第9章『魔人とエルフと人間と…』
ロディ達は盗賊団の足取りを追う内にローレイの南にある『黒の森』に差し掛かった。
この森は昼間でも暗い雰囲気をかもし出しており、
地元の人間はおろかこのミロワに住むものなら誰もが避けて通る森だった。
「…なんだか…不気味な所だね。」
「…確かにね…何か出てきそうだよ。」
「や、やめてください。…すごく怖いんですから…」
ロディのそんなぼやきにルフィミアは過剰に反応しロディの腰に回された手に力が入る。
「あっ…いや、ごめんねルフィミア。」
そんなルフィミアの反応に素直に謝るロディだったが…
「…何か……何かが来る!みんな、馬から下りて!」
そう叫びながら馬から下りるマリオスの声に全員真剣な表情になった。
「えっ?一体何が来るって言うんだい?」
「分からない。けど、すごく嫌な予感がするの。」
槍を作りだし臨戦体制になるマリオスに後押されロディ達は馬から下りると静かに構えた。
「………」「………」
「……来る!」
マリオスがそう言った瞬間風切り音と共に無数に矢が飛んできた!
「くっ!」「はぁっ!」
ロディとレイがそれを必死にはじき返すが…
『ブヒヒヒヒン!』
そんな光景に驚いたのか馬は森の外へと走って行ってしまった。
「ロディ、馬達が…」
「動いちゃ駄目だ!今動いたら…危険だよ。」
ロディの言う通りいつ何処から跳んでくるか分からない矢に備える。
「…去れ…ここは人間の来るべき所ではない…」
不意にそんな声が森の中に響いた。
「だ、誰だ!?」
「もう一度だけ宣告する…去れ、さもなくば命を落とす事になる…」
「お前達は何者だ!…シルバーウルフなのか?」
「…死にたく無ければここから去れ。」
「…断る!僕達にはやらなければならない事があるんだ!」
「……そうか…ならば死ぬがよい。」
そんな冷たい言葉と共に再び無数の矢がロディ達へと降りかかる。
「はぁっ!」「でやぁ!」
…が、その全てをロディとレイははじき落とす。
「…ほぅ…やるな…ならば、これならどうだ?」
『ドゥドゥドゥ!!』
すると先程とは打って変わり今度は火球が飛んできた。
「みんな、散ってかわすんだ!」
そんなレイの叫びと同時に全員がバラバラに散らばりかわすが…
「もらった…」
「なっ…!?」
突如背後から何者かが現れたと思ったらレイは森の中に引きずり込まれていった。
「レイ!」
「…あと…3人…」
そんな声が妙に耳に残った……
「くそっ!レイを返せ!」
「…断る…こちらの警告を無視したお前達が悪い…」
「ロディ、ここは固まって行動を…」
「遅いっ、アースバインド。」
『シュルルルルルル…』
突然ロディ達の足元から草が生え出してきてロディ達の体に巻き付いてきた。
「ぐぅっ!」「きゃあっ!」「いやっ!」
ロディ達の動きが止まったその一瞬の隙に黒い影が踊り出してきたかと思うと…
「あぐっ…」「うっ…」
マリオスとルフィミアを連れ去っていった。
「マリオス!ルフィミア!」
「…これで最後だ…」
そんな声が聞こえたかと思うと今度は影達はロディへと向かっていく。
「くぅっ!…させない…させるかぁっ!バスターライト!!」
『カッ!』
ロディは渾身の力をこめ自分の体を縛り付けている草達に対し呪文を打ちこんだ。
「ちぃっ。」
そんな突然の出来事に驚いたのか、影達は再び森の中に身を隠した。
「はぁっ…はぁ…みんなを返してくれ。」
「…俺の呪文を…破っただと…」
「君達の正体は分かってる、君達は黒の森のダークエルフだろ?
