知ってるようで知らないGBA本体についてのちょっとしたうんちく。
これから購入しようと言う方は、是非参考にしてみて下さい。
一口で「ゲームボーイ」と言っても、ご存じのとおりその種類は豊富に存在します。だからと言ってソレを知っててどうなんだ?と言う話もあります(笑)が、まず初めにその種類を整理し、把握しておきましょう。
簡単に言ってしまうと、GBは大きく3つの種類に分ける事が出来ます。8ビットCPU・モノクロ液晶の第1世代(GB・GBP・GBL)、CPUは8ビットのまま液晶がカラーになった第2世代(GBC)、そしてCPUが32ビットになった第3世代(GBA・SP)です。基本的にハードの世代が上がっても、下の世代のソフト(カセット)は使える(コレを「上位互換」と言います)のがGBのウリの一つです。つまり新しいGB本体を買ってきても、今までのカセットがそのまま使えるのが嬉しいです(^^)。プレステ2も同じ様なしくみですが、プレステより先にGBではこの考えを定着させていました。
お陰でCHIBINの様に「GBの世代が上がる度にハードを買い足す・買い換える」という人も多いです。だから子供が「ねー、GBA買ってよ〜、アドバンスぅ〜」とねだって来た時、「ウチにはGBCがあるでしょ!」と言わないで下さいね(苦笑)。<ゲームボーイ>
- 略称:GB
- CPU:8ビット
- 液晶:モノクロ4階調
- 一言:元祖GB
コレが全ての始まりでした。このハードがあったからこそ、GBシリーズは発展し、セガはゲームギアを開発し、バンダイはワンダースワンを開発し・・・。
今にして思えばこのハードは分厚いし、単3電池が4本も必要で重たいので「とてもポケットに入れて携帯など出来ない」です(笑)が、当時はコレしか無かったのでそんな事お構いなし。しかもテレビの無い所でファミコンみたいにカセットを交換しながらゲーム出来るというのは画期的でした。
全てのGBシリーズのルーツなので、このハード向けに作られたGBソフトは、他のGBハードでも問題なく動作します。
<ゲームボーイポケット>
- 略称:GBP
- CPU:8ビット
- 液晶:モノクロ4階調
- 一言:シリーズ最軽量・小型化
元祖GB発売から7年あまりの歳月をかけ、初めて大幅な「ハードウェアのモデルチェンジ」が施されました。ソレがこのGBP。GBで不評だった「重さ」を軽減し、しかも駆動電池をGBの半分の本数(単3電池2本)にする事で、実質的な重量がほぼ半分になりました。更に本体サイズも一回り小さくなり、より「携帯性」が良くなりました。この頃からGBシリーズには「携帯性」という言葉が聞かれるようになりました。
又、カタログで見た分では分からないのですが、液晶がGBよりかなり良くなりました。残像も少なく、色のメリハリ(コントラスト)もハッキリしたモノになり、それだけでも十分買い換えの条件になりました。
外観的な変更はとても実用性を重視した変更ばかりでしたが、電池の駆動時間が激減しました(^^;。GBでは使用可能だったマンガン電池は使用不可能になり、GBでは35時間も駆動出来たアルカリ電池を使っても、何とたったの8時間しか駆動出来ません(^^;。実はこの駆動時間、GBシリーズ最短時間です(^^;。
<ゲームボーイライト>
- 略称:GBL
- CPU:8ビット
- 液晶:モノクロ4階調
- 一言:初の液晶ライト搭載機
GBPのモデルチェンジは、結果的には大成功でした。しかし「駆動時間の短さ」と、GB発売当初から言われてきた「暗がりでの液晶画面の見にくさ」は、相変わらずユーザーから指摘されてきました。そこで本体にバックライトを内蔵したのがこのGBL。しかも電池駆動時間もGBPより(バックライトオンでも)長時間駆動が可能。
ただ、大降りになってしまった本体サイズと、ライトオフでも若干緑がかった液晶がイマイチ受け入れられず、消えていった「GBシリーズ唯一の失敗作」と言われるハード(苦笑)。ちなみにCHIBINもコレだけは持ってないんです・・・。
基本的にはコレもGB互換機です。
<ゲームボーイカラー>
- 略称:GBC
- CPU:8ビット
- 液晶:32000色カラー
- 一言:カラー液晶搭載でGB新世代に突入
