ロディ達がシルバーウルフを打ち破ってから1週間が経っていた。

 

この1週間何事も無く平穏そのものだったが…

 

その平穏はもろくも崩れ去ってしまった…

 

 

「997…998…999……1000!」

 

そんな掛け声と共にジェントは剣を振り下ろした。

 

「ふみぃ…ジェントちゃん、お疲れです。」

 

ジェントの日課の素振りに付き合っていたセアラがそう声を掛けた。

 

「別に疲れてはいない。いつもの事だからな…」

 

「ふみ…それでもセアラには出来ないことですから…」

 

「…ただ見てるだけなんて暇なだけだろ?別に部屋で寝てても良いんだぞ。」

 

「そんな事無いですよ。」

 

「…まぁ別にお前が好きでやってる事だから構わないが…そろそろ…!!」

 

ジェントは不意に何だか不穏な気配を感じ取った。

 

「ジェントちゃ…」

 

「黙れ…………そこか、エア・スラッシュ!」

 

ジェントが飛ばした風の刃は中庭の木々の間を潜り抜け一振りの枝を切り落とした。

 

それと同時にそこから一つの影が飛び出してきた。

 

「………」

 

その影はジェントの前に降り立つとじっと睨みつけてきた。

 

「お前…なにもの…!?」

 

そんなジェントの言葉を無視するかのように影は腰に下げられていた剣を握り締め瞬時に間合いを詰めてきた。

 

「死ね…」

 

「くっ!?」

 

『ギンッ!』

 

そんな甲高い金属音と共に二人の剣がぶつかり合っていた。

 

「ライト・ボール。」

 

「うぉっ!」

 

ゼロ距離からの呪文を防げるわけも無くジェントの体勢が崩れ影の剣が伸びる。

 

『ザシュッ…』

 

「ジェントちゃん!」

 

「くぁ…」

 

何とか体をそらし剣を右腕にかすらせただけですんだが更に追い撃ちの剣が襲いかかる。

 

「調子に…のるなよ!!」

 

『ゴオゥッ!!』

 

お返しとばかりにジェントの風の呪文が影を捕らえた。

 

「っ!?」

 

「もらった、イグニード・ソード!」

 

防御を取れるわけでもなくジェントの剣が影を確実に捕らえた…と思われた瞬間!

 

「……邪魔だ…」

 

『ドゥッ!』

 

そんな音と共に影の剣から放たれた衝撃波…

 

それは何処となく見た事があるフォームから繰り出されていた…

 

「い、今のは…まさか、お前…」

 

ジェントのその呟きに応えるかのように雲の隙間から一筋の月明りが降り注いだ。

 

それはその影の上にも降りそこに映っていた人物は……

 

「………」

 

「ロディ…」

 

そう…そこにいたのは確かにロディだった。

 

しかし何処と無く雰囲気はいつものロディではなくその瞳は冷たいものだった。

 

「お前だったのか、全く人騒がせな奴だぜ。」

 

ジェントのそんな言葉に反応してかロディはゆっくり近付いてきた。

 

「こうしてお前に斬りかかれるのは二回目か。全く…そうならそうと早く…」

 

「ジェントちゃん、危ないです!!」

 

セアラがそう叫びながらジェントの前に躍り出た瞬間、ロディの剣は振り下ろされていた。

 

「セアラ!!」

 

ジェントをかばったセアラの背中からは多量の血が流れ落ちていた。

 

「ロディ…貴様ァァァァ!!」

 

怒りにかられ普段の動きよりも各段に早い踏みこみからジェントの剣の一薙ぎが飛ぶ!

