猫はいかが? ←第7章に戻る  /  小説TOPに戻る  /  第9章へ→

<8章>
数分前。 月村は、大きな力が近づいて来るのを感知した。
「ついに来てしまいましたね。優兎くん!!鈴!!起きなさい」
「はい!!月村さん」
ビシッと緊張感抜群に起きる優兎に対し、
「うーん。マスターなにかあったんですかあ?」
マイペースな鈴。
「二人ともよく聞きなさい。今から数分後に衝撃波が来ます。」
「衝撃波!?」
マイペースな鈴も、優兎と声を合わせて驚いた。
「はい。詳しい指示は後でします!今は、二人ともシールドを全力で張りなさい。」
「わ、わかりました。月村さん。」
「はい。マスター。」
二人は、人型にトランスし、さらに精神を集中させて自分たちの周りにシールドを発生させる。
「二人とも!!来ますよ!!」
そして、次の瞬間。
「いっくよ〜!!雀インパクト!!」
声が聞こえた。
そして、大きく地面が揺れたかと思うと、すぐにすさまじい魔力の衝撃波が「猫の二匹」を襲った。
二匹は、目をつむって精神を極限まで高めてそれを完全に防いだ。
そして、数秒後、衝撃波はやんだ。
しばしの沈黙が辺りを包む。
おそるおそる、目をあける二匹。
「う、うそだろ?」
「ひ、ひどいよお・・・。」
自分たちの町は、見事に荒れ果てたものとなっていた。
そして、聞こえた。あの心のそこから楽しんでいる、およそこの場には相応しくない笑い声が・・・。

つづく
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