三十路から始めるPSP講座
<実録・全ての初期型PSPのダウングレード>
壊れたPSPを修理する為にメーカーが使っている
「特殊なバッテリーを使用していきなりメモリースティックのプログラムを起動させる」
という方法を利用したダウングレード方法です。
どんなファームウェアでも初期型PSP(型式PSP-10000)なら黒でも白でもシルバーでも
1.50にダウングレード出来ちゃうスゴ技です。
何より過去にダウングレードに失敗して起動しなくなったPSPでさえ
このツールを使えば正しいファームウェアがインストールされて復活するそうです!!
利用するのは「Pandora's battery」というツールです。
今回はCHIBINも手元にあるPSP(FW3.03)をFW1.50にダウングレードしつつ
そのレポートをしたいと思います。
(2007年9月8日 実施)
用意する物 パソコンで専用メモリースティックを作る FW1.50のPSPで専用バッテリーを作る 専用バッテリーでダウングレードする 専用バッテリーを通常バッテリーに戻す
まずは準備する物がいろいろと必要になります。今回の作業では専用バッテリーを作成する為、ダウングレードしたいPSP本体とツール以外にも、いろいろと揃えなければなりません。特に通常動作できるFW1.50のPSPが必要なので、利用出来る人は限られるDGかもしれませんね。
Windows XP(もしくは2000)のパソコン
(メモリースティックをフォーマットしたりツールコピーしたり)ダウングレードしたい(復活させたい)PSP本体
(今回はシルバーのFW3.03の物を使用しました)FW1.50のPSP本体
(今回は最初っからFW1.50で出荷された黒のPSPを使用しました)改造しても良いPSP用バッテリー
(今回はFW1.50の本体に使っていたバッテリーを使用しました)256MB以上4GB以下のメモリースティックPRO Duo
(今回は手元にあった512MBを使用しました)Pandora's battery
(ネットで検索してダウンロードしておきましょう)ファームウェア1.50への公式アップデータ
(ネットで検索してダウンロードしておきましょう)
1.パソコンでメモリースティックをフォーマットする。
PSP本体をUSB接続し、そこにメモリースティックを挿入してパソコンからフォーマットします。2.Pandora's batteryをパソコン上で解凍する。
パソコンでフォーマットする際には、「クイックフォーマット」のチェックを外しておく事が絶対条件です。
あ、フォーマットする前にはメモリースティック内のデータ(セーブデータ等)はちゃーんとパソコンにバックアップしておきましょうね。
決心が付いたら(笑)「開始」ボタンをクリックしてフォーマットしましょう。
まずダウンロードして来たPandora's batteryを解凍します。3.Pandora's batteryでメモリースティックをフォーマットする。
解凍した物をCドライブのルート直下に移動させます。別にどこにあっても良いんですが、後々扱いやすいようにC:\pandoraという所に移動させておきます。
Pandora's batteryでメモリースティックをフォーマットするには、コマンドラインからの実行が必要です。4.メモリースティックに必要なツール類をコピーする。
[スタートボタン] → [すべてのプログラム] → [アクセサリ] → [コマンドプロンプト]をクリックすると、コマンドプロンプト画面が表示されます。
CHIBINの環境ではCドライブ直下にPandora's batteryを移動させたので、コマンドプロンプト画面にキーボードで「cd c:\pandora」とキー入力し、Enterキーを押します。すると表示が「C:\pandora>」に変わります。これでコマンドプロンプト内で「pandora」フォルダに移動してきた状態を表しています。
続いてpandoraフォルダ内にある「mspfomat」フォルダに移動する為、先程と同じく「cd mspformat」とキーボード入力しEnterキーを押します。
ここまで来たらメモリースティックのフォーマットになるワケですが、その前に再度メモリースティックのドライブを確認しておいて下さい。実行するにはコマンドプロンプトで「mspformat ドライブ(コロン記号無し)」と入力します。CHIBINの場合、Gドライブがメモリースティックになっているので、コマンドプロンプトに「mspformat g」とキーボード入力しEnterキーを押します。
mspformatの後にドライブを指定して起動するので、例えばメモリースティックのドライブがFドライブの場合は「mspformat f」となります。
フォーマットコマンドを実行すると「You are about to format the dkrive g.(Gドライブをフォーマットするよ)」「All data will be lost.Do you want to continue?[Y](全てのデータが失われます。それでも続けますか?)」と表示されます。もうここまで来たら続けるしか無く(笑)、キーボードから「Y」と入力し、Enterキーを押します。
