猫はいかが? ←第1章に戻る  / 第3章へ→ 小説TOPに戻る

<2章>
ハァハァ・・・
雀から逃げ出してからかなり進んだはずなのにずっと雀は、追って来ている。
何とか巻こうとして、狭い道をわざと通ったりもしたのだが雀は先回りしているのだ。
まるでホラー映画のお化けのようなしつこさである。
さすがの俺(と言っても今は猫だが)も体力の限界が近い。
捕まるのはもはや時間の問題かもしれない。
「ねぇ・・・私もうダメ・・・」
バタッ
白猫は、体力の限界で倒れてしまった。
「お、おい!!大丈夫か!!」
俺は、あわてて白猫の所まで戻る。
「おい!!しっかりしろってこのままじゃ、あいつに・・・捕まるぞ!!」
そう言って俺は、前足を使って白猫の体をゆすった。
白猫の体は、無理をしていたのか、かなり熱くなっている。
「そんなこと言っても・・・、私もう走れないよ〜」
と、そんなやりとりをしている間に雀は、姿が確認できるくらいの近い位置に接近していた。
---くっ!仕方ない!!俺も体力が限界に近い・・・。戦うしかないか!!
俺は、倒れている白猫の前に立つと、雀と戦うために本能的に体を低くして戦闘態勢になった。
しばらくして雀は俺たちの前まで来ると、俺が身構えているのを見て立ち止まった。
---よし!ここは体当たりで先制攻撃だ!!
俺は、雀に向かって勢いよく突撃をしかけた。
が、それを簡単に見切った雀は、俺の突撃が雀の体に届く前に平手打ちで俺を地面に叩きつけた!
ドカッ
---痛っ!!
体全身に激痛が走る!!
だが、なんとか気力で立ち上がった。
「うーん。猫ちゃんなのに度胸あるね〜。雀は感心、感心♪」
雀は、余裕でそう言ってのける。
「さーて、それじゃそろそろ魂をもらいましょうかね〜」
そう言って雀はにやりと笑う。
俺はそれを見てかなり恐怖を感じ、動けなくなった。
---な、なんだ?いつもの雀っぽくないぞ・・・・。ってか魂をもらうっていったいどういうことだ?

つづく
←第1章に戻る  / 第3章へ→ 小説TOPに戻る ]