キングス・フィールド2

 

 

 

 

 

このゲームを買ちまったあの日。はっきり言って、俺はかなりブルーでしたよ……。

……そう。話せば長くなるけど、俺は極めて数奇な運命によって、

まるで意図していなかったにもかかわらず、キングス・フィールド2を買ちまったんですよ。

そうです…。全ては、ある日の俺と兄の会話に始まりました……。

 

兄「バイト仲間が言ってたんだけど、キングス・フィールド2、面白いらしいよ」

俺「へぇー」

 

…………

というわけで、買ってきました「キングス・フィールド2」!(短っ!)

 

えっ?理由はもちろんこれだけだよ。だって俺、面白いって噂を聞くと、すぐにやりたくなるんだよねー。

………って、もしかして我が家にクソゲーがあふれている原因はこの辺にありますか?

いや、でもさー、話題になっているゲームってなんか気になるじゃん。

「フフフ…、噂に聞くおまえの実力とやらを存分に見せてもらおうか…」

みたいな悪の帝王ばりのセリフが頭をよぎっちまうんですよー。

でも、このムダな好奇心のせいで何度自分に合わないゲームを買ちまったことか、クソッ!

………なーんてことを購入した「キングス・フィールド2」を目の前に置きながら考えてしまいましたよ。

……って、普通こんなことは買う前に考えるべきなのだが。

 

…いや、でも大丈夫!だいじょーぶだって今回は。

キングス・フィールド2は当たりに間違いないっつーのよ!

え〜と、どれどれ〜。それじゃ早速これがどんなゲームなのか確認でもするかーっ。

 

特徴1:話題になった「キングス・フィールド」の続編!

いや、俺前作やったことないんですけど…。

 

特徴2:ジャンルはRPG!

そーいえば、最近RPGやってねーなー。だって俺、飽きっぽいから長いゲームはダメなんだよねー。

 

特徴3:画面はリアルなポリゴンによる3Dダンジョン!

あ、俺3Dダンジョン苦手なんだわ。だってマッピングって、めんどくせーじゃん。

 

特徴4:難易度の高い硬派ゲーム!

難易度が高いってことは、難しい謎解きとかあるんじゃねーのか。

俺、謎解きって、解けないとイライラするから、やりたくないんだよねー。

 

…………

…………

かなりヤバイんですけど。

これ結構評価が高いって聞いていたけど、それってもしかして、

俺とは逆方面の方々に人気ってことじゃねーの?

俺みたいに、ニヤニヤしながらギャルゲーやってる人は、さわっちゃいけないゲームだったのかー?

まあいいや。ウダウダ言っても始まらない。とりあえずプレイ、プレーイ!

 

 

さて、ゲームをスタートするといきなり水辺に立っている主人公。

周りからは「ザザー…、ザザー…」という波の音が聞こえる。

辺りを見るが…、どうやら周りに敵はいないようだ……。

 

 

ふ〜む、どうやら結構静かな出だしのようですよ。

でもでも、高難易度で知られるこのゲームのこと。

もちろんこの先には激しい戦いが待っていること思うのだが………。

でもまあ、スタート地点なんて案外こんなものかもね。

いくらなんでも、いきなり死ぬほど難しいなんてことないだろ、ふつー。

よおーし、それじゃあ偉大なる冒険への第一歩を踏み出すとするかーっ!

 

……え〜と、コントローラーの上を押して前進っと………、

 

 

「うわああああああーーーっ!」(主人公の悲鳴と共に転落)

 

 

第一歩で死んでるぅぅぅーっ!

って、俺ただ前進しただけじゃねーかよ!どーなってるんだよ、おいっ!

 

………で、その後何度か死んだあげく解ったんだけど、

どうやら水辺には歩くことの出来る浅瀬とそうでない部分があって、

主人公の視点を下に向けて歩ける場所を確認しながら歩かないと死ぬということが判明。

……つまりスタート地点の周りは即死罠だらけ。

 

……すみません。スタート直後からこんなハードな展開なのデスカ〜(泣)

しかしそれにもめげず、何度も主人公を屍に変えながらも何とか陸地へと到着。

で、ふと辺りを見回すと、洞窟への入口を巨大なイカみたいなモンスターが塞いでおります。

……なーるほどね。これが最初の敵というわけですか。

こいつを倒して洞窟へと入ったときこそ我が冒険の始まりと言うわけですな。

よしっ!では尋常に勝負っ!

 

 

「ぺちっ」(巨大イカの攻撃)

 

「うわああああああーーーっ!」(主人公の悲鳴と共に体力0)

 

 

最初の敵で死んでるぅぅぅーっ!

って、俺一撃しかくらってねーじゃねーかよ!

