ガンパレード・マーチ
ああ、もう何なんだよっ!
まったく何なんだってんだよ、お前らはーっ!
………って、いやあのさー、ちょっと聞いてくださいよ、皆さ〜ん。
実は少し前のことなんですけど、
俺の友人たち数人と集まって飯でも食べようかって話があったんですよね。
それで暇だった俺は、早速それに行ってみることにしたんですけどねえ……、
俺が集合場所に行ってみると、他のヤツら集まって何か話をしてるんですよ。
……でー、一体何について話してるのかな〜と思って話聞いてみたらさー、
なんか「ガンパレード・マーチ」ってゲームの話をしているらしいんですよね。
………って、え〜っと、もしかしたら皆さんの中には、
この「ガンパレード・マーチ」ってゲームを知らない人がいるかもしれないんで、
簡単に説明するとですねえ、
なんか最近とにかく、すげー評判のゲームってことらしいです。
もー、ホントとにかくすごいらしいですね。
はい、以上説明終わり。
……っていや、俺もよく知らないし。
………それで、もーアイツらときたら、「ガンパレード・マーチ、ガンパレード・マーチ、ガンパレード・マーチ、ガンパレード・マーチ………」って、
もーおまえら、ガンパリスト駿かっ!!
ってぐらいにガンパってるヤツが多くて、
やってない俺なんかはホント話に全然ついていけないんですよ、トホホ……。
だってねえ……、
何せ、俺がガンパレについて断片的に持ってる知識と言えば………
サンドイッチが腐るらしい
靴下の臭いが嗅げるらしい
友人に刺し殺されたりするらしい
ミサイルの使い方が戦術の重要ポイントらしい
………全然解りません。
って、断片情報とはいえ、断片すぎです。
まあ最後の一つから、戦略シミュレーション系ってことは解るんですけど、
戦略とサンドイッチが腐ることに何の関係があるというのか。
まー、とにかくそんなわけで、
俺には全くワケが解らん話をそれはそれは楽しそうにするもんだから、
くやしいったらありゃしないですよ、ムキーッ!
そんなわけで、「くそう、なんとしても話の通ずるヤツを見つけなくてはっ!」
って思ってはみたんだけど、ガンパレをやってない数人は、
何やら俺の知らないガンダムゲーの話してるし、これもダメだっ!
……つーワケで、隣にいた某Z君と会話を始めることにしたワケですよ。
そういえばコイツ確か、コミケに行ってたんだっけ。
俺「なあ、お前確か冬コミ行ったんだよなあ。どんな本買った?」
Z「ええ、『あずまんが大王』の『大阪』と『ちよちゃん』が出てくる本
俺買ったんですけど……」
よーし、よーし、いい感じ。
非常にオタク臭い会話であることは認めるけど、
とりあえずコイツと話していれば、ガンパレの脅威は避けられそうですよ。
俺「ああ、あずまんが大王ね。まあ、あれならやっぱ、
大阪とちよちゃんが人気キャラだし、そうなるのも解るよな。
で、どんな感じだった?」
Z「もう聞いて下さいよ〜。その本内容がヒドかったんですよ〜」
俺「えっ? 何かマズいマンガだったの?」
Z「そうなんですよ〜。その本の内容なんですけどねえ……」
俺「うんうん」
Z「大阪、攻めなんですよ〜〜〜(泣)」
な、なんだそりゃーーーっ!!
……って「大阪攻め」とか言ってると、
なんか信長の野望の話みたいにも聞こえるけど、
もちろんそんなワケはありません。
……っつーか、まったくなんて本買ってやがるんだお前はーっ!
つまりアレか?
予想もしなかった大阪(攻め)とちよ(受け)のレズマンガ。
いわゆるレズまんが大王を買ってしまってショックを受けてしまったと。
そーゆーこと? そーゆー話なワケだなっ!
Z「やっぱボク、こういうのはちょっと良くないと……」
俺「うんうん。そーだよ、そーだよな! それは問題あるよ、うん!」
Z「そうですよ〜。やっぱり大阪は受けですよね!」
そーゆー問題かーーーっっ!!
つーか、俺に同意を求めるなーーっ!!
あーやっぱダメだ。
コイツと話してるのはヒジョーに良くないですよ。
クソー! よく考えてみれば、
こうなったものすべてガンパレード・マーチのせいだーっ!(八つ当たり)
ガンパレード・マーチを倒さずして、俺に平穏はあり得ないっ!
