大誘拐

第2話 炎の交渉人

     とある廃工場に連れてこられた二人。

  ドツ:ふう、おとなしくしてるんだぞ。
 あちゃ:ナワがきついよー。それとおなかすいたー。
  ドツ:ガタガタいうな、もっと緊張しろ。よし、とりあえず電話番号を教えるんだ。
 あちゃ:えっと・・・@@@−@@@@
  ドツ:よしよし、おとなしく言うこと聞いてればいいんだ。

     ピポパピピポパ・・トゥルルルル・・

  相手:毎度〜!来来軒です!!

  ドツ:ガチャ。
     おい!ラーメン屋じゃねえか!
 あちゃ:出前とるんじゃないの??
  ドツ:とらねえよ!
     ったくナメやがって。話にならん。そっちの利口そうな方に聞いてみろ!
 あちゃ:ガーーン・・・ショック・・・。
  ドツ:う、スマン、別にお前が利口そうじゃないとかそういう意味じゃなくて・・・。
 あちゃ:出前とらないのかぁ・・・。
  ドツ:そっちかよ!
     もういい、そっちに聞いてみろ!
  ツボ:ラジャ!おい、家の電話番号を言うんだ!正直に言わんとひどいぞ!
 こちゃ:@@@−@@@@です。
  ツボ:よしよし、いい子だ。

     ピポパポピピポ・・・トゥルルルル・・・

  相手:はい、○○警察署です。
  ツボ:おたくの子供たちはあずかった・・・・ってうお!! ガチャ!

     おい!危うくいきなり自首するとこだったじゃねえか!
 こちゃ:ぷぷぷぷぷ・・・
 あちゃ:楽しいおじさんたちだねえ。
  ツボ:好きでやってんじゃない!!
  ドツ:むぅ、疲れるヤツらだ・・・。
 あちゃ:先生もよくそういってるよ。
  ドツ:担任の苦労がしのばれるな。
 こちゃ:あんまり深入りすると、もっと疲れる事になりますよ(ニヤリ)。
  ドツ:う、嫌な子供だな。

     プルルルルルルル

 あちゃ:あ、ボクのけいたいが・・・。
  ドツ:生意気に携帯なんか持ってやがるのか。どれどれ。

    「チャッピーより」

 あちゃ:お姉ちゃんからでんわ〜〜〜。
  ツボ:おおう、好都合っすね、アニキ!
  ドツ:そうだな!いっちょ脅かしてやろう。おいお前、まずは電話に出るんだ。

       あちゃのナワを解くドツ

 あちゃ:もしもし?おねえちゃん?
チャッピ:「あちゃ?どうしたの?今日は一緒にお買い物に行くんでしょ?」
 あちゃ:あ、そうだった〜!今日のばんゴハンはなぁに?
チャッピ:「今日はコロッケよ。」
 あちゃ:わーい!

  ツボ:なんか普通に会話してますよ、アニキ。
  ドツ:誘拐されてるという自覚が全くないようだな。

 あちゃ:ねえおじさん、もう帰っていい?コロッケだから〜。
  ドツ:ダメに決まってるだろ!貸せ!

       あちゃの携帯を奪い取るドツ

  ドツ:もしもし
チャッピ:「あら?どちらさま?」
  ドツ:あんたの弟と妹はあずかった。
チャッピ:「あずかった?」
  ドツ:誘拐したのさ、フフフフ。
チャッピ:「それにしては緊張感がなかったですよ?」
  ドツ:そ、それはお前の妹がどうかしてるのだ。

 こちゃ:ねえちゃんヒドイこと言われてるぞ。
 あちゃ:え?そうなの?

  ドツ:2時間後に1000000メセタ持って○○工場まで来い。必ず家族が一人でくるんだ。
チャッピ:「100000メセタですか!?そ、そんなには・・・。」
  ドツ:1000000メセタだ。さりげなく0を一つ減らすな。
チャッピ:「はう、どちらにしてもそんなお金はないですよ・・・。」

        もっていたヴァリスタを床に向けて発砲するドツ

    バキューーン!