体力50あるのに一撃死とはどーなってるんだよ、おいっ!

 

………で、その後何度も死んだあげく解ったんだけど、

こいつ1レベルの時点では戦ってはいけない敵だと判明。

って、なんでそんな敵がスタート地点から歩いて30秒のところにいますか、このゲームはーっ!

 

……………とまあ、なんかクソゲーレビューちっくな書き方になっちまいましたが、

じゃあ俺がこのゲームで楽しめなかったかと言うとそんなことはなくて、すげー楽しかったんだよね。

 

まー、今まで挙げたように、このゲームでは常に主人公は死の危険にさらされているけど、

俺が思うにそんなもんはいわば自由のための代償ってことだと思うわけよ。

つまり、言ってしまえばそもそもスタート地点の近くにいる強敵なんてのは、

例えばおせっかいなNPCでも出して、

 

「今はそっちに行く必要はないぜ、相棒」

 

とでもしゃべらせて、行けないようにすれば良いわけさ。

視点の上下移動の重要さだって、

 

「視点を下げて、足下を良く確認するんだ、○○三等兵」(何故三等兵?)

 

みたいな、ありがたーい上官のお言葉をトランシーバーとかで教えてやれば良いわけだ。

でも、このゲームではあえてそれをやらない。

やりたい行動はなんでも出来る。でも愚かな行動をしたら死ぬ。

そんな死の危険と引き替えの自由をプレイヤーに与えていると思うわけですよ。

 

……つーわけで、俺は自由、自由ですぜ、ヒャッホゥ!

って感じで暴走して、強敵のウヨウヨいる通路に入り込んで瞬殺とかされたりするんだが、

それもまた良しっ!

そしてレベルが上がって再びその通路にやってきて、

「フッフッフッ、強くなった今こそこの通路を攻略する時だ、行くぜっ!」

って感じで進んでいくのがすっごく楽しいんだよ。

なんつーかさー、実力で遊んでる感じがするんだよね。

苦労の果てに強くなってる、進んでるって気になれるところがさー。

 

で、実際のところ、このレビューの最初に挙げたような俺の趣味に合わない要素が、

自分にとってマイナス印象にならないかなー、なんて思いながらやってたんだけど、

結局のところ全然気にならなかったね。

 

特に3Dダンジョンの表現なんて、驚いちまいましたよ俺はーっ!

なんつーかさー、自然、自然なんだよ。マップがめちゃ自然なんだよ。

やる前はウィザードリィみたいな迷路迷路したマップを想像してたんだけど違うんだよ。

「実際に地下都市ってのがあったら、こんな感じじゃないかなー」って感じのマップなんだよ。

えーと、何て言うか解りやすく言うなら、

ラビリンスではなくダンジョンって感じ。

……まあ全然解りやすくないのは勘弁してください。

とにかくダンジョンで迷うなんてことはほとんどなかったね。

しかもポリゴンでダンジョンが上から下まで完全に構成されているから、

上を見上げれば上の通路の状況が解るし、下を見下ろせば下の通路の状況が解る。

しかも飛び降りることだって可能だぜー。

 

……いやこれも下手をすると落下のダメージで死ぬんだが。

でもレベルが上がって体力が増えてくると、

だんだん落下のダメージで死なないダイブポイントも増えてくるんだよ。

そしたらもちろんチャレンジっしょ。それダーイブ!

 

 

「うわああああああーーーっ!」

 

 

……………やべっ、死んじゃった!

 

ま、まあこんな感じで(つまり死にながら)ちょっとずつ行動半径を広げていくわけですよ。

これが単純に楽しいね。

それに気になってた難しい謎解きなんてのもほとんどなくて、

謎解きに詰まるとゲームをやめたくなるグータラ人間の俺でも問題なく進められましたよー。

いやー、やっぱキングス・フィールド2はすごいよー。評判の高さは伊達じゃなかったねー。

 

 

………俺はクリアしてないけどさ。

いやだってさー。聞いてくれよダーリン。

なんとか終盤らしきところまで進むことは出来たんだけど、そこからすげー強い敵が出てくんだよ。

強敵の一人だった爆裂昇龍拳を使う戦士は苦労の末なんとか倒したんだけど、その少し後に出てくる、

ファンネルを装備したドラゴンがそりゃもうヤバイぐらいに強くてどーにもならなくなっちまった。

どーすりゃいいんだよ、あんなヤツ……。

 

………いや、でも俺は負けねえっ!

絶対にドラゴンを倒してやるぜー!

うりゃーっ!いざ尋常に勝負!

 

 

「うわああああああーーーっ!」(瞬殺)

 

 

…………

…………さーて、マップを忘れた頃にもう一度最初からやろうかなー(軟弱者)。

 

 

 

 

 

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