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Dismember 手足切り取る十二月 01/12/31 「どうしてトータスなの、タートルなのに」「学校の先生ってのは生徒を陶汰するもんじゃないか」タートルふみちゃんは怒った――イイカゲンな訳 今年最後の日記は、今年最後の更新について説明しておこう。 いきなり『亀はアキレスにかく語りき』(What The Tortoise Said To Achilles)の訳(ルイス・キャロル著)をアップしたのはもちろん気が向いたせいだが、何故そういうことになったのか。わたしは発作的に翻訳という作業を愉しみたくなることがある。特にダジャレの入っている英文をどうやって日本語に直すか考えるのが好きなのだ。「魔法の国ザンス」のファンである影響は大きいだろう。この日記で「パワーパフガールズ」の邦訳タイトルを勝手に考えてみたりしていたのはそのせいである。 パット・マーフィーの『ノービットの冒険』を読んでから、ルイス・キャロル関連の情報を検索していると、プロジェクト杉田玄白(著作権切れの海外作品を勝手に翻訳して公開するという活動)の『亀がアキレスに言ったこと』の訳が目についたので、読んでみることにした(プロジェクト杉田玄白そのものは以前から知っていたが)。きちんと訳されているとは思ったが、どーもわたし好みではなかった。堅すぎるように思えたのだ。しかし、一番の理由はダジャレの訳に満足できなかったことだ。工夫されてはいるが、もう一歩くすぐりが欲しいところだ。 というわけで、プロジェクトとは関係無く、わたしが満足したいがために同じく勝手に別の訳を公開することにした。検索をかけると、もうひとつ翻訳工房というところの訳文が見つかるが、そちらは誤訳だらけなので有害であると言っておこう。まあ、わたしがそう言われないことを祈りたい。読みにくいところもあるけど、それは原文のときからそうなんだ〜、というのはしてはいけない言い訳(笑)。 01/12/30 いや、暖かいどころか、汗ばむほどの暑さになってきた(六巻209) 「仮面ライダーアギト」……アンタレスを動かしているぞ、神だ……。風のエルは派手なデザインでアニメ向き、特撮の造形だと少々安っぽくも見える。声はオバサン声のくじらさん、前のヤツが梁田清之さんだっただけに、ちょっと期待が外れたような気がしないでもない。 「も〜っと!どれみ」……気楽にネタを楽しめて、画的にもやりたい放題やってくれた忘年会。今年中に「正月」も見せてしまうという力技がすごい。あいちゃんのおでこの光り方が激しいと思ったら、きらーんと目の光と一緒に十字の星型で輝いていた。鍋奉行のときの顔の崩れ方は凄まじかったなぁ。どれみの麦茶中毒が再び見られたのはよかった。 「だぁ!だぁ!だぁ!」……結局すでにBSで放送されているという事実が、感想を書く気を失わせているらしい。そうでなきゃ、クリスを賛美していたに違いない。 01/12/29 陰鬱な霧のなかにいやいや足を踏み入れてみると(六巻72) 「カスミン」……小中千昭さんの脚本ということでまた雰囲気が少し違う。正体不明のヘナモンが再登場、五円玉を拾う姿に一瞬ネズミ男系かと思わされたが、穴がなきゃよかったのに、と意味不明のコメントで煙に巻かれた。霞家には侵入できないのだろうか。カスミがちょっとドキドキする相手は転校生の霧野霧彦(斎賀みつきさん)、名前からしてヘナモンである。霞家とは対立する家のものか、カスミをベチャポンテンと勘違いしているらしく目の敵にする。シカオへの好意をアピールしまくるユリ、シカオに何らかのよさが感じられればそれでも構わないのだが、いまだ魅力があると思えないのでユリまでうっとおしく見えてくる。体育のときの着替えにからめて話を見せるあたりが「カスミン」ならでは(って、もう決めつけだな、こりゃ)。龍ちゃんがかまってかまっての踊りを見せている様子を、霞家の面々がほほえましく見守っている画がときおり挟まって、不思議な雰囲気を醸し出している。龍ちゃんが寝転がって視界がひっくり返ったり、カスミがトントンと靴を履く足がアップになったり、と画的に面白いところもあった。絵コンテと演出は小林智樹さん(三話と同じ)。 01/12/28 亀だ! 巨大な亀が砂のなかに潜っていたのだ(五巻92) 「ウェブダイバー」……ラーダという作品における位置がいまひとつよくわからない敵キャラの暗躍するギャグ話。まあ、お子様向けのわかりやすい笑いといえよう。 「デジモンテイマーズ」……真の敵というのは、四聖獣の敵でもあるデ・リーパーのことであった。はて、死神(The Reaper)ってことかしらん。スーツェーモンがクルモンのことを呼ぶときの名称もよくわからんのだなぁ。玄武のシェンウーモンは善玉であった。八奈見乗児さんの声だから喋った瞬間にそうだと判るよな。四聖獣の面々で会話してくれると声が濃厚でよろしいねぇ。白虎のバイフーモンも楽しみだ。 01/12/27 生長すれども、いっこう善に向かわず いっそう悪く、誰もが恐れていた以上に悪くなった(七巻137) 「フルーツバスケット」……夾の話は前半で語り終えられる。母親の矛盾した二つのメッセージに拘束されるダブルバインド状況、なんてのも入っていたかな。透が受け入れる展開は見えてしまっているので、一週間も空けて結末だけを見せられると、少々退屈な画に感じられてしまったことは否めない。後半は意表を突いて、慊人との決着が語られる。アニメ独自のエピソードと見てよいのだろう。ひとつの作品として完結させるためにあえて取り組んだ姿勢は評価したい。最も重い呪い(障害)を背負っているがゆえに暴君として君臨するという構図はなかなかに意味深で、介護の問題につなげて考えたりすると目を逸らしたくなる怖いテーマになる。どんなに踏みにじられようと慈悲の心を失わない透の姿はまるで仏様のようで、そこに感動するかどうかは人によってはっきり分かれることだろう。これは宗教に対する意識の差と重なるのではないだろうか。ゆえにわたしがどう感じたかは秘密である、ってノーコメントと言った時点でバレバレだぁ。信仰者は隠そうと思わんだろうからね、へへっ。最後はほのぼのとキャラ全員集合で締めたほうが無難だった、と思うのは視聴者(特に原作ファン)側の話で、制作側がクリエイターとしてチャレンジしたくなるのは当然なのだろう。 「アリオン」……録画に失敗して、後半一時間だけ観ることになった。公開当時に劇場で観ているからよかったようなものの、再観賞したいと思っていた作品だっただけに痛い。アリオンの演説シーンで力が抜けるという悪評を聞き、「あら、そうだっけ」と思っていたのだが……ホントだ、冷静に見たら、こりゃひどい。「大好きな人を取り戻したいだけなんだー。実は妹だけど、大好きなんだー。こんな僕でよかったらついてきてー」ってな感じのことしか言ってないのである。当時よくもまあ気にならなかったもんだ。あの演説で意気が揚がる群集がいるとしたら、それは全員妹属性の萌えな人々だろう(笑)。近親相姦ということはおいといて、とにかく軍を率いるための演説になっていないのが問題なのだ。近親相姦のテーマも、普通は知らずに事が成ってしまい、後で苦悩するもんなんだけどね。アリオン、そりゃ前向きすぎだって。ちなみに、妹(実は血の繋がりはない)に惚れた理由は、自分の母親(実は育ての母)に似ていたからなんだね、イタイ、イタすぎる。 といったことを別にすれば、アクション、画の美しさ、音楽といったディテール面ですばらしい作品だと思う。とにかく「勢い」だけで突き進む。ストーリーを気にせず、その勢いに乗っかることが楽しむポイントだ。最後のオリンポスの城への突入シーンなんか凄まじいもんね。アリオンが斬って斬って斬りまくる。石像のグリフィンは一刀両断、この勢い、アニメじゃないと見られないよ。ヘラクレスの振りまわす武器が柄の長いフレイルというのはツボ。わたしが一番燃えるシーンはエリヌース登場の場面。連中のデザインがカッコイイのよ。衣装デザインが山岸涼子さんだったというのは大きいと思う。