 

「ふふふ…」

 

しかしそんな一撃すらもロディにはかすりもしなかった。

 

「おのれぇ!にがすかっ!」

 

ジェントの横薙ぎから派生した縦薙ぎ常人では反応できないほどの早さだったが…

 

「……」

 

ロディはその刃先を難なくかわしていた。

 

「くっ…これはかわせまい!」

 

普段のものよりも倍近い炎をまといロディに向かい放たれるが、

 

『カキィン……』

 

そんな音と共に宙を舞ったのは他でもないジェントの剣だった。

 

「なっ…」

 

「…死ねよ…」

 

そんな冷たい言葉と共にロディは剣をゆっくり振りかぶり……

 

「させない!!」

 

刹那、飛び出してきたレイの剣によりその一撃は阻まれる。

 

「くっ…」

 

突然の事に驚き素早く飛びのき間合いを離す。

 

「レ…レイか。」

 

「大丈夫かいジェント。」

 

「俺はいいが…セアラが…」

 

「大丈夫、私が…」

 

セアラの側にはレイに同行していたルフィミアが寄り添っており回復呪文をかけていた。

 

「そうか…だが気をつけろ、あいつは…いつものあいつじゃない。」

 

「そうみたいだね…姿はいつも通りだけど…雰囲気がまるで別人だ。」

 

「…いくら来ても…無駄だっ!」

 

『ドォッ!』

 

再びロディの剣からは衝撃波が放たれる。

 

「ふっ…」「くらうかっ。」

 

瞬時に飛びのきその一撃をかわすと同時に二人はロディに飛びかかっていた。

 

「もらった。」「これで…」

 

かわしようも無く逃げ場の無い一撃をロディは不気味な笑みと共に二人をすりぬけかわした。

 

「なっ…」「そんな!?」

 

『ドガッ!』

 

飛びかかっていた体勢からはかわし様も無く二人は激突してしまう。

 

「消えろ…」

 

『ゴォゥッッ!!』

 

まとまっていた所を同時に吹き飛ばされてしまう。

 

「うぁぁっ!「ぐはっ…」

 

「終わりだ…」

 

そんな二人に詰め寄るロディ…

 

その構えは剣を後ろに握り締めたB・スラッシュそのものだった。

 

「くっ…」

 

どうする事もなく目を閉じかけた刹那、

 

『ゴォゥッッ!!』

 

先ほどと全く同じ衝撃波がロディを襲いかかっていた。

 

「なぁぁっ!!」

 

それの直撃を受けロディは弾き飛ばされた。

 

「い…今の」

 

「まさか…そんなはずが…」

 

二人が驚きつつも先程、衝撃波が放たれた方向を見つめてみるとそこには…

 

「間に合って良かったよ。」

 

いつもの表情で立っていたロディだった。

 

「そんな…それじゃあ、あいつは…」

 

レイがそう言いつつも見つめた先…そこには二人が先程まで相手にしていたロディが立っていた。

 

「いったいお前は…!?」

 

そう言いレイ達の視線の先を見つめたロディは言葉を失った。

 

なぜならその先には自分が立っていたのだから…

 

「なっ……ぐうう…あがっぁぁ…」

 

お互いの姿を確認すると同時に二人のロディは頭を抱え苦しみだした。

 

「ロ、ロディ。」

 

「くっ…」

 

そんな呟きと共に先程まで戦っていたロディは地面を蹴り逃げ出した。

 

「待…て…」

 

それを追いかけようとしたがあまりの痛みにロディはその場に屈してしまった。

 

「ロディ!」

 

そんなロディの元に全員がロディは自分の何とも言えない苦しみで手一杯だった。

 

…そして…それが哀しみの始まりだった…

 

 

11章『追い求めた真実』

 

翌日、ロディ達は昨夜の事をランドゥに報告した。

 

「……なるほど…つまり、侵入者はロディにそっくりな者で

 

 応戦したものの逃げられてしまった…そう言う事か?」

 

「はい…」

 

「ふむ……」

 

レイのそんな報告を聞きランドゥは何だか気まずそうな表情になった。

 

「ランドゥ伯?…何かあったんですか?」

 

「……隠しても仕方のない事だ…」

 

「えっ…?」

 

「…お前達はパーシルのギザロフは知っているな?」

 

「はい…」

 

「実はここ数日ギザロフがレミントン教会に頻繁に訪れているらしいのだ。」

 

「レミントン教会にね…それが何か?」

 

