ワームス
皆さ〜ん、洋ゲー買ってますか〜。
えっ?買ってない?
そーゆーあなた、はい正解でーす。
だいたいねえ、洋ゲーなんて買ったって、いいことなんかあんまりないっつーの。
そりゃまあ、パソゲー業界における洋ゲーの質の高さ認めるけれども、
これが家庭用に移植されたものとなると、
ダメな移植をされるか、ダメなものが移植されるかの2択攻撃がほとんどなわけで、
経済的思考を持った賢い消費者は洋ゲーなんか避けた方が確実に正しいわけですよ。
……しかしまあ、世の中には非経済的思考を持ったバカな消費者がいるわけでして………
………まあ俺みたいな。
そんなバカが、なけなしのお金を片手に、コンシュマー洋ゲーという地雷原の中に無謀果敢に
飛び込んでいくわけですよ。
まさにこれぞ勇者です!これぞ特攻野郎です!
しかし俺の場合、特攻野郎は特攻野郎でもAチームではなく
BチームかCチームらしく大抵は爆死!
………でも、無数の爆死の果てにいくつかのすばらしい洋ゲーを手に入れることもあるわけです。
そしてそれを賢い消費者の皆さまに紹介しようってわけですよ、いやー、いいヤツだな俺って。
……というわけで、それが今回紹介するワームス。
えーと、昔からよく言われることわざに「他人の失敗は密の味」ってのがあったよねぇ。
ほら、「愛の貧乏脱出大作戦」とか見ていても、貧乏を脱出する前の
すげーダメダメっぷりとかを見る方が楽しいじゃん………って、俺だけか?
って、それがこのゲームと何の関係があるんだって思うかもしれないけど、
それが何とこのゲームの基本コンセプトと大きく関係があるんですよ、
………って俺が勝手に決めただけだけど。
まあつまり俺的には、このワームスとは、「失敗発生ゲーム」であると考えているのです。
えー、ではまず簡単にゲームの内容を説明しよう。
基本的には対戦型のゲームで、2人〜4人で遊べます。
相手がいないときはコンピューターが相手になってくれる。
まあ多人数対戦ゲームっていうと、2人だと楽しくないのかって思うかもしれないけど、
2人でも十分楽しめます。って言うか、俺的には2人でやるのをむしろおすすめ。
もちろん対戦型ってことで、対戦相手がいるに越したことないけど、結構一人でも遊べるね。
少なくとも俺はコンピューター相手に3時間連続で遊んだことがあるし。
画面はサイドビュー。地形はまあだいたい、資料館とかにある、町の地形を模して作られたジオラマを
スパーッと切ったときの断面を真横から見た感じだと考えてくれい(分かりづらい例えだけど)。
そしてそのそのフィールド上に置かれている敵四匹、味方四匹のミミズたち(2人対戦の場合)。
そう、このゲームの主役はなんとミミズ! まあタイトルがワームスだしな。
そして、このミミズたちがやること。それは殺し合い!
しかも、バズーカとか手榴弾とかショットガンとか波動拳とか昇竜拳とかを使って。
何故かって?まあタイトルがワームスだしな(関係なし)。
簡単な説明がすんだところで、いよいよ本題に入ろう。
前に述べたように、なぜこれは失敗発生ゲームと言えるのか?
まあ基本的にこのゲームはバズーカや手榴弾を投げて殺し合いをするわけだけど、
その投げ方というのが、まあゴルフゲームみたいな感じでして、
つまりカーソルで投げる方向を決めて、ボタンを押す長さで投げるパワーを決めて発射っ!!
って感じなんだよねー。
そう、ゴルフゲームってたとえで分かった人もいるかと思うけど、
狙ったところになんか飛びゃあしません。
しかもご丁寧なことに風という要素まであります。よって発射したバズーカの弾が
風に流されて、思いもしないところに着弾ってことも十分起こりうるわけだ。
また、地面にはミミズが近づくと爆発する地雷ってのが、
まーこれ見よがしにいくつも置いてあるんで、
着弾の際の爆風でミミズが吹っ飛ばされて、地雷を無理矢理踏まされたり、
逆に爆風で地雷がミミズの方へ吹っ飛ばされて、地雷を無理矢理ぶつけられたり
することもあるんだよ。
そんなわけで、味方のミミズを自分の攻撃で殺してしまうなんて事がたまに発生するわけです。
……って、ウソでした。たまにではなく割と普通に。
そうそう。忘れもしませんぜ、あの日のことは………。
俺のミミズの近く、ちょうど間に小さな山を挟んだ反対側に敵のミミズがおりました。
そのミミズ、今までの戦いで体力はかなり減らされ、あと一発攻撃が当たれば死ぬって感じなんだよ。
そこで俺はおもむろに手榴弾を選択し、山を越えた反対側へ投げ込むことにしましたよ。
もう、その時俺の脳裏には、見事に手榴弾を投げ込んで、敵が無様に吹っ飛ぶ様が浮かんでましたねえ。
………ところがね。
……え〜と、誰だったっけ。……確か、すがわらくにゆきのマンガだったっけ。
マンガなんかで作戦成功シーンを想像すると、実際には失敗するって言ったのは!
結局、俺のミミズが投げた手榴弾はパワーが足りなかったらしく、
途中の山に当たってポーンと跳ね返り、コロコロと転がってきて、停止したんですよ。
俺のミミズの足もとで。
ちゅどーーんっ!!
もー吹っ飛びましたね。見事なまでに吹っ飛びましたね、俺のミミズ。
友達数人と遊んでたんだけど、全員大爆笑。
やっちまった俺自身も
おまえはチキチキマシーン猛レースのブラック魔王かーーっ!!
ってツッコミながら、げらげら笑っちまいましたよ。
えっ?他人じゃなく自分の失敗なのに笑えるのかって?
違うんだなー、死ぬのはミミズだ、俺じゃねえっ!
そう、このミミズってのが、またいい味出してるわけでして、
なにせ主人公がミミズって時点で感情移入はほとんど無理。
だからこそ、自分のミミズの失敗ですら他人事のように笑えるわけですよ。
そう、このゲームの面白さは何かと聞かれれば、
攻撃が見事に狙い通り命中するうれしさもある一方で、
思いがけない失敗で味方を攻撃してしまってげらげら笑い、
さらに地雷数個を巻き込んだ連鎖爆破が発生し、
敵味方まとめて何匹ものミミズが死んで、また笑い、
それでいながら、単なるバカゲーに終わらず、勝つためには
ミミズのポジション取りや使用武器の選択が大事という戦略性も併せ持つ。
しかもマップの種類は40億以上!!(パッケージにそう書いてあるんだもん)
そんな楽しさをもつところだと思うね。
いやー、ホントすごいゲームだよこれはー。
こんなゲームにたまに出会えるからついつい洋ゲーを買ってしまうんだよね。
…………
だからといって、クソ洋ゲーを許すつもりはさらさらないがな!
………、とまあワームスの話はここまでなんだが、実は最近調べて分かったんだけど、
どうやらパソコン用ゲームとして最近「ワームス アルマゲドン」ってゲームがあるらしい。
それはどうもこのワームスのリメイク版らしく、しかもネット対戦対応とのことだ。
そう、この一瞬で忘れ去られると思われたこのワームスが、
ネット対戦という現代科学の力を身につけて、我々の前に甦って来たのですよ!
そう、やはりワームスは熱かったのだ!
今、まさに時代はミミズだったのだ!!(嘘)