけ」と言い放つラルフ、水上清資さんの脚本の回はいい意味で笑えるセリフが飛び出すことが多い気がする。ジョニーは前回ラルフに「チェスではきみに勝てない」と言っていたので、ベイブレードでは勝つのかと思っていたが、ラルフが見た目どおりに最強だったようだ。態度からいっても、そのほうがふさわしいわな。ユーロ大会でオリビエがとっていたポーズの仕種がいやにかわいい。ジョニーとカイの再戦は早すぎると思うが、もうカイは一皮むけたというのか。試合中に成長するタカオがいるくらいだから別によいか。
 「サジタリウス」……「命あってのラザニアや」とはラナ、よくぞそこまで言い切った。

01/09/23 「カマキリ大王、勝負、勝負!」
 「パワーパフガールズ」……「オカネになる歯!?(Moral Decay)」の回。歯と置き換わる1ドル硬貨は教授のしわざかと思いきや、本当に変わってしまうのであった。後は中毒系お話のパターン。最初に出てくる1ドル硬貨は2000年発行のサカジャウィア(ルイスとクラークの探検隊に同行してガイドと通訳を務めたネイティヴアメリカンの女性)の肖像が刻まれたもの。バブルスが25セントと間違えたのは裏面に鷲が刻まれているせいだろうか。日本語版ではさらっと流すしかないネタであった。
 「ニャンダーかめん」……最後の三分ぐらいしか観られなかったが、キャットタウンの繁栄を憎悪するカリスマ的指導者、作戦を遂行する少数精鋭の実行部隊、兇悪な面相(メディア操作あり)で映されるチュウチュウ一族、報復を求めるキャットタウンのスーパーヒーローたち、という現実との対応が見えてくるのには困ってしまう。助けてと言われても家の決まりでお金しか出せない、とニャンダーかめんは言わないが。

 「ガオレンジャー」……究極体ウラ、今回で死ぬんだったら、あそこまで動きやすい造形でなくてもよかったかな。しかし、あんまり迫力を出すと次のラセツのインパクトが弱まることに気づいた。醜さ(カッコ悪さではない)をもっと感じさせるデザインであればよかったが。シュテン(目・赤)、ウラ(耳・緑)、ラセツ(口・青)という並びらしい。ハイネスデュークはこれが最後で、あとはラスボスになると見てよいのだろう。ラセツは陰謀系のウラの後だけに力押し系だとは思うが、シュテンとの差はどれだけあるだろうか。脇にいる二体のほうが売りなのかもね。
 「仮面ライダーアギト」……段階を経ずにいきなりバーニングフォームになるとは思わなかった。前回と監督(金田治さん)が同じで、ライダーの巻き添えになって壁やら何やらが壊れる場面がカッコよい。カマキリ男はプロフェタ・クルエンティス(propheta cruentis:血に飢えた蟷螂)といい、"propheta"(預言者)にもカマキリの意味があるらしい。"mantis" も元は予言者の意で、向こうでは"praying mantis"という言い方があるように、あのカマを構えた姿が祈りを捧げているように見えるらしい。海洋系が終わって、デザインが出渕さんに戻ったと思われるが、アンノウンはフツーにカッコいいだけで面白味がない。あんまり変わったデザインにするわけにはいかんのだろうけど。出渕さんのカマキリシンカを知っているだけになぁ。カマキリ怪人の上にカマキリ(オスか?)がもう一匹乗っているというイカしたデザインだったのだ、これが。

 「も〜っと!どれみ」……大したテーマのないドタバタもいいとは思うが、ハナちゃん話をひきずっていると浮いて見えてしかたがない。クラスメート話が続いている状況だったら、たまにはこれでよいと思うところなのだが。ももこのボケっぷりはもうひとつ突き抜けていないんだよな。四人の対応を「……」の吹き出しであらわすのはギャグとして手抜きに見えてしまう。『おれは直角』を思い起こさせる道場の仕掛けは好きよ。全体としてはツボに欠ける仕上がりであった。
 「コメットさん☆」……星力の便利さの虜となって、コメットさん&ラバボーから星力を搾り取っていくミラとカロンの姉弟。うはー、あのキャラたちでこんな話を作るか、おけやさん、お見事。「ちなみにチュースはドイツ語です〜」というツボを用意してくれているところもさすが。"tschuess"(ueはuのウムラウト、ssはエスツェット)は「バイバイ、またね」という意で、親しい間で用いられる別れの挨拶。
 「エンジェリックレイヤー」……なんぞに言うべきことがあるはずもなく。
 「だぁ!だぁ!だぁ!」……たぶん前にも観ていると思うが、「豆腐人間の花嫁」というネタとクリスの暴走には、この作品は面白いとあらためて思わされた。

