ハエとウンコの相関関係
先日家でゲームをやっていたら、
ハエがブンブンと部屋の中を飛び回りやがりまして、すごくジャマでした…。
……ってわけでさー、あーもー、ホントうざったいよね、ハエ。
あんなのに部屋の中ブンブン飛び回られてたら、ゲームになんか集中できないっての。
ホントどうにかして欲しいですね、あのハエってヤツは。
………ってーわけで、ハエということでちょっと思い出したんだけど、
そう、これ前々から俺、疑問に思ってたんだけど、あのハエってヤツらさあ……、
アイツらって、どうしてやたらと人間の近くを飛び回るワケ?
だってさー、それおかしいじゃないですか。
だってお前らハエにとって俺、まったく関係ねーだろと。
まったく興味ねーだろと。
だから俺のことなんか無視して部屋の中を適当にブンブン飛び回っていろと。
俺はそう思うわけですよ。
でもさー、それだってのにヤツらと来たら、特に理由もないくせに、
やたらと人間に接近してくるじゃないですか。
やたら近接攻撃しかけてくんじゃないですか。
ホントワケわかんねーですよ。
まったく理由が理解出来ないですよ。
……って、まあね。
そりゃまあこれが、ハエではなく蚊だったら話は解りますよ。
それなら話は別ですよ。
だってヤツら蚊にとっては、人間の血を吸うことがお仕事なわけですから。
それこそがヤツらの第一目的なわけですから。
それだってんなら、人間にヤツらがやたらと近づくというのもわかるわけですよ。
理解できるというわけですよ。
でもさあ…、ハエってのは違うわけでしょ。そうじゃないわけでしょ。
俺に用は無いわけでしょ。
つーかむしろ、ヤツらにとって用があるのは、
俺自身ではなく俺のウンコなわけでしょ。
……って、何だよ!
あのハエの野郎、そんなに俺がウンコしそうな顔に見えるってのかよ!
そんなに今にもウンコもらしそうな顔をしてるってのかよ!
まったく、ふざけんなよ! 見くびるんじゃねーよ!
俺はウンコなんかもらさないっての!
あーもう、ほんとハエってのはムカつくねっ!
……とまあ、こんなことをすぐに考えてしまうので、
ハエが飛び回るとゲームに集中できなくなって困ってしまうのです。
ホントもうハエはムカつきますね。
もうお前らなんてウンコだっ!
……………
……って、ゴメン。
いやゴメン、今ちょっと俺、考え事してた。
ちょっと大切な議題について、脳内会議を行ってしまっていたんですよ。
……って、でー、それで今何考えたかって言うとですねえ……、
俺よくよく考えてみたらさー、そう、さっき俺が言った、
「もうお前らなんてウンコだ!」って言葉はさー、
これハエにとっては「ほめ言葉」になるんじゃねーの?
って思ったわけなんですよ。
そう、ハエとウンコの相関関係ってのを考えた場合、
そうなるんじゃないかのかと思ったわけなんですよ。
……って、いきなりこんなこと言っても、何のことだかさっぱり解らないと思いますけど、
まあつまりですね、我々人間にとってのウンコってのを考えた場合、
……って言っても、それは物質としてのウンコそのものではなくって、
つまりは言葉やイメージとしてのウンコってのを考えた場合のことなんですけど、
つまりそういった場合ですね、やはりそのウンコって言葉の中には、
「ダメなもの」とか「ヒドイもの」って感じのイメージがあるわけじゃないですか。
でもですねえ……、ここでこれが人間ではなくって、もしもハエから見た場合の
ウンコに対するイメージや価値観ってのをちょっと考えてみて欲しいんですけど、
するとそれにはやはり「ウンコは素晴らしいもの」ってイメージがあることに
なるわけですよねえ、やっぱり。
そう、何せウンコとはハエにとって、「命の源」であり「母なる大地」なわけですからね。
そうするとつまり、もしハエ同士が交わしている会話を人間が聞いたとしたならば、