僕達は何もしない。ただこの森を抜けたいだけなんだ。」
「何?」
「だから…お願いだ、みんなを返してくれ。
僕の…大切な仲間なんだ…お願いだ。」
「………」
ロディのそんな訴えに森の中に幾つかの小さなざわめきが立った。
「騙されるなっ、こいつ等は人間なんだぞ!」
「…っ!」
そんな中一際大きな声が周囲のざわめきをかき消した。
「俺達が今までどんな仕打ちを受けてきたか…忘れたんじゃないだろうな!」
「……そうだ…あいつは人間だ…人間は…殺す!」
刹那、再び幾つかの影が襲いかかってきた。
「死ねっ!」「人間は…」「俺達の敵だぁー」
悲痛な叫びと共にエルフ達は一斉に刃を振り下ろす…が、
『ドォゥッ!』
ロディの強烈な一薙ぎにより弾き飛ばされてしまう。
「なんで…分かってくれないんだよ…」
その後も何度かロディに向かって行くが力量の差は歴然でロディに近づく事さえ出来ずにいた。
「くっ…こいつ強いぞ。」
「さぁ…みんなを返してくれ。」
ロディに気圧されすっかり引き腰になってしまうエルフ達だったが…
「ふん…なら、俺が相手してやる。」
そんな声と共に1人のエルフがロディの前に姿を見せた。
ダークエルフ特有の褐色の肌、とがった耳…そして頬には十字傷がついていた。
「俺は黒の森のジェント。…この森の掟に従い…お前を排除する!」
「…君がこのリーダーだね。…僕が君に勝てたらみんなを返してもらうよ!」
「……万が一にも…勝てたらだがな!!」
そう言い放ち剣を握り締めながらジェントは間合いを詰め横薙ぎの一閃を放つ。
「くっ!」
それに対しロディもまた横薙ぎの剣撃で迎え撃つ。
「ぬっ…」「くぅ…」
二人の力加減はほぼ互角…だったが。
「だぁっ!」
「なにっ!」
ロディの突然の蹴り技にジェントがよろめく。
「もらった!ブレイク・スラッシュ!!」
ロディはそんな隙を逃がさないとばかりに追い撃ちをかける。
「くっ、剣が!」
バランスを崩したままの体勢ではロディの一撃を受けきれずジェントの剣が宙を舞った。
「これでっ!」
止めとばかりにロディは峰を返したジェントに…
(やられる!!)
そう思い目を閉じた刹那…倒れていたのはロディのほうだった。
「大丈夫か、ジェント?」
目を開けるとそこには仲間のダークエルフ達が飛び出していたのだった。
「…あぁ…別に何ともない…」
「そうか。それでどうする?この人間達は…」
「…村に連れて行く。長老に報告しに行くぞ…」
「分かった、それじゃあ撤収するぞ。」
そんな号令と共に意気揚々とダークエルフ達は森の中に消えていった。
「俺が…負けた…人間ごときに…剣で…」
そんな中ジェントは一人ロディを引きずりながら呟いていたのだった…
「なぁ…ジェント。なぜこいつ等を村へと連れていく気になった?」
村に戻る道すがら仲間の1人がそんな疑問をぶつけてくる。
「それは俺も疑問に思っていたんだ。…どうしてだ?」
全員がそう思っていたのか口々に言い寄ってくるが…
「…こいつ等は今までの奴等とは違う気がする…だから長老に報告しに行くだけだ。」
「…そうか…それならば…」
「お、おい!見ろよ、あれ…」
そんな叫び声と共に言われる方向を見ると煙が立ち上がっているのが目に見えた。
「この方角…俺達の村だぞ!」
「…まさか、こいつ等は囮か!」
「くそっ!おい、起きろ人間!!」
怒りをあらわにしながらもロディ達を起こしだした。
「う…う〜ん…あ、あれ?」
「ようやく起きたか…」
ロディが目を覚ましたのと同時に他のみんなも目を覚まし自分の現状を確かめ始める。
「おい、お前等に聞く!あれはどう言う事だ!」