01/09/22 おめでとう! きみが見つけたのは蹄鉄ひとつっきりだ
 さあ、時間をむだにするな。

01/09/21 あんまりはしゃぐなって? ああ、そういわれればそのとおりだな
 「ウェブダイバー」……ロボットアニメなのに起きていることは「コメットさん☆」と同じ、というんだからすごい。幼児と化したレギュラーのキャラはみなオヤジ(と爺)、サービス精神に欠けるところもすごい。一番盛り上がったのは、影山さんの歌う新エンディングがお目見えしたこと、その映像に謎の少女キャラが登場したことなんだけど。
 「デジモンテイマーズ」……「夏休みだったら丁度よかったのに」「そんなに都合のいい話があるかよ」ってな感じの会話に大ウケ。小中さん、言ってくれるなぁ。浅沼先生の授業を出て行く四人、こんなところで「コメットさん☆」と足並み揃えていたとはね。先生は子どもたちに置いていかれたおとなの代表で、タカトにフォローまでされていたのは哀れ。しばらくはダメかと思われた山木室長は立ち直って協力者となった。ジュリは男の子たちに家の人と話をするよう強く言っておきながら、自分は言えずじまいだったようだ。厳格な板前の父、パペットを抱いて眠る弟など、何か後で意味を持ってきそうな背景だった。今回はもちろんよかったんだけど、そのせいでデジタルワールド編がかえって不安になってきた。
 「とっとこハム太郎」……商店街のハムスター祭りの着ぐるみが「リアル」だったのは妙に笑えた。

01/09/20 熔岩風呂につかっている
 「フルーツバスケット」……紅葉の目的はやはりそれだったか。でも、一緒に入らせてやってもいいんじゃ……と思ったら、中三だったのかよ。並べた布団に侵入しかけていたのはいいのか。ハーレム状態まっしぐらだが、小学生にしか見えない高一なんて、まるでエロゲーの暗黙の了解みたいだな。透の二度目の入浴は、タオルを巻くことなく入っていたので、よしよしと肯いていたが、女将のほうは何でタオル巻いてるの。堀江由衣さんの声にはあまり興味がないのだが、歌声はきれいだのう。
 「マジック王国」……瞳ナナさんは五位であった。うーむ、高すぎず低すぎずで笑いのネタにはならんかったなぁ。

01/09/19 第三場 陰謀の嵐
 「スクライド」……「ベイブレード」や「ウェブダイバー」の鑑賞基準に合わせるなら、「ストレイト・クーガー、カッコイイー」とか言ってもいいんだろうけど、作り手としては同じ扱いされても嬉しくないんじゃないかなぁ。カズマの独り言(叫び)は無言のマルチプルマン(マドロックス)もどき相手だとまたまた浮きまくるのだった。君島は何か渋いところを見せてくれるのかと思ったが、テンポが悪いうえに要領を得ない説明のせいでまるっきり決まらなかった。死もこれといって感じさせるものなし。
 「Z.O.E Dolores,i」……火星の過激な武装集団が軌道エレベーターの破壊で引き起こされる大惨事によって地球を壊滅させようと命賭けで急襲する。何とまあ。

01/09/18 「花なら悲鳴はあげないものさ」(『地獄に堕ちた者ディルヴィシュ』の短編「血の庭」より)
 「学園戦記ムリョウ」……もう毎回言っていることだが、登場人物が全員それぞれの個性を見せており、おざなりになっているキャラがひとりもいない(最近はムリョウが目立たないけど)。人物設定だけ作ってロクに活用もできずにサイトでこっそり紹介しているような卑怯な(笑)アニメとは大違いである(ただし、それが必ずしもダメ作品というわけではない)。それでいて、ヒロインの那由多がほかの脇キャラに食われていることもない。那由多のような健全な魅力は、ほかの作品なら「無垢」や「バカ」という属性に傾きがちだが、けっしてそこには陥ることはなく、「態度と表情に気持ちが出やすい(傍目にわかりやすい)」という可愛さで保っている。今回の敵は、紙細工(シングウ)に対してハサミというわかりやすさで襲ってきたと思ったら、攻撃時はグーの形態になるもんだから、結局パーに負けるというバカをさらけだしていた。
 「ハレのちグゥ」……一応は最終回にそれらしいオチ(シリアスパート)をつけるつもりなのか。ベルは萌えな人々のカリカチュアになっているが、同性の女だから許されているキャラだなぁ。

 「ちゅらさん」……いまや、気に入っていた人も惰性で付き合わされている(ここまできたら最後まで)という感じだと思うが、それが連ドラの宿命ということか。恵里が思い詰めすぎに見えると思うかたは、和也くんの「心の傷」がホントはあんな程度のものではなかった、と考えてみてはどうだろう。なにしろNHKの朝の連ドラだからね、あんまりシビアなことはできんさぁ(ココ、マジ)。そう、和也くんのじっと見つめていたしゃぼん玉の割れる(ココ、ウソ)シーンには深い暗喩がこめられていたのだよ、なんてこった。これでは恵里が深刻に受け止めて、こはぐら教に子連れで出家するのもしかたない。え、恵里は知らんやろって。そこはおばあから受け継いだパワーで察するものがあったということで。
 「ヴォイジャー」……「虐殺の記憶(Memorial)」の回。オチは途中で予想がつくし、話にそれ以外の要素がないため、全体として退屈なまま終わった。トレスはパリスのマニアックな趣味につきあわされるばかりで、どーも報われていない気がするが。

