T.M.N.T.タートルズ・イン・タイム
え〜、今回のレビューのタイトルを見て、もしかしたら疑問に思う人がいるかもしれないですねぇ。
えっ?何がって?
そりゃもちろん「なんでコイツT.M.N.T.のゲームなんて買ってんの?」ってことだよ。
そりゃそうだよなー。なにせ世間一般ではキャラゲー=クソゲーって相場が決まってんじゃん。
で、まあ普通の人だったら、キャラゲーって時点で即購入対象からはずすっつーのよ。
それでもまあ、自分の好きなアニメやマンガのキャラゲーだったりした場合、
クソであるのを半分覚悟して、いやあるいは100%覚悟完了して買うことがあっても、
まあしょーがねーって感じは確かにするわけよ。
しかしだね………。今回の俺の場合、ブツはT.M.N.T.ですよ。つまり亀忍者ですよ。
こんなののキャラゲーを買うなんて、
松村邦洋のキャラゲーを買うのと同じくらい理解できない行為じゃないですか。
………しかーし実際俺はこれを入手しているわけなんだな、これが。
だけどまあね、これにはちょっとした数奇な運命ってやつがあるんですよ。
そう、前回のキングス・フィールド2のレビューでも書いたんだけど、
まあ我が家には数奇な運命によって出会ったゲームってのがいくつかあるわけなんだが、
今回紹介するこの「T.M.N.T.タートルズ・イン・タイム」ほど奇妙な経緯によって
入手したゲームってのはないね、ホント。
そう、それはある日のこと。
俺は、とある小さな新作ゲーム体験イベントに行ったんだよ…。
そしたらさー、コナミがゲーム大会開いてたんだよね。なんかまだ発売されてない対戦格ゲー使ってさ。
でー、参加人数少ないみたいだし、なんか賞品もでるみたいだし、
ってんで参加してみることにしたんだよね。
………そしたらさー、
まーなんと、この俺がみごと優勝!
そう、優勝、優勝ですよ。
今まで生きてきてロクな実績のないこの俺がみごと優勝ーっ!
………いやー困っちゃうなー。ちょーっと実力出したら優勝しちゃうんだもんね〜。
まーねー、まーなんつーか、発売されてないゲームだっただけに、
経験や知識ではなくプレイヤーの才能がものをいう勝負だったみたいだね〜。
でー、自慢じゃないけど俺のゲーマーとしての才能が周りより
1ランク上だったみたいだね、自慢じゃないけど、自慢じゃないけどさ〜。
………まあ決勝が同キャラ対決だったし、
スタッフが後で「キャラバランス変えた方がいいかな……」って言ってたから、
たまたま俺の使ったキャラが強かったからってのがホントの理由じゃないか
って思った人も会場にはいたかもしれないけど、違うんだって!
これは俺の才能!俺の才能が上だっただけなんだって、自慢じゃないけどー!
………まあとにかくそんなわけで優勝したんだけど、
その優勝賞品がコナミのスーパーファミコンソフトだって聞いてたんで、
そりゃもう、めちゃめちゃ期待してたね。
「悪魔城ドラキュラかな〜、それとも魂斗羅かな〜」って感じでね。
そしたら出てきたのが、この「T.M.N.T.タートルズ・イン・タイム」
はっきり言って俺は思ったね………。
激亀忍者伝かよっ!
これって早い話、在庫処分ってことじゃん!
日本じゃ絶対売れないクソキャラゲーを俺に押しつけてるだけじゃん!
……って思ったけど、まあそんな悪い気はしなかったさ。
だってタダだからな!
1回やってつまらなかったら、中古ソフト屋に叩き売りに行けば良いだけの話だもん。
やったーっ!現金数千円ゲットだぜーっ!
もうはっきり言って、その時俺の頭の中には、中古ソフト屋へ行って現金化する事しか考えてなかったね。
で、こんな経緯で入手したこのゲームをとりあえずやってみることにしたわけですよ。
それこそ「最初にして最後のプレイ」って思いながらね。
そしたらさ……、
すげえ!!
もう、この一言だよ!このゲームに対する評価はこの一言しか思い浮かばなかったよ。
こんなすごいゲームがあるとはまるで知らなかった!
これほどのゲームがまだ在野に埋まってるってんだから、まったく油断できねえぜっ!
………え〜と、それじゃあ、このゲームがどんな内容なのか簡単に説明するとしよう。
いわゆる「ファイナルファイト」。
はい終了〜〜。
まあそんな感じのゲームがこの時期いっぱいあったわけなんだけど、
これには他のヤツと一線を画する驚異のシステムが搭載されていたんだな。
そう、それは「ザコ瞬殺システム」!
