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NoRemember 「忘れちまえ」の十一月 01/11/30 ふたたび幸運を感謝しながら柱のあいだを通り抜けウサギの前へ 「ウェブダイバー」……アオイちゃんにはショウさんも適わないらしい。こういう描きかたを続けておいて、不意打ちで気弱なところを見せてくれると、ファンの心をぐっとつかめると思うのだが、はたしてそれはあるのだろうか。リュウトは、いまのストーリー展開だと当分はバカな捨てセリフを吐くカッコ悪いキャラだな、気の毒なことに。ケントもカロンに手をおいてウェブダイブできたら手間がかからないのだが、あくまでそれは許されないのだった。 「デジモンテイマーズ」……小春(シウチョン)がデジタルワールドへ行く話。初代デジアドのヒカリを思い出させる。「テイマーズ」としては異色の回で、スタッフが誰なのか気になった内容だった。脚本は吉田玲子さんということでちょっと納得、小春の描き方がうまいわけだよ、「テイマーズ」ではこれがお初だ。演出はベテランの今沢哲男さん、映画版を監督しておられるが、テレビではこれまたお初。デジタルワールドの風景の広がり、そこを駆け回る小春、巨大なアンティラモンの姿、どれも見せ方にうまさを感じる。兎(卯)のアンティラモンを最後に持ってきてどうするつもりだろうと思っていたが、このためにとっておいたのね。声に貫禄がないと思ったら、デーヴァとしての任をとかれたアンティラモンはロップモンへと変わり、多田葵さん(テリアモン)の兼ね役と判明したのであった。 「おじゃる丸」……電ボ不遇の第四期は「電ボさま」で電ボが報いられて終了。 01/11/29 革命運動に身を投じるのもいいが、その前にだいじな使命がある 「フルーツバスケット」……またまた飛んで、原作の42話めにあたる皆川素子が主役の回。前の話が一発ネタかと思っていただけに、序盤にネタが繰り返されたのはちょっと白ける。間が空いていればマシだったかもしれないのだが、テレビの限られた話数でこの話を入れる必要があったのだろうか。後半はうまく皆川素子に共感できるような方向へ持っていっており、全体としてはそれなりに面白かった。「革命的に何かが動く」とは思わんけど。清水香里さんは声優の仕事が増えているわりに、声優らしからぬ声の出し方(演技)をしているねぇ。うまいとは思わないけど、オモシロイ感じが出ているのでよし。 「ポケモン」……舞妓の五人姉妹で次女スモモの声がこおろぎさとみさん。これだけのために「ポケモン」をつけておかねばならぬのか。キャスト表示はいつもどおりトゲピーのまま。ほかの舞妓キャラ名は並んでいるのにぃ。トゲピーの存在価値はこおろぎさとみさんの兼ね役を期待できること、それだけだな。 「おじゃる丸」……先週と今週で大地丙太郎さんの絵コンテは三回あった。第四期ラスト前は「まちかど」第二弾の「もう一つのまちかど」、こちらは和田高明さんでいつものように絵コンテ、演出、作画監督すべてを担当。事情により画面をほとんど見ていられなかったので、感想も書くに書けない。 01/11/28 「師匠のこのわしまでやっつけようとはな。立派なものじゃ」(八巻) 「スクライド」……師匠が弟子の前に立ちふさがって「だぁかぁら、お前はアホなのだぁぁぁ」と挑発しまくり、戦って倒された後に「よくぞ成長した……後は頼む」と言い残す、格闘モノの王道を行く展開か。マーティン・ジグマールのセリフはかなり「ジョジョ」に影響されていた。イーリャンとの関係に何らかの理由があることは匂わされていたが、さすがに親子だとは思わなかった。遺伝子上のつながりがあるというだけなのだろうが。無常矜侍の側にいるふたりはそのクローンだろうし。アルターについては、ジグマールも劉鳳も面白味なし。カズマと劉鳳のセリフが重なるところは、好きになれないセンスだ。カッコイイのかねぇ、これが。 「ヒカルの碁」……ヒカルが上達しないうちは、塔矢アキラのエピソードもかなりの部分を占めるのかな。アキラくんのほうが見ててありがたいんだけど。 「7デイズ」……グレイが暴れるバカ話。バックステップのおかげで必ず大事故が起きる場面があるというのは笑えるなぁ。それにしても、グレイが保存されている場所は、設備に金がかかっていない感じだったのが何とも微笑ましかった。 01/11/27 「ナールの眠りを覚ます、ふとどき者は誰だ〜〜〜」 「学園戦記ムリョウ」……最終回直前だというのに、まだ真相がはっきりせず、「ああ、なるほど、そういうことだったのか」と納得する快感を与えてくれない。那由多が過去に暴走したムゲンを抑制できるかどうかに宇宙の命運がかかっており、ジルトーシュはムゲンと戦うことでそれを「判定」し、那由多が自制できないようであれば倒してしまおうというのだろう(望んではいないだろうが)。那由多が己を取り戻すには始の力が必要ということで、無量が連れていくことになるのか。結局はジルトーシュも含めてほのぼのと終わりそうな安心感があるせいで、盛り上がりに欠けている気もする。 「ヴォイジャー」……「帰ってきたケス」の回。帰ってこなくてよかったのに。何でこんな脚本をわざわざ用意するかなぁ。ウェスリーの場合はもっと違ったはず。あえて狙ったにしても、話が退屈すぎてオチらしきものもなし、では意味がない。 「ホミサイド」……「嘘をつく人たち(White Lies)」の回、原題は「たわいない嘘」の意。マンチは自分に腹を立てたときもそれをあっさり認めるようなことはない。ブロディーは哀れ、ケイに意識されていないことがこたえるのだった。 