01/09/17 「チェスがわたしにとってどれほど大切なものだったか、きみも知っているだろう?」(殺戮のチェスゲーム)
 「ベイブレード」……アメリカのブレーダーが政界をバックに設備投資と情報収集の力で支えられていたのに対し、ヨーロッパの上流階級四人組は財力を当たり前として、血筋と伝統に支えられている。強いブレーダーが揃って上流階級という展開に、現在読みかけの『殺戮のチェスゲーム』を連想してしまった。「ベイブレード」をダン・シモンズで喩えるアホらしさに呆れないこと。飛行船を運転していたのはオリビエなのか、この際何でもいいけど。上流階級であることを強調するジョニー・マクレガー、ほかの三人に比べるとデザインにそんな雰囲気が感じられない。それをコケにしてみせるカイに視聴者は喝采を送るが、仲間から無敵と信じられていたカイもジョニーに敗れてしまい、そのショックと悔しさを共有することになる。お約束ながら、うまいねぇ。ジョニーのほうは表で余裕を見せつけつつ、裏では必殺技を見せてしまったことにとまどっている。「○○に同じ技は通用しない」の法則が働いたときに不利になるのは明らかだからだ(そうかぁ?)。ダージリンのファーストフラッシュ(春摘み)は日本とドイツで人気が高いとか、なるほど。

 「Dr.リンにきいてみて」……スピードの出しすぎで事故を起こしていたら、言い訳もできんなぁ。恨まれてもしかたあるまい。バッドアイテムからさらに「神風怪盗ジャンヌ」のようなノリになっていた。
 「犬夜叉」……殺生丸と一緒のりんがペラペラと喋っていたので喜んでしまった。冥加(緒方賢一さん)、刀々斎(八奈見乗児さん)、灰刃坊(青野武さん)と爺なキャラ(キャスト)が揃っているのはいいことだ。
 「ER6」……ベントンに「どうした? 見てるだけか」と声をかけたアンスポーが渋かったねぇ、最後においしいところを持っていった。ルカとベントンの対立に関しては、ダグのときは「俺が正しいと思ったことは正しい」という不遜な態度を漂わせることでバランスがとれていたのだが、ルカにはそれがないからちょっとベントンに不利な感じ。医師専門の薬物中毒リハビリ施設があるとはさすがアメリカ。

01/09/16 奇ッ怪な怪獣が輪郭を現わした――奴が怪獣に変身したのだ
 「ガオレンジャー」……期待どおりにウラがやってくれた。すべては千年の邪気を我が物にするための陰謀だったというわけである。一瞬ロウキに支配されたかに見えたガオシルバーがついに邪気を打ち払った直後の展開だけに面白い。肝心な話に限って、メインライターの武上さんが書いていないのは幸いか。ただ、ウラ究極体がしょぼかった。「美しい究極体」が醜いということ自体は悪くないのだが、迫力に欠けていたのがちょっとね。これは元のウラのデザインがすでに優れていたことが災いしたと言える。あのウラのデザインの完成度で、究極体の姿に視聴者を驚かせようと思ったら、手はふたつしかなかったと思う。ひとつは、アクションがとれないほどデカくて奇怪な姿にする。ただし、これはもう演技もできないので、結局はその場で倒されることが前提である。もうひとつは、元のウラとは逆に、スマートで露骨なカッコよさを狙ったデザインにする(ロウキがそうであるように)。いっそのこと、美形俳優が顔を見せるタイプの幹部デザインになっていたら、かなり盛り上がったのではないだろうか。
 「仮面ライダーアギト」……ついに話が動き出した。まあ、ここまで引っ張られては、興奮するよりも安心するほうが強かったが。水のエルのデザインは、これという魅力があるようには見えない。アギトが自動車の上に真魚ちゃんをかばいながら落ちるシーン、水のエルに吹き飛ばされたアギトがぶつかった柱が崩れるシーンがよし。

 「も〜っと!どれみ」……ハナちゃんの出てくる話の印象がよくないせいで、先入観が邪魔したものの、全体としては悪くなかった。演出は長峯達也さん、見慣れないお名前だったが、これまでも演出助手として参加しておられ、「ひとりぼっちの夏休み」では演出のみで(絵コンテは五十嵐さん)、演出と絵コンテをひとりで受け持ったのは今回が初めてというかたらしい。ハナちゃんに萌え萌えな五人の様子が笑わせてくれた。子育て本のバカバカしいモットー、ももこの頭にさしている三角定規、レシピ日記のなかで仕事をしている小人さんのような妖精がよし。最後に虹のかかった空を映して終わりかなと思わせて、ももことハナちゃん、ふたりの夜の場面を見せたのがいい。あいちゃんがももこを叱りつけるときのセリフ内容はかなりキツいが、それをリアルととるか(感情的になると言い過ぎてしまうもの)、「アンタ何様やねん」ととるかで評価が分かれるかも。
 「コメットさん☆」……冒頭からミラさんの意外なボケっぷりに笑わされる。そんなキャラやったんかい、アンタ。幼児化メテオさんなど、いろいろ楽しませてくれたが、ちょっと省略。観てたときは熱出ていたし、日記を書いているいまもしんどいのよ。

01/09/15 巻物には何も書かれていなかった
 なんというペテンだ!