「……奴は自分の護衛をたった一人しかつけずに行動しているらしいのだが…」

 

「だが?」

 

「その護衛が…ロディ、お前にそっくりなのだ。」

 

「っ!?」

 

ランドゥのそんな告白にロディはただ驚きを隠せなかった。

 

「それでなくとも最近レミントンには異形の魔人まで出ると言うのに…」

 

「異形の魔人!?」

 

「知っておるのか?」

 

「…はい、その…そいつはジェントの追っている人物なんです。」

 

「奴が…そこに!教えろレイ、そこにはどうやって行けばいいんだ!」

 

「ジェ、ジェント。落ちつきなよ…ランドゥ伯、良ければ僕等にその教会の…」

 

「うむ…頼めるか?」

 

「はい。こちらとしても気になる事が多すぎますので…」

 

「分かった、ならばお前達はその事の真相を突き止めてきてくれ。」

 

「承知しました。」

 

「…これを着て行くがよい。」

 

そうランドゥが言うと隣に居たランドゥの秘書が数着のローブを持ってきた。

 

「これは…レミントン信者の。」

 

「うむ…それを着てフードを被っておけば顔がわれることも無かろう。」

 

「ありがとうございます、それでは早速向かいたいと思います。」

 

「…いい報告を待っておるぞ。」

 

ランドゥにそう見送られロディ達は部屋を後にした。

 

「カルツ。」

 

「…はい。」

 

「お前の方はどんな具合だ?」

 

「…思わしくないですね…あの者には謎な点が多過ぎます。」

 

「そうか…分かった、また何か分かったら報告してくれ。」

 

「…承知…」

 

「……吉と出るか…凶と出るか…」

 

ランドゥのそんな呟きはひろい部屋にただ吸い込まれるだけだった…

 

 

ローブを着こみ信者に成りすました一行はランドゥが用意した馬車に揺られレミントンに辿りついた。

 

「ここが…レミントン…」

 

「何だか…想像していたのと違う…」

 

ロディのそんな呟きはまさに的を射ていた。

 

強固な建物、高い外壁…そして何より神殿の周囲に配備されている神殿騎士達が多数…

 

教会というよりも要塞と言ったほうが納得のいくものだった。

 

「確かに…ここには何度か来ていますが私は苦手です。」

 

「ルフィミア…この周りの人達は…?」

 

「彼等はレミントンを守護する神殿騎士達です。」

 

「神殿騎士?私設の軍隊みたいなものなの?」

 

「はい。レミントンは今この大陸の9割もの人が信仰している宗派でして…

 

 その規模から土地こそは持ちませんが最大の軍事国家とも呼ばれています。」

 

「軍事国家?教会なのに?」

 

「そうです。そしてそれを守護するために組織されたのが神殿騎士というわけなのです。」

 

「彼等は特に教祖の信頼の厚かった4人の信者を筆頭にし、

 

 その総数は数千にも及ぶと言われているんだ。」

 

レイがその会話にそう言い足した。

 

「数千…そんなに…」

 

「うん…っと、どうやらそろそろ時間みたいだね中に入ろうか?」

 

集会の時間を知らせる鐘が鳴るのを確認した一行は信者達にまぎれ教会の中に足を踏み入れた。

 

中に入るとそこはもう既に多くの信者で埋め尽くされていた。

 

ロディ達も他に習い腰を落ちつけることにした。

 

「…この数…本当に凄い宗派なんだね…」

 

「しっ…どうやら親玉のおでましみたいだぜ。」

 

ジェントのその声を聞き祭壇の方を見据えてみると壇上に一人の男が上がってきた。

 

「みなさん…本日も皆さんに我らが母、ラーナの声をお伝えしましょう…」

 

そんな男の挨拶と共に神の言葉と称した説法が始まった。

 

「あのお方がこの教会の神官長ザルモウ様です。」

 

「あいつが…ここの頭か。」

 

「この教会で起こっている事ならば彼が絡んでる可能性が高いね。」

 