01/11/26 城の廃虚は調べてみるだけの価値があったようだ 「爆転シュート ベイブレード」……じっちゃんもグルだったのだろうか。何にせよ、全員揃ってバスから降りて、大転寺会長が廃虚のなかへ進んで入っていくところで、お膳立てということが見え見えになって微笑ましい。聖獣を思いやる心を取り戻しても、見た目にはその前後でやっていることが変わらないというのがキツい。 「コメットさん☆」……昨日の感想で書き忘れていたが、音楽の力は大きいね。キョウコ先生がレストランの門を出て雪景色を目にした瞬間に流れ出す例のBGM、あれでぶわっと涙腺を刺激されそうになる。テーマと話が結びついているうまさに関しては感想であまり触れていないが、作品内で語り終えられているので、付け加えることがないといえる。 「カスミン」……ついでに。前々回のあらいさんのヒーリングについてだが、どうやら見る人が見れば、これは「ドクター荒井の性感マッサージ」というネタにつながって大ウケらしい。これをもって吉田玲子さんの人の悪さ確定、とするのは考えすぎだろうな……とはいえ、揃いすぎているぞ。 01/11/25 この特別ボーナスは、日本人の読者にだけ進呈するものです 「パワーパフガールズ」……「パワーパフ・リスちゃん(Stray Bullet)」の回。かわいさの中にグロテスクさも混ぜるところが「パワーパフ」らしい。モジョが悠々と武器を準備するシーンは、何か大掛かりでバカな装置を組み立てているのかと思ったので、ガッカリした。動物たちの世界にも市長に相当するモグラがいたりして、というオチだけが面白かった。肉食動物には受難の時代か。キツネ(ミス・ベラム)はうまく立ち回っているけど。"Stray Bullet"は流れ弾、リスにつけられた名前(Bullet)と"stray(はぐれた)"にひっかけている。 「ガオレンジャー」……ブリキオルグ、そんな悪いヤツじゃなさそうなイメージだが、コレクターの妄執でも乗り移っているのか。一切喋らせなかったというのは面白かった。ガオゴッドは大神を試していたのだった。さすが神、ヤな性格だ。 「仮面ライダーアギト」……造物主が光と闇のふたつに分かれて戦ったということか。ホントに神なのか。アニメなら珍しくないが、実写ではなかなか信じられないなぁ。あかつき号の事件は明らかになったというが、謎はほとんど明かされていないぞ。 「も〜っと!どれみ」……マジョリードの正体が読めなかったのは不覚だった。明らかに見た目がおかしかったし、伏線も張られていたのになぁ。元老院に魔女ガエル、というのはRPGの設定みたいでカッコイイ。日本人はキライ(信用できない)と言い出す展開には、魔女界というファンタジー設定が日本人という現実と結びつくことにそぐわないものを感じて、「いきなりそうくるかー」と驚かされた。理由には説得力がなかった。和菓子職人としてちゃんと修行してりゃあ、いくらでも厳しいこと言われるだろうに。 全体としては面白かった。脚本は成田良美さん、いまやすっかりメインだが、キャラの個性も出せるようになっている。演出は山内重保さんの色がはっきり出ており、魔女界の話にはピッタリ。この前の「金曜アニメ館」で紹介されていた用語でいえば、レイアウトに特徴があるということか。小物(道具)のアップをはさむことも多い。最後にマジョリードの思い浮かべる画が浮かんでくるシーンが雑に見えたのは残念。 「コメットさん☆」……うむむ、話の流れが周到な伏線のおかげで自然、最後にファンタジーな情景を現出させるまでの展開に説得力がある、どうしてこんな脚本が書けるのだ。メテオさんの大雑把な行動に納得できるのは、これまでの積み重ねが効いているのだが。それを巧みに利用して、スピカおばさんとつなげて、雪を持ち込んでくるんだからすごい。みかんを刺した枝持ちっぱなしのネネちゃん、思い込みで突き進む子どもらしさがかわいい。雪の妖精さんの踊りもただ美しいだけに終わらせず、失敗の場面をはさむところがニクい。 「サイボーグ009」……冒頭の008のモノローグ、ヤスというギャグ調のキャラ、昔のままのストーリー、石ノ森さんらしさを失わぬように作っているのだろうが、懐古アニメと化しているような気もする。雪乃五月さんの003は何だか色っぽくてよい。0013についてはネタバレ書き込みを見てしまったので、わかっていたのが残念。せっかく漫画読んでないのに。謎というほどのことはないかもしれんが。 01/11/24 「相手の女の名を封筒にしたためようとして気づいたんじゃ」 「カスミン」……ろ、ろりっすか?……霊長目ロリス科の話ね。あえて選んでいるとしか思えないのだが、吉田玲子さんって、そんなにも人が悪かったのかー。体育の場面をしっかり入れているところもなぁ。短パンだったけど(それも人が悪いせい?)。ナニが見えたと聞いたので、気づかなかったわたしの目は節穴かと確認してみたが、なるほど見えたからといってどうということもない画であった。 そーゆうことはおいといて、七話めに「わたし、もう出てくー、なんて言わないよ……たぶん」をもってきた周到な仕掛けには、やられたっと思うわねぇ、やっぱり。ここらでガッチリ心をつかんでおこうというわけね。自分の作った肉じゃがの味に自信があり、アルミホイルで包丁の切れ味をよくする知恵を有し(情報源はひとりでできるもんとしか思えない)、日曜に自らできる家事(ぞうきんがけから庭の草むしりまで)を探さずにはおれず、ショーウィンドウでフリルのついた服を見てアイロンがけが難しいと所帯じみた発想に陥り、そのあげく薄暗いバーで中年マスター相手に心情を打ち明けているカスミ。これが小学四年生のやることか……狙ってやっているな。ユリやかえで、シカオの家庭事情もさりげなく見せてくれている。