01/09/14 「あの、このゼンマイ仕掛けのサル、いくらですか?」
 「電脳冒険記ウェブダイバー」……アオイの服を着た姿で悩むケントの絵がこっそりよし。ドラグオンを目覚めさせるのはやっぱりナオキの涙かと思っていたら、お約束どおりにそうなった。これはちょっと安い涙やのう。ナオキの性格からいくと、「バッカヤロウ」の怒鳴り系セリフで目覚めさせたほうがよかったのでは。ドラグオンの眼から溢れていたのは、ドラグオン自身の涙なのか、ナオキの涙がたまったものなのか(なんぼほど流すねん)、いずれにせよオイオイなシロモノだった。最後は迫るダイタリオンの影、でも、こういう方面ではちっとも期待できないんだよな。

 「デジモンテイマーズ」……マクラモン、正体を現わす。人形のようなお面がパカッと割れるのかと思いきや、そのまんまの顔であった。ま、それはそれで面白い。
 デジタルワールドへ旅立つという展開は、「デジモンアドベンチャー」から観ていると別に気にならないが、「テイマーズ」から観ている人にはちょっと不安なのではないだろうか。「デジアド」はデジタルワールドから現実世界へ移行するときが一番盛り上がったのだが、その逆をいく「テイマーズ」は果たしてこれから盛り上がるだろうか。出立にあたって親子の対話にまるまる一話割くようなので、そのあたりは「デジアド」と同様に期待できそうだ。デジタルワールドと現実世界を定期的に行き来していた「02」は、そういう点で失敗していたのだ。
 加藤ジュリがテイマーになるとは信じていなかったので、ちょっと驚き。浦沢さんの一発ギャグネタじゃなかったとは。たしかにクルモンさらわれたら「抱き役」を果たせないし、パートナーでもいなけりゃ、一緒についていけないよな。神の声は森山周一郎さん、ベテランを用意しているだろうとは思ったが、大御所の登場であった。最後にマクラモンのバックに映った巨大な影は、翼だけでなく大きな鳥の嘴もついていたようなので、ガルーダ(迦楼羅)が有力か。いや、それでは、ガルダモン(ピヨモンの完全体)とゴッチャになってマズいのか。

01/09/13 「こいつを喰い終わったら、おれはすぐに死んでしまうんだが、人類を救うためなら喜んで犠牲になるさ」
 「フルーツバスケット」……ううーむ、やはり8/09の感想に書いたとおりだったか。まあ、それはおいといて。「世界で一番バカな旅人」の話は、仏教の「捨身飼虎」にオスカー・ワイルドの『幸福な王子』をプラスしたかのような内容だが、そのふたつが哀れみの精神からくる自己犠牲であるのに対し、「旅人」はバカであるがゆえに騙され続ける「無垢な存在」として語られている。最後には「バカ」と書かれたメモまで渡され、『幸福な王子』のように救済されることもない。ツバメという存在もいないが、読み手の紅葉がツバメと同じ気持ちを共有している。「世界で一番バカな旅人」は単体で成立できる話ではなく、それを含む「フルーツバスケット」につながってはじめて完成する。救済は「フルーツバスケット」のなかで与えられているのだ。
 「マジック王国」……ここは瞳ナナさんがリクエスト一位になるかどうかに注目したい。ハイ、みなさんも「♪千年前にハートを奪われ 千年前に交わした約束 忘れないでね あの日の約束」と一緒に歌おうね。

01/09/12 「そして、南北に分かれてのいがみあいは、もうおしまいにするわ」
 「スクライド」……すでに目されていたとおり、ストレイト・クーガーだけは見られるキャラとなっている。今回でまた若い衆の間で株を上げたことだろう。車がなくても構わないらしい。まあ、たしかに物質変換できるなら、アルター能力者というだけで大概のことはできそうだ。イーリャンも壁抜けしていたし。由詫かなみを襲った(?)謎の球体には「え、コメットさんが星のトンネルで?」と思ってしまった。予告ナレーションが笑えることだけは認めざるをえない。
 「Z.O.E Dolores,i」……「さよならマーズ」の回、残り三話。前半は、玄田哲章さんがヒーロー演説ぶちかまし、ハリウッドのバカ映画をパロディ化したような展開で笑えた。狙ってやっているものとみなす。エンダー号に何故か家族揃って乗り込んでいるという、勢いだけで乗り切る流れもよし。ところで、ハトールのデザインは気に入らないが、レベッカの乗るメカは単純な人型をしておらず、わりと好きだなぁ。

