Card Wirth外伝シナリオ:傭兵王の苦難

第一章:受け継ぐ者

プロローグ「争乱の大地」
 南部の肥沃な大地を持ち、北部に山々を連ねる巨大国家の一つ・サザンクロス。
作物も多く採れ、巨大な城壁はあらゆる外敵から守るために存在する。
他の都市が抱えるような小領主達の小競り合いもなく、平和な日常を送っていた。
 どれほど、完璧な外壁を持とうとも内側からの崩壊は、防ぐことはできない。
 全ては小さな亀裂から、始まるのだ・・・


 南部王クルス公崩御・・・
 その知らせは即座に広まっていった。交易都市リューンはもちろんの事、遥か遠方の地
まで知らせが届くのに3日はいらなかったのである。
 民衆の間に動揺が走りはしたが、じきに話題は、後継者争いの話題へと移っていった。
 クルス公には、子息がいたが行方不明。その事が原因で国の内部で対立が生じたのだ。
子息を探し出し新たなる王を掲げる派閥と、血縁関係にある他の国から王となる人物を、
呼ぶ派閥とに。
 本来ならば、崩御以前に後継者を決めねばならないのだが、ここまで長引いてしまった理由
は他にも原因が存在するのだが、語られるのはもうしばらく先の話となるだろう。


そして、4年の月日が流れる・・・
 対立する2つの派閥はさらに混迷を深める。血縁の他国から王にする派閥の長の暗殺によって
さらに溝は深まったのだ。
 南北を分けて、巨大国家は分裂する。真の王の証を持つ者「南部王の子息」が持っていた物を
求めて・・・
 受け継ぐ者を決めるために、全ては今始まったのだ!!

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