7月6日(金)

なかなかの構図だと思いマス。
日常的な風景

社会運動組織「参与連帯」→昼食(キムチ)→現代美術館「Art Sonje」→小グループに分かれ、フィールドワーク→東大門市場見学→ホームステイ
 
 この日からは、ひたすら社会見学(気楽なもんだ)。しかし、体調不良を訴える者が続出し、次々と脱落者を出すことになる(入院した人もいたらしい)。暑さとハードスケジュールと屋台の生モノ(パイナップル)、いずれかにやられたようだ。おまけに、今回は学生の宿泊先の確保が不十分だったようで、人によっては毎日違う場所で寝た人もいたらしい。これも、脱落者を増やした一因であろう。その点、私は3日とも同じホームステイ先だったので、恵まれていたと思う。
 「参与連帯」という名前を最初に聞いた時、新手の宗教団体か何かかと思ったが、韓国の大きな市民団体だという。名前がすごいので何が出てくるかと期待していたが、本部は街中の雑居ビルのようだった。まずは、会議室らしき部屋に通されて話を聞いた。まず説明されたのは、日本の市民運動は細分化されているが、韓国のそれは巨大だということ。というわけで、参与連帯は韓国の社会的な市民団体であり、国家の権力濫用から財閥への対抗、人権、女性問題まで、幅広い問題に取り組んでいるという。具体的には、腐敗防止法の制定を働きかけたり、小株主の権利を確保したり、携帯電話の料金の見直しを迫ったりした実績があると言っていた。年に一回の総会、2ヶ月に一回の代表者会議、週に一回の常任委員会、会費の徴収、絵の販売や喫茶店経営、毎月の会報発行など、運営も大組織並だと言えるだろう。これなら強力な市民運動が出来るのに、どうして日本にはこういう団体がないのだろうと思ったが、「参与連帯自体が権力になることを危惧している」と言っていたので、なるほどと思った。やはり、デメリットもあるのだ。それでもこちらの方が良さそうだと思ったのは、単に自分たちに無いからだろうか。記念にバッジを買った。
 東大門はファッションの巨大市場である。行けども行けども、屋台のような衣料品店が金太郎飴のように並んでいる。焼き肉とかハンバーガーとか、おいしそうな食べ物の屋台も、いっぱいある。噂通り活気があった(知らなかったけど)。観光地化しているので、日本語のアナウンスも流れていた。朝5時くらいまでやっているらしい。店員が食事を摂る光景が、時折見られた。小さな子がうろついているのは、何となく可愛そうだった。深夜12時過ぎまで粘って、タクシーで帰ろうとしたら、乗車拒否を喰らいまくって、結局家路についたのが深夜2時だった。タクシー、特に深夜の乗車拒否は、日常茶飯事らしい。
 

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