するとPSPのメモリースティックアクセスランプが激しく点滅し、Pandora's batteryによるフォーマットが開始されます。
今回は512MBのメモリースティックだったのですが、およそ4分でコマンドプロンプト画面に「Drive succefully formatted, and partition mover.」と表示され、PSPのメモリースティックアクセスランプが消灯します。コレでフォーマットは完了です。
フォーマットが完了したら、PSP側で「×」ボタンを押して、パソコンとPSPとの接続を一旦切ります。この時、コマンドプロンプト画面はまだ使うので、開いたままにしておきましょう。再びPSP本体をUSB接続します。5.PSP(FW1.50)で「Pandora's Battery Firm.Installer」を起動する。
先程フォーマットしたばかりのメモリースティックの中身はカラッポなので、まずは「PSP」と言うフォルダを作り、その中に更に「GAME」フォルダを作ります。
その「GAME」フォルダの中に、Pandora's batteryを解凍した際に出来た「Pandora」フォルダ内にある「battery」フォルダ内の「pandora_battery」「pandora_battery%」の2つと、「installer」フォルダ内の「pbfirm_install」「pbfirm_install%」の2つ、計4つのフォルダをコピーします。
続いてファームウェア1.50への公式アップデータファイル「EBOOT.PBP」をメモリースティックのルートドライブへコピーし、そのファイル名を「UPDATE.PBP」とリネームします。
これでひとまず必要なファイルのコピーが完了です。PSP側で「×」ボタンを押して、パソコンとPSPとの接続を再び切ります。まずファームウェアが1.50のPSPを準備し、先程作成したメモリースティックを挿入します。6.パソコン上で「msinst.exe 」を起動する。
これまでの作業をFW1.50PSPで行っていた場合は、一旦メモリースティックを外し、再度メモリースティックを入れます(抜き差しするのがポイント)。
PSPのXMBから[ゲーム]→[メモリースティック]と進むと、「Pandora's Battery Firm.Installer」アイコンが登場します。PSPの○ボタンを押してPandora's Battery Firm.Installerを起動します。
するとPSPの画面に以下のメッセージが表示されます。Pandora's Battery Recovery Firmware Installer Pandora's Battery Authors : Nem, joek, Fanjita, Chris, Jim, PSP250, ditlew, Skylark, Dark_AleX, mathieulh, tyranid, adrahil and Booster. PSAR extraction code taken from PspPet's PsarDumper. Press cross to install the firmware to the memory stick.そこでPSPの×ボタンを押すと、「Reading and checking file...」と表示され、メモリースティックアクセスランプが激しく点滅し、1分程するとメモリースティックへのインストールが完了し、自動的にPSPのメニュー画面(XMB)に戻ります。またまたPSP本体をUSB接続します。
するとメモリースティックのルートドライブに「msipl.bin」と言うファイルが作成されているのが確認出来ます。この時一緒にメモリースティックのドライブも確認しておきましょう。CHIBINの場合は「G」ドライブでした。
続いてパソコン上のPandora's batteryフォルダ内にある「msinst.exe」をコマンドプロンプトから実行します。この時、先程確認した「msipl.bin」のドライブとファイル名を指定する必要があります。
まずはコマンドプロンプトをmsinst.exeのあるフォルダに移動したいので、コマンドプロンプトに「cd c:\pandora\msinst」とキー入力し、Enterキーを押します。
この状態で「msinst.exe」を実行するワケですが、今度は「msinst.exe ドライブ(コロン記号無し) msipl.binのある場所」と言う指定の仕方になります。CHIBINの場合、メモリースティックのドライブはG、msinpi.binもGドライブにあるので「msinst.exe g g:\msipl.bin」とキー入力し、Enterキーを押します。
