独り言(日常編)からの抜粋


 バレンタイン大作戦



2/10(日) バレンタイン大作戦 その1(きっかけ編)



 本来、僕とはまったく縁のない日であった「バレンタインデー」

 今までも、そしてこれからもそうだと思っていたのですが・・・今年は違う!!


 関係あるのです


 そう、バレンタインチョコをプレゼント・・・



 するのです、僕が







 ことの発端は院生室での一言


 A:「Doichang、チョコくれるんでしょ?」


 僕:「は?」


 A:「だってあげるのばっかじゃつまらないじゃん。たまには貰いたいよ」

 B:「あ、あたしもほしい」




 この短い会話で、僕の人生と言う名の織物に初めてバレンタインデーというイベントが織り込まれることになりました。


 (全員彼氏もちの)同じ学科の女の子達にあげる、というわけのわからない形ですが




 「彼女たちからチョコをもらった覚えはないぞ」

 とか、

 「それにみんな彼氏もちじゃん」

 とか、

 「そもそも、なんで一度もチョコもらったことのない男が、チョコあげるのに飽きた人間にチョコを送る必要があるのか」

 とか、

 「チョコを貰いすぎた男が女に還元するのが普通だよなァ」

 とか、

 「それ以前に、なんで今まで一度もチョコ貰ったことない人間に頼むんだ。自分の彼氏にいえや!!」


 といった想いが走馬灯のごとく駆け巡ったりもしたんですが、


 「まあチョコ作る技能なんて普通じゃ身に付かないから、これを機会に身に付けてみるか」


 と思い直して作ってみることにしました・・・真心を込めて



 もう一度言わせて貰います



 真心を込めて




 チョコを一度も貰ったことのない男の真心です



 どんな味になっても文句は言うなよ




 その2(プレゼントチョコ考案編) へ続く




2/11(月) バレンタイン大作戦 その2(プレゼントチョコ考案編)


 ひょんなことからバレンタインにチョコをプレゼントする羽目になっちゃったんですが、さて、どうしましょう。


 とりあえず思いついた選択肢は3つ。


 1:「そんなプレゼントなんてできるか!!」とい言ってあげない

 2:市販のチョコをプレゼント

 3:チョコを貰ったこともない漢の真心をこめた手作りチョコ




 1は・・面白くないで却下






 2は・・これまた策がいくつも浮かぶ



 @「思いはチョコの金額ではない」と言いながらチロルチョコ(10円)プレゼント

      元手がかからないのが最大の利点




 A「僕の思いはこれだけいっぱい。さあ、受け取れるだけ受け取ってくれ!!」と言いながらチロルチョコ(10円)一掴み分プレゼン

      @に比べると少し予算がかかるが、気持ちも伝わりやすい




 B「ホワイトデーが楽しみだよ(3倍返しは基本だよ)」と言いながらゴディバチョコ(あらゆるチョコの中で最もグレードが高く、値段も高いとされているブランド)プレゼント

      予算的に厳しいが、リターンがでかい・・・てかホワイトデーにお返しとか貰うものなのか・・これは・・




 C「これが・・俺のきもちだぁぁぁぁぁぁ〜〜」と叫びながらゴディバチョコ一掴み分プレゼント

      自殺行為です。貰ったほうも困るだろうし。・・・・いや、・・困らんかも・・。





 ほかにも「ポッキー1本だけ」とか、「チョコ付き製品のチョコの部分だけ」とかいろいろ考えたんですが・・イマイチインパクトに欠ける。


 なんといっても既製品なんぞ使っては当初の目的である「チョコ作りの技術を磨く」を達成できない。


 この策は、作成に失敗して食えたもんじゃなくなった時か、作成が思いのほかうまくいって「食わせるのはもったいない」と思ったときの緊急避難用でしょう、やっぱ。



 ということで、3の手作り路線を考えてみると・・問題山済み


 自分が何をつくれるのかわからん

 というかチョコってどんな種類があるのかも知らん



 さらに言えば、一口に作るといっても

 カカオ豆からカカオ分とカカオバターに分けてチョコとホワイトチョコを作ってそれで作る、という本格派

 から

 チョコレートを鋳型に流し込んで固めて作る、という加工のみ

 さらには、

 チョコに塩を砂糖や卵白や酒を混ぜたり、といった味についての細工をするのか


 といろいろ段階があります。


 それに、器具も材料もなにもないです。
 ついでに作り方も知らないです。



 そんな状態でもう11日


 果たしてバレンタインまでに間に合うのか!?