「そうだね…それじゃあこの演説が終わり次第後をつけてみよう…」

 

こうしてロディ達は長い演説を聞きつづけたのだった…

 

 

数十分後…

 

「それでは皆さん…今日も我らが母、ラーナに祈りましょう…」

 

ようやく演説が終わり信者達は次々とラーナへの祈りを捧げ始めた。

 

「よし…それじゃ、彼の後をつけるよ…」

 

そう合図に頷きロディ達は神殿騎士の目を欺き部屋を後にした。

 

ザルモウは己の後をつけられている事を気付きもせずある部屋へと入っていった。

 

「あの部屋に入ったぞ。」

 

「取り敢えず部屋の前まで行こう。」

 

周囲に気をつかいながら部屋の前まで忍び寄る。

 

「…それじゃ…ちょっと開けてみるよ…」

 

そう呟きドアのノブに手をかけ静かに中を盗み見てみた。

 

「……あれ?」

 

レイは何度もおかしいと思いながらも中を見渡してみた。

 

しかし何度見ても結果は一緒だった。

 

「どうかしたのかい?」

 

「おかしい…部屋に誰もいないんだよ。」

 

「そんな、ちょっと代わって。」

 

レイに代わりロディは中を見渡すがやはり部屋の中には誰もいなかった。

 

「…おかしい…確かにこの部屋に入ったはず…」

 

「中に入って調べてみよう。」

 

レイのそんな提案に一行は部屋の中へと入っていった。

 

部屋の中は周りを本棚で埋め尽くされた書斎らしき部屋だった。

 

「ほんとに誰もいませんね…」

 

「何処かに何かあるのかもしれないね。手分けして探すよ。」

 

ロディ達はそれぞれ怪しいと思われる場所を調べ始めた。

 

数分後…

 

ロディ達は手掛かりらしい手掛かりを見つけられずにいた。

 

「だめだ…それらしいものは何も…」

 

「こっちも駄目だな。」

 

「私の方も…あれ、セアラは…?」

 

全員がそこにいると思ったのだが一人セアラだけがその場にいなかった。

 

「そう言えば…」

 

「ロディ〜ちゃ〜ん、こっちこっち。」

 

その声に呼ばれるまま部屋の奥の方に向かうと本棚の前でしゃがみこんでいるセアラがいた。

 

「どうしたんだい、セアラ?」

 

「あのですね…なんだかここからさっきの人の匂いがするんです。」

 

「ここから…まさか!?」

 

レイがその言葉に何かを思いついたのかその本棚を押し始めた。

 

…すると…

 

『ずずずず……』

 

本棚が壁の中へと押しこまれた。

 

「やっぱり…」

 

すると本棚は静かに横にずれ、その後ろに通路が現れた。

 

「ここに……行くよ、みんな。」

 

ロディ達は高鳴る不安を胸に静かにその通路に入っていった。

 

 

しばらく歩くと不意にその先が明るくなっていた。

 

「どうやらゴールみたいだね…」

 

「…っ!待て…この先に誰かいる…」

 

「…よし…身を屈めながら進むよ…」

 

ロディ達は死角に身を隠しながらゆっくりと近寄っていった。

 

 

「ギザロフ様…これでようやく全ての魔人の蘇生に成功しましたね。」

 

「うむ…お前の集めてきた生贄どもは大いに役に立ってくれたな。」

 

「はい、これでようやく全ての魔人が揃ってくれたわけですな。」

 

「…計画は万事順調…喜ばしい事だな。」

 

そう言うと二人の男は無気味に笑った。

 

「しかし…一つ気がかりな事が…」

 

「…ライナールのリカルドか…」

 

「はい、あやつだけは何を考えているのか全く…」

 

「ふん、放っておけ…所詮は人間だ…」

 

「そうですね…それにしても、これで残された問題はユグドラシア様の復活だけですな。」

 

「うむ…一刻も早く…」

 

『ゴォゥッ!』

 

刹那、ギザロフの影に隠れていた何かが飛び出し呪文を放ってきた。

 

