街の道から雪も消え、この街にも桜が咲く季節がやってきた。

祐一とあゆは春の日差しと桜の香に包まれた公園に来ていた。

「暖かくなったよね、、、」

あゆが春の空気を満喫しながら言った。

「すっかり春だよな、、、」

俺はひらひらと舞う桜の花びらをつかんだ。

「3回目の、、、だよね」

「3回目、、、だな」

しばらくの沈黙、過ぎ去る時間、、、

しかし、それは決してあせることのない穏やかな時間だった、、、

「祐一君、久しぶりに学校行かない?」

「学校?、、、2人だけの学校か?」

「そう、僕と祐一君の学校」

「あゆが行きたいならかまわないぞ」

「じゃあ、行こう!」

狭い小道と生い茂る木の間をぬけ、森の中にポッカリとあいている広場についた。

「つ〜いた」

「、、、ここも、変わらないな、、、」

上を向いても見えるのは一遍の空模様とそれを縁取っている木だけのこの場所。

そして、1つの切り株、、、

「1年ぶり、、、だね」

「そうだな、、、」

去年もこのくらいの時に1度やってきていた。

「でも、、、少しずつだけど、変わってきてるよね、、、」

あゆは切り株に手から伸びている1本の枝にふれて言った。

「切られたって、生きてるんだよね、、、どんどん成長していくんだよね、、、」

「あゆ、、、」

「ボク達は、変わったかな、、、」

「いつだって変わらないさ、いつまでも、、、な」

「祐一君、、、」

「俺は俺、あゆはあゆ、木は木、変わりたきゃ変わる、、、それに」

俺はあゆに近付いていき、あゆの手をとる。

「どんなに変わったって、変わらない気持ちがある、、、木は切られたがまだ生きた

いから生きる、俺はあゆと一緒にいたいから一緒にいる、、、あゆも俺と一緒にいたいから戻ってきた、、、そうだろ?」

「うん」

「願うから叶う、、、叶うから願うんだ」

「思いは通じる、、、だよね」

「そういうことだ」

「、、、じゃあ、ボクの今の思い、祐一君わかる?」

「そんなの朝飯前だ」

「なーんだ」

「たい焼き食べたい」

「違うよ!、、、あんまりちがわないけど、、、」

「はは、、、本当は、こうだろ、、、」

自然に二人の距離が縮まり、唇が重なる。

「祐一君ってすごいよね、本当にボクの気持ちわかってる、、、」

「伊達にあゆを何年も研究してないるからな」

「言い方があやしめだけど、それは喜んでいいんだよね?」

「何でだ?」

「だって、、、祐一君がボクのこと見ててくれてるってことでしょ」

「そうなるな、、、」

「だから、うれしいよ」

「飽きるくらい見てやるよ」

「それは難しいと思うよ」

「何でだ?」

「それは、、、だよ」

「だからなんでだ?」

「ボクの気持ちがわかればわかるでしょ?」

「わからん、教えろ」

俺は即答した。

「うぐぅ、少しは考えてよ、、、」

「人には限界があるんだ、わからんものはわからん」

「祐一君、さっきと言ったことの真実味がなくなるようなこと言ってるよ」

「で、なんでだ?」

「祐一君が言ったまんまだよ、、、ボクは祐一君が好きだから、、、大好きだから、

祐一君が飽きないようにたくさん変わっていくから、、、だからだよ」

言い終わったあゆは夕焼けのように顔を真っ赤にして下を向いた。

「あゆ、恥ずかしいこと言ってるな」

俺はあゆを抱きしめた。

「恥ずかしいけど、、、祐一君が好きだから、少し変われたんだよ」

「じゃあ、俺も変われるな、あゆが好きだし、あゆに愛されてるからな」

「、、、変われても、恥ずかしいのは変わらないね、、、」

「そうだな、、、あゆ、、、愛してる、、、」

「祐一君、、、ボクも、、、」

再び2人の唇が重なる、そして穏やかな日は今日も過ぎていく。

いつまでも続く穏やかな日が、、、



作者のコメント

今回はシリアスです。作ってて恥ずかしくなるほどシリアスです。
前回が前回なのでいいか、、、
ちょっと意味不明な会話があったりするかもしれませんが、頑張って読んで理解して 下さい。
では。
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相方から…

題名っエターニアのぱくりだろっ!?