 その3(手作りチョコ考案編) へ続く




2/12(火) バレンタイン大作戦 その3(手作りチョコ考案編)



 手作り路線でいくとしたらいったいどんな策が考えられるのか!?


 下宿の後輩たち(というか僕が一番上なので後輩しかいませんが)に、

 「これこれの理由でチョコを作る羽目になったのだが、いったいどういうチョコがいいだろう?」

 と話し、いろいろアイデアを貰う。


 アイデアゲットと、チョコ作りのための布石となる手です



 なにしろ、この作業無しのまま下宿のキッチンでチョコを作っているところを彼らに目撃されたりした日には



 どんな勘違いをされるか分かったものではない



 いやほんと、下宿だとこういうところは大事です。

 それに、いろいろアイデアも出たし。やっぱ多人数で話すといいですね。



 思いついた&出たアイデアを思いついただけでも書き出してみると・・・



 「笑顔のチョコ」

 (作成手順)

 1、やわらかい土と石膏を買ってきます
 2、やわらかい土を箱に入れます
 3、顔からメガネを外し、笑顔を作ります

 
4、そのまま2に向かって顔を ドガッ と・・・


      (以下略)


 改造計画まで発動されるくらいもてない男の、メガネを外したさわやかな笑顔型のチョコ。

 どっから口をつければいいのか分からない、とか、口をつける気がしない、とか、持っているのを他人に見られたら誤解される可能性大、という非常にうっとおしいチョコレート











 「なにがでるかな〜チョコ」


 チョコの中に空洞をつくり、その中に液体をいろいろ入れます。

 (入れるものの案)
 とんかつソース、マヨネーズ、醤油、味噌、わさび、からし、トマトケチャップ、ジュース各種、・・・


 一口で二つの味を楽しめるチョコレートです










 「おむすび風チョコ」


 チョコをおむすびに見立て、なかに具となるものを入れよう、というものです。
 チョコとマッチする食材を探すのが大変。

 (入れる具の案)
 梅干し、昆布、シャケ、シーチキン、鶏肉、きんぴらごぼう、ケロッグコーンフロスト、・・・


 チョコの甘味をいかに引き立てるかがポイント











 「混ざり物チョコ」


 チョコレートの中にアーモンドを混ぜるとアーモンドチョコ、というわけで他のものを混ぜて見ました。


 (混ぜ物の案)
 アサリ、マツタケ、シイタケ、ケロッグコーンフロスト、ごはん、ごま、ベビースター、麦、・・・


 混ぜご飯の要領で・・・










 「大人のチョコ その1」


 チョコにブランデーを少々、というのは良くあることです。




 少々なら、ね



 酒も世の中にはいっぱいありますし

 日本酒とか焼酎とか。










 「大人のチョコ その2」


 単なるチョコバナナです。

 ただ、先っぽが少し太くて、包装に次のメッセージが書いてあるだけです。



 「ご自由に使用してください」









 ま、そのほかにも、

 「人間をチョコでコーディング」とか、

 「弁当箱いっぱいにただチョコが入ってるだけ」とか、

 「豆腐のパックにチョコを流し込んで作る」とか、

 「プリンの容器にチョコとホワイトチョコを入れてプリンの形のチョコ」とか、

 「ビンやペットボトルの中にチョコを流し込んで固める(無論、取り出し不可)」とか、

 いろいろ案は出たんですが、実現可能性や予算の関係などもあって次々とボツに。

 で、結局採用し、試してみようと思ったのが次の案。




 「二人の仲良しチョコ」

 最初に断っておきます。

 ただのハート型チョコです

 タネも仕掛けもございません。



 ただ、このチョコをあげる人たちのことを考え、一つこまやかな心配りをしておきました。



 このチョコをあげるのは彼氏もちの女性たち。

 彼女たちにはそれぞれの彼氏と仲良くいて欲しいものです。



 なのに、普通のチョコではこの恋人たちの仲を裂く恐ろしい出来事が起きる可能性があります。



 (その恐ろしい出来事の一例)