するといろいろな情報が表示され、最後に「Are You Sure ?[Y]」と聞かれるので「Y」をキー入力しEnterキーを押します。
これでパソコンでの作業は終了となります。コマンドプロンプトを終了し、PSPで×ボタンを押してUSB接続を切ります。
1.FW1.50PSPで「Pandora's Battery Creater」を起動する。
まずメモリースティックを抜き差しします。まぁ、おまじないです(笑)。2.バッテリーの情報をバックアップしておく。
FW1.50のPSPで先程作成したメモリースティックを抜き差しすると、[ゲーム]→[メモリースティック]の一番下に「Pandora's Battery Creater」があるのを確認出来ると思います。このアイコンを実行する事で「専用バッテリー」を作成する事になります。
ちなみに専用バッテリーを作る際、何らかのトラブル等が発生すると、そのバッテリーが破損する可能性があります。又、専用バッテリーは通常使用する事は出来ません(但し情報を書き戻す事で、通常バッテリーに戻す事は可能です)。それらをふまえ、それでも良ければ(ってかもうココまで来たら後戻り出来ませんがね(笑))、Pandora's Battery Createrアイコンにカーソルを合わせて○ボタンを押して起動しましょう。
そうそう、この時、PSPには改造用のバッテリーを入れておく事&ちゃんと充電出来ている事を再確認しておいて下さいね。
Pandora's Battery Createrを起動すると、以下のメッセージが表示されます。(画像取り忘れました(^^ゞ)3.バッテリーの情報を書き換える。
<画面文字>メニュー画面が表示されている状態で△ボタンを押します。
Pandora's Battery Creator.
Pandory's Battery Authors: Nem, joke, Fanjita, Chris, Jim, psp250,
ditlew, Skylark, Dark_AleX, mathieulh, tyranid, adrahil and Booster.
Current serial: 0x□□□□□□□□
Please, select the operation you want to perss.
× : Convert battery in Service Mode one (aka Pandora's Battery).
□ : Convert battery in normal one.
○ : Convert battery in normal on that auto power on.
△ : Backup battery eeprom to ms0:/eeprom.bin
L+R : Flash battery eeprom from ms0:/eeprom.bin
HOME: Exit without doing anything.
するとバッテリーの情報をメモリースティックに保存してくれます。この後バッテリー情報を書き換えてしまうワケですが、ココでバックアップしておくと、ダウングレード後に通常バッテリーに戻す事が出来ます。
そんなワケで△ボタンを押すと「Saving eeprom...」と表示された後、バックアップが完了し、自動的にPSPのXMB画面に戻ります。
再びPandora's Battery Createrを起動し、メニュー画面が表示されている状態で今度は×ボタンを押します。
するとPSPの画面に「Writting serial 0xFFFFFFFF」と表示され、バッテリー情報の書き換えが完了します。完了するとまた自動的にPSPのXMB画面に戻ります。コレでいよいよダウングレード専用バッテリーが完成です。
これにてFW1.50PSPでの作業は終了となります。PSPの電源を切り、メモリースティックとバッテリーを外しておきましょう。
1.ダウングレードしたいPSPを準備する。
ここからは手順が大切。ちゃんと手順を守って、間違えずに行いましょう。2.そのPSPの電源とバッテリーとメモリースティックを抜いておく。
まずはダウングレードしたいPSP(もしくは過去にダウングレードに失敗して起動しなくなったPSP)を準備します。今回CHIBINはFW3.03のPSP(シルバー)を使用しました。
続いてPSPの電源アダプタ・バッテリー・メモリースティックを抜いておきましょう。3.メモリースティックを挿入する。
ちなみにこの時、PSPの電源を切る時には「電源スイッチの長押し(レジュームでなく、完全な電源遮断)」をするようにして下さい。
ではまずはPSPにメモリースティックを入れます。4.専用バッテリーを挿入する。
続いてPSPにダウングレード専用バッテリーを入れます。5.ダウングレーダーを起動する。
しばらくするとPSPが自動起動して、Pandora's batteryのダウングレードメニュー画面が表示されます。
<画面文字>
Pandora's Battery Recovery Menu.
