ミスター萌えっ子

 

 

 

 

 

ちょっと前に本屋に行った時のことなんだけど、以前にメディアワークスから出ていた萌え専門雑誌「電撃萌王」の人気萌え企画「萌絵萌絵コロシアム」を一冊にまとめた本、その名も「電撃萌王 萌絵萌絵コロシアムSPECIAL」なる雑誌が販売されていたので、ちょっとパラパラと見てきたんですよね……。

 

 

……って、文章冒頭の1行目から、いきなり「萌」という単語が8回も出てくる展開に頭がついてこれない人も多いんじゃないかと思うので簡単に説明しますけど、まあ以前に「電撃萌王」という萌え関連のコンテンツだけを集めた雑誌というのがあったわけなんですよ。

そしてその中で連載されていた人気コーナーの一つが、さっき言った「萌絵萌絵コロシアム」という企画だったんですよね。

 

この企画というのは、毎回4人の萌え絵師が、毎回違った萌えテーマ、

例えば「メイド」とか「水着」などのいろんなテーマに沿った萌えイラストを描き、

そしてその4人の描いた4つの萌えイラストを雑誌上で公表して、

そして「どのイラストが一番萌えたか?」を読者投票によって決定するという、

なんと言うかもう、新世紀早々世紀末感あふれるダメ企画があったわけなんですよね。

そしてこの企画は「電撃萌王」において、とても人気があったわけなんですよ。

 

 

つーわけで、その「萌絵萌絵コロシアム」に登場した全ての萌えイラストを集めた本が売られていたということで俺もパラパラとそれを眺めてみたわけなんですよね。

……って、まあ俺も「電撃萌王」は何度か買ってたしね!(買うなや)

 

 

 

でー、そうやって眺めているうちに、その「萌絵萌絵コロシアム」の最終回のページにたどり着いたわけなんですが、そしたらその萌絵萌絵コロシアム最終回のテーマというのがですねえ……、

「これが私の萌絵王」というものだったんですよね。

 

「これが私の萌絵王」……って、そんなのテーマでもなんでもないわけで、そう、

これは分かりやすく言い換えるならば「何でもあり」という、

すなわち「萌えのバーリトゥード」とも言うべきなテーマだったわけなんですよね。

 

と言うことは、つまりですよ?

そう、この「何でもあり」な対決というのは言わば、萌えイラストの頂点を決する、

「萌えの最終戦争(ハルマゲドン)」とも言える戦いになるわけじゃないですか。

そしてもしそこで見事勝利を収めたイラストというのは、それはすなわち、

「究極の萌えイラスト」とも言えるものになるわけじゃないですかー!

 

 

つーわけで、俺はその「萌えのバーリトゥード」で優勝したという、

まさに「究極の萌えイラスト」とも言える萌絵を見てみたんですけどもねえ……、

もうこれには驚きましたね。

 

……つーのは、ですね。

その「究極の萌えイラスト」の内容と言うのがさー……、

 

 

 

「スクール水着(旧型)を着た金髪ツインテールの少女が、口にパンをくわえて自転車に乗りつつ、お尻のあたりの水着のズレを手で直しているイラスト」

 

 

 

というものだったんですよね……。

 

 

もうね……、一体これはどんなシチュエーションなんだよ!と。

「現実的にありそう」とかそんなのを超越し、ありとあらゆる属性を合成した、

まさに人外魔境のシチュエーション。

 

もう「ウルトラマンタロウ」の怪獣に例えて言うなら「合体怪獣タイラント」みたいな、

「今までに倒された色々な萌え属性を合体させて誕生したイラスト」みたいになっているじゃないですかー。

 

そして、もうこの「何でもあり」ぶりにはホントに驚いたと同時にね、そうそれと同時に、

「ここまでやらないと勝てないのかよ!」とも思ったわけなんですよ。

 

 

いやだってさー、これってもうあり得ない世界にまでイっちゃってるじゃん。

なんかもうね、常識的な工夫とかそんなレベルじゃないの。

「ドジでメガネっ娘なメイドさん」とか、そんなまだ常識的にあり得そう(いや、無いけどさ)な発想じゃないんだもんね。

 

 

もう、例えて言うなら「ミスター味っ子」とかそんな感じのあり得なさ。

そう、「美味しんぼ」みたいな常識的な料理の工夫レベルじゃなくって、どちらかというと「ミスター味っ子」的な、

 

「カレーにインスタントコーヒーを入れるとコクが出るのさ!」

 

みたいな、そんな発想の域にまで達しちゃってる。

そんな常識的にありえない発想の域にまで達しちゃってる。

 

これにはさー……、「もう『萌え』もここまで来たのか」って思っちゃいましたよねー……。

 

 

 

 

 

……つーかさー。

 

そう、ここでふと思ったんだけど、そういう「ミスター味っ子」的発想で新しい萌えイラストを考案してみるってのも、面白いかもしれませんよね。

つまり、「今までない自由な発想で萌えイラストを考案してみる」みたいな。

 

 

そう、それこそ「ミスター萌えっ子」みたいな?