 彼女が手に持つチョコを見つけた彼氏「あ、チョコじゃん。食べたい」


 彼女「いいわよ、はい、半分コ」


 ぽきっと折られるチョコ。しかし、彼女の差し出したチョコを見て彼氏は憤慨する


 彼氏「なんだよ!!俺の方が小さいじゃないか!・・・そうか、おまえは俺のことをその程度の存在と思っているんだな!?」


 別バージョンもありえます


 彼氏「なんだよ!!俺の方が大きいじゃないか!・・そうか、おまえは俺が太ればいいと思ってるんだな!?」


 他にも

 彼氏「俺はハートのてっぺんの丸みと、下のするどくとがったところ、両方を食べたいんだ!!これじゃぁとがったところしかなくて丸みが味わえない!!」



 それに最大の問題は、恋人がちょっとセンチな方だったりすると、



 彼氏「ハートを真っ二つに割るなんて!!ブロークンハートだぁ!!」




 などが考えられます。




 ・・・そこのあなた。

 今、「たいしたことじゃないジャン」とか思ったでしょう。


 そんな貴方にはいにしえから伝わる名言を一つ聞かせてあげます。







 食い物の恨みは恐ろしい







 無用な争いが起きないにこしたことはありません。

 Doichang製チョコはこのような事態を起こさないよう細心の注意を払い、次のようなものになっています。




 ハートの真ん中で、両方の重さが同じになるように最初から二つに割れています(もちろんギザギザに)



 おお!これなら喧嘩することもない!!

 恋人たちの喜びの声が今にも聞こえてきそうです。


 兄弟げんかに悩むお母さんにも朗報となるでしょう。



 恋人たちの愛を妨げず、兄弟げんかにも効果抜群の「最初から(ギザギザに)割れてるハート型のチョコ」(実用新案申請を検討中)



 さあ、あなたもレッツトライ!!  (TVショッピング風に)













 ・・・


 ・・・ちなみに・・・・



 本命相手へのご使用は誤解される可能性が大です


 お気をつけ下さい







 ま、この案を実行するかどうかは明日、チョコの型を見に行って決めようと思っています。




 その4(買出し奮闘偏) へ続く




2/14(木) バレンタイン大作戦 その4(買出し奮闘偏)

 昨日は急遽飲み会になったので更新できませんでした。

 で、今日はバレンタインデー


 巷ではチョコ交換の儀が盛大に執り行われていることでしょう。

 義理と愛の確かめ合い。

 さぞや複雑な心理戦が展開されていることでしょう。





 ま、僕には関係ないことですが



 今日は一日中外に出てないし




 え?チョコはどうしたのかって?



 大丈夫


 ちゃんと作ってます・・・ 


 なんでこんなのんびりしているのかというと・・・昨日学校にいった時に「肝心のバレンタインデーには、あげるべき相手のほとんどが学校にこない」ことが判明。


 翌日の15日には授業のために来るので、その時渡すとするとチョコ作りに一日分の余裕ができることになるわけです。


 そんなわけで、昨日は余裕をもってチョコ作りのための材料と器具の買出しのため、近所のデパートにいったのですが・・・




 すごすぎです


 バレンタインチョコのコーナーに漂う殺気が




 チョコを求める女性客でいっぱいのバレンタインコーナー



 むろんのこと 男は一人もいない





 この中に野郎一人で突っ込んでいって手作りチョココーナーを探し出し、必要な材料と器具を持って女性客が行列を作っているレジに並んで買う




 


 嫌だ



 絶対嫌だぁぁぁぁ〜〜〜〜〜







 男にチョコをあげるホモ


 とか


 「もらった〜」と見栄を張るためのチョコを自作する男


 とか思われるに違いない





 ここでチョコ作り最初の難関にぶち当たりました



 さあ、どうする、Doichang!!!