ガイアやアポロンもそうである。この作品でエリヌースというものを知り、以後エリヌース(エリニュス)と聞くと燃えてしまうようになった。アレークトー、メガイラ、ティーシポネーの名が刷り込まれてしまっている。登場シーンは音楽も雰囲気たっぷりなんだよなぁ。声はキャストに表示がないのでわからないが、メガイラは京田尚子さんが兼ね役であてているのだと思う。ということで、「アリオン」はエリヌースが最高。 01/12/26 巨大グモは、なんと女性だったのだ! 「スクライド」……案の定最終回はひたすら殴り合いであった。それが漢の生き方よ、ってのは格闘モノの終わり方としては正しいのかもね。別にどうでもいいけど。生身のケンカで終わるところも定番。水守とかなみについては前回で完結していたので、二人の戦いを見るためにまた出てきたのが余計なものに見えた。ストレイト・クーガーの最期もしつこく感じられた。結局カズマは弟分かい、それがどーした。後半に展開した夢はかなみの能力と関係するのかとちょっと思わせぶりだったが、何もないんではやはり余計だ。エンディングの後の成長したかなみと相変わらずの二人を見せたのも余計。殴り合い以外はみな余計、ってそりゃ笑えるなぁ。 カズマのアルターは、第二段階のときに肩のローターが回転して浮上し、四つ足のトカゲのようなポーズになる瞬間だけは、イカレた感じが出ていて、ちょっとカッコいいんだよねぇ。とりあえず褒めておいた。後番組が「キン肉マン二世」では、「スクライド」もさすがに惜しくなってくるよ。 「パラッパラッパー」……関西ではDJが眠れない話で放送打ち切り、おおーい。ウケが悪かったのかなぁ。わたしも忘れることが多かったし。 「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」……初めて観たが、なるほどこれは期待どおりのすばらしさだ。グロテスクでありながら美しい世界というものを現出させている。単に悪趣味なだけなら、この美しさは出てこない。ユーモアもうまく溶け合っており、理想的なバランスで仕上がっている。ティム・バートンの魅力というのが今までいまひとつ理解できていなかったのだが、この作品を観ればすべて納得できた。彼の表現したいテーマもはっきりとわかったように思う。奇人は世間に媚びようとしても失敗に終わるだけだから、誇りを持って奇人らしく振る舞えばよい、ということなのだ(笑)。 「ジャイアント・ピーチ」……で、これがその失敗例か(笑)。「ナイトメア〜」に比べるとね。原作がついているから、あまり好き勝手できないし。まず実写パートが作品への没入感を妨げる。人形アニメのほうは、サメが機械仕掛けだったり、ジャックが海賊としてゲスト出演したり、ツボがあって面白いんだけど。ミス・スパイダーの顔に注目。一見細く吊り上った普通の目のようだが、実は白目に見える部分が目玉で二つずつ並んでいるのだ。 01/12/25 ユニマトリックス・ゼロ――このセクションは、アルコーヴで再生することにしたときだけ使う 「デジモンテイマーズ」……関西では一回何かで潰れたので、37話「対決スーツェーモン! セントガルゴモン究極進化」が放送された。ジェンリャは、とゆーか李くん(こちらのほうが馴染んでいる)はテリアモンとの合体でかなり裸に剥かれていた。これもショタ対応なのか。ルキに期待させようという魂胆もあるかもしれないが、どーせゴマカされるに違いない、ふん。セントガルゴモンはカッコ悪すぎ。不細工で面白い、というデザインでもない。次回はチンロンモン登場だが、「02」同様に子ども側の味方をするのか。真の敵というのは、サイバードラモンが遭遇していた玄武に相当する聖獣なのか。って、放送遅れてると、あんまり盛り上がらないんだけどね。 「ヴォイジャー」……「聖域ユニマトリックス・ゼロ」前編。今年最後の放送が第六シーズン最終話、というのは計算されたかのようだなぁ。って、それだけかい。 ほかのアニメはチェックしなかった。「M-1グランプリ」を観ないわけにはいかんかったからね。麒麟というコンビのネタ構成が凝っていて注目に値した。大阪の会場と島田紳助や松本人志の評価は高かったが、ほかで反応が鈍かったのは興味深い。青島幸男や西川きよしのような年寄りにはレベルが高度すぎたのか、ついていけなかったようだ。声の面白さで得をしているアメリカザリガニがちょうど逆の評価を受けて点数で勝っていたことを考えると、笑いを受け取る側にもレベルの高低があるよなぁ、とつくづく思うのであった。 01/12/24 「この島自体も、あなたの世界には存在していないのです」 「爆転シュート ベイブレード」……まさに王道を行く結末と画で締めた最終回。子供番組としてはこれで十分だろう。まあ、数年後には忘却の彼方へ消え去ってしまう作品には違いないが。惜しむらくは、ひそかに語り継がれるような魅力をもったキャラが登場しなかったことか。タカオの祖父が最後にベイブレードを「コマ回し」呼ばわりしているが、直前でそのコマが異空間を生み出していたという事実は気にならないようだ。会場のモニターに映像を中継していた心配りがニクイぞ、ユーリくん。 続編「ベイブレード2002」の予告が意外に衝撃的だった。タカオたちともこれでお別れ、新たなキャラと馴染みになるのが面倒だなぁ、と思っていたら、引き続き同じ面々が主役を張るというではないか。うそー、もうこの連中ではやり尽くしたんちゃうんか? そして、キャラクターデザインがかわいらしくなっているではないか(「アリス探偵局」の長森佳容さん)。ショタに対応すべきだと気づいたらしい。女の子も登場するらしいし、萌えにも対応するつもりか。メイン声優陣が変わらないのはありがたい、安定感があるからね。監督はベテランの竹内啓雄さんだそうだ。 01/12/23 王妃といわれても不思議はないほどの気品を漂わせていた 「パワーパフガールズ」……今回で放送終了。強すぎる敵の出現にモジョ・ジョジョと手を組むことになる。The Endの文字も出て、最後にはちょうどふさわしい内容だった。ちょっと飽きも入っていたので、解放された感もなくはない。 「ガオレンジャー」……ラセツが倒された。シュテンやウラに比べると、印象に残らない最期だったか。結局ただの食いしん坊万歳だったからねぇ。 「仮面ライダーアギト」……木野が翔一の体からヤマアラシ男のトゲを摘出する展開がしぶい。このヤマアラシ男、エリキウス・リクォールというらしいが、ヤマアラシの学名はエレシゾン(Erethizon)かヒストリクス(Hystrix)、ハリネズミの学名ならエリナケウス(Erinaceus)で、どれとも合わないんだよな、どーでもいいけど。デザインとしては頭部にしか特徴がなく、身体がほかと変わり映えしないのが面白くない。視覚に異常をきたした氷川のピンチに北條透が駆けつけ、二人の確執もこれでひとまず片がついたというところか。翔一に殴られて愕然とする青年、という画はいかにも期待に応えている感じでよし。木野の力が戻ったときは「あら、あっさり復活してしまうのか〜」と思いつつ、アナザーアギトのカッコよさにほれぼれしていたが、静かに息を引き取る結末に何だかほっとしてしまったのだ。そうきたかぁ。パインサラダを思い出したり。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……長門かよこの物語がここに完結。観る前から泣けてきそうになる。体育の授業中に倒れるおんぷ、という出だしは意外性があってよかった。なるほど、保健室の場面へスムーズにつながるわけだ。観ているときは「ガザマドンの撮影で忙しすぎて」の説明に納得させられたが、別の可能性を連想させられる描きかただったな、倒れる前の気分悪そうな感じは。ゆき先生に話しかけられるとびくっとしてしまうかよこの反応がいい。おんぷもまたどれみと出会って変わることのできたひとりであった。心に築いた囲いをものともせず飛びこんでくる存在、それがどれみである。給食のトレイをひっくりかえし、みなから酢豚を分けてもらっているどれみの姿、笑いに包んではいるがどれみの象徴的描写にもなっている。 