BIOHAZARDCODE:Veronica〜完全版〜  
●それぞれの思い・・・・・
〜クレア編〜
今までどんな状況に置かれてもあきらめはしなまった。しかし今、そのクレアが 為すすべもなく、震えていた。とてつもない怪物が、クレアに襲い掛かっていたからだ。怪物へと変わったスティーブ・バーンサイドが・・・。突然、アレクシアの一部である触手が、壁を突き破りクレアに巻きついてきた。さらに、スティーブが、鉄格子を突き破り斧をふりかぶってきた。クレアは、死を悟った。・・・ 「ク、クレア・・・」わずかに意識を回復させたスティーブの声だった。雄叫びとともに一閃した刃が、クレアに巻きついた触手を両断する。次の瞬間、触手が、スティーブを弾き飛ばした。致命傷を受けたスティーブが人間の姿に戻っていく。 物言わぬスティーブの肩に顔をうずめ、クレアは涙を流しつづけた・・・・・。




〜クリス編〜
生物兵器が保管された円筒が立ち並ぶ忌まわしい部屋で、クリス・レットフィールドは亡霊と対峙していた。五ヶ月前の”洋館事件”を画策し、ラクーン市警察署所属の精鋭特殊部隊S.T.A.R.Sを破滅に導いた男。そして、自らは己の仕掛けた罠に灼かれ、野望と共に地獄へと旅立ったはずの悪漢。「久しぶりだな、クリス」男はクリスの背後から声をかけてきた。その声を聞いた瞬間にクリスの血は逆流をはじめている。「ウェスカー!?」その声が、アルバート・ウェスカー以外にある得ないと分かっていても、驚かずにはいられなかった。にやついたウェスカーの姿に重なるのは、呪わしい洋館事件だ命を落としていったチームの仲間達だった。この男だけは、仲間たちのためにも生きていてはならなかった。「目的はアレクシアだ」クリスの激怒を受け流すようのに、ウェスカーは淡々と答える。「何?」「彼女を捕らえるために雇われた」 「それじゃぁ、ここを襲ったのもお前か!まさかクレアも!」クリスが手にしたグロック17の銃口を向けようとしたその刹那、信じがたいことがおこった。ウェスカーはもう目前にいた。八十キロを超えるクリスの身体が宙に浮く彼は、背中からコンクリートに叩きつけられた。気が付くとウェスカーがすでに目の前にきていた。ウェスカーはクリスのの首をつかみ軽々と右腕一つで持ち上げた。「お前が憎い八つ裂きにしても足りないほどな」「ここで死ね」ウェスカーのわずかな隙を見逃さず、左のこめかみに挙撃をはなつ、サングラスが飛び、床を転がっていく。だが、ウェスカーは倒れなかった。その目は、黄金色、そして、赤く輝く瞳孔は、爬虫類のようだった。突地、モニターから響き渡ったアレクシアの哄笑が、クリスを助けた。走り去るウェスカーの背を視界のすみに捉えながら、クリスはは心にたくす。次は、命のやりあいとなるだろう。死せるS.T.A.R.Sの代弁者として、そして、クレア・レッドフィールの兄として。

BACK HOME