野球VSベースボール

 

 

 

 

 

え〜、今年のプロ野球と言えば、イチローだとか新庄だとか、

メジャーリーグに行った人たちの活躍が連日ニュースなんかで

報じられているところですけれども、

そんな中、

 

少し前に、

「メジャーリーグでイチロー野茂が初の直接対決」っていう、ちょっとしたイベントががあったわけですよ。

 

 

 

 

 

で、その直接対決の第3打席目

 

 

 

 

 

結果は意外と言うか何というか、

イチローのデッドボールという結末に終わったのでした。

 

当然皆さんの中にも、このことを記憶している人も多くいることでしょう。

 

 

 

 

 

………しかし

 

どうやら話はこれだけに終わらなかったみたいでして。

 

 

 

 

 

どうもこのデッドボールについて一部マスコミで、

「野茂がイチローに謝らなかった」ってことが、

話題になってるようなのですよ。

 

 

 

なにやら「野茂が謝らないのは失礼なんじゃないか」とか、

「いや、あれがメジャーリーグ流のやり方だ」とか、

もー、いろんな議論が交わされてるようなんですよね。

 

まあ、俺には難しいことはよく解りませんけども。

 

 

 

 

 

………なーんて思ってると先日。

 

 

ちょっとネットを見ていると、

とあるアメリカ人のスポーツジャーナリストが、

この件について書いたコラムってのを発見したのですよ。

 

で、そのタイトルは

 

 

 

「日米デッドボール文化の違い」

 

 

 

へえ〜、

 

それじゃ日本人とは違ったデッドボール文化を持つアメリカ人は、

あの件についてどう思ってるのかな〜。

 

なーんて思いながら、早速そのコラムを読んでみたわけですよ。

 

 

 

 

…………(読書中)

 

 

…………(読書中)

 

 

…………(読書中)

 

 

…………(終わった)

 

 

 

 

 

いや〜、

これを読むと野球ベースボールの違いが解ると言うか……

 

 

 

 

 

つーか、ホントかよ、コレ!

 

 

 

 

 

………って、いやね。

 

どうやらこれ書いたのはマーティ・キーナートっていうスポーツジャーナリストらしいんだけどさー。

かなりむちゃくちゃですよ、コイツの理論。

 

 

 

だってコイツ、今回のデッドボールについて、

 

 

 

 

>残念ながら、キャスターや解説者、ライターたちの多くは、

 もしかすると全員が、

 本当は何があったかを正しく理解していないようだ。

 

 

 

 

とか言うからさー、

コイツさぞや重大な情報を握ってるのかと思いきや、

 

 

 

 

>私は、野茂がイチローにボールをぶつけたことを

 とにかく謝るつもりだった、そう確信している

 

 

 

 

って、確信だけかよ!

根拠なしじゃん!

 

で、この後コイツは、何故野茂は謝らなかったかを語るんだけど、

一体何を言い出すのかと思いきや、

 

 

 

 

>投手はいかなる場合も「絶対に」謝らない。

 これは西部劇の精神であり、

 最も強い者が生き残るというルールである。

 銃を抜いて、引き金をひき、煙が晴れた後、

 そこに立っている者が勝者なのだ。

 

 

 

 

 

って、それはないナリよ、キテレツ!

 

 

 

 

だいたい世紀も21世紀へと突入し、キューブリックが宇宙の旅をするという

2001年の今になって、まだ西部劇?

西武の掟ですか? ロウ・オブ・ウエストですか?

 

 

 

 

……って、それ以前に西部劇って映画じゃん!

現実の話じゃねーじゃねーかよっ!

 

 

 

 

だいたいそれを言うなら、日本人は時代劇の精神であり

斬り捨てゴメンの文化ってことになるんじゃねーの?

 

つまり日本では、たとえ人を斬ってしまっても、

「ゴメン」と一言謝れば済まされてしまうってことになるじゃん。

だから日本人はとりあえず謝るってことになるじゃねーかよ!

 

 

 

 

……………

 

 

 

 

 

あれっ? もしかして間違ってない?!

 

 

 

 

 

……なーんてことは、一瞬たりとも思わなかったけど

さらにコイツはとんでもないことを言う。

 

 

 

 

試合は戦争だ。

 勝つために何をしようと、見つからなければいいのだ。

 

 

 

 

 

って、アンタら土佐丸高校ですか!

殺人野球ですか!(byドカベン)

 

 

 

そもそも土佐丸高校にしたって、

「殺人野球は俺たちの専売特許だぜ〜」とか

「それ自分で堂々と言っちゃマズイだろ」的発言をしていたにもかかわらず、

実際には人は一人も殺さなかったってのに(そりゃそうだ)

コイツらの殺人野球ぶり、かなり本気と書いてマジですよ。

 

 

 

 

……そして、そんな「勝つためなら何をしてもいい」という大リーグ事情をふまえて、

コイツは大リーグについて、こう分析するんですよ。

 

 

 

 

>大リーグでは日本に比べて、

 投手が故意にボールをぶつけることが明らかに多い。

 

 

 

 

 

………え〜と、つまり何ですか?

 

野球について最長の歴史を持つアメリカが、

勝つために有効な戦法を模索した結果、

最善手はデッドボールになったってことでしょうか?