 

 

……って、「『萌えっ子』がミスターでどうするんだよ!」って思うかもしれないけど、いやいや違うって。

そう、これはつまり「ミスター味っ子」と同じようなストーリーの物語なんだって。

 

つまり、中学生ながら亡き父が残した同人誌サークル「日乃出萌堂」を母と一緒に支える少年萌絵師、その名も「萌吉陽一」が、日本萌絵界の重鎮「萌皇」(もえおう)こと村田源二郎に出会い、その陽一の才能に感動した萌皇と共に、さまざまな萌絵師と萌絵勝負を繰り広げるというお話なのですよ〜。

 

 

……って、あっ、何かちょっと良くね?

 

そう! もうこのストーリーが、スゲー面白そうに思えてきた!

つーか、「電撃萌王」って雑誌がすでにあることを考えると、

「萌皇様」とか出ても全然普通じゃん!

そう、いるよ! 萌皇様は、いるって!

 

 

 

 

 

……つーわけで、俺は考えてみました。

 

そう、この新企画「ミスター萌えっ子」の物語がどんなものか、ちょっと実際に考えてみたというわけなんですよ〜。

 

 

 

……というわけで、さっそくまいりましょう。

驚異の新企画、「ミスター萌えっ子」のストーリーはこんな感じになるわけなんですよね……。

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

(OPテーマ)

ルネッサンス情熱〜 僕のこの手は〜 いつも何かさがし 萌えてる〜

 

 

 

 

実況「さあ、いよいよ始まりました萌えイラスト東西対決! 東西の一流少年萌絵師がここで激突です! まず登場するのは、関西が産んだ天才少年萌絵師『堺一馬』君〜」

 

一馬「勝つのはオレや!」

 

実況「続いて登場は、おなじみ『ミスター萌えっ子』こと『萌吉陽一』君〜」

 

陽一「僕だって負けないよ!」

 

実況「それではいよいよ始まりです。……勝負開始!!」

 

一馬「じゃあ早速だが、オレは得意のこれで行かせてもらうでー!」

 

実況「あーっと! 一馬君の取り出したスケッチブックに描かれていたものはーっ!?」

 

一馬「オレがデザインしたオリジナルのメイド服! 名付けて『濃紺のメイド服』やーーっ!」

 

実況「おーっと、いきなり出たー! さすがは『メイド服の天才』堺一馬君だーーっ!」

 

一馬「陽一。お前はオレがデザインしたこの『濃紺のメイド服』にどんな衣装で立ち向かうんや!」

 

陽一「僕が使うのはこれさ」

 

実況「あーっと! 陽一君の取り出したスケッチブックに描かれていたものはーっ!?」

 

一馬「なにっ! それはもしや『スクール水着』!?」

 

陽一「そう、スクール水着。僕が使うのはこのスクール水着さ」

 

実況「陽一君は一馬君のメイド服に対し、スクール水着で対抗だー!」

 

一馬「なるほど……、そのスク水自体は悪くない発想や……。だが陽一! じゃあ、なんでそのスク水は『旧スク』じゃなくて『新スク』なんやー!」

 

観客「あー本当だー! 言われてみれば確かに新スクじゃないか! 一体、何考えるんだ、陽一ー!」

 

実況「え〜っと、解説の丸井さん。今言った、スクール水着の『旧スク』と『新スク』とは一体何なのですか?」

 

丸井「ええ。スクール水着は一般的に『新型スクール水着』こと『新スク』と、『旧型スクール水着』こと『旧スク』の二つに分類できます。新スクは生地が薄く肌への密着感があるのが特徴で、旧スクは股上部分に水抜き用の隙間が空いているという形状が特徴です」

 

実況「なるほど。双方がそれぞれ特長を持っているというわけですね」

 

丸井「……はい。しかし実際には、旧スクの方が圧倒的に人気が高いんです。だから普通、萌絵には旧スクを用います」

 

実況「えっ? しかし今回陽一君が使うのは、新スクなんですよね?」

 

丸井「はい、だからこそ不可解なんです。もちろん陽一君のことですから、何か考えがあってのことだと思うのですが……」

 

実況「さあ、なんとこれは意外な選択に出た陽一君! これには何か作戦があってのことなのかー!?」

 

陽一の母「陽一!これは一体どういうことなの? 母さん全然分かんないわよ!」

 

陽一「大丈夫、大丈夫。いいから母さんは黙って見ててよ」

 

一馬「たいそうな自信やな、陽一。だがその自信、このペンさばきを見てまだ言えるんかーっ!」

 

(シュババババーーッ!)