01/09/10〜01/09/11 「ふん! わしの高級にして哲学的な作戦が俗人にわかってたまるものか」
 「学園戦記ムリョウ」……冒頭、瀬津名を襲撃するエイリアンを見て、「ポクテか?」と思ってしまった。相変わらず全キャラに目が配られており、近頃は磯崎先生の表情がいろいろと見られて面白い。最後はひさしぶりに事件が起きているのだが、官房長官に緊張感がないので、いつもどおり穏やかに進んでいる気にさせられる。予告で波瀾の予感と言われても「嘘つけ」とつっこんでしまう。まったりもいいが、もうちょっと次に何が起こるのかという期待感を持たせてほしいものだ。
 「ジャングルはいつもハレのちグゥ」……冒頭からマリィが暴走して面白いキャラになっていたので、萩田寛子さんと睨んだが、やはりそうだった。あとは大して笑えなかったところもね。ギャグのタイプにも向き不向きがあるのだなぁ。ホント、マリィをいじらせたら抜群なのに。
 「爆転シュート ベイブレード」……作中でバカバカしい作戦と四人で大笑いしていたわりには、ごくありきたりのアイデアでつまらなかった。ジャン・カルロはもうネタが割れているし、オリビエは声がかわいいだけだし(まあ、嬉しいけど)、特に楽しめるところはなかった。

01/09/09 泡を破って外に脱出しないと、窒息死してしまう
 「パワーパフガールズ」……「もっとオモチャを(Ploys R' Us)」の回、幼稚園児ヒーローだからこそ許されるパターンの話(キャンディ中毒の回とか)。原題は「トイザらス」のもじりで、"ploy"は策略、悪ふざけの意。「あざといざラす」とでも訳すか。「トゥイッギーを守れ(Getting Twiggy With It)」の回、トゥイッギー哀れすぎ。原題はウィル・スミスの"Gettin' Jiggy Wit It"からきているらしい。
 「ニャンダーかれん」……ニャオン、ついに人気者ランキング一位となる。最終回も近いということか。ニャンダーを石に変えて粉々にしようとは、ホントの悪役がやることじゃねぇか。チュウチュウ一族に属さない野ネズミの一家については、戦時下の民族差別を思わせて、妙に影をおとすし。
 「百獣戦隊ガオレンジャー」……ガオディアスの予想もしなかった巨大しゃぼん玉フープ技にマジウケした。「ガオキングアナザーアームでどうでしょう」という投げやりなナレーションもよし。次回もダークおじゃる丸が何をしでかすか楽しみである。
 「仮面ライダーアギト」……「ガオ」がバカバカしさの勢いで笑いをとるのに対し、こちらは計算された笑いが脚本に仕込まれており、性質が異なっている。

 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……最後はもう泣きそうになった。この作品が進む方向を間違えたことへの悲しみで。前回の感想でも書いたが、野菜を入れるところを隠すことまでして、野菜の味も匂いも一切残っていない料理を食べさせ、「野菜嫌いをなおす」とは意味不明である。それは、野菜をどうしても食べない子供に無理にでも野菜を体内に取り入れさせる苦肉の策でしかない。そりゃ、ハナちゃんに理解させるのは困難だろうが、「これで野菜嫌いをなおそう」と意気揚げられてもね。野菜も意外にいけるやん、と認識させようという気はないんか。しかも、おんぷがピーマンを食って、死にそうな表情を浮かべているところを、ハナちゃんに見せつけるのである。逆効果以外の何物でもない。ピーマンの生かじりがまずいのは当たり前だろが。今回の話だったら、まずはおんぷがピーマンを食べられるような料理をみんなで作って、おんぷの苦手克服から始めるのが正しい流れだろう。おんぷのピーマン嫌いをそのままにして、ハナちゃんの野菜嫌いをなおそうなんて、おまえら何様じゃあ。イカサマじゃあ。
 栗山緑さん、何でこんなことになったのよ。「も〜っと」の真骨頂であったクラスメート話では、「そのままでいいんだよ」というテーマを語ってくれていたのに、野菜嫌いは抹殺すべしなのか〜。レシピ日記は玩具展開の都合があるから、「しゃあないなぁ」と苦笑しつつも受け入れられたのに。話の展開憎けりゃ、ハナちゃんまで憎い、と思ってしまうじゃないか。ミミ(斉藤祐子さん)の関西弁が聞けたことだけが嬉しかった。やっぱり人の言葉を喋ってくれないと、なかなか声の魅力はわからんもんねぇ。

