6月 26日
先日、家にあった読売新聞をなんとなく見ていたらさあ……、
「第2次世界大戦終戦の頃のブラジル移民の騒動」みたいな記事が載ってたんで、ちょっと読んでみたのだけどもね。
でー、読んでみると、いや〜、やっぱ終戦の頃というのは、日本から遠くブラジルまで移住していった人たちにとっても、いろいろ大変な騒動があったのだなあ……。
と思いつつその内容を見て、メチャメチャ笑ったのだけどもね。
……って、「笑ったのかよ!」とか思うかもしれないけど、いやーすまない。
ホント人ごとだったものだからさー、当時の人たちにとっては笑い事ではないと理解しながらも、ついつい笑ってしまったわけなんですよー。
って、その騒動がどういうものなのかと言えばさー……。
1945年の8月15日といえばすなわち、第二次世界大戦の終戦の日なわけですけども、その日の日本では、皆さんもご存じのとおり昭和天皇が終戦を伝える玉音放送が流れたわけじゃないですか。
でー、その玉音放送は、遠く海を越えてブラジルにいる移民たちのところにも届いたわけなんだけど、このときにね。
そう、このときにどういうわけかさー……、
ブラジル移民の日本人たちの間では、この玉音放送が伝える「日本が戦争に負けた」という情報は実はウソで、
「本当は日本の大勝利」というデマが流れたらしいんですよね。
……って、いやいや、それはデマにもほどがあるだろ!と。
だってさー、よりによって「本当は日本の大勝利」ですからね。
「大勝利」ときましたからね。
これが「まだ日本は負けてない!」とか、それぐらいの話だったら、まだ理解も出来るもんだけどもさー、よりによって「大勝利」だもんなあ……。
もう、「ゆりしー大勝利」ばりの大勝利と来たんだもんなあ……。
って、そんなのありえねえだろっての!
……って、もうね。
この記事を見た瞬間、
「本当は日本の大勝利!\(^o^)/」
という2ちゃんねる書き込み風のコメントが頭に思い浮かびましたよ。
そう、だってつまりそういうことですよね?
つまりこの当時の世界に、もし2ちゃんねるが存在したとしたならばさー。
そこの「ブラジル移民板」にある、
「堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍ぶスレ」では、日本の敗戦を素直に受け入れた人たちが、
2.「とうとう日本も負けちまったかー」
3.「これから日本はどうなっちまうんだろうなあ……」
とか書き込んでいる中にさー……、
そのデマを信じてしまった人たちが、
4.「本当は日本の大勝利!\(^o^)/」
5.「本当は日本の大勝利!\(^o^)/」
6.「本当は日本の大勝利!\(^o^)/」
って、荒らしコメントを書きまくっていたって状態になるわけですよねえ?
当然のように、そうなるわけですよねえ?
いや〜、デマの力はホント恐ろしいわ〜。
自分が信じたいものが真実であってほしいと願う心のスキマに、デマという悪魔は忍び込んでくるんだなと、あらためて思い知らされましたよ〜。
……でー、このデマですけど、騒動はそれだけにとどまらず、さらに大きな事態へと発展してしまったらしいんですよね。
何でも、この「本当は日本の大勝利!\(^o^)/」というデマを信じてしまった人たち、通称「勝ち組」と、それを信じずに日本の敗戦を受け入れた人たち、通称「負け組」という、二つの派閥にブラジル移民が別れて、激しい抗争が始まってしまったらしいんですよね。
そしてなんと、勝ち組が負け組を狙ったテロが続発したらしいんですよね。
うわー、ヤバイ! ついにテロにまで発展ですよーーっ!
……と、ここでね。
そう、ここで一つ大事な点にツッコんでおきますけど、「本当は(以下略)\(^o^)/」を信じてしまった人たちは、その名前こそ「勝ち組」だけどさー。
実際はこっちが「負け組」ですからね。
そう、あんな安易なデマにだまされてしまった人たちこそ、本当は負け組ですからね。
真の意味での負け組みはこっちですからね。
うわ〜、みっともない。
でもやっぱこれには一言ツッコんでおかないとね。
……と、まあそんなわけでして、その「勝ち組(ホントは負け組)」と「負け組(ホントは勝ち組)」の抗争は、相手の派閥に対して実際に危害を加えるというぐらいのかなり深刻な事態にまで発展してしまったのです。
このように終戦時の騒動は、海を越えたブラジル移民にとってもホント多くの傷跡を残したということらしいんですよ。
いや〜、ホント恐ろしい話だわ。
俺はこんな世界には無縁でホント良かったわ〜。
……とか言いつつ、ね。
俺のまわりにも、派閥に分かれての大抗争とデマなんてのはあったりもしますけどね。
「本当は『Xbox360』の大勝利!\(^o^)/」
みたいなね。
いや、負けてるからね、実際は!