 

実況「あーっと! 一馬君がスゴイ勢いでメイドさんのイラストを描いてゆくーっ!」

 

一馬「ふう、これでだいたい下書きは終わりやな……。じゃあここでオレはこれを使わせてもらうでー!」

 

実況「あーっと! 一馬君が描き上がったメイドさんの顔や服に何か白い液体を描き足しているがコレは一体?」

 

丸井「一馬君が描いている白い液体はもしや……、ヨーグルト?

 

一馬「そう!オレの萌絵は、メイドさんにヨーグルトをかけるんやー!

 

実況「メイドさんにヨーグルト!! これは大胆な発想だーーっ!」

 

丸井「なるほど。メイドさんが転んでヨーグルトをこぼしてしまった状況を再現しているわけですね。『ドジなメイドさん』というのは定番のシチュエーションですが、それにこぼれたヨーグルトを使うとは、驚きの発想です」

 

実況「確かに、一馬君が描いたメイドさんはしゃがみ込んだ体勢で描かれていましたが、これはこの転んだドジっ娘メイドさんを表現するための秘策だったのです! さすがメイドの天才堺一馬君だー!」

 

一馬「さあ陽一! お前はこの『メイドさんのヨーグルトがけ』にどう立ち向かうつもりや!」

 

陽一「僕の用意した秘策はこれだよっ!」

 

実況「あーっと! 陽一君が既に下書きが終わったスク水イラストに、新たに服のようなものを書き込んでいるが、コレは一体!?」

 

一馬「これはもしや……、エプロン!?

 

陽一「そう、エプロン! 僕の萌絵は、スクール水着にエプロンを着せるのさ!

 

実況「なんと陽一君は、『スク水エプロン』という手に出たー!」

 

陽一「驚くのはまだ早いよ。このイラストにはまだまだ秘策があるんだからね」

 

一馬「なんやてっ!」

 

陽一「このエプロンはただ着せるんじゃない。こう使うのさ!」

 

実況「あーっと! 陽一君が描いたエプロンは、風で裾(すそ)がめくれ上がった状態で描かれているー!」

 

一馬「なにーっ! これはもしや、エプロンを用いた『擬似パンチラ』!?

 

萌皇「なるほど。スク水で『擬似パンチラ』とは、陽一君も考えたな……」

 

丸井「あっ、萌皇様っ!」

 

萌皇「少年萌絵師とは思えない高度な戦いが行われていると聞いて早めに会場に来てみたが、なるほどな……」

 

実況「あの〜、先ほどから言われている『擬似パンチラ』とは、どのようなものなのでしょうか?」

 

萌皇「うむ…。本来スク水とは見られることを前提としている服装であるのだが、エプロンでそれを隠すことにより、そのエプロンが風でめくれ上がると、擬似的なパンチラ状態になるわけだ」

 

実況「しかし、本来見られることを前提としている水着を着ているのであれば、見えても意味がないのでは?」

 

萌皇「しかしそうではないのが『萌え』の奥深きところ……。今陽一君が女の子の顔の部分を描いてるが、それを見たまえ」

 

実況「あっ! 女の子の顔が、恥ずかしそうな表情で描かれている!」

 

萌皇「そのとおり! スク水をエプロンで隠したことにより、見られたことへの羞恥心が生まれているのだ。スク水イラストには不足しがちの『羞恥心』をこのような手法で補うとは、やはり陽一君はただものではないな」

 

実況「なるほど、これは驚きました」

 

萌皇「……しかし、だからこそあの萌絵には、不可解な部分が一つある」

 

丸井「えっ! どこなんですか、それは?」

 

萌皇「フフフ……。やはり一馬君も、それには気づいているようだな……」

 

実況「さあ、いよいよ両者、最終の仕上げ段階に突入です! 今下書きを描いたイラストをスキャナでパソコンに取り込み、着色と最終的な仕上げの作業に入ります」

 

一馬「(なるほど『擬似パンチラ』か……。しかしそれだと、ますます解らんで、陽一! スク水で擬似パンチラするんやったら尚のこと、股上部分に特徴のある『旧スク』を使うべきやないか! それなのに何故『新スク』なんや? 解らん、全く解らんで……)」

 

陽一「どうしたんだい、一馬? 手が止まってるよ?」

 