なんとしてもヤツらに一矢報いてやるーっ!
………とか思ってる間も、近くの他の友人は例によって、
ガンパレトークで盛り上がってるご様子。
くそう、俺も会話に混ぜろってんだよ、コンチクショー。
……って、そんなわけで、
俺「へえ〜、君ガンパレやってるだ〜」
友「うん、まあやってるけど……」
……って感じで、適当に会話を合わせることにしていたわけですよ。
俺の知っている限りのガンパレ知識を活かして適当に。
………と、そんなことやってるときに、
俺の脳裏にふと思い浮かんだガンパレ知識があったんですよね。
何かってーと、実は上に書いたガンパレ断片情報の他に、
登場キャラの中に、「ののみ」というヤツがいるらしい
っていう知識があったんですよね。
そしてその「ののみ」ってのに関する情報がもう一つ。
そう、それは………、
「ののみ」はとにかくヤバイらしい
理由はよく知りません。
でもとにかく、そうらしいんですよ、はい。
でー、そんな情報を突然思い出した俺は、おもむろに……
俺「と言うことは、キミ……、ののみ萌えなんだね。知らなかったよ」
と言ってみたわけですよー。
そしたらさー、なんと、相手の顔が一瞬で豹変ですよ。
……で、そりゃあもう、相手は顔を真っ赤にしながら、
友「そ、そんなわけないでしょーッ!」
って否定したんですよね。
えっ? これって一体どういうこと?
よく解らん。
でも、どうやらヤツらにダメージを与えているのは、
間違いないみたいじゃないですか。
しかも、このあわてて否定するサマが、おかしくってたまらないね!
……って、そんなわけで、その後もこんなふうに、
他の人にも「ののみ萌え疑惑アタック」を仕掛けてみたんだけど、
これがガンパリストどもは面白いように反応するんですよね。
A「ちょ、ちょっと、そんなわけないじゃないですか〜」
B「俺がそんなはずないじゃないですか!ののみ萌えは、むしろコイツですよ!」
C「なっ…! バカッ…! いいかげんなこと、言うなってのっ!」
あはははー、なんだか知らないけど、ザマーみやがれー!
…………しかし、ここまで言われる、ののみって何者?
………ってまあ、そんな疑問がありながらも、
こうして俺はガンパリストども数人を血祭りに上げていたんですよ。
…………すると、そんな時。
どうやら俺の左隣に座っている、
俺の知人の中じゃ一番のエロゲーマーという評判のトリ君(仮名)も、
ガンパレをやってることが判明したんですよね。
クソーッ、この男。エロゲーだけやってればいいものをっ!(超偏見)
よーし、それじゃあテメーも、
ののみ萌え疑惑アタックで血祭りにあげてやるぜーっ!
俺 「へえ〜、君ガンパレやってるだ〜」
トリ「えっ?まあそうですけど……」
俺 「それじゃあ、キミ……、ののみ萌えなんだね。いやー、驚いたー!」
トリ「うわっ、どっからそんな情報を……」
クックックッ。うろたえてる、うろたえてる。
ザマー、見やがれー。
………とか思っていると、トリ君はこんなことを言い出しました。
トリ「でも、ののみの○○イベントを見たら、好きにもなるでしょ……」
………
…………あれっ?
変だぞコイツ、否定しないじゃん。
おかしいなあ。
ののみ萌えであることを否定しないってのは、
人として間違ってるんじゃなかったのか?
俺 「いや……、あの……、お前ホントにののみ萌えなのか?」
トリ「だって……、ののみって成長しないんですよ」
俺 「……………は?」
トリ「何せ、永遠の9歳なんですよ!」
うっわぁぁぁぁーーーーっ!!
そーゆーことかーーーっ!
………ゴメン、俺大事なこと忘れてました。
このトリ君という男………、
人として間違ってる男だったのです!
とにかくストライクゾーンが超低めに設定されている男だったのですよー!
トリ「やっぱり永遠の9歳っていいですよね!」
いやだから、俺に同意を求めるなーーっ!!
もう勝手にしてくれっ!
つーか、勝手にえいえんの世界に行ってくれっての、もう!
…………
…………え〜と、わたくし、
近い将来にガンパレード・マーチをプレイするつもりでおります。
でも………、
この男と感情を共有することだけは、絶対にないと断言いたします………。
………つーか、
俺の友人は、何故間違ったシュミで同意を求めようとしますか?