この手のゲームでは当然のことだけど、まあいわゆるザコ敵がステージの途中に
ワラワラと出てくるわけだ。で、そいつらは体力がある程度あって攻撃を当てるごとに体力が減っていき、
それが0になるとそのザコ敵は死亡する。って、その辺はまあよくあるヤツと変わらないわな。
しかし、このゲームにはある特別のルールが存在するんだよ。
そう、それは、「投げたザコ敵は一撃で死亡」ってヤツ。
え〜、ではこのゲームにおけるザコ敵との戦闘を再現してみることにしよう。
(1)ザコ敵を1回殴る
(2)殴られて動きの止まったそのザコ敵をつかむ
(3)投げる
(4)はい終了〜〜(^^)
まさに秒殺。
もうすげえよ。正にちぎっては投げちぎっては投げって感じで、
ザコ戦がめちゃテンポよく進んでいくんだよ。
そしてさらに驚きのシステムがコイツにはある。
実はザコ敵をつかんだ状態からは投げのほかにもう一つ「たたきつけ攻撃」というのができて、
これもまあザコを一撃で倒せるのだが、この技を掛けたとき、
マイキャラはその敵を自分の左右の地面に「ベチン ベチン」とたたきつけるんだけど、
驚いたことに、このたたきつけているザコに当たった敵も一撃で死亡。
そんなもんだからザコ敵数匹に囲まれたときの戦闘を再現してみると、
(1)ザコ敵のうち、一匹を1回殴る
(2)そのザコ敵をつかむ
(3)たたきつけ攻撃をかける
(4)周りのザコは全てそのたたきつけに巻き込まれて死亡する
(5)はい終了〜〜(^^)
まーとにかくこんな感じだから、ザコ敵との戦闘がめっちゃスピーディーなんだよ。
ザコ数匹を秒殺しながら進んでいくスピード感がもたらす快感は、
ホントたまらないものがありますぜー。
それでいてザコ敵はテキトーに作ってるのかというとそんなことはなく、
ザコの種類は結構多くて、グラフィックこそただの色違いだけど、
ヌンチャクとかクサリ鎌とか敵の武器の違いによって戦い方がかなり変わってくるのが面白い。
それにたまに出てくる中ボスクラスの敵がこの瞬殺ゲーにおいて良いアクセントになってるし、
「タートルズ・イン・タイム」のタイトル通り、タートルズたちが恐竜の時代から未来まで
世界がステージごとに変わっていくんで、展開が単調にならないように気を使っている
ってのも良く出来てるよ。
まあ難点というか厳しいところは、瞬殺ゲーらしくマイキャラも体力が低めに設定されていて、
失敗してザコ数匹に囲まれるとこっちが逆に瞬殺されるってことがたまにあるんだよな。
一応この手のゲームにはおなじみの、体力を消費する代わりに周りの敵をなぎ倒せる必殺技
ってのもあるんだけど、これが「体力消費が激しい上に弱っちい」ってものなんで、
まるでアテにならねえんだよ。この辺が人によっては厳しく感じるかもな。
いやでもトータルで見れば、すごく良いゲームだね。
少なくともテンポよく進まないとゲームをやめたくなるグータラ人間の俺にとっては
たまらないゲームだったね。
いやーまったく、ホントこんなゲームがあるなんて驚いちまったぜー。
………
………でも、偉大なるこのゲームにも一つだけとんでもなく大きな欠点があるんだよなー。
そう、それは亀忍者。
全くそうだよ。こんなすごいゲームに亀忍者なんか使って、
版権料払ったあげくに売れなくするなんて、コナミは一体何考えてんだ?
だいたいさー、アイツらなんで全員同じカッコしてんの?見分けつかねーだろーがよ。
まったく、おそ松くんかおまえらはっ!
だいたい師匠のスプリンターも、日本の心を理解するものだったら、
「戦隊ものは全員色違いの服を着ること」っていう
一番大事なことをまず最初に教えておけってんだよなー。
全くアメリカ人の感性が理解できないのは「あいつら肉食だから」で納得するとしても、
あんな日本人受けしないキャラ使って日本で出すコナミは全く理解できないね。
そのおかげで、こんな素晴らしいゲームがマイナーで終わっちまうなんて
ホントもったいない話だよなー。
………とまあこんなわけで、俺はマイナーで面白いゲームを発見することが出来たわけだけど、
まあこんなマイナーな中から素晴らしいゲームを発見することが出来たってのは、
俺のゲーマーとしての才能があればこそ可能だったことだけどね、自慢じゃないけど。