ラムゼ1

この丘を越えるとドワーフ王国か。
ドワーフと言うと気難しいおっさんというイメージがあるが、
考えれば子供もいるしな・・・。
全部あんな顔だったりして。

お、見えてきた、あれか、ドワーフ王国ラムズか?

**:「(ドワーフ王国ラムでしょ)」

ソロ:「おお、お前いたのか?」

俺が驚くと一匹の白ハトが肩に降りてきた。俺の使い魔ピートだ。

ピート:「(いたのかって、ご主人とボクは以心伝心でしょ)」

ソロ:「そうだったな、どうも慣れないもんで」

ピート:「(慣れてないなら、長距離移動とかさせないでください)」

ソロ:「・・・(豆スリング食らったみたいな顔のくせに)」

ピート:「(何か言いました?)」


しばらく無言のまま歩いていると、ドワーフ王国の入り口の門に辿り着いた。
門の両脇には、ごつい重戦士のドワーフが立っている。

ピート:「クルックー(うむ、ご苦労)」

ソロ:「・・・お前ねぇ」

こいつ、有能なんだが、こーゆうところがちょっと・・・。

さて、ドワーフ王国。中に入ってみると意外に他の種族も見ることが出来る。
それでも、明らかにドワーフの割合が多いのだが。
門をくぐったすぐそこは、いわゆる商業街となっている。
奥にある居住区に居るのは、ほとんどドワーフなんだろう。

ちなみに、国というか、街の向こう側には、ラトレナ山脈が見える。
きっと近くには鉱山があって、そこで働いてる連中もいるんだろうな。

ピート:「(あ、ご主人! アレなんですか?)」

飛び立った先を見ると、そこは街の中央広場で
その中心に円形の石の舞台があった。

ソロ:「あー、確かにアレ何だろうな? どれ聞いてみるか ・・・ちょっといいですか?

ソロ:「(わかったぞ、ピート。あれは、闘技場だ)」

なんでも、近々20年に一度の伝統的な闘技大会があるらしい。
そこにはドワーフの戦士しか出ることができず、
それを見るために、遠方からも観戦に来るそうだ。

ピート:「(へー、20年に一度って、結構すごいですね)」

ソロ:「確かに、ちょっと見てみたい気がするな」