サマーカーニバル92 烈火

 

 

 

 

 

ファミコンの熱いシューティングゲーム、その名も烈火!!

 

 

……ってな感じで、いやーどうも最近はこの烈火ってのが、

密かに注目集めてるみたいなんだよねー。

そりゃもう

「ファミコン末期に出た傑作シューティング!」だの

「ファミコン最強の超高難易度シューティング!」だの

「ファミコンの隠れた名作シューティング!」だの

一部の雑誌やらネットやらで大評判。

そしてそれに伴って中古価格も急上昇、いやーすごいねー、盛り上がってるねー。

でもさー、みんな甘い、甘いですよ。

俺なんか当然の事ながら烈火なんて、とっくの昔から知ってたね、買ってましたね。

もー俺なんて、ずーっと前から目を付けてんだって、とっくの昔からさー。

まー俺が買ったのは今から8年ぐらい前の話で、

秋葉原の量販店のワゴンに500円で投げ売りされていたヤツを買ったんだけど、

俺の下手な鉄砲数撃ちゃ当たる先見の明ぶりにはホント自分でも感心しちゃうね。

 

……とまあそんなわけで、俺はこの超高難易度シューティング烈火で、

8年前もから楽しく遊んでたってわけさー。

でも、まず最初の俺と烈火とのバトルでは、俺、ものの見事にボロクソにやられましたね。

そりゃあもう、

 

「うっわっ、敵多いっ!敵多すぎるよっ!」

「ぐわーっ、アイテム多すぎ。わけ解んねー!」

「うわー!弾幕がっ、弾幕がーっ!」

「うがーっ、ザコが高速で突っ込んで来やがったーっ!」

「うおっ!なんじゃこのクソッ速いレーザーわーっ!」

「ボスがっ、ボスがっ、非道すぎるーっ!」

 

………とまあ、こんな感じであっさりゲームオーバー。

しかし、この大敗北から俺の烈火への挑戦は始まったんだよ。

 

そして俺は、烈火に再戦を誓い………

 

 

 

そのまま5年の歳月が流れました。

 

 

えっ?その間、烈火をやってなかったのかって?

やらないっての。だってあれクソゲーじゃん。

あんなの無理だって、死ぬって、クリア出来ねーっての。

あーあ、俺またしてもダメなゲーム買っちまったよ〜、思ってたんだよね当時。

 

……で、そんな感じで長いこと烈火のこと完全に忘れていたわけなんだけど、

そんなある日、ゲーム雑誌だか何かで、とある話を耳にしたんだんだよね。

 

 

「すごいファミコンシューティングがある。その名は烈火」と………。

 

 

烈火………?

烈火ってアレかよ?

確か以前に俺が買った、クソムズいファミコンシューティング?

 

………で、他人の意見の影響を受けやすい(≒騙されやすい)俺は、

ファミコン引っぱり出して、5年ぶりに烈火をやってみたわけさ。

何度も何度もゲームオーバーになりながらも、諦めずにね。

そしたら………。

 

「うわっ、やっぱこれキツイよ〜。………でもここは上手くバリアを使えばいいのか?

「あの敵に攻撃されたらヤバイな〜。………やっぱ出現と同時に破壊しないと無理か?

「ウ〜ム、このボス強いな〜。………やはりボンバーの使い方がカギか?

 

……とまあ、こんな感じで、攻略法を考えながら諦めずにねばり強くやっていたら、

 

「あっ、なんだよこのボス。倒し方が解れば楽勝じゃ〜ん」

 

……ってな感じで、どんどん先に進めるようになっていったんだよ。

そう。烈火といやあ、どうもクソムズいゲームって情報が先走りしている感があるし、

実際ちょっとやっただけだと、どうしようもないようなキツイ攻撃に無惨にやられちまう

ってのもまた事実だよ。でも、実際に何度も何度もやってみて、

厳しいポイントを覚えて的確に対策を考えてプレイしていけば、

確実に進めるようになっていくんだよね。

最初あれほど非道く思えたボスも攻略法をきちっと確立していけば、

確実に勝てるようになってくるんだよね。

 