Pandora's Battery Authors : Nem, joek, Fanjita, Chris, Jim, psp250,
ditlew, Skylark, Dark_AleX, mathieulh, tyranid, adrahil and Booster.
Press × to downgrade using ms0:/UPDATE.PBP.
Press ○ to backup nand to ms0:/nand-dump.bin.
Press □ to restore nand from ms0:/nand-dump.bin.
メニュー画面で×ボタンを押す事で、ダウングレーダーが起動します。6.ダウングレード開始。
画面が一瞬真っ暗になった後、しばらくしてまた別のメニュー画面が表示されます。
<画面文字>
You have a TA082+ PSP, which needs to be patched
before it can be downgraded.
Press × to start the patch, By doing it, you accept the
risk and ALL the responsibility of what happenes.
If you don't agree press R-trigger button.
ダウングレーダー画面で再び×ボタンを押すと、またまた画面が切り替わり、ダウングレードが開始されます。7.ダウングレード完了。
画面に「○○%」と表示されるので分かると思います。
<画面文字>
Loading PSAR to RAM... done.
Version 1.50
Creating directories... done.
Writing ipl... done.
Writing files... ○○% ←ココの数字が段々増えます。
表示が100%まで行くと無事ダウングレード完了。またまた×ボタンを押す事でPSPの電源が落ちます。8.PSPの電源とバッテリーとメモリースティックを抜く。
<画面文字>
Loading PSAR to RAM... done.
Version 1.50
Creating directories... done.
Writing ipl... done.
Writing files... 100% ←ココの数字が100%になってから以下の文字が増えます。
Updating registry... done.
Process finished.
Reseve the pandora's Battery, insert a normal one, and restart the
PSP.
Press × to shutdown the PSP. Restart manually
電源が落ちたら、一旦PSPの電源アダプタ・バッテリー・メモリースティックを抜きます。9.PSP再起動でFW1.50に!
最後に「正常なバッテリー」を入れて、PSPの電源を入れてファームウェアを確認すると…やったー!FW1.50になった!!
以上の手順で無事FW3.03のPSPを1.50にダウングレードする事に成功しました。
但しCHIBINの持っている基板が初期型基板で無い為、画面の輝度調整が正しく行われません。ボタンを押す度に明→中→暗→消灯となります。消灯するのがかなりビビりますが、「慣れてしまえばどうという事は無い」と赤いあの人が言っていました。
1.FW1.50PSPを準備する。
ついでに電源アダプタ・バッテリー・メモリースティックを抜いておきましょう。2.メモリースティックを入れる。
3.電源アダプタを繋ぐ。
4.PSPの電源を入れる。
5.専用バッテリーを装着する。
6.「Pandora's Battery Creater」を起動する。
Pandora's Battery Createrを起動し、メニュー画面が表示されている状態で今度はLRボタンを一緒に押します。
すると先にメモリースティックにバックアップしておいたバッテリー情報を、専用バッテリーに上書きしてくれます。
試しにダウングレード手順(電源・バッテリー・メモステを抜き、メモステ→バッテリーの順で装着)で操作してみて、ダウングレーダーが起動しなければ通常バッテリーに戻っています。