かよこが学校に行けなくなった理由を自ら語りはじめる。グループの足を引っ張る者に対して陰口をたたく、というのはどこにでも見られることで、彼らを責めてみても仕方ないことではある。はづきの反応が「ひどいわ」だったり、単純な役割化されたセリフになっているのが気になったが、まあ、流れとしてはそんなものか。林野に関してのフォローがやっとなされたが、20話「はじめて会うクラスメイト」のときにこのことは予想できたし、あのときの描写だけなら、今回の真相も納得しやすかったはずだ。38話「学校に行きたい!」における林野の描写がまずかった。成田さん(38話担当)はそこのところを理解できていなかったのだろうか。関先生らが元クラスメートをこっそり呼んできて立ち聞きさせるという展開には引っかかるものがあったが、そこはストーリーの都合として諦めることにしよう。 市川先生が不登校の子どもが通う施設でボランティアをしているというのはできすぎていたし、描写も型にはまりすぎていた。勝生真沙子さんの声がある意味パーフェクトすぎる大人の声なので、余計きれいごとに聞こえてしまうのだなぁ。かよこの「学校で勉強したい」という答えもまた型にはまりすぎ、素直に「どれみちゃんたちがいるから学校に行く」と言わせるだけでよかったと思う。 教室へ向かう途中でまたも気分が悪くなってくるかよこ。そこでどれみが「ここに吐きな!」と服の前をぐっと広げてみせる。どれみというキャラを三年描いてきた強みがここで出た。どれみだからこそ泣ける場面といっていいだろう。そこへ林野らまで出てきて、みな服の前を広げてみせる展開は、道徳ドラマすぎて吹き出してしまったが、子ども向けとしてはアレでいいのだろう。頑張れと励まし続けるクラスメートたちの熱さもプレッシャーに見えてちょっとしんどかったが。 20話「はじめて会うクラスメイト」のときは、かよこの物語はここで終わっていてもよいし、不登校の問題を作中で解決する必要はないと思ったものだ。しかし、20話、38話、45話と間を空けて三回を費やしたことにより、この絵空事と言われても仕方ないハッピーエンドを受け入れられる作品に仕上がったといえるだろう。このかよこの物語がなかったら、「も〜っと!」の価値もだいぶ下がりそうだしねぇ。 「コメットさん☆」……39話「サンタビトになりたい」の回。今年観たアニメでは三十分中に一番長く涙したかもしれない。涙の量じゃなくて、何度も泣かされたの。録画観なおしたら、いくら何でも泣きすぎだったとは思ったけど。思えば、感想つけるようになってから、よく泣くようになったなぁ。後で感想を書くつもりで観ていると、感情移入の度合いが強くなるらしい。 ムークに「My Muse」の歌がコメットのために作ったものだと聞かされるや、すぐにそんなことは分かってたと強がるメテオさん、顔をうつむけて前髪で表情を隠しているところが切なすぎる。コメットのところへやってきて瞬のところへ行くよう命じるメテオさん、行かないと「泣くわよ」と言いながら、すでに涙をこぼしている。顔を伏せたときに涙の粒が飛んで、何とも美しい画になっている。ここでまず一泣き。「逃げたぁ」と言いながら泣き崩れている姿もかわいい。ムークにあの青年にも気の毒なことをしたと言われ、メテオさんは瞬の待つ人が自分ではないことを分かりながら、瞬のために精一杯ドレスアップしてディナーの席へ向かう。これがまた切なくて泣ける。大人びて見える白いドレスに上げてまとめた髪という姿が美しい。そっと呟く声も大人のような落ち着きを備えている……って、本多知恵子さん、そこまで声を抑えていいのか。その後、コメットが訪ねてきたときの壊れた表情はよかったし、抱きしめて御礼を言うシーンも泣けた。もう感情移入しすぎて、コメットが呼び捨てになってしまったよ。 コメットさんパートの話もせんとね。前半の表情、口が大きくパクパク開くのだが、こーゆうときは前田亜季さんの演技(ただし、基本的にどんな役をやってもあまり変わらない……ように思える)の落ち着いた感じがそぐわなくなってしまう。しかし、サンタビトに扮した王様が犬のぬいぐるみをプレゼントしていたときの「ぎゅうぎゅうって」のセリフ、それに続く笑い声はたまらなくかわいかった。屋根を勢いよく滑り下りるコメットさん、あれで膝小僧は大丈夫なのか。ツヨシくんとネネちゃんに近づいたときの「ちゃんちゃちゃ……」のセリフは一体何を言おうとしていたのか、気になるなぁ。 王様に手綱で打たれるトナカイなヒゲノシタ、あいまいみいの家へ行こうと言うネネちゃんの見せる悪だくみ顔、ツヨシくん人形を配るが横で退いているツヨシくん、永澤菜教さんの演技が冴えるムーク、と細かいツボも多くて楽しい。最後はケースケの帰還、しかし、その背後にはツキビトちゃんがいるのだった、おおー。予告を景太郎パパ(山野井仁さん)が喋っていると、エド(海外ドラマ)を連想せずにはいられない。いや、実は前からそう思っていたんだけど。性格も似てるしね。 「だぁ!だぁ!だぁ!」……BSで放送していたときは将棋で潰れたそうで、わっはっは、米長さん、やってくれたなぁ。花小町クリスはいいキャラだと思うし、もっと感想を書けそうなもんだが、いつもここで力尽きるね。 「サイボーグ009」……フランソワーズの話で萌え萌えだったのはいいが、面白いかと言われると首を捻りたくなるなぁ。たしかに、ストーリーの曖昧なところは石ノ森章太郎的と言えるのかもしれないが、ファンだけがそれですべて許しているんじゃないか、という気にもなってくる。 「ONE PIECE」……チョッパーが大谷育江さんということで何度か観たのだが、忘れることのほうが多い。盛り上がったと噂される回でも観れば、少しは気合が入ったのかもしれないのに。今回もとりあえず観たのだが、スモーカー大佐の能力がなかなかカッコよく描かれていたので、ちょいとポイント上昇した。スーパーヒーローもの(キャラがそれぞれ超能力を持っている)のパターンなのだが、見せ方がいいと燃えるものがある。古川登志夫さんが出ていたのもよし。 01/12/22 これは、きみが落とし穴に落ちた悲鳴と音だ 「カスミン」……シカオが中心となる話だったが、ここでもやはりイタイ奴で、ヘナチョコさを露呈するだけに終わった。ユリが惚れるだけの何かを見せてくれるとよいのだが、ヘナモン道士としてのインテリぶりを発揮することすらないので、ちっとも納得できない。白樺マリ子以外の妖怪系ヘナモンもそろそろ見たいものだ(いないのか?)。しかし、仙左右衛門の「風呂に入っていきなさい」のセリフで期待させて、スコーンと露天風呂のシーンを入れるところはさすが「カスミン」であった。 「ウルトラマンコスモス」……どうしても流し観になってしまうのだが、捜査官(?)のサングラスにウルトラマンの像を映し込んでいる処理には感心した。 「クレヨンしんちゃん」……大本眞基子さん演ずる役津栗優を目当てに見たのだが、いやあ、喜ばせてくれたねぇ。掃除の場面で、まず「ゴミ箱ポイポイのポイよ!」を連発しまくり、それだけで十分ツボだったのに、さらに「ちちんぷいぷいのイニシャラーイズ、痛いの痛いのとんでゆけ〜」のセリフが飛び出し、「去年やっていたお芝居のセリフなんです」とご丁寧に解説までしてくれた。「コレクターユイ」ファン必見の回であった。 01/12/21 「馬っ鹿もん! 不器用なぐうたらめ! この脳なしのくずめが!」 「ウェブダイバー」……普段の家事仕事をほったらかしにしてサプライズパーティに専念する男どものダメさ加減がそれらしい。幼い頃のアオイの姿がクリスマスプレゼント。お子様向けにはウェブナイト勢揃いの変形シーンなんだろうけど。アオイの祖父はダンディだねぇ。両親が亡くなった理由は明らかにされず。 「デジモンテイマーズ」……デュークモンが気合の入った声でセリフを決めるたびに、野沢雅子さんには申し訳ないが、笑けてきてしまう。ドラゴンボールの悟空のときは、子どもの頃から連続していたから、成長してもそーゆう声として納得できたが、本来はちょっと無理あるんだよなぁ。