チャッピ:「!!!」
  ドツ:ガタガタぬかすんじゃねえ!こっちは遊びでやってんじゃねえんだ!
 こちゃ:(遊びじゃなかったのか・・・)
 あちゃ:(遊びじゃなかったの・・??)
  ツボ:(遊びじゃなかったんッスか・・・)
  ドツ:お前まで思ってんじゃねえ!>ツボ
     警察にチクりやがったら、二人の命はねえからな!ピッ!

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 あちゃ家

チャッピ:わわわ、どうしようー!!これって誘拐!?
     警察に通報したらいけないのね・・・。うう、そ、そうだ!

     ピポパピピポパ・・・・トゥルルル

  先生:「もしもし、ヤンだが」
チャッピ:先生〜!大変なんです!すぐきて下さいー!!うう。

        バタン!

  先生:どうした!?チャッピー!
チャッピ:うわ!はやっ!!
  先生:たまたま近くにいたもんでな。すぐそこにおいしいケーキ屋ができたんだ。
チャッピ:あ!そうそう「ナウラ3号店」ですよね!あそこは本格派ですよ〜。
  先生:さすがに知ってるな、こいつぅ〜〜!
チャッピ:えへへ、甘いもの大好きですからね〜。
     って、そんなこと言ってる場合じゃないんですよー!
  先生:なんだ?どうかしたのか?
チャッピ:あちゃとこちゃが誘拐されて・・・うう。
  先生:うお!マジかよ!そりゃ心配だな・・。
チャッピ:ええ・・・。
  先生:誘拐犯の方がな。
チャッピ:冗談言ってる場合じゃないですよう。
     2時間後に1000000メセタ持ってこいって・・・。
  先生:百万メセタ!?今から稼いだんじゃ間に合わんぞ。
チャッピ:それ以前に、一生のうちで稼げるんですか?
  先生:う、イタイとこつくな。確かに安月給だからなぁ〜。ははは。
チャッピ:不況ですからねえ。
  先生:かといって時給500000メセタのバイトなど今から探せんしなぁ。
チャッピ:稼ぐっていう考えから離れて下さいよ〜!
  先生:あちゃは携帯を持っていたな。犯人に直接交渉してみよう。

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   廃工場

     プルルルルル

 あちゃ:あ、またお姉ちゃんからだ〜。
  ドツ:貸せ!俺が出る。
     もしもし?
  先生:「やぁ、あんたが誘拐犯だね?」
 あちゃ:あ、先生だー!
  ドツ:む?あんたが苦労の多い担任か。
  先生:「それがわかるなら、とっとと開放した方が身のためだぞ」
  ドツ:俺を脅すとはなかなかヤルな。しかしそうはいかねえ。
  先生:「だいたい誘拐なんて今どき成功せんだろう」
  ドツ:・・ふ、ここまではうまく行ってるんだ。
  先生:「それにしても誘拐する相手を間違ってないか?」
  ドツ:ん?
  先生:「そいつらの家庭が金持ちに見えるのか、あんたは」

 あちゃ:おっなかすいたっ!おっなかすいたっ!

  ドツ:・・・・育ちがよさそうには・・・見えん・・。
  先生:「だろう?ちなみに俺も貧乏教師だ」
  ドツ:んなことはどうでもいい。
  先生:「下手な危険をおかしてもなんの得もないぞ」
  ドツ:・・・くっ
  先生:「今なら許してやるから、あきらめろ」
  ドツ:うっせぃ!なんでお前がエラそうにしてんだ!こっちには人質がいるんだぞ!
     俺達は泣く子もだまる「ドツボブラザーズ」だっ!
  先生:「ぷぷぷぷぷ・・・」
  ドツ:笑ってんじゃねえ!あったまきた!もう後に引けるか!
     言う通りにしなければ二人ともぶっ殺してやる!いいな!
     ピッ!!

ーーーーーーーーーーーー
   あちゃ家

  先生:気の短いヤツだ。
チャッピ:犯人を刺激しないで下さいようー。どうするんですかぁーー??
  先生:仕方がないな・・・・犯人の為にも使いたくない方法だったが・・・。
チャッピ:何かいい方法が!?
  先生:アイツに行ってもらうとしよう。

・・・・・3話へ続く

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