カスミが手紙を書いているシーンでは、イスに厚い本を二冊積んでいるところがゲーコマでよし。 カスミの表情はギャグ調からアップ時までどれをとってもかわいく描かれており、水橋かおりさんの演技もマッチしている。龍ちゃんをキャッチしてつかみ上げているときの怒ったような声なんか最高、こーゆう魅力が出せる声優さんが好きなんだぁ。 「金曜アニメ館」を観ていない人のために説明しておくが、「キャラクター原案」の伊藤有壱さん(ゲスト)がデザインしたのはポトポットやアライさんに代表される器物系のヘナモンたちである。だから、カスミおよび人型キャラのデザインは全面的に馬越嘉彦さんの手によるものと考えてよいだろう。 「料理少年Kタロー」……水木一郎さん出演の回。予告でほとんど見せられたという感じ。そんなわけで、最後のオチにそんなナレーションできたか、という点のほうがツボだったかも。あ、番組タイトル、この回だけ特別だったんだっけ…… 01/11/23 孤独なDiver 揺るぎない愛や優しさ 探しあてたとき 「ウェブダイバー」……新オープニングはアオイの扱いが小さくなっている。これは少年好きの女性ファンのほうが多いことに気づいたせいか。二体までしか出撃できないという条件が設定され、これからは四人が交替で活躍することになるようだ(ケントは固定かも)。アオイはこれまでもそうだったが、さらに母親のような役割になっている。今回はベタな展開が多かったが、そのお約束が快感という作品なので、それでよし。 ホントは少女漫画的な人間関係を見たいんだけどねぇ。アオイのことは好きだが、恋愛感情に鈍感なケント。アオイが好きなことを隠せずにぶっきらぼうな態度をとって、ケントと喧嘩をくりかえすナオキ。本当はアオイが好きなのにそれを隠して、よき相談相手となっているいい人のジャン。アオイに対して冷たい行動をとるが、実はケントを好きなことからくる嫉妬によるものだったショウ。アオイはそんなショウのことが気になってしかたない。ある事件がきっかけでショウの優しさに気づいたアオイは、ショウのことが好きになってしまう。ケントから嫉妬されたいという倒錯した思いにかられたショウはついに無理やりアオイを……。夜毎のショウの仕打ちにやつれていくアオイを心配したケントは、尊敬するショウを激しく問い詰めるが、返ってきたのは予想もしない告白だった。そして、ショウがレナ姉さんから受けていた虐待行為に原因があることも明かされていく。ってな妄想は同人誌にまかせとけってぇ?……そりゃそうか。 01/11/22 「何だろう? コウモリになる訓練かな?」 「フルーツバスケット」……原作の37話めと38話めにあたる草摩燈路(ひろ)登場の回。ふーむ、漫画を読んでいないのでわからないが、飛ばしたままの31〜35話はどうなるのか。慊人の件は最後まで謎のままだろうから、夾の件を最後あたりに持ってくるんだろうか。燈路はイヤなガキには違いないが、まあそーゆうキャラもいてよかろう。渕崎ゆり子さんの声は「おじゃる」のカズマに馴染んでいる身としては最初だけ妙な感じだったが、すぐに気にならなくなった。慊人の暴力が野放しなのは何とかならんのか、ともどかしい気分にさせられるねぇ。 「バンパイヤン・キッズ」……関西テレビでは「パラッパラッパー」が水曜に移り、木曜の同じ時間にこれが始まった。フジではこれを「カスミン」の裏でやっているとは、そりゃ日本妖怪と西洋妖怪の真っ向勝負ではないか、ゲゲゲのゲ。ヒロインは小山茉美さんかぁ、微妙な線だ……ひさびさで嬉しい気はするのだが、声目当てに観ようとまでは思わないという。 「おじゃる」……貧ちゃんの性別が気になったが、どっちでもいいのかもしれない。 01/11/21 きみはがっかりし、雪だるまの前にへたりこんだ 「スクライド」……うーむ、どうしても「ガサラキ」を思い出してしまう。無常矜侍の動機が結局「ひがみ」から発生していたところに豪和一清と同じものを感じる。もちろん画が似ているから、そういう連想になるのだが。「できればこんどはわたしだけ嵬になりたい一清さん」とひさしぶりに歌いたくなった。って、それはわたしが勝手に作った替え歌の「豪和3兄弟」の詞だから、誰もうなずいてはくれないか。今回はあと二回ぐらいで終わっても不思議ではない勢いだったが、もひとつ興奮しないのは無常矜侍に悪の魅力を感じないせいか。次回はマーティン・ジグマールが表に出てくるようだし、まだ何ぞゴチャゴチャとあるようだ。由詫かなみの冒頭の独白を聞いていると、カズマを思いどおりに動かしているのはオマエちゃうんかという気もしてきたが、どうだろう。 「おじゃる」……ちっちゃければ、ヒゲのオヤジでもいいのか、にこ坊よ。まあ、それもロマンの一形態というやつだな。 01/11/20 オリンポスの神殿で神々がサイコロ遊びをしている 「FF:U」……「ムリョウ」がお休みなので、こちらを観た。ピストという初登場キャラのデザインが何となく草gさんテイスト。といっても、先入観でそう思うだけかもしれないが。口が後ろについているところがポイントのようだが、「ネクロスの要塞」レベルのデザインという気がしないでもない(笑)。話の内容はつまらなすぎて、何を描きたいのかさっぱり見えてこない。まあ、あえて言うなら、ピストのバカっぷりで笑わせたいのかもしれないが、それも子安武人さんの声(演技)のおかげでかろうじてもっていたにすぎず、セリフ自体は大して面白いものではなかった。 「ヴォイジャー」……「ヴォイジャーの神々」の回。最初の十分で駄作と判断できると、残りの四十分がつらいつらい。これが「7デイズ」とかだったら途中で観るのをやめるのだが、スタートレックであるがゆえに一種の義務感で最後まで付き合わされるのだった。