デュークモンのセリフが芝居がかっているから笑えるんだけども。ベルゼブモンの回想シーンは長すぎたように思う。 01/12/20 「いやだよ、気持ち悪いよ……気がすすまないなあ」(三巻126) 「フルーツバスケット」……あの18話(プリンスユキと花島咲の話)と同じスタッフで作られた気合の入った回。降りしきる雨の中、じっくりと時間をかけた描写が続く。夾の姿はグロテスクさに欠けており、少々がっかりさせられたが、まあ、少女漫画家にクリーチャーデザインのセンスを期待するほうが間違いなのだろう。見せすぎないという手法で描かれていたが、かえって夾の奇怪さが伝わってこず、透の受けたショックというものを納得させることには失敗していた。悪臭というのがどれほどのものか、昔の慊人の言葉だけでは信用できないので、透の前の夾がいかに不気味だったかを感じさせる画が欲しかった。透のもよおした吐き気が何に起因するものかはっきりしなかったが、単純に生理的な嫌悪と見てよいだろうか。草摩の呪いを一身に背負っているらしい慊人には透の無垢さが愚かで不快なものにしか映らず、唾を吐きかけずにはいられない。紫呉は思惑があって透を受け入れていたやましさから謝ってしまうが、それは透を追いつめることにしかならない。 花島咲と魚谷ありさが墓参りに行くシーンになって、ここでもまた電波が便利に使われているなぁ、と思っていたら、花島咲が魚谷ありさを突き飛ばして、電波がそう告げていると言い出した展開には笑ってしまった。このシリアスな場面で笑わせちゃいかんよ。そりゃま、電波が、としか説明しようがないんだけどさ。透が草摩の家に戻れないと言ったのは、夾の姿を受け入れられなかった(怯えてしまった)自分が夾を深く傷つけてしまったことに気づいており、そのことで激しく自分を責めていたからである。それを電波で受信した(笑)花島咲は透を突き放し、草摩の家へ、夾の元へ帰るように言い放つのであった。今回は原作の33話めにあたるが、描写に時間をかけたこともあって、結末は最終回に持ちこされた。 前回の感想はちょっと的外れだったようだ。この「フルーツバスケット」という作品は弱者へのまなざしがテーマになっており、それがファンを獲得している理由であり、逆にアンチを生む理由にもなっている。この弱者というキーワードはこれまでの回でもずっと浮かび上がっていたものなので、あらためて言うまでもない。今回観て思ったのは、さらに差別というテーマを含んでいるのではないかということだ。夾の猫憑きという境遇は生まれたときから定められていたもので、夾自身には何の責任もないのに周囲の差別から逃れることができない。籍真の祖父が隔離されていたことから、この差別の意味するところが何なのかは大体想像がつくだろう。夾はその秘密を透に知られたら、すべてが崩壊してしまうと怖れていた。十二支の人々は何らかのかたちで差別に苦しんできたといえる。はとりは自分を受け入れてくれる相手と出会ったが、結婚は認められず、身を引く結果となった。慊人もまた犠牲者であり、「呪い」を知りすぎているからこそ、外部の人間を受け入れることができない。 透もまた差別を受ける者である。これについては知的障害者という言葉で前に説明したが、元ヤンキーでシングルマザーの母親に育てられ、親類から疎まれている存在となっている。透は差別のせいで性格がねじけることもなく、純粋な精神を保ったままという慊人と対照的な人物である。それゆえに由希や夾は透との出会いで変わっていき、紫呉たちは彼女が閉鎖された草摩の空間に吹き込む風となることを期待するのであろう。なお、花島咲も生まれ持っての電波受信能力で差別されている者であり、そのおかげで透と草摩家のことが「わかってしまう」のだろうねぇ、いやはや。 「フルーツバスケット」というタイトルの意味もやはりここにあると考えていいだろうか。参加者にフルーツの名前をあらかじめつけておく分類のルール、これはすなわち生まれながらに差別のレッテルを貼られる社会の仕組みであり、「おにぎり」の名前をつけられた者はさらに疎外された存在である、という意味がこめられているのかもしれない。「おにぎり」は名前を呼ばれることを待ち続けて坐っている。 01/12/19 「もうゲームは終わりだ終わり。こいつを持って、さっさと出ていってくれ!」と、やけクソぎみにどなり散らした 「スクライド」……なるほど、本土からの制圧部隊との決戦が用意されていたのね。いかにも悪の軍隊でございという本土部隊の狙った画が笑わせてくれた。意のままに支配し続けようとする本土の旧世代(親)、依存の甘えから脱して自立を目指すロストグラウンドの新世代(子)という構図で、精製されたアルター使いは可能性を持ちながら従来どおりのマニュアルで画一化されたゾンビ(ってステロな表現で言ってるんだからね)、カズマに代表されるネイティヴアルターは規格にとらわれない我が道を行くパイオニア(よっ、カッコイイねー)といったところか。変わらぬままの本土の内幕が描かれ、戦いはこれからも続くことが示される。 シェリスに命を捧げられた劉鳳が水守の愛情を受け入れるわけにはいかないというのには納得できるし、カズマがかなみを保護対象とは見ずに自分の力で生きていけると信じて去っていくという結末も悪くはない。まあ、別に感動もしないが。カズマと劉鳳がいい雰囲気で会話していたので、予想が外れたかと一瞬焦らされたが、やはり最後はケンカの決着をつけようという場面で終わった。後日談は今回でやり終えた感があるので、最終回はひたすら殴り合いでもするのだろうか。 かなみのアルター能力には結局深い意味がなかったのかもしれない(まだわからないが)。あの解けた髪の多さ、アルターで作られているとしか思えない。常時発現しているから気づかなかったのだな。 「シャーマンキング」……次回予告(番組中で一番面白いのでは?)でもネタになっていたが、まん太の存在価値ってあんまり感じられないねぇ。まん太のファンサイトがあるなんて信じられん話だが、少しは意味のあるキャラになるのか、これから。まあ、そんなに興味ないんだけど。 「ヒカルの碁」……イカすぜ、ダケさん。修さんの腹芸もよい。大人の渋さを見せてくれたねぇ。イカサマまでするところが佐為には許せなかったのだろうが、三谷には相手にイカサマをされるとどんな気持ちになるかがわかってイイ薬になっている。ヒカルは佐為の指示どおり打つだけなので相変わらず魅力はないが、これが実力だとイヤな子どもになってしまうので、それでいいのかもしれない。一万円を取り返して三谷を入部させることができると思っている単純さも含めてね。野球中継の画面を映している間に勝負がついていたという演出がよかった。今回はじめて本当に面白いと思ったけど、これが本来の魅力というわけでもないんだろうな。煙草を吸いながら打つダケさんの迫力に「哭きの竜」のアニメを思い出して楽しかったというのもあるしな。 「7デイズ」……パーカーさん、リトルシスター(ビッグブラザーのもじり)なAIクレアとヴァーチャルセックスを楽しむ、の巻。ここまでバカ暴走できる脚本とそれを演じきる役者陣に拍手。にしても、美人女優には不足しているらしい。 01/12/18 「いざという場合のホビットたちには驚かされるほかはないな」 「オコジョさん」も「ビストロレシピ」も作品的にとても集中して観ていられない。いまさら「だぁ!だぁ!だぁ!」や「FF:U」を観る気もしないし、火曜日に書くことがなくなりそうだ。最近、本の感想は夢時間でいいかげんに済ますようになったしなぁ。 「ヴォイジャー」は休みだし、「光の帝国」は前回忘れて流し観だったし、わーい、書くことがない、と思ったら…… 「ホミサイド殺人捜査課」……イライジャ・ウッドがゲストの「恐ろしき十代」の回。おおっ、フロド・バギンズだー!(笑) 後輩に殺人を命じた頭の回るエリート高校生という役どころ。美形子役も成長して、不遜な感じを漂わせた顔つきとなり、なかなか似合っている。ちょっと陰鬱なフロドにも向いていそうだ。でも、フロドがホビット庄を出発するのは五十歳なんだよな(ホビットが成人するのは三十三歳)。 