「えっ…?」
いまいち自分の今の状況が飲み込めていないロディ達は困惑してしまう。
「あれって…どう言う事?」
「とぼけるな、あの煙の事だ!!」
「煙って………あ、あれは!?」
「やはりか!やはりお前達は囮でその隙に村を…」
「ち、違う!僕達は4人だけで行動してたんだ。あれは僕達の仲間なんかじゃない!!」
「ならば,あれは何だと言うんだ!」
「そ…それは…」
本当に心当たりのないことにどう言い訳してよいか迷っていると…
「もしかして…シルバーウルフ?」
不意にマリオスがそんな事を呟いた
「ま、まさか…」
「???シルバーウルフ…な、なんだ…それは…?」
「急ごう!今ならまだ間に合うかもしれない!!」
「えぇ、そうですね。」「早く行きましょう。」「間に合ってくれ!」
ロディ達はエルフ達をその場に残したまま村の方角へと走り出した。
「くっ…一体何なんだ?…みんな、俺達も行くぞ!」
それに続く様にジェント達もまた村の方へと走りはじめた…
ロディ達は全力で村へと走り続けたのだが…
時、既に遅く家々は崩れ落ちあらゆる所から火の手が上がり人の気配が全くなかった。
「…俺達の…村が…」
「くそっ!一体誰がこんな事を!」
「……シルバー……ウルフの仕業なのか……」
「おい、人間!そのシルバーウルフってのは何なんだ!」
怒りにかられレイのそんな呟きにジェントが激しく当り散らす。
「シルバーウルフと言うのは私達が追ってる盗賊団の事なんです。
でも…聞いた話だと彼等は人を殺す事を好まない人達のはずなんですけど…」
「人は殺さないが俺達ダークエルフは殺すと言うのか。」
「そ、そんな事は…エルフだろうと人間だろうと命の重さに違いなんて…」
「エルフ…はな。だが俺達ダークエルフの命なんて虫けら以下にしか思ってないんだろう!」
「違う!そんな事…」
「違わない!…ならばなぜ俺達はこの森へと追いやられたんだ!
人間としても…エルフとしても見られず…俺達は同じ境遇者達で固まって生き延びる事しか出来なかった!!」
「そんな…」
「人間は勝手な生き物だ。欲にかられエルフと交わり俺達をこの世に生み…
自分達とは違う生き物だからと俺達を社会から捨てた!!」
「全ての人間がそんな考えを持っているわけじゃない。
人間の中にだって…良い人間は沢山いる!」
「そんなはずがあるか。人間なんてみんな同じなんだよ。
森を削り…大地を汚し…そして戦争と言うものを引き起こす最低の人種じゃないか!」
「………」
そんなジェントの悲痛の叫びにロディ達は反論する事が出来なかった…
「やはり人間なんて…」
「おや…まだエルフが残っていたのかい…」
ジェントがそう言いかけた時、そんな声がした。
声に驚き辺りを見渡すとそこには女のエルフが1人…村の中心部に立っていた。
「…この村のエルフは全て狩り尽したと思ったけど…まだ残っていたのか。」
「何だと!?お前が…村のみんなを…」
「狩った…逃げ惑う姿が哀れで…中々に楽しめたよ。」
「この野郎!」「村の…かたきだ!」
「ま、待てっ!」
女の言葉に頭に来たのかジェントの静止の言葉も聞かずに4人のダークエルフ達が飛びかかっていった。
「無駄だ。」
そんな言葉と共に女の手から何かが伸びたかと思うと一瞬にして二人の首が宙を舞った。
「なっ…」「ばかなっ!」
「お前達も消えろ…メガ・バースト!」
驚き戸惑っていたため避ける事も出来ず残りの二人が激しい炎に包まれてしまった。
「がぁぁぁっ!」「あつい…あついぃぃぃー」
「ルフィミア!早く呪文で火を消してくれ!早く!!」
「あ…あっ…」