ひどい脚本だったなー。 01/11/19 おまえは、みずからの造った怪物に襲われる運命にある 「ベイブレード」……ボーグの出陣シーンなど、もうちょっとブッとんだセリフが欲しかった。常套句に頼りすぎると、いい意味のバカさが陳腐なだけに終わってしまうということか。ボーグの恐ろしさは、その強さというより、手段を選ばないセコさにあったのかと思わされる襲撃。決勝戦では、三人で戦う問題をどう処理するのかと思っていたら、マックスの聖獣が奪われてしまった。これで解決か?……哀れ、ドラシエルフォートレス。でも、ボーグのほうも四人いるんだよな。セルゲイの声は杉田智和さん、ケントや晴美が泣いてるぜ(笑)。人造聖獣というわりに、蛇とか鯨とかまっとうな動物なんだよな。もっと毒々しい化け物じみたヤツが飛び出してきそうな雰囲気なのに。 01/11/18 月に浮かび上がった顔の目が開き、動き出します(モルスリープ) 「パワーパフガールズ」……「ともだちになりたい!(Super Friends)」の回。ロビンのかわいらしさで見せるまっとうな内容。プリンセスの暮らしはたしかに大変そうである。原題の"Super Friends"は向こうのアニメ作品のタイトル(1973〜75)で、スーパーマンを筆頭に、バットマン&ロビン、アクアマン、ワンダーウーマンというヒーローたちと、ウェンディ、マーヴィン、ワンダードッグ(犬)というヒーロー候補生で構成されたチームが活躍するというものらしい。友達の名前がロビンだったり、バットマン式のシグナルがひさびさに出てきたり(二度目)したのはそのせいか。 「ガオレンジャー」……ああ、そのものだったのね。予想はしてなかったけど、「あっそう」としか言いようがないなぁ。ガオキングとガオゴッドの殴り合いは迫力があってよい。モニターオルグのデザインは、肝心のモニターよりもエアコンのほうが目立っていたのはなぜ。 「仮面ライダーアギト」……水のエルの背中に翼が生えているけど、このエルって天使名に使われる接尾語のelなんだろうか。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……今回は文句なしに面白かった、あいちゃんメインだったからということじゃなくて、ホントに。ほかの作品(「だぁ!×3」とか)のパロディかと思わせるような、いつもとは違うバカノリで楽しませてくれる。顔や手元のアップ、遠近の強調、俯瞰といった特徴のせいで山内演出にも見えたのだが、ギャグのほうはどーもテイストが違う。すると、32話で演出を手がけた長峯達也さんの演出だった。このかたも個性のある絵コンテで見せてくれるようだ。あいちゃんの目が燃えるのはいいとして、落ち葉のたき火も同じ燃えかたをしたのは狙いなのか。あいちゃんのアップがやたらかわいかったのは作画監督の馬越嘉彦さんの力だろう。ひさびさだよ、あいちゃんのかわいさがちゃんと出ていたのは。大和屋暁さんは五人の個性をきっちり描き分けており、やはり信頼できる脚本家が書くと違いが出るなぁと思わされた。 あいちゃんのイモ掘りの思い出が心の中だけでとどまっていて、ほかのおジャ魔女たちに語られなかったところがよい。ハナちゃんと幼いころの自分の姿を重ね合わせて涙をこぼすのはあいちゃんひとりだけなのだ。顔をそむけて涙を隠すあいちゃん、振り向くと笑顔に戻っている。ほかの四人はあいちゃんの思い出を共有することなく終わる。そのことが効果を上げるのである。カットバックであいちゃんの顔にぐーっと寄っていき、口元だけを映して流れ落ちる涙を見せた演出がよかったことは言うまでもない。「根性や、根性や」の幼あいこを演じる松岡由貴さんの演技もよし。 「コメットさん☆」……今回の「どれみ」がよかったとはいえ、この作品は一話一話がそれを上回る面白さで続いているんだから、信じがたいことである。今回の「星の絆」でも、お涙頂戴の話や演出というわけでもないのに、その出来のよさにただ感動してジワッとくるものがある。 のっけからラバピョン(人形)にのしかかれたラバボーの「なんて大胆なんだぼー」に笑わされる。ヒゲノシタ(偽だけど)による裁判、検察官のカゲビトの追及、今回は名前がはっきりと発音されていたムーヴァイツェン・クネーデル侍従長の弁護、と意表をつく展開が続く。ムークがここぞとばかりに嘆きまくる。メテオさんはあの服の下にババシャツを着ているのだろうか。ツキビトちゃんという新キャラが登場、メテオさんの最後の容赦ない扱いがこっそり酷い。ムークを抱きしめる直前のメテオさんはあんなにもかわいかったのにね。珍しい表情のアップに心をわしづかみされた。 「だぁ!だぁ!だぁ!」……面白いんだけど、それ以外に言いようがない。桜井さんの演出についてはよくわかってないからなぁ。この頃の回はBS放送時に観ている。 「サイボーグ009」……は、話のセンスが古いので、三十分観るのが結構つらいぞ……。ひと昔前のアニメを見せられているようだ。この問題点はどうにも解決しようがないのかも。各話で活躍するメンバーは限定されているわけだが、昔はそこに004さえいれば満足していたんだよなー(わかりやすい)。003は昔のアイドル写真を見せられているようで、萌え萌えというわけにもいかんのだった(笑)。 01/11/17 霞のなかから、まるで巨大な濡れた墓石のように突き出ている 「カスミン」……ポトポットの悩みに時間を割きすぎて、カスミの悩みは表面的な描写に終わってしまっていた。カスミが張り切りすぎて空回りしている様子が伝わってこないから、クラスの反応が冷たくなるときも協力的になるときも唐突すぎて納得いかない。