
第1巻
挿絵 みきこさん♪
ここはさまざまな人種が混在する不思議の世界「マシュドリーム」
この物語は、マシュドリームを舞台に自分の夢を叶えようと
旅をする一人の少女の物語でありそうな雰囲気(?)
「きの子少女ここあ、いきなり決意」
ここはマシュドリーム南方に位置する小さいけれど
愉快な国「きのこ王国」
この国の住人は皆おしゃべり好きで、時が経つのも気にせず
延々と話続ける傾向にある。きのこ王国と聞いて
賢明な読者なら、この国の住人がきのこ人間なのであろうと
想像したかもしれないっぽいが、実はそうではない。
外見はホモサピエンスとほぼ同じなのである。
彼らがホモ(あえて略してみよう)と違うのは
全ての住人が魔術に長けていることと、きのこの笠に似た
帽子をかぶっていることである。
そんな王国の城下町の小さな家にその少女は暮らしていた。

太陽がいつもと変わらず王国を朝日につつみはじめる。
町のあちらこちらの家から、朝食を作っているのであろう香りと
軽快な包丁の音が響きはじめた。
「ここあ〜朝ご飯よ〜起きなさ〜い!」
少女の母と思われる女性のその声に、ここあとよばれる少女は
目を覚ました。
「ほい☆今ゆくね(・3・)/ 」
言い忘れていたが、この国の返事は一般的に「ほい☆」が
よく使われる。
ここあはベットからぬけると、まったり着替えはじめた。
ピンクの動きやすそうな半袖の服にブルーのショートパンツ。
足にはマーブル模様のはいったニーソックスを履き、
てっぺんに黄色いポンポンがちょこんとついたきのこ帽子も
忘れない。これがここあのお気に入りスタイルだった。
(そこ!奇抜だとかツッコまない!)
ここあの主食は主にお菓子である。特にフルーツラムネが
大好きで、いつも携帯している(栄養片寄っちゃうよ!三村風)
いつものようにおしゃべりに華を咲かせながらの朝食の途中
クリームプリン(プリンかよ!三村風x2)をほおばっていた
ここあが、ふいにスプーンを止めて言った。
「あのね、おとん&おかん。ここあ今日から旅に出るね(・3・)」
ずいぶんと突然である。当然おとん&おかんは驚いた。
「な、なななんですと!?旅ですと!?」
おとんは飲んでいた焼酎(朝から酒かよ!三村x3)を吹き出して
叫んだ。おかんにいたっては隣で鼻から牛乳をたらしている。
「た、旅って・・・なんの旅ですか娘よ!?」
おとんに尋ねらねるとここあは淡々と語り始めた。
「あのね、ここあ将来は立派な松茸になりたいの。だから
旅に出で松茸になる方法をみつけちゃう!(・3・)/」
この子は頭がおかしくなったのだろうか?それを聞いたおとんが
娘に問いただす。
「なぁここあよ。確かにワシらはきのこ王国の住人だが,
だからといって松茸になるってのはなぁ・・・。そんなこと
学校で言ったらお友達に笑われちゃうだろ?」
もっともな話だ。もし同級生に松茸になりたいなんて言うやつが
いたら間違い無く、トイレ中ドアをドンドンされる&おはよう!と
背中をたたくふりして「私は松茸です」と書いた紙を背中に
張られるの刑だろう。子供は残酷である。
だがここあは言葉を続けた。
「でもね山根君はシメジになりたいって言ってたし、仲良しの
吉田さんは椎茸になるって言ってたよ〜。だからここあは
松茸になるの〜! (・3・)/ 」
本気や、この子本気や!おとんが困惑の表情を浮かべていると、
ここあはクリームプリンの最後の一口を飲み込みこんで、突然
椅子から立ち上がった。
「んじゃいってきまっしゅ! <(>ε<;) ビシっ!」
おとん&おかんに別れの挨拶をすると、ここあは玄関を
飛び出していってしまった。
「早っ!もう行くのかよ!」
こうしてここあの松茸になっちゃうもんの旅は始まったのでした。
三村ばりのツッコミを入れるおとんと、今だに鼻から牛乳状態の
おかんを残して・・・。

2巻につづいちゃうかも〜!