ロディがそう叫ぶが目の前で起こっている惨状に身がすくみ動く事が出来ずにいた。
「あ…つ……」
そして…ダークエルフ達は遂には動かなくなってしまった。
「貴様…何者なんだ!?」
「私か?私はザルエラ。魔人ザルエラだ。」
「魔人…だと?嘘をつくな!お前のその姿…どう見てもエルフそのものだろうが!」
「世界を回る時はこの姿が便利なんだよ。人間とも…エルフとも接する事が出来るこの姿がね…」
「何故だ…何故俺の村をこんな風にしたんだ!俺達が何をしたというのか!」
「ジェント…」
「…そうだな…あえて言うなら何もしていなかったわね。
ただ私がお前達を殺したかったから殺した…ただそれだけさ。」
「そんな…そんな理由で村を…」
「……こんな事ぐらい…お前達ダークエルフ…
そしてエルフ達が私達を裏切った事に比べればちんけなものだよ。」
「俺達が…お前を裏切った…?何を言って…」
「…お喋りが過ぎたわね。そろそろお前達にも消えてもらうよ。」
ザルエラがそう言った瞬間周囲の空気が激しく揺れ始めた。
「な…何が起きようとしてるんだ!?」
「お前達は特別だよ…私の本当の姿で殺してあげるよ…」
ザルエラがにたりと笑うと、彼女の全身が蠢きみるみると姿を変えていった。
「こ、こんなの…」
目の前の信じ難い出来事にどうする事もできず、
彼女の体は先程とは全く別の物へと変化していた。
魔族の体…長く伸びた爪…そして圧倒的なまでの凄まじいプレッシャーを放っていた。
「…今日も踊ってあげるよ…死の舞踏を…」
「何だか分からないけど…こんな酷い事…許してはおけない!!」
「エルフ達の仇を…討つ!」
「許せない…絶対に!」
「…もう…これ以上…こんな事をさせるわけにはいかない。」
ロディ達の間に静寂が漂っていた…
「くらえっ!」
その静寂を破ったのは他でもないジェントだった。
「1人じゃ危ないよ、ジェント!」
単身ザルエラに立ち向かおうとしたジェントと共にレイも同時にけしかけた。
『ガキィン!キィン!』
二人の剣がそんな音を立てながらザルエラを捉えたが…
「どうしたの?…それで終わり?」
ザルエラは平然とした表情でそれを受け止めていた。
『ゴォゥッ!』
ザルエラより発せられた魔気に二人が弾き飛ばされてしまった。
「な…何なんだこいつ。あの一撃を…」
「おかしい…確かに手応えがあったのに…」
「みんな、こいつは一筋縄じゃ行かない。同時にけしかけるよ!
ルフィミアは援護をお願い。」
「は、はい。…ウォーター・ネット!」
ルフィミアの手から一筋の水が流れ出たかと思うとそれは網を形どりザルエラの体に巻きついた。
「ぬっ…これは…」
「今だっ!」
ロディのそんな合図と共に四人が同時に駆けだし…
「くらえっ!ブレイク・スラッシュ!」
「いくよ…スラム・スラッシュ。」
「ふん…イグニード・ソード!」
「槍よ、悪しき者を…貫け。」
各々が必殺の一撃を見舞わせた。
「ど、どうだ。」
確かな手応えはあった。
これだけの一撃を食らって立っていられるはずがなかったのだが…
「どうした…もうおしまいかい?」
それでもザルエラは平然と立っていたのだった。
「な、なら。魔法なら…バスター・ライト!」
今度はロディが呪文を繰り出すが…
『ドォゥ!』
「…この程度か。」
やはり微動だにせずそれを平然と受け止めたのだった。
「そ…そんな…」
「今度はこちらから行くよ…メガスパーク。」
『ズガガガガガッ!』
通常では考えられないほどの電撃がパーティを襲った。
そんな一撃に耐えられるはずもなく膝をついてしまう。
「これで…終わりさ…」
