「土踏まず」はツンデレ
そう言えば昨年の後半ぐらいからなんですが、ちょうど「萌え業界」において、
「ツンデレ」って属性が、すげぇブームじゃないですか。
そう、「ツンデレ」ですよ、ツンデレ。
ツンデレってのはすなわち、普段は「ツンツン」しているヒロインが、恋人と2人きりになると「デレデレ」とかわいくなるという、皆さんおなじみのあの属性のことですよー。
……って、あたかも既知の常識のように言ってしまいましたけども。
でもまあ最近では、そろそろ一時のようなブームは沈静化してきた感がありますけれども、それでも最近になってPS2で「つよきす」なんていうツンデレキャラオンリーのギャルゲーなんてのも発売されちゃったりして、そのツンデレという属性は確実に萌え業界に根付いてきているわけなんですよね。
そしてさらにそれは萌え業界の中だけに留まらず、ネットの「Yahoo!辞書」にまで、
みたいな感じで紹介されておりまして、まさにツンデレは最近の萌えムーブメントを象徴するような属性になっているわけじゃないですか。
まさに最新流行の「萌え概念」として、広く(いや狭いけどさ)知られてきているわけじゃないですか。
ホント、この最近のツンデレの勢いには、驚かされるものがありますよねえ……。
……とまあそんなわけで、そんなツンデレに思いを馳せつつも、
先日俺は暇だったんで、家で「青竹踏み」をやっていたんですよね。
……って、
「えっ!? 突然『青竹踏み』って、さっきのツンデレ話はどうしちゃったの!?」
とか思うかもしれませんが、いやいや大丈夫大丈夫。ご安心下さい。
この「青竹踏み」の話から、さっきの「ツンデレ」の話にちゃ〜んと繋がりますから。
そう、さっきのツンデレ談義は、この青竹踏みの話のための伏線ですからね。
この話からツンデレ話にスムーズに移行させるための、伏線として話したものですから。
ですからもう少しの間、この青竹踏み話におつきあい下さい。
……というわけで、わりと暇だった先日のことなんですけど、家に何やら青竹踏み用の半分に切った竹があったんで、暇なんで「せっかくだから」とその青竹踏みをやってみることにしたんですよね。
そう、今までこんなのやったことなかったですが、なんでも青竹踏みは体に良いらしいですからね。
この青竹を「土踏まず」のところで「ふみふみ」すると、何やら体に良いらしいということですからね。
つーことで、実際にやってみることにしたわけなんですよ。
でー実際にやってみるとさー、これがなかなか気持ちいいんですよね。
そう、普段は地面を踏まない土踏まずで青竹を踏むという行為が、これほど気持ちいいとは、まるで思わなかったわけですよ。
「あ〜、気持ちいいなあ……。
『土踏まず』で地面を踏むことが、これほど気持ちいいとは思わなかったよ〜」
な〜んて思いつつ、土踏まずで青竹を「ふみふみ」と踏んでいるときにですねえ……。
そう……。
そのとき俺の脳内に、ビビッ!と電流のように流れたものがあったんですよ!
そう! その瞬間、一つの偉大なる発見がビビッ!と電流のように俺の脳内に流れて来たんですよね!
そうなのです!
俺はこの時、ある偉大な発見に気づいてしまい「そうだったのかーっ!」と思ってしまったわけなんですよー!
そう、その偉大なる大発見とはーーっ!?
……つーわけで、じらしてもしょうがないので、早速ですが発表することにいたしましょう。
そう、その時俺の脳内を流れた、その偉大なる発見というのはですねえ、
これなんですよね……。
「土踏まず」はツンデレ!!
そう、キタよコレ!
俺はもう、とんでもない大発見をしちまったんだ!
なんと、「土踏まず」はツンデレだったのです!
もうこの発見には、俺もただひたすらビビッたさー!
……って、あ、もしかして皆さん、俺が何を言っているのか分からなかったりしますか?
