Canvas 藍(anotherエンディング)
お兄さまに告白されて、もう1週間がたつ。
私(わたくし)はまだ、自分の答えが見つからないでいる・・・
正直、お兄さまが私のことが好きだと言ってくれた時、嬉しかった
けれど・・・私は・・・
そしてまた今日がはじまる。私はいつものように明るく・・・
・・・そう、いつもの明るい私を作ってでかけるのでした
大輔「おはよ、藍ちゃん」
藍「おはようございます、お兄さま」
大輔「今日は、恋と一緒じゃないんだ?」
藍「恋ちゃんは、今日用事があるからって、早くに」
大輔「そっか・・・」
藍「・・・」
大輔「・・・」
言うなら今しかないですわ
藍「お兄さま、今日の放課後、お時間いただけますか?」
大輔「えっ?あぁ、いいけど・・・」
藍「では、今日の5時に中庭にお来ていただけますか?」
大輔「5時?ちょっと遅いんだね」
藍「ええ・・・では、お待ちしております」
(昼休み・教室)
恋「藍!」
藍「・・・」
恋「藍ったら!」
藍「な、何ですの?恋ちゃん」
恋「藍ったら、どうしたの?朝からボケ〜っとしちゃって」
藍「えっ!?そんなこと・・・」
恋「なーんて、藍をそんな風にさせる奴なんて一人しかいないか」
藍「恋ちゃん・・・」
恋「んっ?どうしたの?藍?」
藍「私、やっぱりお付き合いするのをお断りしようかと」
恋「なっ!何言ってんのよ!」
藍「だって、私不安ですのよ・・・どのようにお兄さまに接したらいいか・・・」
恋「はぁぁぁー。藍ったら何言ってんのよ」
藍「えっ?」
恋「そんなこと、気にしないでいいの!好きだったらなんだっていいのよ」
恋「今までのようにでもすればいいんじゃない?」
藍「そうなんですか?」
恋「そう。ってゆうかそんなことで断ったらあいつが可哀相よ」
藍「そう・・・ですね」
恋「分かったら、とっとと返事してきなさい。先生にはうまく言っておくから」
藍「いえ、今日の放課後に会う約束をしてますので」
恋「・・・そっか!じゃあ、がんばってね」
藍「はい」
(放課後)
藍「お兄さま、私、お兄さまのことが好きです」
屋上で練習する。恥ずかしくてうまく言えそうにない・・・
現在4:10 まだ時間がある。
藍「あら?」
気がつくと一人の女の人が屋上の花壇にいた
って、まさか今までの全部聞かれて・・・た?
百合奈「・・・ですね」
3年生と思われる方が声をかけてきた
藍「えっ?」
百合奈「大変ですね」
藍「ほぇ?」
思わず声が裏返る
百合奈「がんばってください」
藍「は、はい」
なんだかよくわからないけど応援されたのかな?
4:45分(中庭)
藍「あっ。お兄さま・・・」
まだ時間まで15分もあるのにそこには・・・大好きな人の笑顔がそこには待っていた
藍「さっきまで出ていた声が出てこないですわ・・・」
大輔「え?さっきまでって?」
藍「え?」
思わず声にでてしまった。
藍「え、その、あの」
大輔「まぁ、落ち着いて」
藍「はい、・・・ふ〜〜」
大輔「落ち着いた?」
藍「はい。」
大輔「で、その・・・話ってゆうのは・・・」
藍「あっ、その、・・・この前の返事というか。その・・・」
大輔「うん・・・」
藍「・・・」
大輔「・・・」
だめ、緊張して声が出ない・・・
大輔「そっか・・・」
えっ!?
大輔「ごめんね、迷惑かけちゃったみたいだね」
藍「お兄さま?」
一瞬、何を言っているのか分からなかった
藍「!?」
まさか、返事をしないのをNoとゆうことだと思われたんじゃ?
大輔「じゃあ、また明日ね。」
藍「待って!」
大輔「えっ!?」
思わず振り返ろうとするお兄さまに抱きついてしまった
大輔「あ、藍ちゃん?」
藍「違うんです、そうじゃないんです!」
藍「私、お兄さまのこと・・・好き・・・です」
藍「誰よりも、世界中で誰よりもお兄さまのことを・・・」
そこで言葉が出なくなった。
大輔「藍ちゃん」
お兄さまは私をそっと抱きしめてくれた。
それだけで、心が落ち着いた、安心できた
こんなにもお兄さまのことが好きなんだって、今実感した
藍「お兄さまー!」
今まで抑えてきた気持ちがどんどん溢れてきて、
嬉しくて、嬉しくて。私の涙は止まらなかった
藍「お兄さま、また、お恥ずかしいところをお見せしてすみません」
大輔「いや、そんなことは・・・」
藍「・・・」
大輔「・・・」
やはり少し戸惑ってしまう。恋ちゃんは今までどおりにすればいいと言ってくれたけど・・・
ふと、お兄さまと目が合い、さっと顔をそむけてしまう
藍「あの、お兄さま・・・」
大輔「うん、決めた!」
藍「えっ?」
大輔「藍ちゃん、俺たちは彼女と彼氏なんだよね?」
藍「は、はい」
この時、少し頬があつくなったのを感じた
大輔「だったら、まず呼び方を変えようよ」
藍「え?呼び方・・・ですか?」
大輔「ほら、藍ちゃん俺のこと『お兄さま』って呼んでいるだろ?」
藍「はい・・・」
大輔「なんか、恋人ってなっただけでギクシャクしてるから、少し変わってみようと思うんだ」
大輔「俺も藍ちゃんこと、藍って呼ぶからさ」
大輔「これからはさ、俺のこと大輔って呼んでほしいんだ、俺も・・・」
藍「お兄さま・・・」
大輔「ほら、また・・・ハハハ・・」
藍「すぐには言えませんよ・・・」
大輔「あと、敬語、丁寧語もだめね」
藍「はい、お兄さまのためですもの、藍は変わってみせますわ」
大輔「藍・・・」
お兄さまが突然こちらを見つめる。なにかは分かっている
私はそっと目を閉じた・・・
大輔「好きだよ、藍」
藍「はい、私もです、大輔さん・・・」
(続く)