一馬「(あかんあかん!ヤツのペースにハマったら負けや! 陽一の狙いなんて知ったことか! オレはやるべきことをやる! それにこっちには、まだとっておきの秘策があるんやー!)」

 

実況「両者とも着色と最後の仕上げを完成させたところで、時間終了ー! さあここから両者の萌絵の公開と採点作業に入ります」

 

一馬「じゃあまずは、オレの萌絵から見てもらおうやないかい!」

 

(バサッ)

 

実況「布が取り去られ、いよいよ一馬君の萌絵の全貌が明らかとなったー!」

 

陽一「これはっ!」

 

丸井「なんと、スカートがっ!」

 

実況「あーっと! 一馬君の描いたメイドさんは、ロングスカートが大きくめくれ上がり、太ももまで露出した状態で描かれているー!」

 

萌皇「一馬君が描いたメイドさんがしゃがみ込んだ体勢で描かれていたのは下書きの段階で解っていたが、それを利用しスカートをめくれ上がった状態で描くと、そう来たか !この太ももの白さ、なんたる輝きよーーっ!」

 

萌皇「そう! メイドさんイラストを描く上での最大の問題点は『スカート丈の二律背反』だ。正統派のメイド好きは伝統的なロングスカートを好み、そうでない者はセクシーさの高いミニスカートを好む。セクシーさを重視しミニスカートのイラストにすれば正統派のメイド好きからは支持を得られず、かといってロングスカートにすると露出度の低いメイド服ではセクシーさを出すことが出来ない。メイド服こそ現在最もメジャーな萌え衣装でありながら、この問題点を解決する方法が一番難しいのだ」

 

萌皇「しかし一馬君はこの問題を見事解決して見せた! スカート丈はロングスカートにし、それがめくれ上がった状態で描く! 単純な手法ながらもその効果は絶大だ! これによりオーバーニーソックスより上の絶対領域部分の太ももを極めて自然に見せることができ、それにより正統派のメイド好きを納得させつつ、セクシーさを高めることに成功しているのだ! しかもそれを描くために転んだ状態にすることで、さらに『ドジッ娘』の属性まで追加するという心くばり!」

 

萌皇「そしてそれをさらに引き立てる顔や服にかかったヨーグルトの存在も忘れてはならない! これによりこの萌絵の持つセクシーさを最大限に引き上げているのだ!」

 

萌皇「もちろん、このメイド服本来の完成度の高さも忘れてはならないところだろう。濃紺のメイド服の清楚さと白いフリルの可憐さが絶妙なバランスで配合され、メイドさん本来の魅力が余すところなく表現されている! この基本がしっかり出来ていてこそ、斬新なアイディアが生きるのだ!」

 

萌皇「これぞまさに究極のメイドさんイラストなりーーっ!」

 

実況「一馬君のメイドイラストを、萌皇様は大絶賛だーーっ!」

 

一馬「フフフ……、見たか、陽一。これが『メイド服の天才』堺一馬の実力やーー!」

 

陽一「……じゃあ次は僕の番だね。僕が全力で描いた萌絵を見てもらうよっ!」

 

(バサッ)

 

実況「布が取り去られ、いよいよ陽一君の萌絵の全貌が明らかとなったー!」

 

一馬「バ…、バカなっ!」

 

丸井「こ、こんなことが……!」

 

実況「この萌絵はまさか、は、は、は、……」

 

一馬「『はいてない』やてーーっ!

 

実況「なんということでしょう! スクール水着の上に付けたエプロンの裾が風でめくれているのは下書きで見たとおりですが、驚きなのはエプロンが風でめくれたことにより出来た『擬似パンチラ』部分! なんとここに何もはいてないのです! すなわち『パンツはいてない』状態! スクール水着であるにもかかわらず『はいてない』とは、一体コレはどういうことだー!」

 

一馬「おいっ、陽一! ムチャクチャやるのもたいがいにせいや! スクール水着で『はいてない』なんて、そんなバカげた萌絵があるわけないやないかー!」

 

陽一「おいおい。みんな何言ってるんだよ。もっとよくあの絵を見てみなよ。あれは『はいてない』なんかじゃないよ」

 

一馬「なんやてっ!」

 

陽一「ほら、もっとよく見てみなよ」

 

実況「あーーーっ! これはまさか、は、は、は、……」

 

一馬「『肌色スパッツ』やーーーーっ!!