そう。どうも縦シューティングというと、「撃ちまくり避けまくり」ってイメージがあるし、

烈火全体の雰囲気やザコ敵がバカスカ出てくる展開からも、

そういったものをイメージしてプレイしてしまいがちなんだよね。

そしてそのあげくにボロクソにやられるって罠に陥りやすくて、

実際俺も最初はその罠にハマっちまったわけだ。

でも、烈火をちゃんと「ショットを撃たないことで発生するバリア」

「そのバリアを最大まで溜めることで使用可能になるボンバー」といった

システムを最大限に使いこなして遊ぶゲームだと理解してプレイすると、

このゲームの真の姿が見えてくるってわけなんだよ。

そしてそうやってプレイした場合の烈火は、

決してバランスの悪いクソムズシューティングなんかじゃないんだよ。

がんばればそれほどの反射神経がなくても十分クリアできる内容なんだよ。

 

……そんなこんなで、最近の烈火ブームで再開した俺と烈火とのバトルも

いよいよ最終面までこぎつけたわけだ。

で、ようやく到達したその最終面は、ひたすらボスとのバトルが続くって展開だ。

普通この手のボスラッシュ面ってのは、過去に登場したボスがまた出てくるってものが

多いけど、烈火の場合は最終面で登場するボス11種類中7種類が初登場という、

嬉しいけど厳しい展開。俺はそんな新手にボスに何度も何度もやられながらも、

ちょっとずつ攻略法を確立していき、ついにラスボス。

そして………。

 

ついに烈火、初クリアーっ!!

 

いやー、やったー、やったよ〜。5年戦い続けての勝利ですよ〜!

やっぱ、厳しいゲームをクリアしたときの達成感ってのは格別なもんですなあ。

 

……で、ちょっと考えてみたけわけだけど、やっぱり烈火ってのはすごいゲームだね。

まあシューティングゲームってのは、いわゆる「撃ちまくり避けまくり」の

骨髄反射万歳なゲームがあると同時に、

的確な対策を立てていくことがゲームのポイントっていうタイプがあるわけだけど、

その手のものはどうしてもシューティングゲームの特徴である爽快感が薄れやすい

って傾向があるんだよね。

でも烈火の場合は爽快感もバツグンだ。

そしてそれは何より「ザコ敵をひたすら大量に出しまくる」って展開のおかげだと思う。

そう。よくよく考えてみれば、「敵の弾が大量に出まくる」ってゲームは今までに多くあった

にもかかわらず、敵が出まくるってものは、ほとんど存在しないんだよね。

それはつまり、そのようなスタイルでゲームバランスを整えることが

極めて難しいことの証明でもあるし、

そのスタイルを採用し、なおかつ絶妙のゲームバランスとバツグンの爽快感を体現した

烈火のすばらしさの証明でもあるんじゃないかと俺は思うんだ。

そしてこの烈火スタイルとも言える手法を採用して成功したシューティングが

現在までほとんど存在しないって点から考えてみても、

今現在において烈火を再び見つめ直し、そしてこれを高く評価するって行為にも

それなりの意味があるんじゃないかな?

 

 

………な〜んて、なんとなくまともっぽい意見を書いて、まとめにでもしようと思ったけど、

実は俺と烈火とのバトルはこれで終わったわけじゃないんだよね〜、これが。

 

……………そう。

クリアした時、既に俺は解っていましたよ。

ゲーム雑誌なんかで耳年増なお年頃の俺には解っていたんですよ。

まだ烈火との戦いは終わっていないってことをね。

……ええ、実はこの烈火には表面クリア後に出現する、

さらに難しい裏面というのが存在するんですよ。

本編である表面は全4面

それに対して、裏面は全7面

 

……って、本編より長げえーーっ!

それじゃ何。っつーかむしろそっちが本編?

今まで苦労してやっとクリアしたのは練習ステージ?

単なる前座?

ドラクエ3のバラモスですか?

 

うう〜、やっぱ烈火は厳しいゲームだあ〜。

あれから裏面がんばって、何とか裏の最終面まで到達出来したけど、

クリアはまだまだ先みたいだよ〜。

やはり俺みたいなギャルゲーばっかやってるヌルゲーマーには

屈しないつもりなのか、烈火ーーっ!!

 

 

 

 

 

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