「w」
「♪」
「w」
その日いつものように話題に華が咲き、私たちはひと時の平和を楽しんでいた。
話もひと段楽し、ふと周りを眺めたとき私の目に彼女が飛び込んできた
そう、何の前触れもなく・・・ね。
見間違えるハズもない、あのゴーグル。
久しぶりの彼女の登場に、私はもういてもたってもいられなくなり、
彼女の名前を叫びながら夢中で追いかけた
「なっち!なっち!!」
「え?」
「なっち!!なっち!!!」
「ぇ、ちょ・・・なに!? /ショック」
「よく分からないけど捕まったらヤバそう。。全力で逃げるヮ!」
彼女は何故か止まってくれない。私の声が聞こえないのかしら?
あ・・・ヤツめ。カプラで飛ぼうとしてるヮ。
「しまった!?」
彼女の姿が消えた。
「逃げられたわ・・・」
・・・・なんてネ フフ...
─アルベルタ─
「ふう。6回も飛べば安心でしょ。怖かったぁ・・・」
まさかこんなところで10kも使うことになるとは思わなかった。
ちょっとした出費である。
「はぁ。」
安堵の溜め息。
「何が怖かったのかしら?(’’」
そう声が聞こえて振り向くと、そこには恐怖の塊が・・・
「え・・・何で!?」
自然と疑問が口に出る
「フフン・・・知りたい?」
そりゃそうだ。ぜひ教えてほしい。
「そう、なら教えてあげるヮ!」
その恐怖はそう言葉を発すると、パチン と、指を鳴らした。
その瞬間、私の目の前にぼーっとした光が現れた。
そして光はカタチを作り出し、やがて人の形になった。
「・・・紹介するヮ。私のホムンクルスの碧よ」
言葉の後に緑色のホムンクルスは軽く礼をした。
いや、紹介されても困るんだけどw
「どう?分かったかしら?」
え、何が?w
「分かったようね!」
いえ全然。
「そう、このコが貴女に憑いていたのよ!」
「な、なんだってー ΩΩΩ」
って、ふざけてる場合じゃないw
「ず、ずるくない!?それ!」
「使えるコマはすべて使う。それが生きる術よ!」
「ぇえ!?」
「久しぶりね。なっち・・・」
ヤツはさも親しい仲であったように声をかけてきた。
「え・・・誰?」
これ、私の知り合いなの?
「知らないのもムリはないわ・・・あなたを見かけたのは2回か3回くらいだし、
あとは夢中で撮ったこの写真をずっと眺めてただけだもの...ポッ」
そう言うとソイツは懐から出した写真らしきものを見て頬を赤らめた・・・
怖ッ!!! /ショック
とてつもなく怖い /えーん
「それって要するにストー・・・」
「シャラーップ!」
「そんな軽い言葉で流さないで欲しいわ...私の思いはもっとこう、崇高な!純粋なものよ!」
「ストーカーはみんなそう言うんだ。」
「この日を何回夢見た事かしら...ポポポッ」
聞いてないし。
「さ・・・大人しく観念するのね。」
冗談じゃない。逃げるが勝ち・・・・って、あれ?
「あれ?動けない;」
足もとを見てみると足に何かが巻きついていた。
「これは・・・マンドラゴラの蔓!?」
「逃げようとしても無駄よ? クス」
「・・・」
ほんとにマンドラゴラごときで動きを封じるつもりなんだろうか・・・
そう思いつつ攻撃した。
そして呆気なくマンドラゴラは倒れた。
だけどヤツの笑みは消えてない・・・
「?」
よく分からないけど今のうちに逃げよう
・・・あ、あれ?
蔓は相変らず力強く絡み付いている。
「あははははっ♪ 予定と違ったよぅね」
「何で・・・」
「碧はね。大自然の緑を司るホムンクルスなのよ!。植物を操るなんてワケないわ!」
「な、なんだtt」
何てコト・・・・この魔の手から逃げられない!?
「さ・・・大人しく観念して私と一緒に・・・」
「ひっ・・・!!」
こ・・怖い・・・でも私には逃げる術がない・・・
ガチガチガチ・・・
私は両目を瞑って震えながら覚悟を決めた。
─ to be continue ─