 「コメットさん☆」……最後はもう泣いてしまったよ。感に堪えないあまり、エンディングになっても、次回予告になっても、涙が止まらなかった。ええ、そーゆう奴なんだよ。もう2001年度最高アニメは「コメットさん☆」に決定。まったく予想もしていない話を毎回持ってきてくれる。コメットさんはツヨシくん&ネネちゃんに救われ、メテオさんは風岡夫妻に導かれた。しかし、タンバリン星国からきた姉弟のミラ&カロンにはそのような出会いがなく、地球の生活に適応できず、カロンは人と接することを断ってしまった。ミラは食事を(笑)。カロンの助けを求める声(星力で生み出したバイク男)に引っ張りまわされたメテオさんだったが、コメットさんには到底真似のできない荒っぽいやり方でカロンを外の世界に引きずり出したのだった。このカッコよさは見事、さすがは呪文省略のメテオさん。その優しさに気づいているコメットさんとミラもよし。

01/09/08 緑と紫のカンガルーか?
 「まみむめ★もがちょ」……にょんの好意を受けながら自覚のないもがちょに対し、根はいい奴だがにょんに片思いのバイおー。この構図はあまり好きじゃないんだよなー。「ハム太郎」もそうだけど。Dr.アフロとファファはいい感じ。ハナちゃんは植物なのか動物なのかもわからぬ卵型の生き物なのに、大本眞基子さんの声だけでよろめいてしまう。何とかならんか。マーリンとキーコのにらみ合いで走る電流火花は、しっかり本体(頭にくっついている小さな緑色の生物)との間となっている。念のため言っておくが、あの紫色のヒューマノイドは本体が操っている人形のドローンにすぎない。
 「ウルトラマンコスモス」……ドイガキ、「ズッコケ三人組」のモーちゃんと見た目で大して差がないような気がするんだけど、そんなことでいいのか。

01/09/07 もしイノシシに殺されたら、目に飛びこんでくるのは14だ
 「電脳冒険記ウェブダイバー」……一話まるまるドラグオン(ナオキ)との対決。前回同様、各キャラの動きを盛り込める余裕があった。アオイちゃん、あんたはマジカルステーションで泣くだけが仕事かっ。それだけでも結構嬉しいんだけどね、困ったことに。オープニング、デリトロスの巨大な目玉が映るカットで一瞬有栖川アオイらしきキャラ(はっきり判別できない)が重なるのだが、これは暗示なのだろうか。祖父の有栖川博士(マジカルゲート設計者)は登場しているのに、両親がどうなっているのかよくわからない。例えば、アオイ母(娘似の顔)がデリトロスと関係しているとか。両親はデータとなって電脳世界に生きていて、デリトロスはアオイ父だったりして。おお、こいつは燃えるぜ、と勝手に盛り上がっておこう。

 「デジモンテイマーズ」……初心者(加藤ジュリ)がトレーディングの食い物にされるのを防いだルキには拍手喝采。ルキの変化をわかりやすく見せるにはいい場面だった。デーヴァと十二支の対応が作中でも明らかにされた。この日記でリストアップしてしまったのはネタバラシやったかな。子供が読んでいるわけじゃなし(たぶん)、別にいいよね。人形のような謎の少年はマクラモン(摩虎羅・申)じゃないかという推測を書こうと思っていたら、どうも実際そうらしい。これがホントのネタバラシ。19話から22話で「マ」「ク」「ラ」「モン」と一言ずつ発していた、というオチだそうで。ブルーカードの出現理由がえらくストレートなものになっていたが、いままでそうじゃなかったぶん、旧二作のように素直に盛り上がることはできなかった。

01/09/06 きみのお気に入りの牛……そう、〈さまよえるワンダ〉がいる
 「フルーツバスケット」……草摩溌春(元気溌剌の溌、正確には旁が發)、表と裏(ホワイト&ブラック)の人格を持つ中三。干支に変身するとモロ乳牛、白と黒ってそーゆう意味かいと笑わせる。声は陶山章央さん、特徴のある声で「どっかで主役張ってたなぁ」と思っていたが、大神一郎(サクラ大戦)であった。中三とは思えない声だが、原作ファンはどう思ったことか。話のタイプ(と面白さの度合)は楽羅登場の回と似たようなもの。キャラの性質は女性ウケするものと見てよさそう。この10話は、コミックスの第13話+第14話に当たるらしい。前回9話が第11話、前々回8話が第10話+第12話といった具合。原作にほとんど忠実な流れのようだ。

01/09/05 「何をやったってしくじるもんなのさ。ゲス野郎はな」
 「スクライド」……エマージーは、キャラとしては「呪いのデーボ」というより「鋼入りのダン」に近かった。単にネタだけでなく、爆弾のスイッチをいっぱい持っているノリなんかもジョジョのテイストなんだよなぁ。ジョジョのパクリ、というんじゃなくて、アニメでジョジョがやりたい、というつもりで作っているのだろうか。「スタンドもの」というジャンル分けがはっきり確立していたら、「スタンドもの」と銘打つぐらいの意識でやっているのかもしれない。それならジョジョとの類似を指摘されたところで、スタッフは「うん、そうや」と答えるだけだろうなぁ。スーパーロボット型のアルターはいまひとつ驚きを与えてくれなかったが、まあ、適当なところで面白がっておくほうが得かもね。最後はカズマが叫んで殴って終わり。カズマはアルターと一体化しているから、「頼っていない」つもりらしいが、実のところはそんなに変わらないと思う。

