第三章・・・・・・白昼夢・・・・・・
俺は夢から覚め、隣の部屋へと行った。
「おはようショウ。
昨日はひどくうなされてたみたいだけど大丈夫?
その時誰かの名前を呼んでいたような・・・・・?
隣のアオイさんだったかしら?
なんてね冗談よ、あら?顔が赤くなってるわよ。」
性質の悪い冗談を言う母親だ・・・・・
たしかに夢の中で、アオイの名前は呼んだが、それがまさか現実で言ったもしれないなんて・・・・
考えると恥ずかしいな・・・・・
その隣に住むアオイは俺の昔からの幼馴染で、今でも近所付き合い程度だが関係は続いている。
なんでも最近彼氏が出来たみたいだが、俺には関係ない。
家に居るのも恥ずかしいから外にでも行くか・・・・
今日は一段と外は暑いな・・・・
しょうがねぇ アーケードでも行って涼むか
と考えた俺はアーケードに向かうことにした
すると途中で変な現象が起きた。
突然目の前にモヤみたいなのが起きたかと思うと、そこから悪魔が出現したのだ・・・・・
「ちょっとまてよ!?なんでこんなのがまた出てくるんだ!?」
そんな考えはお構いなしに悪魔はこちらに向かって来た!
くそ!とりあえずさっき手に入れたナイフで戦うしかないな!
とにかくナイフを滅多やたらに振り回した。そして悪魔を振り払った・・・・・
なんでこんな奴らが出て来るんだよ・・・・
俺は何とも言えない感情に捕らわれながらもアーケードへと向かった。
アーケードに着くと、色々な店を回っていた。
コーヒーを買った時に知り合ったマスターがそろそろ街の周りの警戒が解けるらしいと言っていた。
そのとき近くで話している奴の話を立ち聞きしていると、井の頭公園に変な老人がいるらしい
俺はその話を聞いて、無意識の内に公園へと足が向かっていた。そうまるでわかっていたかの様に・・・・・・
そして井の頭公園に着いた。話を聞いた通りそこには老人がどこを見るのでもなく
ただ一点を見つめて座っていた。
近づいてみると、その老人に突然声を掛けられた。
「おまえがショウか?」
と言うと俺の顔を見まわしてきた。
俺もその時老人の顔を見たつもりだが、顔の特徴がはっきりと掴めなかった
そして老人はまた語り始めた・・・・・・
「大いなる力を使いこなせるかもしれんな・・・・・
光と闇 法と混沌・・・・・
世界のバランスが崩れようとしておる
いずれに傾こうと結果は同じじゃ
おまえならどうする?」
突然訳もわからないことを言われた俺はただ、唖然とするばかりだった。
すると老人は手をこちらにかざしながらこう言った。
「いずれにせよ もう引き返す事はできぬ
とりあえず力を見せてもらおうか・・・・・・」
そう言い終わったかと思うと、突然めまいが起き、俺は意識を失った。
気がつくとそこは、どこかの建物の中のようだった。
あたりを見まわしてみると、夢の中で出会ったトシキとテツオに会った。
どうやら二人もここへ連れてこられたらしい・・・・・
「今度は何があるんでしょう?」
「まじかよ!?昼間っから夢を見てるなんて」
俺もテツオの意見には賛成だった。
これは夢の続きなんだろうか?それにしてはやけにリアルすぎる・・・・・・
とにかく進んでみよう。そう言って先へと進む道を探し始めた
するとどうも、この建物は実際にあるものらしく 途中窓から見た景色は、見た事のあるものばかりだった
いくつもの階段を上り、どうも最上階らしき階に着いたとき、通路の途中で母親の幻影が現れた
「だめよ!ショウ!
ここから先は危険なの!みんなも止めて!」
すると母親の後ろには何か扉があった。母親はそこに行くのを止めているのだろうか・・・・・・?
だがそこに行く事を義務付けられているかの様に、俺は扉へと進んでいると母親が
「・・・止めても無駄なのはわかってる。
でもあなたが居なくなったら
私はどうすればいいの?」
母親の言葉に振りかえりもせず、扉の前へと立ちはだかった。
するとその扉には≪ターミナル≫と書かれており、俺らにはまったくわからない部屋だった。
中に入ってみるとそこには、鳥居みたいなものがあり、近くには巫女の服を着た女性が二人、
中央にある機械の前には、科学者のような格好をした男が、儀式のような事を行なっていた。
するとどうもその男は、召喚士のようで、何かを叫んでいた。
「我が同胞よ!
今こそ魔界よりきたれ!」
この男は何を召喚しようとしているんだろうか・・・・・・
そんな考えをしていると、男は突然振り向き、俺らの事に気がついたようだった。
「むむっ!?一体何の用でここに足を踏み入れたのだ!
儀式を見たからには、生きては返さんぞ!」
外に逃げ出したが、途中で捕まってしまい、その男と戦闘になってしまった。
すると、男はうめき声とともに、姿が変化していった・・・・・・・
その男もまた、悪魔の1人だったのだ・・・・・
俺達3人は必死に戦ったが、悪魔の力はとてつもなく、今の俺達ではまったく歯が立たなかった。
やられるっ!?っと思ったその時、俺達はいつのまにか井の頭公園に倒れていた。
すると目の前には老人が立っていた。
「どうやら今のお前達では無理のようじゃ
定めなら、奴ともう一度会いまみえようぞ
心してかかれ・・・・・・」
そういうと老人は目の前から姿を消した・・・・・
どうやら今までの出来事はあの老人の仕業だったようだ。
それにしてもあの言葉・・・・・・「定め」
俺にどんな定めがあるっていうのだろうか・・・・・・
とにかく今は疲れた。家に一旦帰るか・・・・・・
第三章・・・・・・白昼夢・・・・・・ 完