 強行突破しました








 遠くからバレンタインコーナーを見ながら一周。


 手作りチョコ用の一角を探し出し、少し近寄って横目でおいてある製品に大体の見当をつける。

 そしてレジに並ぶ人が少なくなったところ見計らって突っ込み、できるだけ周りを見ないようにしながらいい感じの型を物色し、そのままレジに並んで買う。



 もちろん値段なんぞ見ている余裕はない



 安めだったからよかったものの、高かったら目も当てられない結果になっていただろう。


 え?レジに並んでいる時の心境はどんなだったか、だって?


 ほとんど覚えていないですね
 (記憶の想起を脳が拒否しています)


 ただ、時間の流れがすごくゆっくりだったです、はい。










 あと、レジのおねさん・・・ お願いだから



 透明な袋に入れるのは止めてください



 なんかさらし者にされている気分になります。







 それから気がついたことが一つ。


 手作りコーナー小さすぎ

 バレンタインコーナーのほんの一角、棚2つ分でしかない。

 この売り場面積比から考えると・・・やっぱみんな買ってあげてるのね・・・





 そんなこんなでなんとか型をゲット。
 しかし、材料のチョコはイイのがなかったので、結局そのまま食料品売り場のお菓子コーナーでチョコを買うことに決定。



 またも女性達がいっぱいいるお菓子のチョコ陳列棚。


 そこへいってただの板チョコ(黒*2、白*1)を引っつかみ、レジに並ぶ。


 またも透明の袋に入れらてもらい、型といかにもその材料っぽさを爆発させているチョコの入った透明な袋をもってデパートを出て行く。



 こんなところ、一秒でもはやく立ち去りたい




 そのとき僕は、


 翌日の14日ことバレンタインの当日、チョコを作っている最中にチョコが足りなくなってまたもここに来る羽目になるとは知らなかった







 その5(チョコ作り奮闘偏1) へ続く




2/15(金) バレンタイン大作戦 その5(チョコ作り奮闘偏1)



 ま、今日チョコ渡し、というか配ったわけなんですが、書くのにも順序というものがあるので、今回はチョコ作りの段階までを。


 2/13日の夜、巷では愛しの人へのチョコを作るべく女性達が奮戦するなか、「私にもクレ」と頼まれて一人黙々とチョコを作る野郎が一人



 もちろん、自分がもらったことはない。


 しかも世間一般で言う義理なのが最初から確定(自分的には友情チョコと思っているが)


 しかも、飯つき下宿ゆえ、自炊用の装備などほとんどなく、むろんチョコ作り用の装備などはなにもない





 まず、チョコを湯せんで溶かすためのボールがない。

 仕方がないので、チョコを溶かすためのボールはたまっていた空のペットボトルを切って、底の部分を使うことに。

 チョコを溶かしたあと、こびりついたチョコを削ぎ落とす作業無しにそのまま捨てれる、という特典つき






 チョコの型を置くための平らな板もない。

 仕方がない、多少しわが残るけど背に腹は変えられぬ、ということでCDケースにしわができるだけ残らぬようにサランラップを貼り付けて代用

 これまた使用後はラップを外して捨てるだけ、というお手軽仕様





 おお、なんという応用力


 適切な材料と機材に囲まれた環境では学べない技術が学べる



 チョコ作りの技術を学ぶという当初の目的を果たすには最適な環境と言えるだろう



 ・・・

 ・・・

 こうしていい部分、いい部分に目を向けないと、状況を考えるだけで目から汗が出てきそうですけどね





 型は、底があるハート型のでっかい奴が一つと、小さいいろんな形の型がセットになった奴(これは底がない枠だけのやつで、ハート、星、人型、クマ、イヌ、小さいハート、などなど・・)。