01/09/04 「この方たちが、おまえに来てほしいとおっしゃっているんだ」
 「学園戦記ムリョウ」……双葉についてはもう言わずもがな、ということで済ましておこう。近頃はヘタなことも書けんよ、やれやれ。主人公の周りでは相変わらず大きな事件が起こることもなく、登場キャラの魅力がそれぞれ丁寧に描かれるのを楽しむといった趣である。たとえば始の友人たち、そんなに大きな役割があるというわけでもないが、昼食のシーンで、川森篤(前に台所で今日子母さんを手伝っていた)は「さすがに始業式に弁当作りは頼めないよね」と母親に気を遣い、成田次郎は「おれなんて当然のようにパン買っとけだぜ」と嘆息してみせ、個性を明らかにしている(注:セリフは不正確)。磯崎先生はついに酒で仮面が外れてしまい、はるか先生(イサミ)を髣髴させるキャラとなっていた。
 「ジャングルはいつもハレのちグゥ」……最後の「ゲームと現実を混同した事件」というオチでそれまでの伏線ギャグに納得がいったが、それ以外はやや物足りない笑いに終わった。横手さんだとは思ったけどね。

 「ヴォイジャー」……「心に響く歌(Virtuoso)」の回。ドクターが失意のうちに去る結末を迎えることはすぐに予想がつき、その原因も平凡なものだったので、話としては退屈した。そして、最後がよくなかった。セブンがドクターにファンレターの書き手が自分であると明かしたのは野暮というもの、わたしの嫌いな説明しすぎというやつだ。視聴者はあのファンレターがセブンの書いたものだと察しがついているのだから、わざわざはっきり言わせることはないのである。たとえば、こんな感じ。ファンレターの送り主を聞かれたセブンは「署名はない。必要ないからな」と言って立ち去る。ドクターは困惑した表情で見送るが、はたと思い当たる。「ありがとう、セブン……」とつぶやいて、歌を口ずさみはじめる。これで十分なのだ。

01/09/03 きみは円形劇場の舞台の上に古代ローマ戦士のようにたったひとりたたずみ、最悪の状況に備えつつ思いをめぐらす
 「爆転シュート ベイブレード」……イタリア人のジャン・カルロ・トルナトーレ登場。ベイバトルではローマの広場に闘技場(ミニチュアではない)を用意し、ローマ戦士の扮装で現れて、ベイをセットした盾に剣をさしこんでシュートする。聖獣がアンピスバイナ(両頭の蛇)というのが渋い。カルロの軟派な態度にひがみ半分で憤慨するタカオだが、女の子にあっさり転びそうになるところは欲望に忠実でよし。カイは相変わらず聖獣見たさにこっそりタカオを煽っている。そーいや、聖獣ってスタンドと同じで聖獣使いにしか見えないんだったかな。見えていたら、ただのコマ遊びとは絶対思えないもんねぇ。
 「宇宙船サジタリウス」……「肉がなくてもラザニアは最高の味」は何度見ても泣けてくるねぇ。シビップの歌う「夢光年」が聴けるのもいい。おねーさんにみんな言われてしまったな。
 「犬夜叉」……前半は回想シーン多し。神楽の裏から神無が出てきたときは「おまえ、さっきまで別のことで忙しかったんちゃうんか」と言いたくなった(そういう能力があるとはいえ)。原作にかなり忠実らしいので、そのへんの都合の良さは漫画からきているのかな。大神いずみさん(神楽)は演技がちょっと一本調子か、耐えられないほど悪くはないが。「タイタニック」の恐ろしい吹き替えを体験した後だしね。

 「ER6」……原題"Loose Ends"には「未解決の細目、棚上げの事項」という意味があり、そういった話がいろいろ出てくる。また「途方に暮れる、心配で落ち着かない」という意味も込められているのだろう。マークの父の「病からの解放(死)」という意味まで含んでいるかどうかはわからない。いよいよキャロルともお別れという感じ。
 向こうのドラマや映画では父親による性的虐待の問題が取り上げられることは珍しくないが、さすがに六歳の子供というのは初めて観た。しかも、診察結果でその暴行がどういうものなのか、はっきりと示される。現実から目を逸らさないところはいかにもアメリカらしい。それにしても、それを演じる子役の気持ちの問題はどうなの、という疑問がある。子役の実年齢が高めとしても、十歳は超えてないと思うのだが。