GBLの発売からおよそ半年後、GBCは発売されました。が、どうやらGBCの開発そのものはGBLより早い時期に着手されていたそうです。その最大の理由は、最大のウリでもある「カラー液晶」にありました。通常カラー液晶の消費電力は、モノクロ液晶のそれに比べて2倍以上を必要とします。しかし「電池の駆動時間はモノクロ液晶のGBPより長くしないとダメ」という指令が出ていた為、開発チームは液晶やその駆動回路の開発にもーのすごく苦労した、という話を当時雑誌で読んだ記憶があります。
そんな苦労の末に登場したGBC。ここでGBは「カラーのゲームがスタンダード」となります。いわゆる「GB第2世代」への突入です。カセットに「COLOR専用」という表記がその記し、ですかね(^^;。
後にも先にも「8ビットCPU+カラー液晶」のGBは、このGBCのみなになります。と言うか8ビットGBがコレで最後なったという事は、ある意味このGBCが8ビットGBの「完成形」になった、とも言えます。
<ゲームボーイアドバンス>
- 略称:GBA
- CPU:32ビット
- 液晶:32000色カラー
- 一言:全て一新!フルモデルチェンジでGB第3世代
時に西暦2001年3月21日。新世紀を迎え、GBも新時代に突入しました。CPUは8ビットから32ビットへ飛躍的に向上し、伝統的な縦長のフォルムは「大人にも持ちやすいように」「新たに追加されたLRボタンの操作がし易いように」と横長になり、正方形だったカセットは横長になり、とにかく何から何まで全く新しいGBの登場となりました。第3世代GB「GBA」の誕生です。しかしながら今までの資産を活かすべく、GB・GBCソフトとも互換性を保ち、再び「買い足し・買い換え」意欲を駆り立ててくれました(苦笑)。
とにかく性能的には前世代のGBとは比較にならない程に向上しました。簡単な3D描画や回転、縮小・拡大機能なども装備したグラフィックエンジンも備え、よく「スーファミ並の性能」などと言われました。同時発売ソフトにスーファミの大ヒット作「F−ZERO」が、更にその4ヶ月後に「マリオカート」などがラインナップされているあたり、メーカー側もそのあたりを意識してたのかな、とも伺えます。
<ゲームボーイアドバンスSP>
- 略称:SP(又はGBASP)
- CPU:32ビット
- 液晶:32000色カラー
- 一言:液晶ライトと初の折りたたみ式の本体は現在最強のハード
第3世代GB・GBAは大好評でした。性能的には。しかし一方では「液晶が暗くて見にくい」「液晶むき出しでキズが付きやすい」「本体容積が大きくて胸ポケットに収まらない」「電源コネクタが無い為、電池とコンセント電源が併用出来ない」などの「携帯性」「ハードウェアとしての根本的な扱い」等に不満が出てきました。これらはライバル機との比較があっての事なんですが、この比較対象と言うのが、実は最近急速に普及した「携帯電話」である事は、実はあまり知られていません。
という事をふまえてこのSPを見ると、確かに最近のケータイのトレンド(と言うよりもはやスタンダード)である「折りたたみ式」を採用しているあたり納得出来ます。コレにより液晶の保護と本体容積の縮小に成功しました。更にGBL以来となる「液晶ライト」も標準装備。GBLがバックライトだったのに対しSPがフロントライトなのは「液晶表面から取り込んだ光を、液晶奥で反射させる事で表示させている反射型液晶」を採用しているからです。自然光(つまりライト不要な場所)では反射型液晶の方が見やすいからです。ちなみにケータイなどに多く採用されている液晶は「透過型液晶」というモノで、液晶奥に設置されたライト(コレがバックライト)の光を透かす事で・・・って液晶の説明はどーでも良いですね(苦笑)。とにかく「ゲームは明るい所で!」というのが今も昔もゲーム業界では(表面的には)合い言葉になっていますので、「暗い場所でも見やすい液晶!」というのをあまり声高らかに言えないジレンマがあるそうです(苦笑)。
性能的にはGBAもSPも同じですので、全てのGBソフト(GB用・GBC用・GBA用)が動作します。が、それぞれに個性がありますので、そのあたりは次で詳しく。
ざっとGBについてのうんちく(笑)が終わった所で、実際のGB選びとなります。