 ちなみに、この時点で当初の予定であった「最初から割れてるハート型」はやらないことを決めている





 なぜか、それは13日、あげる人たちにそれとなく「頼まれたチョコをちゃんとつくっとるぞ」としゃべった時に・・



 「え〜。ちゃんと食べれる奴なんでしょうねぇ〜〜?」




 なんだ、そのリアクションは。

 ただチョコ作り計画でボツになった「アサリ入りのチョコ」とかいった案を2,3個(その3で話題にしたものをいくつか)しゃべっただけではないか。



 ・・・ここまで言われては仕方がない。


 見た奴がビックリするぐらいのまともなものを作っていって、



 「どうだ!!」

 と目にものを見せてやりたい。


 そして、


 俺にチョコを頼むとどういうことになるか思い知らせてやる


 (もはや意地しか残っていない)








 そんなこんなでチョコ作り開始〜〜〜〜〜



 段階1:買ってきた板チョコを溶けやすいように細かく切る




 最初はボールがわりのペットボトルの底の上でチョコをナイフ(もちろん包丁などない)で切っていたのだが、飛び散ってしまってうまくいかない。



 しかたないので透明なビニール袋を用意し、その中で切ることに。これなら飛び散っても大丈夫。



 ・・・ 


 ・・・・・



 無理!!



 かけた時間のわりにぜんぜんチョコが切れていない




 やっぱまな板の上に置いて切らないとダメだね




 そしてもちろんまな板なんぞ持ってはいない



 どうしてくれよう。


 ・・・


 仕方がないなぁ・・・



 ビニール袋の中に板チョコを入れ、ベキベキとで細かくへし折る


 ・・

 ・・・・・

 まあ・・・切るのに比べるとバカらしいくらいでかいが・・・そこそこ細かくはなってくれた


 あとは溶けるのを祈るのみ







 段階2:型選び


 さぁて、どの型でチョコを固めてあげようかなぁ〜〜。


 とりあえずでっかいハート(キングオブハートと名づけよう)に挑戦するか

 しかも、型の真ん中に別の型をいれ、周りをチョコで埋めて固め、その後型を抜いて空いたところにホワイトチョコを流し込んでまた固める、という高度なテクに挑戦。


 まさにRPGでいえばいきなり大ボスに挑むような行為だが、「敵が強ければ強いほどもらえる経験値も高いに違いない」と考えチャレンジ。


 失敗しても笑い話になればそれはそれでいいし
 (このへん、本命チョコを作っている女性に比べると楽)







 段階3:湯せん&型に流し込む


 まずは湯を沸かし・・・ってそういうや「温度が大事」だったなぁ(ちなみに、ある程度の作り方はインターネットで調べて頭に入れている)。



 でも温度計ないし、適当でいこう




 このとき僕は温度をミスるとどうなるか、ということを知らないまま作業を続けていたのだが、怖いもの知らずとはまさにこのこと。 
 温度が高すぎたり、急激に冷やしたりするとチョコと油が分離してえらいことに。チョコにとって温度は重要なのだ。



 そんなことはまったく知らなかった僕が、湯を沸かしていた時にもっとも恐れていたこと、それは



 「湯の温度が高いとボール代わりのペットボトルが溶けるやもしれん」



 本来気をつけねばならないこととはまったく違う動機から湯の温度は制限されることに。

 しかし温度計のない状態で僕はいったいどうやって温度を測ったのか?

