平穏な日常

朝、朝は必ずやって来る、誰も逃れる事はできない。
ようは、ただ眠いだけだ、何だそれだけかと、
呆れるなよ、8時間眠るか10時間眠るかで、
全く違うんだ、8時間眠ると学校で3時間
昼寝をしなきゃいけないが、10時間の場合は1時間ですむんだ。
ちなみに結局寝るのかよという突っ込み却下だ。
そんな貴重な時間を邪魔しようというやつが現れた
「ほら祐一、今、何時だと思ってるの」
「早く起きないと遅刻するわよ」
そういわれて起きるやつがいるか
おれは、布団を死守する事を決意した
・・・・しかし、由梨は攻撃の手を緩めようとはしない
「ほら、起きなさい、ったく、どうしてこんなに寝起きが悪いのかしら」
もう少しだ、もう少しの辛抱だ、持久戦に持ち込めば、
食料の補給に困った敵が撤退する事は歴史が証明している
しかし、敵が食料が無くなるのを待ってるはずは無かった。
「しょうがないわね、ちょっと恥ずかしいけど」
「でも、やっぱりやめようかな」
なにか1人でぶつぶつと言っている。
次の瞬間、唇にやわらかい何かがふれた
オレはその瞬間負けを確信した
「うるさいな、もうちょっと静かに起こせないのか」
「仕方ないでしょ、祐一がなかなか起きないんだから」
「それより、顔赤いぞ。」
「だって、祐一がなかなか起きないから。」
「ハハハ、分かってるよ由梨、ありがとな。」
何でお礼を言うのか分からなかったが一応お礼を言った。
「祐一、ひょっとして起きてたの?」
「ああー、一応な。」
「ひどい、祐一私の事だましたんだ」
「いや、あの、別にだます気はなくて」
「眠いから、寝た振りしてたら」
「フフフ、いいわよ、それぐらい」
「その代わり、この事誰にも言わないでよね、恥ずかしいから」
「あー、分かってるよ」
「じゃー、私、先降りてるから、祐一も早く降りてきなさいよ」
由梨には少し悪い事したかもしれないな。
とにかく、早く降りるか
着替えを済まして降りると
由梨と真緒は既に席についていた
「今日はね、由梨ちゃんがごはん作ったんだよ」
由梨が料理できる事は知っていたが
まさか作るとは・・・・
「まー、食ってみるか」
目玉焼きをゆっくりはしでつかみ食べる
・・・・・・うまい
卵の半熟さ加減といい、・・・・とにかくうまいんだ。
「どう、おいしい?」
「あー、すごくうまいぞ、真緒のもうまいが、由梨のもなかなかだな」
「そう、よかった」
「由梨ちゃん、がんばったかいがあったね」
「そうね」
この瞬間、オレのなかで料理のうまい人ランキングは真緒に由梨が並んでいた。
「でも、真緒も由梨もホント料理上手いよな」
「何か秘訣でもあるのか?」
「私は、昔からお兄ちゃんのごはんとか作ってきたし」
「それに、お母さんが料理とか色々教えてくれたから」
「そうね、私もお母さんに教えてもらったわね」
「料理が上手くなるには環境が大切ってことか」
「あと、本人の努力も重要なんじゃないかしら」
「真緒なんかは、ほとんど独学なんじゃない?」
「そうだよな、家の両親すぐ居なくなるからな」
「そ−考えると、真緒ってすごいんだな」
真緒は顔を真っ赤にして答える。
「え、べ、別にすごくないよ、お料理とかお洗濯とか好きだから上手いだけだし」
「顔赤くしていっても意味無いわよ」
「そんな由梨ちゃん」
「フフフ、冗談よ、冗談」
「もー、由梨ちゃんの意地悪」
1人だけ蚊帳の外のオレは時計を見やった
時計は7時50分を指している
7時50分かまだ余裕じゃなーい
オレは、もう100メートルを7秒ではしらなきゃいけない生活は嫌だ。
そーならないためにも。・・・・・
「2人とも、お取り込み中悪いんだが、そろそろ行かないと遅刻するぞ。」
「え、ウソ、もうそんな時間」
「由梨ちゃん急がないと」
「そ、そうね」
「オレは玄関で待ってるから早くこいよ」
「うん、お兄ちゃん先いっちゃやだからね」
「待っててやるから早くこいよ。」
