Card Wirth外伝シナリオ:傭兵王の苦難
第1章:「受け継ぐ者」
| 第5話「混乱の大地」(後編) |
| 六角沼を舞台に死闘が始まる・・・ 生き残るは、人間か?魔族か? 命ある限り、生き残るために戦うのだ! リューンを出発し六角沼周辺の中間あたり・・・ 突如、馬車の前に現れたリザードマン達。 彼らの目には我々人間は食料にしかすぎない だが、あきらかに数が多すぎる・・・ 馬車を囲むように、護衛兵が守りを固める。 魔法使いはその中心で魔法を唱え始めた。 「天空より来れ・・・あらゆる他を滅するために」 それを合図にするかのように、リザードマンが 咆哮をあげ襲い掛かってきた。 騎馬兵は、足場が悪いせいでその敏捷性を うまく発揮できないが、その槍のリーチを生かし リザードマンと上手く戦っている。 「お前達、これを使え!!」 リヒトが2本の剣と杖を少年達に投げた。 通常のセイバーと、魔法の杖だ。 少年達が剣を手にすると同時に上空から リザードマンが襲撃を開始してきた。 上空からのジャンプ攻撃は身を横に引き、 剣撃を首に、打ち込む。 少年の力ではリザードマンの皮膚をわずかに 傷つけたにすぎない。リザードマンがこちらを、 振り向き、大声をあげながら剣を振り上げた。 振り下ろしざまに、一歩間合いに入りこみ、 口中にセイバーを突き上げた。 セイバーを一気に引き抜くと、血と共にリザード マンが崩れ落ちる。 少年達は、三位一体となって果敢に戦いを 続けている。 その瞬間、空気がかわる・・・ 「炎よ!すべてを討ち滅ぼせ!炎の玉!!」 馬車の所から突如、巨大な炎の玉が上空に 飛び上がる。ある程度、上空に上がった炎の玉は 飛散爆発し、地上にいるリザードマン全てに命中 する。巨大な爆音と炎の中、戦闘は一気に決着が ついた。 ゆらめく炎の中、リザードマン達の死骸を足蹴にし、 陽炎のごとく、何者かがこちらに近づいてくる。 炎のゆらめきが何者か存在をゆらめかせ、亡霊の ごとく死者が永遠の眠りから目覚め、歩きだしたかの ごとく、その存在を曖昧にし、だが確実にこちらへと 近づいてくる。決して触れてはならむモノその印象 だけが際立つ・・・そういう存在だ。 冒険者達一向が無意識の内に一歩さがる。 舌打ちし、逃げ出したくる感情を押さえ込み、前を 見据える。 「見ヨ、我ガ姿ヲ・・・混乱ノ大地ニ降リ立ツ者ノ姿ヲ」 地の底より響く声、怨嗟と邪念を秘めし者の声・・・ 冥付より迷い込みし「まぬかれざる者」の声を 「見ヨ、我ガ姿ヲ・・・知ルガイイ・・我ガ存在ノ意味ヲ」 静かに、ゆっくりと確実に近づくその姿。 死と怨念に呪縛されし者よ・・・何を伝えたい? |