ヨミについて  No.1

―――初心者ほど待ちを読みたがるものである。

 リーチがかかり、流局したあと
 「あっ、やっぱり 待ちかぁ。止めた、止めた」
 などと言う。
 よくある光景であるが、その度「やれやれ」と思う。
 待ちを当てようが外れようが、自分があがれなければ同じことではないか。
 自慢するようなことではないのである。
 
 ヨミというと相手の待ちを当てることだと思っている人が多い。
 しかし待ちヨミは想像以上難しく、一点ヨミなどほぼ不可能である。
 たとえば

 

 相手の形がこうだと読み切ったとしよう。
 読み切ったとしても が入れば 待ちになるし、
 逆に が先に入れば 待ちになる。
 麻雀に「入り目」というものが存在する以上、
 完全に読み切ったとしても50%までしか読めないのである。

 実際には相手の手を完全に読むことなんてできない。

 

 こんなリーチをかけられたら、待ちを読むすべなどないではないか・・

 麻雀マンガの世界と現実を一緒にしてはいけない。
 相手の待ちなんてそう簡単に読めるものではないのである。

 それにたとえ「この牌が当たりだろう」と思っても
 オーラスにあがれば逆転トップになるような手をテンパイしているならその牌を切る。
 切らないほうが不自然なのだ。

 
麻雀では不確実なヨミよりも状況の方が優先される。

 
これをふまえた上で、以後「ヨミ」について考えてみる。