01/12/17 周囲の石の観客席には、悪霊たちがぎっしりだ 「ベイブレード」……今回はキャラ集結で十分盛り上がっていた。前回はほかのことに気をとられていただけかも。エミリーが媚びキャラに生まれ変わっていた。評判が悪かったので、方向修正したのか。声の演技まで違うような。ボーグインキュベイターなる設備で強化されているのは聖獣ではなく、なんとブレーダーのユーリ自身。ロシア(旧ソ連)ネタとしては珍しくないが、これで最後と危ないノリで暴走している。子安さんの演技が嬉しそうに見える。火渡宗一郎のは怖気づいてしまって、どちらが上なのかわからなくなってきた。ウルボーグの聖獣がウルフではなくウルヴァリンだったら、と期待したいのだが、そんなわけはなかった。 「サジタリウス」……アミンサって見た目のいたいけさから幼い少女かと思っていたが、ラナが意識するぐらいだから二十歳前後なのかしらん。オルロッグ人を管理する神(コンピュータ)の声は仁内建之さん(表示では達之)、カッコええのう。好きな声優のなかでも間違いなく上位だわ。 「犬夜叉」……七宝の妖術って一番渋いじゃないの。ほかの連中の力押しな技が脳裏に浮かんでいったときは特にそう思ったぞ。力押しというのは大抵退屈なものなのだが、困ったことに幅を利かせているんだよなぁ。 01/12/16 このままでは冷凍肉となって一生を閉じることになってしまう 「パワーパフガールズ」……「ちっちゃくなあれ(Nano of the North)」の回。原題の意味(シャレ)がわからん、別に今回に限ったことではないが。ナノボットがモノボットになった時点で博士が踏み潰すオチは読める。だから、間髪入れずにやるべきだった。博士の大きさとの対比を見せてしまってはオチるものもオチない。 「ガオレンジャー」……ドロドロの術をヤバイバが鏡で反射して、ドロドロ自身が影に襲われ、そこをガオレッドが狙撃、「はじめから影のほうを狙ったのさ」ときめる展開など、小技を利かしているところは前回と同様面白い。しかし、ヤバイバはあまりにも情けなすぎた。テトムも料理を作ってしもてどーすんねん。あそこでラセツが素直に食っていたら、おまえはそれでよかったんかい。ガオケンタウロス、CGIのおかげでいろいろとできるようになったもんだ。 「仮面ライダーアギト」……翔一が自らアギトの力を捨てるという展開に話をもっていきたかったことはわかるんだけど、いまひとつ説得力を感じないんだよな。ここでもやはり追いつめ方が足りなかったんじゃないかと思ってしまうのだ。アギトの力を失ってもアンノウン探知能力は健在なのか、涼と木野。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……日曜の朝から重たい話。あいちゃんの父親が勤めるタクシー会社が潰れて、いきなり失業するんだからねぇ、厳しい御時勢を映していて何とも寒い。倒産した「東栄無線」の前で怒りをあらわにしている社員たち、ってオイオイええんかいな、そんなネタ。一万円台のミシンも買えないとは、妹尾家はそんなにかつかつの生活を送っていたのか。そーいや、晩飯がインスタントラーメンだったもんなぁ。ヤケ酒飲んだり、なけなしの金をパチンコですったり、弁当を公園で食べていたり、とオヤジの姿が寂しい。あつこ(母親)を大阪から呼ぶのはいいが、ミシンを頼んでいるところに、あいこ父は何がやりたいのかよくわからない。あいちゃんをあつこさんに預けようと考えての決断ではなかったのか。ミシンのためだけに呼ぶとゆーのはいくら何でも変だしなぁ。しかし、観ているときはドラマに引き込まれていたので、痛々しかった。あつこさんに対して「それがおまえの望んでることやろ」のセリフはきっつー。あいちゃんの「おかあちゃん、行こ」の言い方がすばらしい、松岡由貴さんの関西弁の極めて自然な演技は、ちょっとやそっとでは真似できまへんで、ホンマ。怒りの演技には特にうまさを感じる。 あつこさんとふたりで出て行く途中に文具店の前で出会うのが信ちゃん。ああ、このシチュエーション、たまりまへんな。信ちゃんとあいちゃんの組み合わせに激しく感情移入する理由は自分でもわかっているのだが、それを迂闊に説明すると誤解を受けそうなので、ここでは秘密。二人の仲がおかあさんにも認められていることを知って、ますます萌えまくる信ちゃん、ってそういうことじゃなくてぇ。ももこの「見損なったわ」とおんぷの「それは違うわ」というやりとり、会話に「間」をつくる時間の余裕がなかったために生きていなかった。あれではももこの印象が悪い。丸ごと削ってしまったほうがよかったと思う。あいちゃんの家で四人とあいこ父が話をするシーンは限られた時間にもうギリギリまで詰め込んだ演出、栗山緑さんは打ち上げでまた演出さんにしばかれるんだろうなー。 マジカルステージからは笑けてしまって困ったもんだ。ギャグに笑わされるんならいいが、再就職で問題解決という安直さで突き進んでいくところが笑うしかないというのはちょっと……。求人雑誌で見つかるのが事業拡大の玉木タクシー。結局コネがものを言うところはある意味リアルだが、それでいいのか。あいちゃんは父親が迎えにくることを期待していたわけだが、それも実のところ、おとうちゃんの世話はわたしがしたらなあかんねん、という気持ちからきているんだよなぁ。ええ子や……けど、それでいいのか。あつこさんは相変わらず切なすぎるぞ。 全体の出来はともかくとして、あいちゃん物語のつらさを存分に味わわせてくれたことだけはたしかだった。次回のクリスマス話はケーキデザインを募集していたくらいだから能天気な内容かと思っていたら、かよこの物語でまたもや重そう。ところで、クリスマスの売り上げに燃えるマジョリカ、目が光るときにモノアイ点灯の「ビン!」という効果音が鳴ったのには笑ったな。 「コメットさん☆」……メテオさんのかわいさ爆発はまだ収まることがない。普段まず怒ることのないコメットさんに怒鳴られて、何が起きたのかと一瞬パニックに陥るメテオさんがかわいいったらかわいいじゃないの。イマシュンが気に入ったのはメテオさんの歌、こいつは早くもプロデューサー稼業に手を染めるつもりか。今回も楽しめていたのだが、最後でイマシュンに殺意を覚えた。初めて見たときからケースケと違ってイヤな奴だと思っていたが、コノヤロウ。次回予告で泣いているメテオさんを見せられたら、ますます気にくわんじゃないか。ここまでメテオさん贔屓になるとは、番組最初のころは思いもしなかったなぁ。 「サイボーグ009」……相変わらず話の内容もヴィジュアル(メカデザイン)も古漫画なノリだが、これってホントに面白いといえるのかなぁ。見た目か中身か、どちらかに現代的なアレンジがないと、ただ古臭いだけに感じられてツラい。マッドマシンM1号なんて、デザインも性能も古くて笑えるけど、それを売りにしていいのか。003が苦しみ悶える姿はかなりうひょひょ。 01/12/15 豪華な料理やワインからして、めったにない盛大な祝宴らしい 「カスミン」……ヘナモンと人間というかたちをとってはいるが、偏屈な頑固老人と少女の心の交流を描いた「まるで映画紹介文のような」内容(笑)だった。ようでけた娘やのう。仙左右衛門が間を持たせようとして唐突にしりとりを始めたり、へなへな祭の起こりを説明し出したりするのが、らしくてよかった。浴衣姿のカスミには作中のヘナモンどもが萌え萌え、視聴者にまかせとかんかい。おハニさんはカスミが料理している横でスナック菓子を食べている、アンタ、何をしにきてんだ。出す料理が地味な和食で、魚のひらきに茗荷が添えられており、相変わらず小学四年生離れしている。へなへな祭に浮かれる霞家の面々、蘭子が珍しく終始笑顔で仙左右衛門と一緒になって盛り上がっていた。カスミの龍ちゃん躱し慣れが見られたり、細かい描写にツボが多い作品である。 01/12/14 なぜだかわからないが、七面鳥とガキ・ピグミーがかけ合わさり 「電脳冒険記ウェブダイバー」……カイトがワイバリオンのウェブダイバーに選ばれる話。