今回のこの講座の最終目標はズバリ「オリジナルのファミコンミニを作る」所にあります。「なつかしのファミコンソフトがゲームボーイアドバンスで復活!!」と公式サイトにもあるとおり、ファミコンソフトをGBAで動かしたいと思います。実際、CHIBINのGBAでは「たけしの挑戦状」とか「グーニーズ」とか「ポートピア連続殺人事件」とか動いてます。更には「マリランカー」とか「スーパーマリオレディ」とか「主人公がガンダムで、敵キャラがジオンのモビルスーツのボンバーマン」なども動いてます(苦笑)。ココは分かる人だけ分かって下さい。知りたい人は「自己責任」(今年の流行語大賞になるのでは?)で調べましょう。と話も脱線した所で(笑)早速本題に。これからGBを買うにあたって、どういった基準で選んでいくべきかという事を考えていきましょう。最終目的は「GBAでFC」なんですが、コレにはGBAが必須アイテムとなります。ってか8ビットGBシリーズでは動作しません(^^;。
そんなワケでGBAもしくはSPとなるワケで、まずはGBAとSPのスペック比較などをしてみましょうか。
基本スペックの違いを把握した上で、今度はそれぞれの良い点を上げます。逆に言えば「GBAの良い点はSPの悪い点、SPの良い点はGBAの悪い点」と思って頂いても結構かと。
GBA 比較内容 SP ¥9,240 定価(税込) ¥12,500
¥9,333
(2004年9月16日変更)140g
(+単3電池2本
およそ45g)重量 143g
(バッテリー含む)15時間 電池持続時間 10時間(ライトオン)
18時間(ライトオフ)縦 82.0mm
横 144.5mm
厚さ 24.5mm本体サイズ 横 82.0mm
縦 84.6mm
厚さ 24.3mm
(折りたたみ時)<GBAの良い点>まぁこんな所でしょうか。総合的に言うと、GBAは「ゲーム機としての基本性能を重視して設計されている」のに対し、SPの方は「携帯する事に重視して設計されている」という印象ですかね。
<SPの良い点>
- 本体価格が安い。得に実売価格が安く、場所によっては新品なのにSPの半分なんて所も。
- 自然光での液晶は、SPに比べるとコントラストがハッキリしていて見やすい。
- ボタン類(得に十字キーとLRボタン)が押しやすい。
- イヤホン端子が標準装備。
- ダイヤル式のボリューム調整がやりやすい(得に微調整しやすい)。
- 電池を入れた重量が軽い。
- 折りたたみはやっぱり小さくて持ち運び便利。
- 多少の暗がり・・・どころか暗闇でも見られるライト付き液晶。
- 電源コンセントが同梱されている上、電池と電源コンセントの併用が可能。
ぶっちゃけどっちも「一長一短」です。
SPの折りたたみは便利だけど、ボタン関係は若干押しにくくなっちゃいました。
GBAに電源コンセント端子が無いのは「コストダウン」の為なんですが、GBAでは今までのGBシリーズでは同梱されなかった電源コンセントが同梱されてます。
代わりにSPの電池はケータイなどでお馴染みのリチウムイオン充電池になりました。軽量・コンパクトな上、繰り返し充放電に強い電池ですが、交換用電池はお店で売ってません。基本的には任天堂のサービスセンターへ送り返し、交換してもらう事になっています。
そもそも乾電池駆動出来ない(社外品など別売のアダプタを使えば別ですが)SPは、充電環境の無い場所(キャンプ場など)では意外と頼りなかったりします。
SPの音量調整は本体左側のスラスターで行うのですが、そのスライド幅が狭い為、ちょっと動かしたダケで凄く音量が変化します。このあたりもGBAの方が使い勝手が良いです。といろいろとSPの悪口っぽくかいていくと「じゃぁGBAの方が良いじゃん」となるのですが、電源コンセントを使おうと思うと別売アダプタの購入が必要な上、コンセントを使用するには「本体電池カバーを開ける→乾電池を取り出す→乾電池スペースに専用のアダプターを装着する→装着したアダプターにコンセントを差し込んで100V給電完了」という非常に面倒な手順を必要とするばかりか、裏蓋を開け閉めする機会が増える為、裏蓋の破損・紛失が後を絶ちません(^^;。CHIBINは「アダプター兼充電池」というのを使っていたのですが、充電池が小さくなってしまう為に電池駆動時間が短いです。ってか既に充電池の寿命になったのか、最近ではこの電池では1〜2時間程度しか動かせません(^^;。純正品じゃないので、今ではこういったモノは入手も困難です。