01/09/02 聞いて想像するよりは、いい味がする
 「パワーパフガールズ」……「スーパー博士、空を飛ぶ!(POWERPROF.)」の回。前半は動きと音だけで見せるシーンが続き、その演出が楽しめた。後半は博士のセリフがポイントらしいが、吹き替えでは伝わってこないことがわかるだけに、悔しさが先に立つのであった。パワーパフの決めセリフ「Not so fast!」を博士が「Not so quickly!」(タンマ、と吹き替え)と言って、ブロッサムに訂正されていたことだけは確認。
 「ニャンダーかれん」……トロイの招き猫+妖機械獣フェーリスM3(でっちあげ)のごときチュウチュウ一族の作戦にキャットタウンは壊滅の危機にさらされた。エスカレートしてきたなぁ、あの暴れ方じゃ死者が出るよ。兄妹の正体をばらしかねないかれん(ミーコ)の失言はこの先の伏線となるのか。

 「百獣戦隊ガオレンジャー」……「何の冗談だ」の一言で決まり(笑)。カラオケの次はボウリングというおバカな流れもよしとしよう。ツエツエの斉藤レイさんは舞台の仕事があるために撮影に参加できない(アフレコは別)という話を聞いた(未確認)。あの顔隠しがそのためだとすると、デザインがぞんざいなのもうなずける。ヤバイバはその煽りをくったかたちか。ま、舞台が終われば、再び顔が見られるということだろう。
 「仮面ライダーアギト」……超能力モノのついでに「仮面ライダー」やってる、という感じになっている。もうちょっと両者が結びついていればいいのだが。あの超能力青年の治癒能力はどこへ失せてしまったのか、と思わずにはいられない。涼を復活させるのは真魚ちゃんなのか。

 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……オヤジーデ、掃除機で片づけられるという本来笑えるはずのギャグを見るのもつらかったが、いつもはそーゆうキャラなんだからしかたない。先々代の女王がかけた呪いが「野菜嫌いの呪い」だったという展開にまずガックリきてしまった。無印のマジョルカや「しゃーぷっ」のオヤジーデがかけた呪いなら、その程度のアホらしさもピッタリくるのだが、「しゃーぷっ」最終回でシリアスな面しか見せなかった先々代の女王がかけた呪いがそれではなぁ。女王自身が野菜嫌いだったというのも情けなくて、その後のドラマに引き込まれるのを妨げた。後半もひっかかる部分が多くて、脚本が誰であろうと駄作の回と言い切りたくなるほどつまらなかった。脚本は成田良美さんだったのだが、はたしてこれはわたしの好みに合っていないというだけの話だろうか。

 「コメットさん☆」……「どれみ」の後にこれをぶつけてくるとは、おけやあきらさんもおひとが悪い(笑)。しかも、こっちのほうが対照的なくらい出来がよいんだなぁ。今回つくづくそう思わされたので、2001年度の最高アニメ作品は「コメットさん☆」で決まりと言いたくなった。野菜嫌いの女王に野菜の味や匂いを感じさせないような料理を食わせたからといって、そこに何の感動があろう。ツヨシくん&ネネちゃんのように野菜の味にも意味があることを理解して内面から変わっていくことに比べたら、卑小な発想ではないか。しかも、ツヨシくん&ネネちゃんはお菓子のお弁当という子供らしい欲望を発揮していたのが、誰かに説教されるわけでもなく、ヒゲノシタとコメットさん、沙也加ママの様子を見て、自分から変わったんだからねぇ。
 ギャグのほうもくすぐりが多い。バッタビトの衛生兵には意表をつかれた。ムーク侍従長のフルネームはムーヴァイツェン・クッデーデンと聞こえたが、自信はない。ファンサイト(個人)にはムーヴァイツェン=クネーデルと記しているところがあった。あらためてラバボーがラ・ヴァルモット・プロヴォーネの略であることを確認する(忘れていた)。予告で期待させるのが相変わらずうまい。松岡由貴さんと永澤菜教さんもこちらのほうが楽しいんじゃないか、とまで思えてきたりして。

01/09/01 一番面白いのがホビットの耳の大食い競争じゃ(甦る妖術使い)
 「デジモンテイマーズ」……予告の時点でわかる浦沢義雄さんの脚本。加藤ジュリを塩田ヒロカズと北川ケンタのふたりが左右からガッチリ固めて、公園の影に連れ込んでいく絵は、エロガキの「おれたちのデジモンを見せてやろうか」という邪推を呼び起こして、どうにもいただけなかった。平田広明さんがひさびさにレオモンとして登場。鼠のクンビラモンはあっさり倒された。馬が強すぎたのか。
 「まみむめ★もがちょ」……ゴーガンの話。暑いとダラダラして、寒いと引き締まる、宝物は自分の耳で、夢は芸術家、という説明だが、ほかのキャラと比べて、姿からも名前からもさっぱりどういう奴なのかわからない。ん、待てよ、そうかっ、ポール・ゴーギャンからきているのか。宝物は自分の耳って……そういう意味だったのかー。うーむ、これはポイント上昇したもが。見た目のわりに声はかわいいのだが、キーコ役の今野宏美さんが兼ねているらしい。