カイトがもうちょっと萌えやすい少年であったなら、こんな話でも盛り上がるんだがなぁ、と大きいお友達の不満をこぼす。もちろん妹だったら言うことなしで、子供の波動に敏感なワイバリオン、ケントの乗るグラディオンとの合体、といったフツーのネタもツボになるのだが。 「デジモンテイマーズ」……デュークモンはギルモンとタカトが合体した進化形であった。まさか最終的にそこまでいくとは。でも、これって何のメタファー? 移行対象(ぬいぐるみ)と自ら一体になるということは、幻想(電脳世界)への没入をあらわしているのか。電脳世界を肯定するならば、それでもよいというのか。うーむ、単に合体はロマンというだけのことかもしれないが。タカトが加藤さんに拒絶されたり、ベルゼブモンが悪魔に魂を売ったり、という展開を見せるにはもっと追いつめる必要があった感がある。小中千昭さんのときだけが暗くシビアな路線というのでは、ちょっと無理があるんではないだろうか。 01/12/13 「な、やっぱり猫なんだよ」鞘のなかで怯えるE・Jにいう 「フルーツバスケット」……原作の31話めと32話めにあたる夾に焦点が当てられる回。藉真(かずま)師範というキャラが登場する。本来十二支からは外れている猫憑きの夾は実は化け物のような姿に変化するらしい。意味ありげにつけていた数珠はそれを封印するためのものだった。内面のドロドロした暗い欲望と葛藤して乗り越えなければならないという普遍的なテーマではある。今回のアニメ化では描かれない由希と慊人の関係にしても似たようなテーマが含まれていそうだ。暗い雰囲気のまま、結末は次回に持ち越されたので、今回のところはまだ何とも言いようがない。とりあえず推測どおり、このエピソードをトリに持ってきたかったようだ。 藉真の声は井上倫宏さん、なるほど渋いところを呼んできたなぁ。少女漫画は見た目で歳がわからんから、声が重要だもんね。慊人役の若葉紫さんは改めてミスキャストであると思わされた。今回は演技しようとして完全に失敗していた。元々声をあてるのに向いていない声質なんじゃないかねぇ。夾の幼少時は池田恭祐さん、夾の中一頃は近野桂介さん、どちらも子役である。子役独特の気色悪い(笑)リアルな声だったが、「フルーツバスケット」のような少女漫画らしい画には向いていない。少年声のできる声優さんに任せたほうが無難だった。 01/12/12 見わたすかぎり、花、花、花……ここは花畑のまっただなかだ 「スクライド」……叫んで殴っているだけで終わってしまった。これといって新鮮な画もないし。無常矜侍との闘いは今回で片がついた模様、残り二回を後日談で費やすとも思えないので、最後にもう一波瀾起きるのか。由詫かなみの夢見の能力が特に重要な役割を果たしていないので、そのへんが絡んでくるのかもしれない。カズマと劉鳳は決着をつけたいところだろうし。ストレイト・クーガーはカズマの兄貴だったというオチがついたが、「あ、結局そうなの」という程度のもので何ということはない。理由もなく「実は生きていた」のカードを出されても盛り上がらんなぁ。 「ヒカルの碁」……面白くなってくるのにまだしばらくかかるのか、単にわたしの好みに合っていないのか、どちらかよくわからないが、時間帯がちょうどよいので付き合っていける。三谷祐輝という新キャラの声は浅川悠さん、好きな声質なのでちょっと嬉しい。主役のヒカルの声が好きになれないのは痛いところだ。川上とも子さんは少年の役に向いていなかったのでは。 「パラッパラッパー」……いきなり18話「シオシオだね」の回を放送。はて、速報か何かで飛んだのだろうか。それはともかく、浦沢義雄さんの相変わらず無茶苦茶なノリの脚本をテンポのよい演出と暴走したような画で見せてくれ、実に面白かった。サニーちゃんって喋る花じゃなかったのか。スケボーで車に激突したパラッパたちがそのまま吹っ飛んだ車のタイヤを四輪とも手足でつかんで車を構築し、サニーちゃんらを乗せて突き進む場面が最高。トレーラーでポーラとケイティのいる建物を破壊しながら合流する、勢いだけの展開もよし。このテンポでいつも見せてくれるなら、チェックを忘れることもないのだが。出来の良さが何に起因しているかスタッフを調べてみると、どうやら今石洋之さんの絵コンテが注目されているらしい。「彼氏彼女の事情」と「フリクリ」で有名なかただそうだ、なるほど。 「7デイズ」……おーい、ペンタゴンにミサイルが突っ込んでいるよー。時期がズレていたら放送延期になっていたところだな。バックステップ級の事件を毎回起こそうと思ったら、バカな内容で突き進むしかないわなぁ。自覚しているバカはすばらしい。 01/12/11 ソーセージはしばらくピクピクとけいれんしていたが、やがてぐったりして動かなくなった 「格闘料理伝説ビストロレシピ」……「やあ、みんな。おれ、ゼン!」のフレーズにバカウケしているが、その理由をここでは明かさないので、何故わたしがこの作品に付き合わざるを得ないかを理解してもらうのは難しい。「よくやった、ゼン」とか言われてもなぁ、わっはっは。妹のカリン、「ゼンおにいちゃん」とか言ってくれへんかなぁ。とゆーか、ゼンと呼び捨てにされることのほうが圧倒的に多いか。 主人公ゼンの声は坂本千夏さん、元気系少年主人公を演じる声優のなかでは好きなかたなので嬉しい。童夢くんとか直角とかクロちゃんとか。オムレッサーというマスコット的なフードンの声が永澤菜教さんだったのには、「どれみ」と「コメットさん☆」を観ている者としては「またこんなキャラかい」と思ってしまったが、まあ、いいか。 内容はお子様向けのゲーム原作系で期待できない。バンプレストがバックについていたり、NHKよりテレ東に似合いそう。オープニングは安い感じだったしなぁ。 「ヴォイジャー」……「呪われた12デッキ」の回。メゾッティ(こおろぎさとみさん)がよく喋ってくれたのでよし。いつ聞いても抜群やのぉ。 01/12/10 怪物の石像はさっき、ほんとに動かなかったか? 「爆転シュート ベイブレード」……流し観だったので、ツッコミ入れる箇所も思い出せない。ボリス役の水田わさびさんの声が、冷酷な少年キャラを演じるには苦しかったと思う。セルゲイの後だから余計に目立つ。あ、そーか、思い出した。レイの長髪が解けたところが、今回の見どころだったのね。関心ないけど。「星矢」の紫龍風、ボロボロになるところも含め。終わりが近いわりに、意外と盛り上がらないなぁ。 「宇宙船サジタリウス」……あ、猫耳のアミンサが出てる。といっても、わたしゃ、別に萌えてはいなかったんだけど、改めて見ると納得してしまうのだから、「萌え」も認識次第ということか。声は鷹森淑乃さん。 「コメットさん☆」……録画を観なおしていたら、ツヨシくんとネネちゃんが戸外で息が白くなるのを利用して「がおーっ」と怪獣ごっこをしているシーンに気づき、そのさりげない描写に感心してしまった。ついぼんやりしていると見過ごしてしまうなぁ。触れ忘れていたが、メテオさんの「飛んで火に入る夏の虫よ、ジュッ……ってかわいそうじゃないの」と一人で騒いでいるのがたまらん。 01/12/09 「おらの謎かけに答えたら、ただでくれてやっでもいいだなあ」 「パワーパフガールズ」……「カレとガールズのちえくらべ(Him Diddle Riddle)」の回。向こうならではのテンポの早い展開(かなり好み)、あのセリフの速さでは、お子様はついていけないだろう。正直者とうそつきの論理パズル、おとなでもついていけんぞ。正直ブロッサムの論理はわたしにもよくわからない。訳に問題でもあったのだろうか。「あなたは正直者ですかという質問に、相手はイエスと答えると思いますか」の質問に、「イエス」と答えたほうが正直者、「ノー」と答えたほうがうそつき、というのが正解のひとつだが、作中ではそうなっていなかったように思う。沸騰と冷凍が同時に起こる場所、という謎かけを市長が解き明かす展開は爆笑モノだが、これまた理解できたお子様はほとんどいないことだろう。 「百獣戦隊ガオレンジャー」……ツエツエとヤバイバが戦隊側につく展開になるのかとワクワクしていたら、ツエツエが死んでしまった。