たく、せっかく戻ってきたのに、これじゃ前と同じじゃねーか
まー、早足出歩けば間に合うだけましか。
「祐一、なにポーッとしてんのいくわよ」
「2人とも用意できたのか?」
「とっくのとうにできてるわよ、さー、行きましょ」
「そうだな、そろそろ行くか」
3人通学路を歩いてると真緒が突然言い出した
「2人とも、すごく仲いいよね」
「そ、そんな事ないわよ」
由梨が顔を赤らめて否定するが、はっきり言って説得力が無い。
そこで、オレは、どうせなら思いっきりのろけてやる
「そりゃー、朝はキスで起こしてもらうぐらい仲いいぞ」
もっと早く気付くべきだった、あの約束の事に
「えー、毎朝してもらってるのお兄ちゃん?」
「いいな、由梨ちゃん」
なんだこの殺気は?
「祐一、言わないって約束したわよね?」
や、やばい、すっかり忘れてた。
・・・・逃げるか
いっきにダッシュで由梨のそばから離れる
遠くのほうで「祐一逃げるの、待ちなさい」
という声が聞こえるが無視だ。
第1待てと言われて待つやつが何処に居る
「ハー、ハー、ここまで来れば大丈夫か?」
止まって一息ついていると急に声をかけられた
「先輩、おはようございます」
「藍か」
「先輩、朝はおはようですよ。」
「そうだな、おはよう。」
「どうしたんです、そんなに息きらして?」
「ちょっと追われててな」
「また、由梨先輩になんか言ったんですね。」
「どうして分かるんだ?」
「そんなの先輩見てたら誰だって分かりますよ」
「そんなもんか?」
「そんなもんですよ」
にっこり笑って答える、はっきり言ってカワイイ
「一緒に行くか学校?」
気が付いたら誘っていた。
「いいんですか?」
「たまにはな」
2人で通学路歩きながら
「たく、由梨のやつ」
「あれで怒らなきゃカワイイいんだけどな。」
「怒られないより、怒られたほうがいいと思いますよ、私」
「どうして。そう思うんだ?」
「だって、その人を心から大切に思ってるから。」
「その人に成長して欲しいから、怒るんだと思うんです。」
「心って、いろんなことで成長するんです。」
「人に優しくされたり、怒られたりしながら育ててくものだと思うんです。」
「みんな、生まれたとき、食欲とか物欲とかそういった欲望だけしかもってないから。」
「そうやって人と接しながらみんな心(良心)を育ててくんだって。母は言ってました。」
オレは、なにをクジクジしてたんだろー。
ちょっと怒られたぐらいで。
約束を破ったオレが悪いのに。
人と接しながらか、素直にあやまるか。
「だ・か・ら、由梨先輩に会ったら、ちゃーんとあやまるんですよ」
「そうするつもりだ、約束を破ったオレが悪いんだからな」
2人して微笑みあう、藍のこんな笑顔見るの初めてだ
「由梨先輩きましたよ。」
「ハー、ハー、どうして祐一逃げるのよ?」
「あの、なんていうか、悪かったな。」
「へ、べ、別にいいのよ、分かってくれればそれで。」
「仲直りもできたことだし、学校行こうか。」
「そうだね、早くしないと遅刻しちゃうからね」
「げ、もうこんな時間かよ。」
腕時計は既に8時15分を回っていた
「結局走るのかよ?。」
「ほら、つべこべ言わず走る。」
やっぱり、由梨がいて、真緒がいてみんなが居るそれが
たいせつなんだよな。



後書き
「ふ−、ようやく、2本め書き終わった」
「・・・パクリ」
「うるさい、だまれ」
と言う事で、SS2本目は藍が主役級で
出てきました。
藍のキャラがフルパの透とかぶってるのは気のせいだと思う
だから由梨みたいな事は言ってはいけないのである。
「フフフ、ヒロインをよくもこけにしてくれたわね」
「暴力はいけないと思うなー、ここは1とつ話し合いで」
グチャー・・・・
飛び散る血飛沫
「やったの?」
「甘いな、それぐらいで死ぬと思うな」
「と言う事で、さらばだ。」



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