「満足する死とはなんだ?」





 一発目からいきなりヘビーな題目だが、これには理由がある。
先日、ネットで知り合った友人が急死した。彼は、胸を患っていた。
知っていたのはごく少数だった。
「気を使われたくない、普通に一人の仲間としてみんなと接したい」
そう願い、数多い友人のほとんどにそれを言わずにいたのだ。
 「いさな」。鯨の古称らしい。その名に恥じず、強く、そして優しい 奴だった、、、

 「死」は、誰にでも訪れる。この世に生を受けたのと同じように、
それを避ける術はない。だが、せめてその時、それを受け入れられる
ようでありたい、と思う。笑って、悔いなく安らかに眠りにつきたい と思う。
 彼の最後の顔は、残念ながら見ることはできなかった。別れを告げて
きた人達の話では、眠ったような顔だったという。きっと、彼はそこに
辿り着けたんだろう。どこかで、そうなることを覚悟していたのかも
しれない。だからこそ、あんなにまで明るく振る舞っていたのか、、


 神というものが本当に存在するなら、そいつはとてつもなく不平等な
価値観を持っているに違いない。

「何故、彼なのか?何故、今なのか?」

答えなどないのはわかっている。それでも、僕らはこれからも生きてゆかなければならない。

ひとつだけいえること。
彼は、僕らに多くのものを残してくれた。それだけは 事実として、
「心」として今も胸に残っている、、、


2000.2/09 20:58


これは昨年2月、以前私が持っていたHPに掲載したものです。彼の仲間達とは、いつのまにか交流が途絶えてしまったが、少しでも多くの人に彼の存在を伝えたいと思い、若干手を加え、今回特別編としてここに残すことにしました。これをご覧になった方、どうか彼の冥福を共に祈ってあげてください、、、  管理人より