頑張りすぎることで周囲に迷惑をかけることもあるという教訓が、話につながっていなかった。この不自然さは脚本の段階からあったとは思いにくいので、演出のほうに問題があったのではないだろうか。ヘナモンとのダンスシーンは見せ場のはずなのに、BGMが意味不明なもので全然生きていなかったし。ポトポットのけなげさ、アライさんのアヤしさはよく伝わってきた。ツボだったのは、ハニワ夫人が普通に商店街を歩いて人間と挨拶を交わしているのに、作中ではツッコミを入れなかったこと。これは笑えた。 今回の出来は別としても、カスミというキャラに反応しない人にとっては、ごく普通の優良アニメにしか映らないかもしれない。逆に、わたしも含めて反応する者にとっては、何かとおいしいシーンが多いために、持ち上げずにはいられないだろう。電動マッサージ器においかけられるは、数十本の手に揉みほぐされて声を上げるは、ティッシュの箱をかかえて座り込んでいるは、あーええのう。 01/11/16 きみはいつから水中で息ができるようになったんだ? 「電脳冒険記ウェブダイバー」……新オープニングに不意を打たれた、油断しきっていたからねぇ。前のオープニングは、本編でやっとウェブダイバーが揃って、内容が一致したところなのに(笑)。またセルアニメのウェブナイトを見せられると、本編もそうだったらと思わずにはいられない。ストーリーも新展開、デリトロスがリュウトなるウェブダイバーを生み落とし、これまでの意味不明な作戦が計画の一部にすぎなかったことを匂わせる(辻褄合うかどうかはともかく)。ケントとカイト、アオイちゃん、ジャン、ナオキ、ショウさんの六人(敬称はケント視点)はデリトロスゲートに引き込まれるが、グラディオンらがバリアを張ったことで、電脳世界にもダイバーランドが構築され、かろうじてデリトロスの魔手からは守られる。と、まあまあ盛り上がったのだが、オウム貝の姿をしたガイムーオ(デリトロスモンスター)の登場でいつもどおりバカモード突入、化ける心配がなくなって、半分ホッとしたのだった。今回はエンジェを見せたり、説明したりする必要はなかったと思う。姿だけとはいえ、あんな登場のさせかたでは、長く引っ張った甲斐がない。「ウェブダイバー」はいつもそうなんだよな(引っ張るだけ)。 「デジモンテイマーズ」……SHIBUMI(水野伍郎)の何だかよくわからん説明に、小中千昭さんの脚本かと思ったら、そういうわけでもなかった。デジモンで異界論でも語るつもりなのだろうか。そーいや、デジタルワールドへ行った子どもを心配する両親たちは、子が「神隠し」にあった親の姿だよなぁ。タカトはギルモンと離れ離れになったこともあって、いまのところ李ジェンリャに比べると情けないかぎりだが、タカトの優れているところはギルモンを自ら生み出したことにあるのだな。彼こそは『はてしない物語』のバスチアンということか。 SHIBUMIの声は諏訪太朗さん、ぼそぼそとした喋りが聞き取りにくいので、声優ではないと思ったが、どうもマニア受けしそうな役者さんらしい。「アギト」ではナルト占いをするラーメン屋台のオヤジ、「ガオレンジャー」では文左衛門(炭火焼オルグ)だったあの人である。スタッフからのリクエストがあったんだろうな。 01/11/15 わしの時代は夢とロマンに満ちあふれておるぞ 「フルーツバスケット」……今回は原作の36話めにあたる内容で、話が5話ほど飛んだようだが、これはあと六回で最終話という関係上、軽い内容の独立した話を先に済ませておいたということだろう。女将のパートがいかにも穴埋め(漫画の一話ぶんを膨らませるため)でございという感じだったのは残念、結局それも笑えるかどうかにかかっているわけだ。本編のほうはお気に入りの綾女節がたっぷり味わえたので言うことなし。コスプレに興味ないが、その弁論には共感できた(笑)。弥栄、男のロマン。絵コンテは大地丙太郎さん、下から仰ぐアングルの画が印象に残った。チョキンと場面転換する絵が一瞬しか見えないのはわかりにくい。綾女メインの回がもうないのかと思うと寂しい、宮本充さんの声で綾女節をもっと聞きたいのに。 01/11/14 「持っているものは全部くれてやるから、助けてくれ! パンもチーズもやる。お願いだ、助けてくれ!」 「スクライド」……「痛いのは嫌いだから」なんつーセリフは妄想集団を標的にしているとしか思えんぞ、やれやれ。まあ、小さいおててを脚にはさんで坐っている姿に反応するわたしなんで、まんまと踊らされてしまうんだけど。今回無常矜侍がビフにかなみをさらわせたのはカズマと劉鳳を利用するためであって、かなみの能力に価値を見出したということではなさそうだったが、まだはっきりしない。 「シャーマンキング」……次回予告の「そんなでもない沈黙を破ってあの男が帰ってきた」にちょっとウケた。それだけ。 「ヒカルの碁」……ヒカルに負けて泣く者がまたひとり、気の毒な。もちろんフォローはあるんだけどね。佐為に頼るしかなかったことで情けない気持ちと悔しさで一杯になったヒカルが覚醒するときも近いか。 「おじゃる丸」……館長さん、ひとりであのお化け屋敷のテントを張っていたとは。手伝ってやれよ、中にいる住人兼従業員!……って無理なのか。箱詰めされていたのかなぁ、彼らは。 01/11/13 「あのなE・J、何がどうなったんだか……おまえが知ってるはずないよなあ?」 「学園戦記ムリョウ」……ジルトーシュの正体やら一万年前の因縁やら出てきて、話がわかりそうでわからないというコメントのつけにくい回。こうもどかしくては面白いんだか何だか。稲垣ひかる(松本さちさん)のセリフが多かったのがゴキゲン。あと二回で終わっちゃうのだなぁ、はぁ。 「しあわせソウのオコジョさん」……流し観。