え、ちょっと早すぎるんじゃない。ラセツの「テトムの作った弁当の味が忘れられん」というバカな真相が明かされた直後だし。ツエツエはあそこから面白くなるキャラだったのになぁ。ドロドロの巨大化が忍法だったというオチはよかった。シリーズ構成としては「それでええの?」という感じだが、今回の話だけに限って言えば、それなりに盛り上がった。ドロドロのデザインは、黒十字軍をイメージさせて妙に懐かしさを感じさせるものだった。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……ベスのいるアメリカに行くということで期待したのだが、ベスのセリフがやたら説明的なのが鼻に付いた脚本(ベスと直接話せないためであるのはわかるが)、おジャ魔女四人のステージの盛り上がりに欠ける演出、といまひとつな内容に終わっていた。動物と会話していく展開は珍しく魔法全開のドタバタなのだが、テンポのよさを感じられなかった。次回に気合が注ぎ込まれた結果、というわけでもないだろうが、そう願いたいぐらいに楽しみにしている。 「コメットさん☆」……人相の悪いキューピト、かわいいだけのデザインで済ませないバランス感覚がうまい。殺しを請け負うスナイパーのごとき態度なのね。ムークはメテオさんの気持ちをわかったうえで暗躍していることが示される。コメットさんの変装(なぜかリボンの騎士)が「すすっと」の言葉でバレる展開は、普段のおかしな口癖をしっかりネタに取り込む脚本のうまさが光る。キューピトの矢がラバボーに当たる前半のオチは、予告の時点でバラしていたのがちょっともったいなかった。怒りのラバピョンが笑える。メテオさんのかわいさはここでついに頂点を迎え、イマシュンへ嫉妬するあまり哀しくなって泣きそうになった(笑)。メテオさんのほうが先に自身の恋力に目覚めてしまうとは。星力によって目に見えるかたちで表現されるファンタジーの絵のすばらしさもあるし、まー、とにかく死角なしといったところである。 01/12/08 水入れ袋を持ってないなら、予備の靴で頭をぶん殴ってもいい 「カスミン」……龍之介のおかげでびしょ濡れになるシチュエーションには事欠かない(?)カスミ、今回も妄想では見えている画を連発させてくれていたが、なんとカスミ自身もとんでもない長靴との夫婦生活を妄想してみせるのだからマイッタマイッタ。長靴の子どもを背負っているは、夜の生活まで描かれるは。さやえんどうのすじをとっているシーンなど細かい日常描写(それがカスミの日常……)がさりげない。仙左右衛門、気を利かすのはいいが、教科書を水に濡らすのはちょっと気が引けないか。リコーダーにでもしときゃよかったのに。長靴好きの称号まで得たカスミン、ヘナモンのために一肌脱ぐけなげさたるやよし。いまひとつ成功していないのはシカオの存在、ユリがシカオのことを好きと言われても全然説得力ないなぁ。 「仰天人間バトシーラー」……ジャンヌがサルからトラになったが、これは期間限定なのかな。ジャンヌ・ガルーとオオカミになりそうな名前だが。ゴルコマチ(ゴルゴビューティ)に萌えキャラヒロインの座を奪われているよーな気もするしなぁ。 01/12/07 男が食べている野菜はニンジンで、そのニンジンが助けを求めて悲鳴をあげている(三巻123) 「電脳冒険記ウェブダイバー」……実はショウさん萌えな層で支えられているアニメなので、今回は待ちに待った素のショウさんメインの話といえるかもしれない。風力発電機を設置するは、医薬品が必要になったときに備えて筏を作るは、ホントに隙のない美少年だこと、わきくすぐっちゃうぞ。にんじんはいままでジャンの料理に入っていなかったのか、ポーカーフェイスで皿からよけていたのを想像すると萌えるかも。 「デジモンテイマーズ」……レオモン、死ぬ予感を漂わせていたが(具体的には忘れた)、ついに斃されてしまった。タカトの怒りで進化が暴走するきっかけとなる。脚本は小中千昭さんで、責任(?)を果たす。以前鳥のような姿で影だけ映った「神」は朱雀のスーツェーモンだったようだ。四聖獣という言葉を聞くと、頭の中で「愛のアスリート♪」というフレーズが流れて困る。 「アリー・myラブ」……エレイン、なんの役に立つねん、バイブラって…… 01/12/06 やはり、E・Jも救いようのない暗い気分に襲われて、鞘のなかで自殺しようともがいているのだ(六巻184) 「フルーツバスケット」……原作の44話めにあたる草摩利津登場の回。アニメの12話で名前も出ていることだし、ほかの話を飛ばしてでも入れとけ、ってなところだろうか。次の二回は夾と師匠の話に戻り、それから最終回を迎えると見ていいのかな。利津というキャラはギャグ調をメインにしているぶんには面白いのだが、すでに母親の女将さんで同じものを見せられている点がマイナス。性別については伏線がわかりやすすぎて意外性に欠けた。ニホンザルじゃないところが反則だなぁ。綾女に憧れるところがいかにもそれらしくて笑えるが、あっさり無理と断定されていたのがよかった。声にちょい年期を感じたので、よく知っている声優だろうとは思ったが、結局認識できなかった(冨永みーなさん)。 シリアスパートでの利津には意見が分かれるところだろう。漫画的にデフォルメされてはいるが、自分の存在が周囲の重荷になっていることへの不安に悩まされ、自殺を考えるも行動に移せない自分にまた悩まされ、と落ち込んでいる人物を描いている。紫呉や由希のようにほっといておくのが当然の反応。初めましての透は罠にかかって話を聞いてやるが、今回のありがちな内容の語りではおそらく効果なし。実際、話の終わり方も何だか適当にごまかすしかなかった感じだった。といっても、わたしは利津に共感しないわけでもないのだが(笑)。 十二支の面々が透の語りに救われるという話が、一部のエピソードを飛ばした関係で、杞紗、燈路、利津と短いスパンで繰り返されたため、透の語りだけが鼻に付くかたちになっているように思う。 01/12/05 二匹のゴリラは、きみが両手で誇らしげに胸を叩くのを不思議そうな顔で見つめている(二巻31) 「スクライド」……シェリスの死に思わず泣きそうになり、自分の抵抗力の弱さに哀しくなる。泣きたいときは泣いていいというおなじみのセリフが意外と効いたのか、劉鳳の涙にもらい泣きさせられるのか。まあ、だからといって、今回の話がよかったとも思わないんだけどね。あまりに用意された展開でこれを持ち上げる気にはなれない。これで冷めていたら、クソミソなんじゃないだろうか。演出のおかげで救われていたのかも。動力システムを破壊されて動揺している無常矜侍があまりにもマヌケ、水守が侵入していることも承知していたくせに。予想外のファクター、例えばイーリャンの知覚妨害返しで瓜核の侵入に気づいていなかったとか、そーゆうことを示してくれていたらよかったのだが。白鳥哲さんは相葉昂治だったとは思えぬ声を出しているが、無理をしているためか演技が一本調子で、魅力が出るところにまでは到っていない。あと三話残っているはずだが、テンション持続できるのかねぇ。 「ヒカルの碁」……かぶさってくるエンディングのイントロ部分がやっぱり兇悪だなぁ。歌のほうはまあ普通だと思うんだけど。 「7デイズ」……アメリカの核兵器がすべて発射され、数十億人が死ぬ。起こっていることは凄まじいが、あまりにバカで笑うしかない。すべて承知の上の脚本だろうから、もちろんオッケー。バックステップ後もバカの連続で、暗号を解読したのが狂犬病に罹っていたゴリラ、というオチがまたぶっ飛んでいる。ある意味期待に応えている。 01/12/04 「なあに、つまらんテストだよ。素手の闘いで、わしを負かせばいいんだ」 「学園戦記ムリョウ」……最終回。予想していたような展開と画しかなかったので、興奮させてくれるものがない。話の筋の結末そのものは悪くないのだが、ネタ明かしに驚きもなく、最後まではぐらかされ、何の快感も与えられない。ジルトーシュの結末は見なくてもいいぐらい当たり前だったし。予定調和でのほほんと終わっただけだった。