『Sea ☆ Paradise』

夏---

それはもっとも活気のある季節---

夏---

それは誰もが開放的になる季節---

夏---

夏と言ったら、海!!

やはり夏は海にかぎる!!

金色に輝く砂浜!

涼しげな波音!

そして、なんといっても至る所に咲いた小さな三角形!!!たまらーーーん!!

これで白だったら文句の付けようが無い!!、、、

「って、祐一君!なんて事言ってるんだよー!!」

「はっ!?」

気がつくと俺は拳を空に掲げ、ジーク=ジオンよろしくと言わんばかりに叫んでいた。

周りからコソコソいや〜〜な話し声も聞こえる。

「くっ、不本意だが、ここは戦線離脱だ!とうっ!」

あゆに告げるでもなく、俺は独り言を吐き、バーニア全開で上空3000フィートまで上昇した。

「ゆ〜〜〜ぃ〜ちく〜〜〜〜〜〜〜ん!!」

遥か下方であゆの声がしたが、あゆを拾いにあの戦闘区域に戻る勇気が俺にはなかった。

「すまない、あゆ、、、生きていたらまた会おう、、、」

「祐一君、ボク生きてるよ」

「な、なにぃっ!?」

確かに俺の後ろにいたはずのあゆがなぜ俺の前にいる!?しかも100万ドルの笑顔で!!!