コジョピーはきゃーきゃーと悲鳴をあげているときだけはおなご声じゃのう。 「ホミサイド殺人捜査課」……「新任監察医(M.E., Myself and I)」の回。原題は、新レギュラーの監察医(M.E.:Medical Examiner)ジュリアナ・コックスにひっかけたもの。「検死官」シリーズの影響でもあるのかな。 01/11/12 穏やかな湖の湖面は波ひとつなくガラスのようになめらかだ 「爆転シュート ベイブレード」……バイカル湖でカイと対決、コテコテの熱い展開で楽しませてくれた。「泣いてるぜドランザーが」「おまえを思って泣いているんだ」ときたもんだ。高乃麗さんの声はやっぱりカッコよくて好きだなぁ。マックスが合流するのにどんな方法をとるのだろうと思いながら観ていたが、アメリカの人工衛星が撮影した写真が出てきたのには参った。飛行機から降下しながらベイをシュート、パラグライダーを開いて着陸、とベイバトルでは防御型でやや地味なマックスがここぞとばかりに見せてくれた。このバカな流れは作品として正しい。 「おじゃる丸」……「おじゃる にぎる」の回。掃除機をかけている愛ちゃんを映すときにまず俯瞰で入ったことに、「おっ」と珍しくも絵コンテ(演出)が気になり、スタッフをチェックしたら、和田高明さんとなっていた。検索では大地監督の作品が多くひっかかった。「おじゃる」では第三期から参加されているが、和田高明さんのときは常に絵コンテ、演出、作画監督の三つをすべて担当しているところが特徴的だ(ほかにはいない)。ちょっと頭に入れておこう。 01/11/11 ということは、このおてんば娘は……お姫様なのか 「パワーパフガールズ」……原題"Knock It Off"は「だまれ、やめろ、いいかげんにしろ」といった意味の話し言葉、"knock off"(模造品、粗悪なコピー商品、関西弁でいうところのバッタもん)にひっかけている。 「百獣戦隊ガオレンジャー」……今回は猛獣使いオルグ、ニャルさんがカジヤオルグのときに鋭く指摘していたが、本当に器物系から離れている。今度は「鍛冶屋」という名の道具(釘抜きに使うL字形の鉄梃)であるという苦しい言い訳もできない。それはともかく、巨大ロボの入れ代わり立ち代わりの合体でくんずほぐれつする展開はさすがに面白かった。ガオディアスの癒しパワーで解決するのかと思いきや、外れたばかりのガオシャークが妨害したり、ベアーとポーラーがキングとマッスルそれぞれの腕についた状態で必殺技を繰り出したり、ナレーターは「パワーパフ」のごとく困惑していたり、見どころが多かった。風太郎というキャラの位置づけがはっきりしないままなので、風太郎の謎の力で解決されても「あっそう」という感じで盛り上がらない。 「仮面ライダーアギト」……エクシードギルスの赤い触手は楽しいが、子どもは喜ぶんだろうか。氷川誠はすっかりお笑い担当に。アナザーアギトという隠し球のおかげで、話の期待感が上向きになっている。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……お多福風邪をひいたり、そこから治ったりで都合よくドタバタに仕立てた影山由美さんらしい脚本。そういうオチのつけかたは面白いとは思えない。ギロの沢田部長はいい感じだったのに、肝心の学芸会発表シーンがあっさりと済まされて期待を外された。どれみのぽっぷを見つめる「かわいくてしかたない」という感じの目線はよかった。ぽっぷのやりたがった劇がなぜ「長靴をはいた猫」なのかと思っていたが、東映だったからなのね。 「コメットさん☆」……必然性のある展開とオチがつく脚本で、またまたお見事。入浴シーンもただ見せりゃいいってもんじゃないもんね。ミラとカロンの部屋に上がり込む裸足のメテオさんもよし。パジャマ姿のみちるちゃんはお部屋でブリッジしているは、「やめてぇ」と叫ぶもメテオさんにグルグル回されるは、で堪能させられた。そして気合の入ったメテオさんのバレリーナ姿。「時には王女のように」というタイトルどおりの話の持っていきかたがうまい。試合の場面までは見せてもらえなかったけど、あっさり負けて、みちるちゃんが泣いているところを切り取ってみせるところはさすが。 「キャプテン翼」……日向小次郎の声優が女性ということで不評と聞き、確認することにした。これまでもテレビをつけて耳にはしていたはずなのだが、画面を見ていなかったので、気づいていなかったのだ(少年役の声が聞こえてくるだけだからね)。松本梨香さんの声だったが、なるほど、違和感はある。キャラの少年時代は全員まとめて女性声優に任せたということか。ただ、今作ではじめて「キャプテン翼」に触れるメイン対象層のお子様たちにとっては、おそらく特に気にならないであろう。 「サイボーグ009」……004の飛田展男さんは渋いオッサン声とカミーユに代表される少年声を使い分ける技の持ち主だが、そういうところが出ていたように思われる。0011の古めかしいデザインはよいが、いまの子どもにはどう映るんだろうねぇ。お子様は気にならんだろうが、中学生ぐらいだと「何じゃこりゃ」と思わねぇかなぁ。古い漫画の線を意識しているのか、キャラの輪郭線が膨らんだ感じになっている。脚本はもうちょっと工夫できないかと思わされる。004が指輪を使って銃を撃つのはいいとしても、そこにもっと深みを感じさせるセリフか演出が欲しかった。何か物足りない。 01/11/10 歯のない口をもぞもぞさせてよだれを垂らし、きみを呑みこもうとゆっくり近づいてくる(六巻127) 「カスミン」……学校の先生が家庭訪問に来ることになって大慌てするという、このテの作品にありがちな話。