 今回は特別にその方法をお教えしましょう。



 (Doichang式 湯の温度の測り方)

 温度が低め
   ↑   :  底に気泡が付きはじめる
   |   :  火を止めると湯気が見える
   |   :  火を付けていても湯気が見える
   ↓   :  ぼこぼこいってる

 温度が高め


 今回はなんとなくで、「うっすらと湯気が見え、火を止めると確実に湯気がみえる」程度の温度でいくことに。



 ・・・

 ・・・


 みなさんがやるときは温度計くらいは用意しておきましょうね

 それとボールもあった方がいいかもしれません。


 湯せんの難易度が変わりますから





 そんなこんなで生まれてはじめての湯せんを実行。


 ま、程よく溶けました。


 そして中にクマさんの型を入れたキングオブハートにチョコを流し込み・・というかスプーンですくっては入れ、すくっては入れ・・・。







 なんか変だ






 チョコが全然平らになってくれない





 入れたら入れたときの ドバッ とした形のまま

 スプーンで伸ばしてもスプーンで押したままの形でひろがって、明らかにこの大きな型の中での高さがでこぼこ


 もちろんチョコを扱うのは初めてなので


 「チョコの温度が低すぎ」

 なんてことは頭にはない。




 「へぇ〜チョコって溶けるとこんなもんなんだ」

 と思うだけである。



 いったいどうやって高さをそろえればいいのかさっぱり分からないまま湯せんしたチョコをすべて入れ終える。





 ・・・・


 なんか汚ねぇ




 高さは凸凹、部分によって高さが明らかに違い、見た感じが険しい渓谷のような感じだし、あっちこっちに飛び散っているチョコが・・・なんかこう・・・そう、



 下痢の時、尻を動かしながら勢い良く和式便器で噴出させた時のあれ


 みたいな感じである。


 「まあいいや、あとで削ればいいし〜」という甘いことをそのときは考えながら冷やしにかかる。


 しばらくそのまま常温でほかっておき、あとは寝る前に冷蔵庫へ。




 そして夜は明けた




 その6(チョコ作り奮闘偏2) へ続く




2/16(土) バレンタイン大作戦 その6(チョコ作り奮闘偏2)


 そして夜は明けた



 とうとう2/14
 世間ではチョコ交換の儀が執り行われているであろうこのとき、一人家にこもってチョコを作る野郎がいた・・・





 さあ、固まったかなぁ〜〜〜


 おお、ちゃんと固まってる、固まってる


 キングオブハート(完成度60%)はちゃんと固まっていた。

 これで真ん中に入ってる型を抜いて・・・よし、とれた。



 問題なしだな






 ・・・・・






 そういや・・・このチョコ・・・


 型からどうやって取り出すんだ?





 がっちがちだぞ!?


 ぎっちぎちだぞ!?




 逆さにして底からばこばこ叩いてみてもなんの反応もない、というか出てくる気配すらない。



 どうする!?


 ・・・・

 ・・・・


 ま、いっか、あとで考えよう



 不安を抱えながらもとりあえず次のステップに進むことに。



 次に作るのはホワイトチョコを使ったチョコ


 目的は、


 たくさんある小さい型に、まず半分ほどホワイトチョコを流しこみ、その後チョコを流し込むことによって、ホワイトチョコとチョコの二つの色と味が楽しめるという「二色チョコ」


 そして、キングオブハートの真ん中の型をとってできた空洞にホワイトチョコを流し込み「白いクマさん入りのハートチョコ」を完成させる。


 以上の二つ。




 まずはホワイトチョコを湯せんする。

 昨日の反省から、温度を高め(あくまで目測だが)にし、昨日よりもさらさら状を目指す。


 溶けたらスプーンで型に流し込み、箸で平らにし、隅々まで引き伸ばす。



 そして、そのあとチョコを湯せんし、同じように流し込む。



 ・・・・



 ・・・・・・



 おおお、うまくなっている




 昨日のキングオブハートのように飛び散ってぶりぶり状態になることもなく、しかもちゃんと平らになる。





 レベルアップしてるよ、俺!!



 ちょっと感動しながら冷やし作業に取り掛かる。

 あとは夜になるのを待つだけ!!










