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<プチエピソード>
空が、夕焼け色になった頃。
一匹の猫が起きた。 「うん?俺は、寝てたのか?えっと、確かさっきは、女の子が来てそれで〜・・・」
と、横を見ると女の子が寝ていた。少し目が腫れている。
-----ああ、そうそうこの子が急に大声で泣き出したんだよなあ。
結局マスターにも聞いてないけど誰だろ?
と、思った。次の瞬間。
パァァァァ
「う、うわ!」
女の子の体が光出したかと思うと、そのまま女の子は縮んでいった。
------って、え?え?
そして、光が消えて姿を現したのは・・・
「あ、あれ・・・。鈴?」
それは間違いなく鈴という猫だった。
ぽかぁーんと優兎が見ていると
急に目をつむったまま、むくりと立ち上がると鈴は
「う、うーん。優兎くんのばかあ!!」
鈴は、思いっきり遠心力をきかせてビンタを放った。
バチッ
ノーガードだった優兎は、もろにそれを顔にくらって吹き飛んだ。
「ぐわ!!」
そして、朝と同じく壁にめり込む。
頭が抜けなくなった。
「にゃー!!にゃー!!にゃ〜、にゃ〜(こら!鈴!起きろ!助けて〜息が〜)」
なぜか言葉が猫語になる。
叫びながら、体をじたばたさせる。
「う、うーん。なんかうるさいよー。もう朝なのかなぁ。」
ビンタを放ったまま、倒れこみそのまま寝ていた鈴が目を覚ます。
「にゃー、にゃにゃにゃにゃー!!(頼むー、抜けないんだよー)
バタバタ
「優兎くん?そんなとこでなにやってんの?もしかして新しい遊び?」
「ふにゃー!!にゃーにゃにゃにゃー!!(違う!!助けて〜)
バタバタ
「もーう。にゃー。にゃーじゃわかんないよぉ。でも、楽しそうだねえ。」
「にゃ・・・」
バタ、・・・・
「あれ?優兎くん?」
つんつん
「おーい。」
・・・・・
「仕方ない。よし抜いちゃおう!!」
ズボッ
「あれ?優兎くんの顔がぁ・・・。青い!?」
「きゃー、マスター!!」
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鈴「マスターのおかげで数分後、優兎くんは助かりました。めでたし。めでたし。」
優兎「ハハハ、本当に死ぬかと思った。」
月村「まぁ、助かったんだからいいんじゃないかな?」
美香「クロちゃん助かってよかったねー。」
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つづく
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