マサエ先生の天然ボケパワー&メガネメガネという、これまたお約束のパターン(一類型という意味)で助かるのだった。桜女さんがマスコミに注目されることなどを冷静に分析してみせたところが意外か。家がヘナモンの隠れ里につながっているのかと思ったら、「ナマコの間」といういやに限定された空間だったのがツボ。単発ネタで、「〜の間」が増殖していくんだろうか。最後はやや無理やりまとめた感があった(シカオは不発だし)。 ところで、この「カスミン」とよく似ているが、鏡のような対称性のある作品があることに気づいた。それは、吉田玲子さんも脚本で参加している「おじゃる丸」である。おじゃる(丸)はヘイアンチョウという妖精界から田村家という現代世界へやってきて、何もせずにまったりと過ごしているが、カスミ(ン)は人間の世界から霞家というヘナモン世界へやってきて、家事手伝いとしてこきつかわている。おじゃるは電ボに世話されて、カズマにおぶってもらっているが、カスミはハニワ夫人に働かされて、龍ちゃんの相手をさせられている。ちっちゃいものクラブは愚痴をこぼしあうだけだが、ちっちゃいヘナモンクラブはカスミを応援しようと動き回る、って何か強引だなー。背景がパステルカラーの絵本調であるとか、オープニングが演歌調であるとか、共通するところは多い。 01/11/09 大蛇に効く呪文でももっていないと、かなりやっかいな相手なのだ 「電脳冒険記ウェブダイバー」……ショウさんのウェブダイブ、妙に気合が入ってるぞ。美少年に萌え萌え。髪は右だけ長めなのね。普段着はノースリーブだし。苦しげに「ね、姉さん……」とか言ってくれたら、嬉しいかも。いかん、何か間違っている。ショウがダイタリオンのウェブナイトになるのはわかっているだけに、都合よくケントの家へ駆けつける展開は笑ってしまう。心をひとつに、というベタな復活過程は嫌いじゃないよ。ただ、もうちょっとうまい演出で盛り上げてほしいところだ。 「ハム太郎」……後半から観始めたら、オスカル動物病院の院長と職員のコンビに「しまった、最初から観とけば!」と思った。モロにオスカルとアンドレのパロディだったのだ。これは明らかに映画版の出崎統監督を意識したものだろう。しかも、声は斎賀みつきさんと森久保祥太郎さん、サイガーとゾナーだったのである。遊びまくり。 「デジモンテイマーズ」……前半まるまる見損ねて、偶然後半から観たのだが、ジュリの「わたしは小料理屋の娘だから、酔っ払いの扱いには慣れてるわ〜」のセリフですぐに「あ、浦沢さんや」とわかるのだった。わたし似のオロチモンが登場していたので、最初から観られなかったのが残念。いや、ホント、昔描いた絵ってあんな感じなのよね〜。何か別のやり方があるはず、とレディデビモンのカードをスラッシュ!……って、何のこっちゃわかるかいっ。カードゲームを買え、ということか。レオモンが使っていたのはプワゾンという技らしいので、うわばみに煙草のやにを浴びせるようなものかねぇ。次はギルモンと切り離されたタカトがどう描かれるかに注目したい。 01/11/07〜01/11/08 「おおっと、あせってなめるな! 三回なめれば、ぺろぺろキャンディは永久に消えてしまう」 「フルーツバスケット」について書くほどのことが思いつかないので、水曜ぶんとまとめてしまうのであった。 「スクライド」……シェリスのアルターは、他者のアルター能力を増幅させるという、引っ張ったわりには誰もが予想していたようなありきたりのものだった。「ザンス」のアイヴィを知っているから、そう思うのかな。永遠に御奉仕するしかないということでエターナル・デボーティ(正確な表記は不明)という名前らしい。しかし、常夏三姉妹に対して使うと何が起こっているのかよくわからない。ゴールデン・エクスペリメントのようにアルターを暴走させているのか。ダースはいままで提示されていた情報が曖昧すぎて、正体を明かされても「あっ、さよか」という感じ。来夏月爽の描きかたは前の繰り返しなので面白くない。結城比呂さんは声を聞いていると、島田敏さんと同じような位置にいくのかなぁ、と思ってしまった。田村ゆかりさんの声は言うことないのだが、由詫かなみ自体はいまひとつ満たしてくれるものがない。無常矜侍はアルター能力で人間を直接変換して情報を収集するという怪物じみた正体をあらわしていた。かなみを巫女にしようとするのはコイツだったか。 「ヒカルの碁」……ヒカルにはじめからそんな才能があるというのはズルいなぁ。佐為というダイモーンがついているんだから、普通の平凡な少年が目覚めるということでもよかろうに。まあ、よくある話だけど。川萩中の面々は敵役ということで憎々しげに描かれているが、あんな連中(ヒカルたち)を目の前にしたら、当然ああいう反応をするだろうなぁ、気の毒な。ヒカルに相手にされない藤崎あかりといい、ヒカルの周りにどんどん気の毒な人間が増えていくという話か、これは。あと、あのエンディングがかぶさってくると騙されそうになる(別に盛り上がる展開でもないのに)。 「7デイズ」……ビキニという言葉だけで心が動いてしまうパーカー。相変わらずバカバカしくて面白いが、バラード博士(このオッサンときたら!)の舐め終わるとツキが落ちる棒つきキャンディが伏線だったりするところはやはりうまい。 01/11/06 ミイラは三つのカップを目にもとまらぬ早技で「さささっ!」と並べ変え 「学園戦記ムリョウ」……銀河連邦の宇宙船は鯨のような生物的ラインのデザイン、宇宙連盟のほうは直線で形作られる多面体のデザイン、とわかりやすい。異星人は地球人の姿に化けているので区別できんが。那由多や晴美の服装が変わっていたり、何気に画が新鮮であったか。