その会話の中ではやはりウンコって言葉の使われ方が、
人間の場合とは正反対になっていると思うわけですよ。
そう、例を挙げるならば、人間界の言葉には「クソゲー」って単語がありますけど、
これもハエの世界の言語だったら意味が全く正反対、つまりクソゲーとは
「ものすごく素晴らしいゲーム」って意味になるわけじゃないですか。
だからもう、ハエ同士の会話を人間が聞いたとしたなら、
だいたいこんな感じに聞こえてくるわけですよね……。
ハエA「ファミコンのクソゲーって言ったらさあ…、やっぱ『ドラクエ3』は外せないよな」
ハエB「うんうん、やっぱドラクエだよ、ドラクエ。ドラクエは本当にクソ! ドラクエほどのクソは滅多にないよね」
ハエC「あとクソゲーって言ったら、俺的には『ファイアーエムブレム』も外せないところなんだけどなあ」
ハエA「あー、それそれ!ファイアーエムブレム。ありゃクソだったな〜。特にあとちょっとでマップクリアってところでキャラ死んで、リセット押してやり直し。そのシビアなとこなんかホントクソだったよ〜」
ハエB「ホントもう、あれはたまんないほどクソだったね」
……とか、こうなってしまうわけですよ。
うわ〜、なんかスゲー違和感。
……ってー、あー後そうそう。
そう言えばあとさー、少し前に「究極の選択」ってゲームが流行ったじゃないですか。
そう、あの「『顔がガッツ石松』と『頭がガッツ石松』。あなたがどちらかにならなければいけないとしたら、どっちがいい?」みたいな、どっちもスゲー嫌な選択肢を二つ並べてどちらがいいかを答えさせる、あの遊びですよ。
でー、その中の定番の質問として、
「『ウンコ味のカレー』と『カレー味のウンコ』。食べるとしたらどっち?」
ってのがあったわけですけど、
これもさあ…、やはりハエの世界だったら意味が全然違うわけですよね。
それこそ「うわあ〜、どっちも食べてぇ!」って感じになるわけですよね。
そしてそれについて話しているハエたちの会話は、
だいたいこんな感じになると思うんですよ……。
ハエA「『ウンコ味のカレー』と『カレー味のウンコ』かぁ…。
俺がその二つのうちどちらかを選べと言われたらさあ…、
やっぱ俺は『ウンコ味のカレー』を選ぶね。
やっぱねえ…、ウンコは味だよ! 俺はあの味を愛してるんだって!
ウンコの味が楽しめるんなら、それがカレーであっても俺は一向に問題ないね」
ハエB「お前解ってないなあ……。
ウンコってのはさあ…、ウンコを食うことに価値があるんじゃん!
偽物のカレーを食うぐらいなら、たとえ味がカレーでも俺は本物のウンコを食うね」
ハエA「違う、違うって! 解ってないのはそっちだって!」
ハエB「何言ってんだよ! 解ってないのはそっちの方だって!」
ハエA「まったく…。お前こそは俺の考えを解ってくれるクソ野郎だと思っていたんが、
どうやら違ったようだな」
ハエB「同感だな。俺もお前のクソっぷりはちょっと評価していたんだが、
どうやら見込み違いだったみたいだ」
ハエA「よし……、もうこうなったら、第三者の意見を聞くしかないだろう。
……なあハエC。お前はどう思うよ?」
ハエB「そうだ、お前の意見を聞かせてくれよ」
ハエC「…………」
A・B「なあ、お前は一体どっちなんだよ?」
ハエC「お前らなあ……、
人がウンコ食ってる時に、カレーの話すんじゃねーよ!」
A・B「ゴメン……」
……とか、こんな風になるわけですよ。
うわ〜、なんかこれスゴイじゃないですか。
そう、なんかさあ……、
今回の考察で俺にとってのウンコの価値観ってやつが、広がった気がしますね。
そう、何かこれからはウンコというものに対して、
今までと違った捕らえ方が出来そうな気がしますよね。
うわ〜、スゲェ! 今回は俺、メチャメチャ勉強になりましたよ〜。
……って、いい大人が書いた文章で、
ウンコウンコ連呼してるってのはどうかと思いました。