「まずい!逃げるよ!!」

 

その一撃から逃れるためロディ達は急ぎ通路を引き返していった。

 

「ザルモウ…ネズミに気付かんとはな…どうするつもりだ?」

 

「いいえ、大丈夫です。奴等はもう籠の中の鳥…この教会を出ることはできませんよ。」

 

「ふむ…そうか、ならばお前も行くがいい。

 

 あの目障りなネズミどもを消してこい。」

 

「………」

 

ギザロフの命令で先程飛び出してきた影はロディ達を追い始めた。

 

「ザルモウ、私はパーシルに帰るぞ。後のことは任せたぞ。」

 

「はは…」

 

それだけ言うとギザロフの足元に突如魔方陣が現れギザロフも姿を消した。

 

「…さて…伏せていた騎士団が無駄にならずにすみそうだな…」

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

全速力で通路から逃げだし礼拝堂に辿りついた。

 

「あれ…あんなに人がいたのに…誰もいない」

 

「そんなに長い時間あそこにいたのかな?」

 

「……いや…罠だったんだよ。」

 

そう呟くジェントの言葉通りロディ達の前に一つの影が立ちはだかった。

 

「………」

 

その男は教団のローブをまとい静かに立っていた。

 

「お前は…さっきの。」

 

「…命により…お前達を消す!」

 

そんな言葉と共に踏みこみ男が向かってくる。

 

「やるかよ!メガ・バースト!」

 

『ドォッ!』

 

「…ふ…」

 

『ばぁっ…』

 

瞬間ジェントが放った呪文にローブをぶつけ相殺する。

 

「なっ…」

 

その光景に目を奪われた一瞬の隙をつき男は飛んでいた。

 

「死ねッ!」

 

「させないよ!アロー・ストラッシュ!」

 

『ドオゥッ!!』

 

空中に飛んだ事で避ける事も叶わず男は直撃をくらい弾き飛ばされた。

 

「やったか?」

 

「…まだだと思う…あいつは多分…」

 

「………」

 

ロディの言う通り男は平然と立ちあがってきた。

 

そしてその姿は段々と明らかになり…

 

「あ、あいつは!?」

 

「…もう一人のロディ…」

 

そう…その姿は昨夜ミロワに侵入してきたロディだった。

 

「…くっ…また…お前か…なぜ…邪魔をする…」

 

ロディの姿を見るなり男は苦しみ始めそう尋ねてきた。

 

「お前は…僕にとっての敵だからだ。」

 

「否…お前は俺…邪魔をするな…」

 

「違う…僕はお前なんか知らない!」

 

「…邪魔するならば…お前から排除する。」

 

「させるかっ!」

 

そう言い二人は同時に踏み込んで行く…

 

そして同じように腰に差した剣を握り締め…

 

『ブレイク・スラッシュ!!』

 

ぶつかり合った……

 

…一瞬の静寂…

 

「ぐはっ…」

 

それを破り倒れたのは男の方だった。

 

「…き…貴様…ごときに…」

 

「消えろ、僕の偽者!」

 

『ゴォッ!』

 

ロディは追い撃ちとばかりに光の呪文を男にぶつけた。

 

「…ふふ…何を言う……お前も同じ…にせも…」

 

男が言い終えるよりも早くロディの呪文が男を消し飛ばした。

 

「ロディ…あいつは…」

 

「…僕も分からない…けれど、生かしておいてもロクな事になりそうにないから…」

 

「確かにな…あいつとは戦い辛いからな…

 

 お前に剣を振っているようであまりすっきりしない。」

 

「本当よ、まったく…よりにもよってロディにそっくりなんて…卑怯な手を考えたのね。」

 

「あぁ…それよりもまだ気は抜けないよ。

 

 ここから逃げ出さないといけないんだからね。」

 

「うん…さっ、行こうか。」

 

「あぁ…」

 

そう言い礼拝堂を後にする一行だったが、

 

そんな中ロディだけは何ともいえない表情をしていたのだった……

 

 

To be continued〜

 

 

 

 

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