そして翌日、今日も天気は良好、しっかり夏だった。

駅、10:05、、、

「北川のやつ、来ないな、、、」

「そうね」

「北川君、いつもはこういう事に関しちゃ時間厳守なのに〜」

「やっぱり昨日のが効いてるんじゃないか?香里」

「なんで、そこで私にふるのよ?」

「いや〜見事なエルボーだった、きれいに決まってたしな、あれじゃ3日は動けないと思うぞ」

「そんなことないわよ」

「なんで?」

「一応手加減したし、、、栞が私の本気の一撃を食らった時は5分で立ったわよ」

「なんですと!?」

「まだ子供の時だったけど」

「それマジか?」

「もちろん冗談よ、いくらなんでも栞に手は出さないわ」

「いやはや、なんてやつだ、、、はじめはこんな冗談言うやつじゃなかったと思ってたぞ」

「香里は人を驚かせるの得意だよね〜」

「名雪ほどじゃないわよ」

「へへ、そうかな〜?」

「ほめてない、ほめてない」

「う〜」

「ほらほら、2人ともふざけてる間に主役のご登場よ」

「あ、ホントだ〜北川く〜ん」

名雪が走ってくる北川に向かって手をふっている。

「遅いぞ北川、美男美女を待たすなんて重罪だぞ」

「ハァ、ハァ、、、美女ならいるが、だ、誰が、美男だって?」

北川はかなり息を切らしている。

「遅刻は関心しないわよ?」

「美坂すまん!水瀬もすまん!」

「私は別にいいよ〜」

「俺には謝罪の言葉はなしか?」

「悪かったな」

「無愛想な、、、そーいう奴には、こうだ!」

祐一は北川にヘッドロックをかけた。

「く〜る〜し〜い〜〜〜」

「北川、もう少し素直になろうぜ?」

「もう2人とも、ふざけるのはいいからさっさと行きましょう、外は暑いわ」

「仕方がない、この暑さに免じて許してやる」

「ぶはっ、はぁー苦しかった、、、」

「北川君大丈夫?」

「サンキュー水瀬、なんとかな」

「早く行かないと、香里一人で行っちゃうよ」

「そうだな、急がないと、、、ってなんだ?水瀬、俺の顔に何かついてるか?」

名雪がニヤニヤしながら北川の顔を見ている。

「ううん、そうじゃなくて、、、頑張ってね!」

「な、何がだ!?」

少し動揺気味の北川。

「香里をおとすのは難関だよ☆」

「み、み、水瀬!?」

「じゃあ、頑張ってね!ふぁいと、だよ」

「ああ、、、」

そして名雪は走って香里の所まで行った。

「なぁ、相沢」

「なんだ、腹でも痛いのか?、、、そうか、残念だがプールは3人で行くことにするか」

「腹なんか痛くない、勝手に決めるな、、、そうじゃなくて、水瀬の事なんだけど」

「名雪はやらんぞ、下手に手なんか出してみろ?秋子さんのジャムで秒殺してやるからな」

「いや、そうじゃなくて、彼女あんなにカンの鋭い娘だったっけ?」

「どういう意味だ?」

「さっき、俺が美坂を狙ってるのを知ったているような感じで話されてな、なんでだろうと思って、、、」

「北川、安心しろ今日は3対1だからな」

「どういう意味だ?」

「昨日、名雪にこの企画の事を詳しく話しておいた、名雪は味方だ」

「貴様、いらん事を、、、」

「仲間は多いほうが心強いだろ?それに俺も名雪も信用できないか?」

「そんなことはないが、これ以上この事については他言無用だぞ」

「ああ、わかってる」

「頼むぞ」

祐一は北川に親指を立ててgoodの意を示した。

しかし北川は祐一の怪しい笑顔とポーズに疑念を抱かずにはいられなかった。




電車の中、10:20、、、

祐一と北川は扉の前に立ち、名雪と香里は座席の端に座っていた。

「北川、そういえばなんで遅れたんだ?」

「あぁ、ちょっと準備に手こずってな、、、」

「準備って、水着が見つからなかったのか?」

「いや、別の、な、、、」

北川は怪しい笑みを浮かべながら、背負っていたリュックを下ろした。

「これを見ろ、、、」

「どれどれっ、、、」

祐一はリュックの中を見て言葉をつまらせた。

リュックの中には、黒く輝く一眼レフと望遠レンズ。

「ふっふっふ」

「北川、御主も悪よの〜」

「いえいえ、お代官さまこそ、、、」

2人して、ふっふっふ、と笑っている光景ははたから見たら、たいそう怪しいものだろう。

「2人とも何笑ってるのかな〜?」

「どうせしょうもない事でしょ、北川君の考えそうな事だから、大方カメラとかじゃないの?隠れて撮るつもりなんじゃない?」

「もしそうだとしたら、香里は写真撮らせてあげるの?」

フッ、といわんばかりの目つきで香里は言った。

「百年早いわよ」

それにしてもカンの鋭い香里さんでした、、、

「しかし、どうやって撮るんだ?正面からの突破は難しいと思うぞ」

「やはり、機をうかがってシャッターチャンスを待つしかないだろうな、、、」

「根気戦か、、、ハンターの運命だな」

「俺は負けない!」

「そうだ!その意気だ!」

などと言いながらも祐一は疑問を抱いた。

『告白して香里を彼女にしてから(万が一ほどの確率だが、、、)頼んだ方が後々の危険も少ないのでは、、、』

それから、10分ほど電車に揺られ、最近出来たらしい大型プールについた。




北川の戦いの火ぶたが切っておとされようとしていた。







作者のコメント

とりあえず、第2話でした!
どうでしょう?潤々ビジョンで書いておりますが、皆さんはご不満たらたら?むしろたのしんでいただけてるでしょうか?
どういう展開にしていくかは、まだ考えてません!(爆)
書いてる時に思いつきで行こうと思っています!
では!また!

感想、苦情のご意見はBB
までどうぞ!