それにしても、始たちが祭をしている間に話し合いが終わって、そのままのほほんと最終回を迎えるんじゃないだろうな。 「ヴォイジャー」……「宇宙詐欺師ダーラ(Live Fast and Prosper)」の回。原題はバルカン人の挨拶、「長寿と繁栄を(Live long and prosper.)」をもじったもの。訳すとしたら、「放蕩と繁栄を」といったところ。偽トゥヴォックがバルカン思考にすっかりハマっているのがアホらしくて笑えたが、ほかはそうでもなかった。 01/11/02〜01/11/05 気がつくとずきずきする頭をかかえて周囲を見まわす(『火吹山の魔法使い』一二二) 諸々の事情により、金曜から月曜にかけての感想をまとめて記す。といっても、「ウェブダイバー」は総集編だったし、「ガイスターズ」はくだらなすぎて観続ける気が失せてきたし、「アギト」と「どれみ」はお休みだし、「寿蘭」をいきなり観ても何もよう言わんし、月曜はしんどくてチェックしてられんかったし…… 「カスミン」……これもマスターとの会話内容が聞き取れなかったりしたので、もう一度観直したいところだ。満足のいく内容だったのはたしか。霞家でいつものようにこき使われているカスミ、そこにヘナモン絡みの問題が持ち上がり、頼りにならない霞家の面々にかわって、「おせっかいな正義の女騎士」キャラのカスミが立ち上がるハメになる。カスミは文句を言いつつも、実際に働いているときは楽しんでいる(今回なら工夫したおにぎりを作っているシーン)。ヘナモンが関わっているので、カスミが問題を解決しようとすると、人間からは変な目で見られることになる。さんざん振り回された結果、カスミはくじけて泣き出しそうになるのだが、「コンジョだ、根性ッ!」の精神で立ち直るのだった。最後は相も変わらぬ霞家での境遇に「絶対出ていってやる〜」と叫んで終わり。これがひとつのパターンとなるか。 それにしても、妄想を刺激するような場面の多さが大きいお友達を喜ばせているようだ。元気な女の子がスカート姿でドタバタと走り回っていたら、自然にそうなるのか、作り手もきっちり狙っているのか。カスミが龍之介にびしょぬれにされると、パンツもスカートもはりついてエラいことになっているだろうなぁ、とつい思うではないか。多くのシーンでギリギリ見せないという画が使われている気がする。水の龍にまたがって悶えている場面はたまらないものがあった。何をすんねん。 「パワーパフガールズ」……「スーパーマン競争(Members Only)」の回。スーパーヒーローの集まりAWSM(Association of World Super Men)というのが出てきたが、これはAssociation for Women in Sports Media(AWSM)をもじったのだろうか。細かいギャグがいろいろありそうだったが。 「コメットさん☆」……昔あった「もったいないおばけ」のCFを髣髴させるノコシタオバケの話。やっと一息つけたかという気もしたが、作品に集中できていなかったので、当てにならない。「アギト」と「どれみ」がなかったので、あるアイデアを弄んでいるうちにスケイブンの資料を読み込むハメとなり、「コメットさん☆」が始まっても、頭の中を混沌のネズミどもが銃と毒ガスで暴れまわっていて、じっくり観ていられなかったのだ。これも観直さんといかんなぁ。次回予告はまたも期待させられまくり。 「サイボーグ009」……なんと001から004までは第一世代サイボーグということで、009とは改造前の人間だったときの時代背景が違うという驚きの設定が明かされた。彼らをサイボーグとして完成させるには、技術の進歩を現在まで待たなければならなかったのだ。これは早い話が、004の東ベルリン時代の話をしたいがために付け加えた設定なのだろう。0010は話が古臭く見えて仕方なかったが、もう少し何とかならなかったのか。次回の0011の姿に「あー、そやそや」というかすかな記憶が。 01/11/01 邪悪な呪いはすべてここが発信地だったのだ(六巻218) 「フルーツバスケット」……電波の花島咲を主役に据えた番外的な話を、異色の演出スタイルで構成した回。由希のファン集団「プリンスユキ」に属するキャラがホームビデオで撮影した画面(当然そのキャラの視点)という設定の場面が何度も使われた。実写との合成、キャラの周りだけぼかしたフィルター、古い紙芝居風&ホラー少女漫画の扉ページ風イラスト、謎の「モゲ太のうた」(興味はないから説明省く)、次々と入れ替わるユキグッズの数々、アイキャッチを利用したギャグ、なんかほかにもイロイロあったような気がするが、とにかく面白い内容だった。これは絵コンテ・演出の長濱博史さんの力によるところが大きいのか。「ウテナ」で名を馳せたかたのようだ、ふむ。 普段の泣きどころはキャラの長い語りで、原作の持つ力がかなり作用していると思われる。今回は、咲の弟である花島恵(南央美さん)の語りがあったが、泣かせるのはその後。咲が自分の編んだ髪をほどくのだが、これは心の鎧を解いたことを意味し、心許せる恵に内面を吐露している。そんな無防備な状態のときに、玄関のチャイムが鳴ってドアを開けると、バイトで来ないと思っていた透が立っている。その瞬間、咲の仮面が剥がれ落ちてしまい、素のままの顔を見せる。このときの画(咲のぽかんとした顔)に泣かされたのである。これはアニメの映像の力だ。 オンエアのときは周りに人がいたので、目を潤ませつつも耐えられたのだが、ビデオでもう一度観たときは涙をこぼしてしまった。あの画(演出)はすばらしいよ。その後も少しギャグパート(オチ)があったが、涙しているせいで笑う余裕もなく、いっそ無い方がよかったな。 怠惰な日々へ戻る |