「祐一君失礼だよ?」

「あ、あぁ、すまない、、、」

俺は動揺がかくしきれなかった。

「しかし、あゆにここまで機動性があったとは思えない、、、」

困惑しながらあゆを観察していると、先ほどからあゆの後方でチラチラ目についていた物に気がついた。

「そ、その翼は!?、、、」

白く輝き、そして力強くはばたいている翼があった。

「う、うぐぅゼロ!?」

「ボクだっていつまでも祐一君に負けてられないよ!」

相手が悪い、、、っつーか悪すぎる。

「いつの間にゼロを、、、」

「今日の朝、出かける前に秋子さんが、、、」

、、、

『あゆちゃん、祐一さんがおかしな事したら、これを使ってね』

『、、、うん、ありがとう秋子さん!』

『気を付けて行ってきてね』

『うん!行ってくるよ!』

、、、

「と、ゆーわけだよ」

「秋子さんが裏で手を引いていたのか、、、なら納得だ」

「祐一君、そろそろ戻らない?」

「そうだな、空気も薄いことだし」

「常人じゃ危ないね」

「って、俺等は何もんだ!?」

「ゼロはボクに何も教えてくれないんだよ、、、」

「やめろーーー!もうこのネタを使うなーーーー!」

そしてうぐぅゼロはまっ逆さまに落ちて行った。

「もういやだ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

俺も意識を失いながら落ちて行った、、、





「ゆ、、、ん、、、君、、祐一君!、、、ねぇ、祐一君ってば!」

「ん、、、あゆ?、、、ここは?岩場?」

ゴツゴツとした岩の感触を体中で感じた。

「そうだよ、、、よかった、やっと目覚ましてくれた、、、」

「俺はどうしてたんだ?」

「戦線離脱だ、とうっ!とかなんとかいいながら、走り出して岩場まで来て足滑らして転んで頭打ったんだよ、、、」

「そうか、、、じゃあ、さっきのは夢か、、、」

妄想も混じっていたが設定的に面白かった分、少し残念だった。

「祐一君、大丈夫?海来てからだいぶおかしいよ?」

「何だ、そのだいぶって?」

「普段からおかしいのに、今はかなりおかしいってことだよ」

「ほー、あゆさん言ってくれますなぁ、、、そーゆーあなたの水着姿もいかがなものかと思いますが、、、」

「うぐぅーーー、、、水着の事は言わないで、、、」

あゆの水着はというと、普通のビキニの上にキャミとスカートを履くタイプのやつだ。

ちなみに色はオレンジ。

「水着とあゆ自体はカワイイんだから自信持てよ」

「やっぱり僕には似合わないよ、、、」

「やっぱりビキニは名雪クラスじゃないとダメか、、、仕方がない今度プールにでも連れて行くしかないか、、、」

「うぐぅ、それどういう意味?」

『あゆじゃイマイチ目の保養にならないってことだ』

と、言いたかったが、これはのどの部分で止めて

「水着の新しいデザインの調査でな、、、」

「うぐぅ、祐一君、、、本音と立て前、両方言ってるよ、、、」

「なにぃ!?、、、確かに言いとどまったはずなのに、、、」

「もう、無意識のうちに言っちゃう癖なんだよ」

「なんてっこった、、、それにしても、暑いな」

「ひどいよ!祐一君!!」

「あ、いきなり戻しやがって、、、うまく流したと思ったのに!」

「気にしてること言うんだもん!もう、これ着ちゃうもん!」

そういうと、あゆは付属のキャミとスカートを履いてしまった。

「あっ、それは反則だろ!ただでさえ少ない色気ポイントが余計になくなる!!」

「うぐぅ、またそういうこと言う、、、」

「あっ、すまん!もう言わないから、、、約束!!」

「、、、絶対?」

「俺、嘘、つかない」

「、、、冗談もナシだよ」

「冗談、言わない」

「なんで片言の日本語なの?」

「日本慣れしてない、外人を意識した演技だからだ」

「なんで?」

「大学で演劇のサークルに入ってるからな」

「初耳だよ」

「まぁ、そんなことはどうでもいいとして、、、」

俺は空を見上げた。

太陽がさんさんと輝いている。

「晴れてるんだし、たくさん泳ごうぜ」

「うん!」

俺はあゆの手を掴んで走り出した。

「行くぞ!」

「えっ、祐一君!?ちょっと!まって!まさかここから飛び込むの!?」

「もちろんだ」

ちなみにここは岩場、、、海面まで高さ5m〜7mといった所だ。

「止まって〜〜〜〜!!」

「走り出したら止まれない、『生まれつきのスピード狂なのさ!wow wow wo crash into the roring morninng frash I'm in the coolest driver's high♪』」

○ルク(エルクゥではありません)の曲を口ずさみながら俺はさらに加速した。

「うぐぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」

「ひゃっほ〜〜〜〜〜〜!!」

そして一面に広がる広大な海に飛び込んだ。

ザブーーーーーーーーン!!!

大きな水しぶきが立った。

「っぷはっ、、、はははは、あゆ生きてるか?」

あゆの手を握って飛び込んだから、すぐ側にあゆはいた、、、しかし、、、

「生きてる、よ、、、でもね祐一君」

「ん、なんだ?」

「あのね、、、実は、、、上の水着はずれちゃった、、、」

「なにぃ?じゃあ、、、」

あゆの上半身をみると確かにオレンジの水着がなく肌色全開だった。

しかし残念ながら胸は隠していて拝めなかった。

俺の視線に気づいたあゆは恥ずかしそうに後ろを向いてしまった。

「うぐぅ〜、見てないで探してよ〜」

「はは、すまん、すまん、、、だけどこの状況だと見つけるのは困難だな」

「見つけてよ〜」

「俺はそのままで全然構わないけど?」

「ボクは構うよ!!」

「わかった、わかった」

空の太陽はまだまだ高い位置にいた。

「ゆ〜っくり探すか、時間もまだまだあるし」

「は〜や〜く〜だ〜よ〜」

「へいへい、、、」



結局、水着はすぐに見つかったが、素直に渡す俺ではなかった。

さんざんあゆをからかい返した頃には、日が沈み始めていた。

「今日は楽しかったなぁ、なぁ、あゆ?」

「、、、ボクは疲れたよ」

「またこような」

「あんなことはもう嫌、、、」





まだまだ夏は続いていく、、、







作者のコメント 久しぶりにキーボードを執った次第です、、、本当に久しぶりだった、、、
書きだめすると、ダメですね、、、書き方忘れちゃう死、、、
とりあえず、今回はギャグ系でいってみました。(前回もギャグだった気が、、、)
いつもシリアスだとこっちも恥ずかしいしね、、、


では、また。
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