もしかして皆、( ゚д゚)ポカーン って状態だったりいたしますかー?
あー、了解了解。分かった分かった。
ではこれから俺が、順を追って説明することにいたしましょう。
そう、この「土踏まずはツンデレ」という結論が如何にして導き出されたのか、それを順を追って説明することにいたしましょうよ。
もうね。俺がこれから言う説明を最後まで聞けば、土踏まずはツンデレであるということが、もう確実に理解できますから。
この主張の論理的正しさが、確実に皆さんにも理解できるはずですから。
そう! 俺の理論に狂いはないのです!
……って、「いや、理論以前にお前の頭が狂ってるだろ!」とか思う人がいるかもしれませんが、いやいや、まあね。
そんなことを言っていられるのも、おそらく今のうちだけなので、そんな意見は気にもせずに説明を始めることにいたしましょう。
え〜っと、さて、それではですね。どこから説明することにいたしましょうか。
ではまず前提条件として、俺がこの「土踏まず」に対して疑問に思ったことを言っておこうと思うんですけど、そう、この土踏まずに対して、そもそも俺が疑問に思ったのがさー。
この土踏まずは、何故自分のことを「土踏まず」と名乗っているのか?
ということなんですよね(名乗っていると言い方もどうかと思うが)。
って、これだけでは何のことだか全く分からないと思いますけど、つまりですねえ……。
そう、つまり、この土踏まずというのは自分のことを「土踏まず」と、
あたかも自分の意志で土を「踏まず」のように語っていますけど、
でも実際の土踏まずの形状をよく見てみればさー、
土踏まずって「踏まず」以前に「踏めない」形になっているじゃないですか。
そう、土踏まずの部分というのは、大きくくぼんだ形状をしているために、
そもそも「土を踏めない」形状になっているわけじゃないですか。
だから俺は、こう思うんですよね。
この土踏まずは「土踏まず」と言うよりもむしろ、
「土踏めず」と言うべきなんじゃないかと。
そう、自分の意志で「踏まない」のではなく、形状的にそもそも「踏めない」のだから、
「土踏めず」と名乗るべきなのではないかと。
俺はそう思うんですよね。
……と、ここまでのところを理解していただいたところで、ここからさらに考えてみればですよ?
自称「土踏まず」の、実態は「土踏めず」さんは、その上何故かですね。
そう、その上何故か不思議なことに、
「青竹踏み」なんかで実際に土踏まずに何かを踏ませてみると、
「気持ちいい」という気分になってしまうわけじゃないですか。
そう、自分では自分のことを「土踏まず」だなんて、
あたかも「自分は土なんか踏みたくない」とばかりに語っておきながら、
実際に土を踏ませてみると気持ちよくなってしまうわけじゃないですか。
もうこれはですねえ……、一体どういうことなんだろう?と思ってしまうわけなんですよ。
……と、ここでそろそろ賢明な読者の一部の方は、この「土踏まず」に隠された、
ツンデレ臭にそろそろ気づき始めている頃だと思いますが、
まだ分からない人も多数いると思いますので、さらに詳しく説明することにいたしましょう。
でー、そう。
さきほどまでの説明を要約すると、「土踏まず」は形状的に「土踏めず」であり、
しかも土を踏むと気持ちよくなるということになるわけじゃないですか。
でも、それだったらさー……、俺はさらにこんな疑問が浮かんでくるんですよね。
「土踏まず」は「土踏めず」と言うよりもむしろ、
「土踏みたかった」んじゃないかと。
そう! 土を踏みたかったんだよ、土踏まずは!
だってさー、土を踏むと気持ちよくなるんだぜ?
じゃあ、土を踏みたいに決まってるじゃないですかー!
だけど彼女(土踏まず)は、「土踏みたかった」とは名乗らなかったわけです。
えっ? 何故かって?