 そして14日の夜・・・



 巷では愛を確かめあったり、告白したりされたりしたラブラブ〜な人たちがチョコを食いながら文字通りあま〜い雰囲気に浸っているであろうこの時、一人黙々とチョコを作り続けている野郎が一人



 冷蔵庫に入れておいたチョコはしっかり固まっている。



 後は、冷やし作業の終わったチョコを型から取り外して完成。

 そして、空いた型を使ってもう一回チョコを作るのだ(学科の人に配るにはちょっと数が足らないもので・・)。




 昼間の作業で使い切った材料もちゃんと買いなおしてきました



 2/14にチョコを買う


 店員さんの「ああ、この人チョコ買ってる〜〜〜きっともらえなかったのをごまかしたいんだ〜」 と言っているかのような視線に耐えるのは口で言うほど生易しい行為ではなく、透明な袋に入れてくれるのには殺気まで感じたが、まあなんとかミッションコンプリート。



 とりあえず型からパコパコとチョコを外す。


 ・・・パコパコ・・・


 ・・・パコパコ・・・



 さてと・・・小さい型のは全部とれたのだが・・問題はキングオブハート







 まだとれない





 というか取れる気がしない





 ほんとに取れるのか!?これって





 逆さにして、ばしばし叩こうが落ちてこない。




 ふちを持って、底に指をあてフルパワーで押しても・・・






 ベギッ



 お、取れたかな・・・って今の音は?



 恐る恐る裏返してみると・・








 割れてるね









 うん、割れてる









 ブロークンハートになっちまったよ




 ・・・・


 ・・・・・


 ・・・・・



 様々な思いを押し殺しながら 「ま、一応取れたし」 と自分を納得させて次のチョコ作りに取り掛かる




 作っていたら最初に作ったチョコとえらくレベルが違っていることに気がついた


 なんか嬉しい




 しかも今回は、昼間の作業をしてて思いついた 「文字や模様を描く」 にチャレンジ


 昼間、キングオブハートにホワイトチョコを流し込む際に、ホワイトチョコを流し込むところにチョコの切れ端が入っていて、「ああ、このチョコの上からホワイトチョコ入れちゃったら茶色いものがついた白いクマになちゃうなぁ〜」と思ったときにひらめいたのだ。


 先にホワイトチョコで模様を描き、そこにチョコを流し込めば見事!!茶色地に白の模様がついたチョコが完成、となる・・はず。



 これを使って

 キングオブハート第二弾に  LOVE  の4文字を刻み込んでやる


 ここでも、チョコ作り装備を完備している人は細くチョコをひねり出せるような道具を持ってて、それを使うんだろうが、そんなものはもちろんない


 仕方がないから箸で描くことに。


 絶対汚い文字になるんだろうがいか仕方ない。




 ホワイトチョコを箸につけ、ほじほじ描くぜ・・・・


 ・・・・


 ・・・・!?


 危ない危ない、左右逆になるんだった




 鏡面文字で書かねば。



 ・・・


 ・・・・


 よし、できた。


 ついでに人型チョコに目と口をつけたり、星型に顔を書いて「スーパーマリオブラザーズ」のスターのようにしたり、などいろいろやってチョコは完成。


 冷やし作業に入り、寝る前に冷蔵庫に入れる。



 さぁ、そして夜が明けた!!!



 その7(チョコ配布編) へ続く




2/17(日) バレンタイン大作戦 その7(チョコ配布闘編)


 さあ、夜が明けた!!!

 時は2/15、バレンタインとは一日遅れだが、頼まれたチョコを渡しにいこう!!



 最初に頼んだ張本人は学校にきてないけどな



 まずは昨日冷やしたチョコを型から外す。

 今回はうまく外れてくれる。


 心配されたキングオブハート第二弾も、使用したチョコが少なめで薄かったせいか、あっさり外れてくれる。



 ・・・

 ・・・・


 しかし・・・・


 なんか・・・・


 でっかいハート型チョコにでんと書いてある

 LOVE

 の文字


 むっちゃ恥ずかしいんですけど・・・・




 夜書いたラブレターを昼間見ると恥ずかしくなる、っていうのがよく分かる。




 型から外し終わったチョコを今度はアルミホイルで包む。


 むろん、アルミホイルも昨日買ってきたもの。

 ついでにおしゃれな包装紙でもあれば、と思って探したのだけれども、見つからなかった。仕方がないので


 新聞紙で包みました



 精魂込めたチョコを新聞紙で包んでよしとする・・・


 まさに俺らしいね



 手作りらしさ男らしさいいかげんさとを微妙な濃度でミックスさせた感じだ。



 チョコの大きさに随分と差があるので、ま、「好きなのどうぞ」で配ろうと思うので、とくにセットにしたりはしない。




 よし、完成。


 あとは配るのみ!!!