 

陽一「そう!スクール水着の上に、さらに肌色スパッツを重ね着させているのさ!」

 

実況「なんということでしょう! エプロンがめくれ上がって何もはいてないと思った部分には、実は肌色のスパッツをはいていたのです! 肌の色と同じであるため一瞬それが見えず、あたかも何もはいていないように見えてしまったのです! これには驚きましたーー!」

 

陽一「そう! この肌色スパッツの重ね着によるドッキリ感こそが、僕が最後に用意していた秘策だったのさ!」

 

萌皇「これは、なんという素晴らしい萌絵だーーーーっ!!」 (ピカーーーーッ!)

 

観客「うわーー! 萌皇が光線を吐いたーーー!

 

萌皇「スクール水着と肌色スパッツ! このような組み合わせはまさに想像の範囲外! それでいながら二つの魅力が一つのイラストの中で溶け合う絶妙のハーモニー! そしてそのハーモニーを最高の環境で楽しませてくれるのがこのエプロン! まさにこれぞ三位一体!萌えのトリニティーではないか!」

 

萌皇「『一瞬はいてないと思わせるドッキリ感』というのは、この肌色スパッツが元から持っている魅力であるのだが、それにパンチラ状態を組み合わせることでその効果を最大限に引き上げているのだ! しかもスクール水着からそれが出てくるとは、まさに予測不可能な奇跡の一景!」

 

萌皇「しかもこの萌絵を見ていると、このような状態になった過程が眼に見えるようではないか! スクール水着にエプロンという服装の恥ずかしさを緩和するためにスパッツを履いたまではよかったが、それが肌色であったためにそれが見えてしまったときの恥ずかしさがよりアップしてしまったという、そう!この心理状態こそがまさに重要!」

 

萌皇「ただの露出はエロだ!そこに『萌え』は無い! しかし、女の子の羞恥心が垣間見えつつ、そこに一さじのエロを投入すれば、そのエロはその羞恥心による化学反応で『萌え』に転化する! これこそまさに、エロから萌えへの輪廻転生!

 

萌皇「これぞ何という奇跡! エロが萌えを生み、萌えがエロを生む! この奇跡の瞬間に立ち会えたこと感謝しようではないか! あああー!この絵はー!

萌・え・る・ぞ・ーーーーっ!」 (ドカーーーン!)

 

観客「うわーー! 萌皇が巨大化して大阪城を破壊したーーー!

 

萌皇「ごちそうさまっ!  この勝負……、陽一君の勝ちとする!」

 

実況「今回の萌えイラスト東西対決は、萌吉陽一君の勝利となりましたーー!」

 

一馬「負けや……、オレの完全に負けや、陽一……。そうか、『新スク』にした理由は、スパッツを重ね着させるためやったんやな。重ね着させるなら、肌への密着度の高い新スクが必要や……。そこまで考えていたとは、ほんま恐れ入ったで……」

 

陽一「一馬君の萌絵も素晴らしかったよ。これからも萌絵、がんばっていこうよ」

 

一馬「ははは、そうやな……。次こそは負けへんで!」

 

陽一「僕だって、負けるつもりは全然ないからね!」 (ガシッ!)

 

実況「熱い戦いを繰り広げた二人が、今ガッチリと熱い握手を交わしましたー。観客の皆さん、二人に盛大な拍手をお送りください!」

 

(パチパチパチパチ……)

 

 

 

 

 

(こうして、二人の熱い戦いは終わった……)

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

あー、長かった!(まずこれを言わせてくれ)

 

 

つーわけで、どうだったでしょうか!

そう、これこそが俺の考えた「ミスター萌えっ子」!

 

つい勢いでスゲー長くなっちまったけども、これは面白いんじゃないですかね!

もう、この「萌絵バトル」というスタイルは、十分マンガのネタになるんじゃないでしょうかね。

今回は文章だけだったから分かりづらかったかもしれないけども、マンガなら結構分かりやすくて楽しいものになるんじゃないでしょうか。

 

 

 

つーわけで今回は、この「ミスター萌えっ子」のストーリーを書くのに全力を使い果たしてしまったので、この辺で終わりにしたいと思います。

 

 

……ただ最後に勘違いされないようにあえて書いておきますけど、この「ミスター萌えっ子」のストーリーはあくまで俺が、ただ「ミスター萌えっ子」のストーリーの例として書いたものでありますので、俺がこういうイラストが好きだとかそういうわけではないので、勘違いは無きようにお願いいたします。

 

そう、こんな「スク水エプロンに肌色スパッツの重ね着」だなんて、そんなイラストが大好きってワケではないですからね!

いやホントに、その辺を勘違い無きようにお願いいたしますよ。

 

 

 

 

……でもまあ、今回陽一と一馬が描いたイラストを実際に見れるというなら、

ぜひ見てみたいですけどね(やっぱり見たいのか)。

 

 

 

 

 

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