かと言って乾電池のみで遊ぼうモンなら、あっという間に「乾電池で犬小屋」とか「乾電池でベッド」とか出来そうな勢いで電池が必要になります(笑)。まぁそのあたりは遊び方次第かもしれませんが、少なくとも「遊ぶ為には乾電池を買い続ける」必要が発生します。
アルカリ電池じゃなく、ニッケル水素充電池を使えば・・・とも思って試した時期もあったのですが、アルカリ電池が1.5Vに対しニッ水電池は1.2V。ソレが影響しているのか駆動時間も短いです。ってか充電の度に電池カバーを開けなければならず、コレもあまりスマートな使い方ではありませんでした。
とどのつまりGBAの弱点は液晶ではなく「電源関係の使いにくさ」が致命的だと個人的には思っています。液晶についてですが、巷で言われる程GBAの液晶は悪いと思いません。と言うか液晶自体の出来は発色・コントラスト共にSPよりもGBAの方が良いです。ただSPの方が「ライト内蔵なので、どこでも遊べる」というアドバンテージがある、というダケです。ですがこのアドバンテージが実はかなり大きかったりします。ぶっちゃけこの為ダケにSP買った人間ですし<CHIBIN(^^;。つまり「液晶に必要な十分な光を確保出来ない状況でも、画面がしっかり見える」のがSPなんですが、どちらかと言うとそういうシチュエーションで遊ぶ事の方が多いんですよね。少なくともCHIBINの場合。
一時期、GBAに別売のワームライトを装着して使用していた時期がありました。コレはコレで「慣れてしまえば見やすい」ワケですが、本体とライトを持ち歩く、というスタイルはスマートでは無いし、そもそも三十路過ぎた大人が「ゲームボーイからちょうちんアンコウみたいなライトをぶら下げながら、移動中の新幹線の中でポケモンをやる姿」はちょっとこっけいかもしれません(^^;。出ました。「スマート」と言うキーワード。
三十路男が持ち歩くなら、この「スマートさ」というのは非常に重要な事だと思います。別に「痩せろ」「ダイエットしろ」という意味ではありません(笑)。バイオレット(紫)のGBAにいろいろオプション付けてゴッツくして持ち歩く姿、プレイする姿は、少なくとも「スマート」ではありません。やはり大人の男性が胸ポケットの奥からスッと出して、ちょっと窓辺の景色でも見ながら片手間にゲームしてる、こういうカンジでなくては!そんなワケで、結論的には「SPを買いましょう」となります。
色はやはりシルバーかブラックあたりが「大人用」という雰囲気をかもし出しているかと。店頭にあるモック(模型)で見ると分かるのですが、シルバーの塗装はちょっと弱いので、傷つきやすい上、下地が見えると更にかっこわるいです。そうなると無難なのはブラックかな。つや消しブラックなので、ちょっと落ち着いたカンジも良いですし。
別な意味でファミコンカラーにも「大人用」と言うか「大人向け」のイメージはありますよね(笑)。実際、CHIBINもSPはファミコンカラーを購入しましたし(^^)。ただ大人の手にSPは正直小さいです。アクション系のゲームなどを長時間遊ぶと、ちょっと指がつりそうな時もあります(^^;。そう言った事もふまえてGBAをチョイスするのもアリだと思いますよ。何より安いし(笑)。
こちらもあまり「玩具っぽい色」は避けるのがスマートですよ。CHIBINはホワイト使ってますが、結構良いです。女性ならミルキーピンクとかもオサレかもしれませんね。「で、結局どっち買えば良いの?」と言われそうです(笑)が、ソコはやっぱり個人の趣味・主観が入ると思うので、これはもう実機を見て・触って貰うのが一番だと思います。ただここに書いた予備知識を持っているのといないのでは、選考基準もかなり変わると思います。
が、それでもあえて言わせて貰うなら「とりあえずSPを買ってみて、どーにも持ちにくかったら中古のGBAを買い足す。」というのがベストかと(笑)。更に通信ケーブル買えば「通信対戦」も出来る環境が成立しますし(笑)。