 

 

 

 

>ホームランや大切な場面でヒットを打った選手が

 大げさに喜びすぎたり、派手に騒いだりすると、

 その選手に次の打順が回ってきたとき、

 1球目を肋骨に食らったりする。

 

 

 

 

って、いやそれ、ただ単に

ムカついたからってだけじゃん!

「勝つために」ってお題目はどこ行ったんだよ!

 

 

 

 

>10 対 0 くらいで大量リードしているチームのランナーが

 ゲームの終盤に盗塁をして、負けているチームの屈辱感をさらに煽れば、

 その直後の投球がバッターボックスの打者にぶつかる

ことも珍しくない。

 

 

 

 

って、それバッター全然関係ないのにぶつけられてるし。

ただの八つ当たりじゃねーかよ!

 

 

 

 

 

>決闘とはそういうものだ。

 

 

 

 

 

そんなわけあるかーーっ!!

 

 

 

 

 

 

………ってしかしまあ、

こんな殺人野球やられてアメリカのバッターは黙ってるのかなー

と思ったら、当然そんなわけはなくって、

 

 

 

 

>こう考えると、アメリカの選手がデッドボールを受けたとき、

 とくに本人がわざとやられた、狙われる理由はないと思ったときに、

 どう振る舞うかも想像できる。

 そのような場合、ぶつけられた打者は自分の名誉を守るため、

 マウンドの投手に突進することが多い。

 

 

 

 

ってことになるわけだ。

 

 

 

 

なーんだ、そうだったのかー。

 

それじゃ日本プロ野球のアメリカ人選手がピッチャーに殴りかかるのもしょうがないよねー。

 

 

 

 

 

……なーんて納得すると思ったか、コイツはーーッ!

 

 

 

 

 

ここはアメリカじゃないっての!

「郷に入りては郷に従え」だっての!

 

 

 

 

それなのにコイツ、日本のプロ野球における乱闘について、

いろいろ言ってますよ。

 

 

 

 

>福岡ダイエーのトニー・ミッチェルが

 日本ハムの高橋憲幸投手からデッドボールを受け、マウンドに突進した。

 わざとぶつけられたと感じたミッチェルは、

 帽子を脱いでもらいたかったわけではない。

 復讐しようと思っていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

ダメじゃん、そんなの!

 

 

 

 

 

 

>駆け寄って仲裁しようとした日本ハムの 2 塁手、金子誠は

 本当に気の毒だった。

 

 

 

 

 

気の毒で済ますな!

 

 

 

 

 

>そんな場面では他の選手たちも、重要な文化の違いを理解して、

 対応したほうがいい。

 

 

 

 

 

……文化ってアレですか?

コイツがさんざん言ってる「西部劇の精神」ってヤツ?

 

 

 

 

 

>文化の違いを知っていれば、

 身長 190 センチ・体重 110 キロのミッチェルが

 血に飢えたライオンも同然だったとわかるだろう。

 

 

 

 

 

って、あの〜、すいません。

西部劇の精神はどこへ行ってしまったのでしょうか?

 

血に飢えたライオンって、

もはや野性の掟にまで退化してませんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

…………って、それにしても、何ですかねー、コイツ。

 

この男何かにつけて「文化の違いを理解しろ」って言うけど、

じゃあコイツ、そんな暴力行為も「文化の違い」ってことで

納得しろってわけ?

許せってわけ?

認めろってわけ?

そう言いたいわけですか?

 

 

 

 

 

>もちろん、デッドボールを与えた打者に謝ろうとせず、

 自分にわざとぶつけたと思う投手に突進するという、

 アメリカの選手たちの「男らしい」行為を正当化するつもりはない

 

 

 

 

 

 

うっわ、ウソくせぇっ!

 

コイツ、絶対思ってないよ!

絶対そんなこと思ってないって!

 

 

第一コイツ、そんなただの暴力行為「男らしい」とか言ってる時点で

反省する気、明らかにゼロですよ。

 

 

 

 

 

>だが、日本の選手は自分を守るために、

 彼らの行為を理解しようとするべきだ。

 

 

 

 

 

いや、血に飢えたライオンの行為なんて理解したくないんですけど。

 

 

 

 

 

 

>賛成する必要はない。

 

 

 

 

 

 

明らかに脅し文句なんですが、ソレ。

 

 

 

 

 

>そういうものだと理解して、それなりに心構えをしておこう。

 

 

 

 

 

はいはい、そうですね。

そりゃ俺たちは強盗殺人犯は許せないけど、

自分が殺されるのはイヤだから、心構えは必要ですもんね。

 

早い話、そう言いたいわけでしょ、コイツ。

 

 

 

 

 

……………

 

 

 

 

…………しかしねー。

 

 

 

 

 

何ですかねー、この記事は。

 

 

 

 

 

だいたいアメリカ人なんて、

日本人が商売なんかで日本式のやり方を貫こうとすると、

すーぐに、

 

「そんなのフェアじゃアリマセーン。おかしいデース」

 

とか言って、文化の違いを認めないくせに、

自分の文化はごり押しかよっ!

 

 

 

ホント、アメリカ人って、おかしいよなー!

 

 

 

 

 

……………

 

 

 

 

 

でも一番おかしいのは、

この文章を書いたマーティ・キーナート

お前の頭だーーっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこれがこの記事の原文です。

 

「日米デッドボール文化の違い」

 

 

 

 

 

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