 とっとと授業を受けて院生室へ。


 さあ、お楽しみの見せびらかしタ〜イム











 (見せびらかし中の状況は省略)












 みんな「すご〜い」とか言ってくれました。


 「新聞紙で包んであるのがDoichangらしいねぇ」とかも言われました。




 キングオブハート第二弾ことLOVEチョコも好評でした

 やっぱ一番できがよかったですからな。





 誰ももらってくれようとはしなかったですが

 ま、最後にはなんだかんだでなくなってましたが


 ていうか貰い手がいたのがすごいですな。
 絶対誰ももらわんだろうと思い、持ってかえってネタにしようと覚悟していたのですが。






 そしてみんな食べたら「おいし〜い」とか言ってくれました。


 ただ・・・一言言わせて欲しいのだが・・・


 俺は市販品を使用しただけで、味までいじったつもりはないんですが




 でも、ほめてくれただけでもものすごく嬉しいです、はい。

 あのチョコのできばえを見て驚いた顔を見れたら苦労も吹き飛ぼうというものです。



 ・・・・




 ・・・・いや・・・・





 ・・・やめてくれ・・・・





 ヲタクっぽい野郎が手作り感あふれるチョコ作ってきたりしたら、


 だれも怖くて批判なんかできないだろう


 みんな必死になってほめるに違いない



 とか言うのは。








 でもね・・・やっぱ配っていて思ったよ。


 手作りチョコだと批判できんのだろうなって

 せいぜいが「硬いね・・なかなか噛み切れない・・」と言うのが関の山でしょうな。







 ま、今回は形をそろえるだけでいっぱいいっぱいだったけど、次回は


 生クリームも入れて、味もいじって、ほんとに「うまい!!」と言えるチョコを作ってやる!!


 すでに来年のバレンタインも手作りやる気満々。


 というかチョコ作りって結構おもしろいではないですか。

 味とか歯ごたえまでこだわり始めたら奥が深いし





 しかし、世の中の女性たちがいかに大変な思いをしてるかがよく分かりましたね。

 頼んだ張本人に割れてはいるけど一番最初に作ったチョコことキングオブハート第一弾を持っていったのですが、学科の女の子が面白がって飛び出るハート型やらLOVEの文字やらがついたカードを作ってくれたんですが、チョコ作りに加えてこういうカードを作ったり、きちんと包装したり、てなことをやってたらやっぱ大変だろうなぁ、と思いました。





 〔きちんと包装されて、手作りカードが入っていて、形の整った手作りチョコを貰った方へ〕


 それは絶対本命チョコですぞ(友情か愛情かは分かりませんが)


 見た目以上に手間隙がかかります。

 貰ったら「ありがとう」といって大切に扱いましょう






 え?言うの?






 ・・・・やめて・・・








 ・・・・それだけは言わないで・・・・










 今年の戦果


     13日:学科の人から「たけのこの里」*2個
             (箱、でも袋、でもなく「個」であることに注意)


     14日:下宿のおばさんから小さいチョコ*3個
             (下宿のみんなへ、で貰ったのを皆で分配した結果)


     15日:配った時に「ブルボン・トリュフチョコ」*1個
             (いつもお菓子を持ってくる人が、たまたまチョコを持ってきていたから「とりあえずこれもとっとけ」って感じで)











 だれだ!!


 「チョコ作るより、相手を探すほうが先決だろう」



 
とか言って笑ってる奴は!!!!









 以上、思わぬ長編となった「バレンタイン大作戦」でした。


 また来年も・・・書くのか!?








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