第2章

「ふーっ、食った、食った」

「ごちそうさま」

ラジとペタルはファミリーレストランで昼食をとった所だった。

「で、これからどうするよ?」

「そーだねー、、、映画なんてどう?」

「映画かー、まぁ悪くないな、よし行くべ」

そして、2人は映画館へと向かった。

その2人を物陰から見ている2人組の男がいた。

「スーツ、どうするよ?」

「エアー、何を言っている?つけるに決まってんだろ!」

「怒鳴るなよ、、、スーツは短気だからなぁ」

「ごちゃごちゃ言ってないでついて来い!」

「わかったよ〜」

2人はラジとペタルに気づかれないよう十分に距離をおいて2人をつけた。

そして、映画館についたラジとペタルは映画の看板を見ながらはなしていた。

「ねぇねぇ、何見ようか?」

「そーだな、、、あれなんかどう?」

ラジは男と女が抱き合っている、いかにも妖しげな看板を指差している。

「、、、」

しばし固まるペタル。

それもそのはず、ラジが指差したのは、ズバリ『愛』をテーマに作られた感動巨編。

R指定で少しイケナイ場面もあったりする、、、

結構な話題作らしく、TVなどで宣伝されていてどんな内容かは2人も少しは知っている。

「どうよ、ペタル?」

「、、、エッチ」

「うっ、、、」

ペタルが軽蔑の目でラジを見ている。

ラジもこれには一瞬言葉がつまる。

しかも内心ではかなり焦っていた、普段のペタルの行動から考えると、、、

「何バカな事言ってんのよ!このスケベーッ!!」

そして、とどめに鉄拳が飛んでくる所が今日は違った。

『、、、エッチ』

この一言しか返ってこなかったのだ。

しばらくの間、2人の間には沈黙が流れた。

そして、先に口を開いたのはペタルだった。

「まぁ、いいわ」

「えっ!?なにがって、っおい!?」

「行くわよー」

「ど、どうした!?」

ラジは半分混乱状態でペタルに引きずられて映画館へ消えていった。

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「なぁ、スーツ?」

「どうした、エアー」

「あいつら、ガキのくせにあんな破廉恥なものを、、、」

「んなこたぁ、どうでもいいから、俺達はどうする?ここではってるか、中に入るか、、、」

「スーツ、、、実は俺、あれ見てみたかったんだ、、、」

「、、、マジか」

「マジです、、、」

「芹○先輩のマネはよせ!普通にキモい!!」

「とにかく、見てみたいんだよーーー」

「わかった!じゃあ、俺達も入るぞ」

「了解♪」

嬉しそうなエアーをよそに、スーツはとんでもない事に気づいた。

周りの客はほとんどがカップル。

しかも、入場券を買う時に窓口の店員の目が

『2人は付き合ってるんですか?』

と、聞きたくてウズウズしていたこと。

そして、スーツは思った

『男と映画館には来ない!!』

何やら悟らされる日となった。

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2時間後

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ザワザワザワ

続々と映画館から人が出てくる。

『感動だったね』やら『愛が伝わってきたね』等の会話が飛び交う中、ラジとペタルも出てきた。

「、、、」

「、、、」

2人はなかなか話そうとしない。

「映画、、、良かったね」

「あぁ、そうだな」

なかなか初々しい姿の2人だった。

一方、スーツとエアーはというと、、、

「うっうっうう、えぐっ、えぐっ」

エアーは号泣だった。

「何泣いてんだよ!泣きやめ!」

「だ、だって感動したじゃんか、、、」

「わかった、いいから鼻かめ、垂れてるぞ」

「あ、本当だ、、、」

チーンッ、とエアーは鼻をかんだ。

「ったく、涙もろいんだから、、、って、おい!?エアー!!」

「え、何?もう1回見るの?」

「アホか!!あいつら、どこ行った!?、、、くそっ!見失った」

「あれ〜、本当だ、いなくなってる」

「呑気な事言ってないで探すんだ、まだ近くにいるはずだ!!」

「わかったよ」

「俺はこっちを探すからお前はあっちだ、見つけ次第連絡しろよ!!」

そう言うとスーツは走って行った。

慌てて、エアーも走り出す。

そして、ラジ達がスーツ達と会うまで、ほんの10分たらずのことだった。




次回に続く!!

作者のコメント

はい!後書きってやつです!!
書いてて感じる事、、、長編だからといって、1つ1つが短くありませんか?みたいな、、、
でも、なるべくアップのペースを速くするんで、ご了承下さい、、、

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