那由多の思い、始の思いをもっと見せてくれないと、いままで何のために丁寧に描いていたのか、と思ってしまう。これは「見たいものを見せてくれた」というより、「見えるものをただそのまま見せた」という感じ。結局、佐藤竜雄さんは描写がうまいので演出には向いているが、脚本をひとりで手がけてストーリー全体を構成するのには向いていなかったということか。 「光の帝国」……恩田陸さんの名前にちょっと期待したが、どーもドラマにするとショボくなるような内容らしい。前田愛さんの声と喋り方、亜季さんによう似とるわ。 「ヴォイジャー」……「ジマーマン博士の屈辱」の回。一人二役で同時に映るというのはさんざんやっているが、今回は特に感心させられた。ジマーマンの老けた感じも自然だったし。バークレイは意外にもジマーマンとは気が合うのだろうか。 01/12/03 「よく来たな、愚か者めが!」 「爆転シュート ベイブレード」……「きたかクズども、死に場所を求めて」って、ベイブレードで対戦するのに子ども相手に何言ってんだ、というツッコミも無用だわな、ベイの力で世界征服しようってんだから。火渡宗一郎がカイを力への誘惑で引き入れようとするが、さすがに今度ばかりはカイの心を崩すことはできなかったのであった。お約束ながら、ぎりぎりまで引っ張って見せてくれたのがよかった。火渡宗一郎も一般の客席に坐っているのでは、貫禄が感じられないなぁ。 「犬夜叉」……どーもとにかく「普通」すぎて、ツボが見つからない内容で困る(番組の最後に「犬夜叉のツボ」があるけど)。封印されていたわりには偉そうな竜骨精、声は井上和彦さん。 01/12/02 汚れたソックスの毒性万能秘薬、かの有名な錬金術用蒸留液だ 「パワーパフガールズ」……チョークで描いた怪獣たちのなかにカメがいたのは、やはりガメラからきているのか。 「百獣戦隊ガオレンジャー」……クルシメマスオルグには笑ったねぇ。え、笑えんかった?……そりゃいかんよ、あーた。人間とオルグの共存については夢時間でネタにしたので、ラセツがそれを言い出したときには思わず盛り上がってしまった。正体をバラすのはレッドを拘束するところまで引っ張ってもよかったんじゃないだろうか。クリスマスオルグのデザインが意外にカッコイイ、声はソフトな語り口の野田圭一さんだし。 「仮面ライダーアギト」……アニメに出てきそうな超絶美形のキャラを演じきっている羽緒レイさん、おそるべし。話の展開は、デビルマンからエヴァゲ、ブギーポップあたりを連想させるものとなっている。あかつき号の乗客は光の余波に影響を受けたらしい。水のエルとの戦闘シーンでアナザーアギトの抜群のカッコよさにクラクラし、「アギト」はこのライダーの存在をもって(駄目押し)語り継がれる作品となったなぁ、と思っていたら、木野さんはアギトの力を奪われてしまった、ガーン。いや、息が短いほど価値も出るというものか……。 「も〜っと!おジャ魔女どれみ」……双子の姉弟、万田ようこ&じゅんじの話。おジャ魔女たちはほとんど傍観者、悩める者を導くMAHO堂もお菓子店という設定ではうまく結びつかないのであった。ようこにはじゅんじというパートナーもいるので、タイトルに「ふたごの不思議なまほう」とあるとおり、おジャ魔女が入り込む余地はあまりないのね。しかし、万田ようこのかわいらしい悩みが描けていたので、クラスメート話としては十分よかった。実際クラスメートの話が続いていれば、おジャ魔女不在も気にならなかっただろう。 ようこの声は認識できなかったが、きっと耳馴染みのよく知っている声優だと思っていたら、岡村明美さんだった。じゅんじのほうは知らんなぁと思ったら、じゅんじと一人二役だったのにはまいった。その声の違いでは騙し通せんぞ、とツッコミ入れたくなったほど演じ分けていたではないか。 「コメットさん☆」……視聴者が期待するものをすべて見せてくれるのか、おけやあきらさんは。メテオさんは、ムークの暗躍でラバピョンを招き入れ、さらにラバボーを誘い込んだ結果、ラブリンバージョンに変身、恰好のみならず性格まで「アブナイ人」になってしまうのだった。近頃はメテオさんのサービスが多いなぁ。ムークの視聴者に話しかけているようなツッコミもよし。思えば、イマシュンに夢中になっていたころは、メテオさんの魅力が出ていなかったような覚えがあるが、すべては今回の話のためにあったのかというぐらい、そのことが生かされていた。メテオさんの感情と行動にすべて納得がいくもんなぁ。最後はなかよくコメットさんと並んで、あーもうかわいいったらないの。コメットさんのほうは、前後の演出でラブリンバージョンの変身シーンを強制されているように見せているのが笑えた。 「キャプテン翼」……若林や若島津の声優が男性なので、やはり日向小次郎の少年時代の声優をあえて女性にした理由は謎だが、松本梨香さんの少年声そのものは大したものだと思う。 「だぁ!だぁ!だぁ!」……面白いねぇ。ほかの曜日だったら、もっと感想を書こうと思うのだけれど、BSですでに放送されているということもあって省略してしまう。 「サイボーグ009」……カッコイイねぇ。0013の伊藤健太郎さんに声を使い分けられると、キャプテン・ファッツ&ガッツの転身を思い出させられて困る。鳥居を通して009と0013を映す構図は面白いのだが、そのせいで「石森大明神」を長々と見せられたのがちょっと気になった。002の声は慣れるとピッタリでよかったが、逆に違和を感じるようになったのがギルモア博士。麦人さんの演技がアニメ声的な誇張を加えすぎているんじゃなかろうか。もうちょっと抑えめにしてほしい。 01/12/01 ボートを係留し、その扉へ近づいていった。巨大な扉……きみの身長の四倍はあろうという巨人のためにつくられた扉みたいだ 「カスミン」……いつの回に小中千昭さんの脚本がくるのか憶えてはいなかったが、実際に観たらすぐにわかるほど色がはっきりと出ている内容だった。龍ちゃんを連れて龍王の城へ行く話があんな異界譚になるとは、いままでの七回の雰囲気からは想像もつくめえ。とらえどころのない不気味さは「デジモン」のときとも共通する。胸に一物ある謎の男、変質者のイメージから生まれた都市伝説の妖怪じみていて怖い。キャスト表示がないので、まさに正体不明。声は藤原啓治さん(デジガメ)と見てよいだろう。一物といえば、納戸に置いてあった謎のオブジェがイチモツを連想させ、やけに気になった。それも計算のうちか? 螺旋階段や渡し舟に物怖じしないカスミに、「あんた、どこでも生きていけるわ」と思っていたら、なんと牢屋でも自炊することで、その生活力とバイタリティをまざまざと見せられてしまった。衛士のぶんまで用意しているし。拾った鍵の謎という伏線があったが、うーむ、記憶にない。絵コンテは本郷みつるさん、「クレヨンしんちゃん」や藤子アニメなどで高く評価されているかたらしいが、わたしは「キョロちゃん」ぐらいしか観ていないので、よくわかっていないというのが正直なところだ。そーいや、異界のムードは「キョロちゃん」と共通するアヤしさがあったかも。 「マドレーヌといっしょに」……番組宣伝のマドレーヌの声に反応してしまったので、一応チェック。声の主は下屋則子さん、こーゆう声のかたは次から次へと出てくるもんだなぁ。内容が内容なので(原作はフランスの絵本)、とりあえずパスするけど。BS2で放送された「マドレーヌ」では大谷育江さんだったそうで、これは残念というべきか、助かったというべきか。 「ガイスターズ」……ついでにまた観てみたが、相変わらず内容は哀れなぐらいにひどいものだった。ピーラという少女がメインゲストで登場していたが、服を着ていたのでつまらなかったし。まあ、裸のときも防備固かったけどね、髪の毛で。 「仰天人間バトシーラー」……ゴルコマチ、ジャンヌの転身のために涙を要求(強要)される。転身してくれたから、大本眞基子さんの声が二倍楽しめた。ゴルコギャルで四倍と思ったけど、今回観たかぎりではいなかった。「クレヨンしんちゃん」でもイイ感じだし、ユイやフィーネのときにあまり反応していなかったのが不思議なくらいだ。 怠惰な日々へ戻る |