そう言い静かに振り上げられたザルエラの手に目で見えるほどの魔気が集められて行く。
そしてその一撃がパーティを襲うとした時…
「…ま、まだ…まだ終わらない…」
ロディが全身の痛みを堪えながらゆっくりと立ち上がった。
「ほぅ…これだけの力の差を見せつけられながらまだ立ち向かってくるのか。」
にたりと笑いながらゆっくりロディに近付いてくるザルエラ。
一方のロディは立ちあがったはいいがどうするべきか悩んでいた。
(…でもどうする…こいつには何も通じなかった…
普通の攻撃じゃ駄目なんだ…更なる…力が……そうだ…今の僕でも出来ること…)
ロディはいつもよりも少し深めに構え…
「くらえ!アロー・ストラッシュ」
ザルエラに向けその一撃を放った。
「何かと思えばその程度。…かき消してくれる。」
呆れながらもその一撃をかき消そうとするザルエラに向かいロディも走り出した。
「…!!」
そんな光景を目にしたマリオスに一瞬悲惨なビジョンが目に入った。
(そ…そんな…ロディが…このままじゃ危ない!…どうしたら…どうしたら!)
(マリオス…マリオス…)
どうしていいか分からず戸惑うマリオスに不意にそんな声が聞こえてきた。
(…あなたの力を…魔を滅する…あなたの力を…正しい道へと…)
(…私の力…?…力……人を守る…力!)
「お願い、間に合って。エーテル・バースト!!」
マリオスの手が光ったかと思うと同時にロディの体が蒼い光に包まれた。
「な、何だっ!?」
「今だっ!クロス・ブレイク!!」
突然の出来事に怯んだ隙をつきロディのアロー・ストラッシュとブレイク・スラッシュが交差しザルエラへとヒットした。
「ぐあぁぁっ。」
この一撃はさすがに効いたのか堪らず後方へと激しく吹き飛ばされた。
「い、今の光は…何だか…力がわいて来た様にも感じたけど…」
自分の体を不思議そうに眺めるロディを前にザルエラが先程受けた傷を押さえながらふら付きながらも立ちあがった。
「くっ…貴様等…この借り、必ず返すよ…」
それだけ言うとザルエラの姿はもうそこにはなかった。
「…勝った…のか…?」
そんなレイの呟きだけが静かに響き渡ったのだった……
ザルエラが去り傷の手当てを済ましたロディ達は破壊され尽くした村をじっと見つめていた。
「ねぇジェント。これから…君はどうするつもりなんだい?」
「…村は無くなった…仲間も死んだ…だが、あいつだけは絶対に許さない!」
「敵討ち…ですか。」
「そうだ!…あいつだけは…必ず見つけ出して、殺してやる!」
「そっか…それならさ、僕達と一緒に来ないかい?」
「なっ!?ふ、ふざけるな。誰が人間なんかと…」
「でも…君一人の力では勝てなかったんだ。」
「うっ……」
「だけど、みんなで戦えば僅かだったけど…勝機だってあった。だから…」
「だからついて来いと言うのか。……俺は…ダークエルフなんだぞ……」
「関係無いよ。ただ僕達は君に力を貸したい。それだけだよ…」
「………まったく…お前等って…おかしな奴等だぜ…」
「ジェント…」
「いいだろう、俺もお前達について行ってやるよ。」
「そ、それじゃあ…」
「だが、勘違いするなよ。人間を信用したわけじゃない。
あいつを倒すためにお前達の力を利用する…それだけだからな!」
「…うん、それで充分だよ。よろしく、ジェント。」
こうして一行にダークエルフのジェントが新たに加わり、
志も新たにシルバーウルフ追跡の任務に再び戻った一行…
「…私のあの力…一体なんだったの……?」
そんな一行をよそにマリオスは自分の力に一抹の不安を隠しきれなかった。
だが無常にも運命は流れ続けるのだった……