そりゃ彼女(だから「土踏まず」のことです)にだってさー、
プライドってものがありますからね。
そう。だってそうでしょうよ。
だって彼女は「土踏めず」なわけですよ。
どう頑張ったって、そもそも土を踏めないわけですよ。
それなのに「土踏みたかった」なんて、そんないかにも物欲しそうな名前をですね、
そのプライドの高い彼女が名乗れるわけないじゃないですか。
そんな人に弱みを見せるような行為を彼女がするわけないじゃないですか。
だから彼女は「土踏まず」と名乗るのです。
そう。「土を踏まないのは自分の意志だ」と、そういう風に見せているわけなのです。
その彼女の心の奥底に隠された、本当の気持ちを隠すかのように……。
……しかし俺は気づいてしまったのです。
そう……、彼女が青竹踏みをしたときの、
一瞬の嬉しそうな表情を俺は見逃さなかったわけですよ。
そして俺は彼女に問いただしてみたわけなんですよね。
そう、「本当は土を踏みたいんじゃないのか?」と。
そしてそれに対する彼女の答えがこれだったのです……。
……って、さあ来たよ!
ついに来た来た、このセリフ!
これがいよいよクライマックス!
彼女の心の、この言葉!
さあ聞け! みんな聞け! 心して聞け!
心して彼女のセリフを聞きやがれ!
その時彼女は、こう答えたわけなのさーーーっ!!
「か、勘違いしないでよね!
べ、別に私は土なんか踏みたくないんだからね!」
ツンデレ来たーーーッ!!
はい!はい!はい! キタよ、コレ!
もうこのセリフ、どっからどう聞いてもツンデレじゃん!
ツンデレゼリフの超定番、
「勘違いしないでよね!」が来ちゃったじゃないですかー!
もうねえ……、これはヤバイって!
そう、もうこのツンデレぶりは、ヤバイでしょうよ!
だってねえ? ホントは土を踏みたいくせに、「土踏まず」ですもん。
もう、常識ではありえないぐらいのツンデレぶりじゃないですか!
そしてそんな彼女に、俺が無理矢理に土を踏ませようとするならさー、
彼女はこんなセリフまで言ってしまうわけじゃないですかー!
「わかったわよ! そこまで言うなら土を踏んであげるわよ!
でもいい?
これはあなたがどうしてもと言うから、土を踏んであげるんだからね!
別に私は土なんて踏みたくないんだからねっ!」
って、コレですよ!
うわー、もうヤバイ!
もう、このたたみかけるようなツンデレぶり!
そして彼女は、そんな風には言っておきながらも、
俺が勧めると嬉しそうに土を踏んでしまうわけなんですが、
そんな時に彼女は顔を赤らめつつ、こんなセリフまで言ってしまうわけじゃないですか!
「ちょっと!
私が土を踏んであげてるんだから、あなたも少しは楽しそうな顔しなさいよね!
これじゃあ、私一人が楽しんでるみたいじゃないのっ!」
ツンデレ、ハイパーマキシマム!
うわー、もうね。ここまで万全を期しますか、この彼女は!?
もうそこまで全身全霊を注いで、ツンデレぶりますかーーっ!?
つーわけでですね、もうこれは決定いたしました!
「土踏まず」は間違いなく、ツンデレだーーーっ!!
……つーわけでね。
これで皆さん、解っていただけましたでしょうか?
理解していただけましたでしょうか?
「土踏まず」はツンデレ。
このことが皆さんにも、十分に理解していただけたんじゃないかと思います。
俺は青竹踏みをやっていたときに、この偉大なる発見がビビッと電流のように脳内を流れましたからね。
もうこの発見には、俺自身ホント驚きましたっての。
そんなわけで、これからは皆さんも、あなたの両足に存在するツンデレの存在のことを忘れないであげてください。
そう、ツンデレはあなたの身近なところにいたのですから。
ツンデレは、あるよ……。土踏まずにあるよ……。