Card Wirth外伝シナリオ:傭兵王の苦難

第1章:「受け継ぐ者」

第1話「熱き鼓動」
 月日の流れは南北分裂の商業技術ならびその他に大いなる格差を生み出す。
北側の王城近くには各種商業系が盛んであり、商業都市リューンに匹敵する程、
栄えていた。
この都市は王家の血筋を受け継ぐ者を王にすることで、一応の安定を保っている。
巨大な城壁に守られし地「北欧国家サザンピース」と名づけられた。

 そして肥沃な大地が広がる南部地域。巨大国家サザンクロスの食料生産の大半
を占めていた。大地には命の息吹が満ち溢れ、地平線の彼方まで稲穂が続いている。
かつて、国王の子息を探そうとやっきになっていたかつての臣下達がいる。
王が避暑地として使っていた古城を根城にし、日夜頑張っている。
この地を「南部王国クロス・クロイツ」と名づけられた。
お互いが求めし物が見つからぬ限り、この国に平和はない・・・

 さらに2年の月日が流れた・・・


商業都市リューン

 ある日の朝、各店が、商売を開始しようかとする時間帯
少年・少女達と見られる元気な集団が一つの宿にはいっていった。
リューンの端にある一件の宿がある。数々の宿がある中そこは有名である。
なぜなら数々の冒険者達があつまると言われる宿であった。
「親父さん!帰ったぜ!報酬の300spだ」
勢いよくお金の詰まった袋を置いた。
 カウンターの前に立つ彼らは、まだ顔立ちも体つきも幼い少年・少女達だった。
孤児になった者、家出してきた者、ただ冒険に憧れて来た者、それぞれの理由が
あるにせよ、彼らには共通するものがある。
それは、冒険者に憧れ集まった者達、どの瞳にも希望の輝きであった。


 商業都市リューン・・・治安がとても良いとはいえ冒険者に憧れる者も少なくない。
まず、その理由がこの都市の存在に起因する。
周辺都市はもちろんのこと、辺境の街からの数々の名品・珍品。
はたまた見たことのない動物など数多くの商品が商店街には並んでいる。
それどころか、まだまだ見つかっていない遺跡郡もあるらしい。
 そう、世界は果てしなく広い。まだ見果てぬ夢を追い求めて彼らは外の世界に、
憧れるのであった。そう、命ある限り冒険は終わらない!

「おっしゃ〜!もう一仕事やるか?みんな!」
彼らは一斉に掛け声を挙げると宿の亭主に近寄ってきた。
「ふむ、じゃあこれはどうかな?」
亭主は一つの紙切れをだした。


依頼内容:荷物運搬の護衛
依頼人:  リネル=カーティス

目的:   リューンより南西にある「錬金術師の町 アーチェミィ」までの
       護衛を頼みたい。
       日程の一週間の間の食事・寝床支給

報酬:    3000sp



「報酬金 1500sp !?」
食事・寝床支給の上、報酬金の多さに驚きを隠せない子供達(1spが大体100円と
考えればわかってくれると)

「お前達にとって始めての遠出になると思うが・・・どうするかね?」
店の親父がグラスを拭きながら尋ねた。
「ふっ・・・それはもちろん!!」
拳を天高く振り上げさけんだ
「いくにきまってるさ!」

新たな冒険に向け、準備を始めた彼ら・・・
この冒険が、どんなに深い意味があるのかをまだ知らない・・・