ハーゲンダッツマヨネーズ味


 

ある日のこと。

私は相方さんと一緒に梅田にお買い物に来ておりました。

あちこち歩き回って疲れたのと、お腹が空いたという事で、二人でハーゲンダッツのアイスクリームを食べることに。

 

阪急三番街のハーゲンダッツショップに着き、私は当時期間限定(だったかな)発売だった「ブルーベリーサンデー」というものを
注文してみました。
ほどなく店員さんが持って来てくれたのはブルーベリーソースと生クリーム、さらにはブルーベリーそのもので彩られた
おいしそうなコーンのアイスクリーム。わーい。

で、相方さん(別のアイスを買ってました)と一緒に歩きながら食べることに。

うむ。このバニラアイスとブルーベリーソースの相性が絶妙でなかなか(゚Д゚)ウマー
そして生クリームとブルーベリーがどことなくマヨネーズのような風味を…

 

!?

 

あれ?マヨネーズ?

どこをどうみてもマヨネーズなど入ってはいないのに、確かにマヨネーズの味がする。
相方さんに食べてもらっても同じ反応を示します。

生クリーム単品は美味しい生クリームであり、ブルーベリーソースもとても美味しいソースなのですが、これらが組み合わさると
マヨネーズの味をかもし出すようです。まさにゴールデンコンビ翼くんと岬くんも真っ青です。

 

で、こういうことになると原因を追求したくなるのが人の常。
このような事が起こったのは、恐らくブルーベリーと生クリームの成分によるものなのでしょう。
これらに含まれるどのような成分がマヨネーズに似た味を作り出したのか考えるには、まずマヨネーズの成分を調べる必要が
あります。

マヨネーズとは、卵黄にお酢と塩、油などを加えて混ぜ合わせることによって作られる加工食品です。
油と酢が混ざり合ってあのような粘性を持つ物体になるのは、卵黄に含まれるレシチンという物質が脂肪の乳化を助けるからです。
卵黄はニワトリの胎児が成長するための栄養分であり、最も多い成分は脂肪で、少量のタンパク質が入っています。

これに対し、生クリームは牛脂が主成分であり、これを撹拌することにより、脂肪の間に適度な空気が取り込まれ、あのような
独特の滑らかさが出ます。
また、少量の糖質やタンパク質も含まれています。

ブルーベリーの成分はややこしいのですが、有名なのは目によいと言われるアントシアニンという紫色の色素です。
この他、食物繊維や糖質、アスコルビン酸(一般的にはビタミンC)などが含まれています。

 

さて、人間の味覚はタンパク質や脂肪を旨みとして、糖質を甘味として、お酢などの酸を酸味として感じるようになっています。
ここで、マヨネーズの成分の中で味に関係しそうなものを挙げてみると、卵黄に含まれる脂質タンパク質油の脂質、および
お酢の酢酸があります。

一方、生クリームとブルーベリーの組み合わせでは、生クリームに含まれる糖質タンパク質脂質とブルーベリーの糖質
アスコルビン酸が味に影響していると思われます。

さらに、マヨネーズと生クリームはどちらも撹拌によってできた粘調の物体であり、その食感は比較的似ているものと思われます。

 

以上のようなことを考えると、生クリームに含まれる脂質や糖質などにブルーベリーの酸味(主にアスコルビン酸によると
思われます)が作用した結果、マヨネーズのような味をかもし出す
のだと想像できます。

 

なお、ブルーベリーストロベリーになった「ダブルストロベリーサンデー」では、このようなことは起こりませんでした。
これは、ストロベリーに含まれるアスコルビン酸の量がブルーベリーよりかなり多いため、酸味が強く感じられる
ことに起因すると思われます。

ともかく、ステキなマヨネーズ風味の組み合わせ、生クリームとブルーベリー。
あなたも機会があれば

サラダにかけたりマヨラーに勧めてみたりマヨネーズ嫌いに食べさせて悶絶させてみたり

してみてください( ̄ー ̄)

 

※成分が似ているからといって同じ味がするとは限りません。
  調理法や温度、食感などにより味は大きく変化します。
  野菜に油と酢を同時にかけてもドレッシング代わりにはならないのであしからず。

 

今回の参考

 栄養成分データベース

 

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