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ここで一行は決断を迫られた。直接ダルコス家に乗り込むか、あるいは策を練って絡め手で行くか……。だが、ぐずぐずはしていられない。一行はこのまま乗り込むことにした。結局町で騒ぎを起こしてしまうことになるが、屋敷の中で済ませてしまえば、被害は軽微で済むはずである。 「……私も行きます……!」 エメリアがそう言って一行に詰め寄った。ロキアはそれに反対した。あまりにも危険だからである。だが、エメリアは頑として聞かなかった。仕方なくロキアは、モ・エギの側にいることを条件に、同行を許可した。エメリアは、差し出されたモ・エギの手に一瞬ためらいながらもその身を預けた。 そして一行は、ダルコス家の屋敷の前についた。屋敷はまるで何事もなかったかのように静まり返っていた。果たして本当にマートはこの中に忍び込んだのだろうか。 屋敷の門の前には門番が二人ほど立っていた。門番はエルグラーテとモ・エギを見るや警戒して、一行に誰何してきた。それに対してロキアは、「中に入らせてもらうぞ」と、ずかずかと屋敷の中に入っていこうとした。門番がそれを止めようとするが、今度はホセが銃を抜いて立ちはだかった。その気迫に門番は一歩も動けなかった。 中に入ったロキアはそのまま広い庭園を横切って正面玄関まで向かった。その時、ロキアの足もとに銃弾が撃ち込まれた。見ると、周りに十人以上の傭兵とともにエリックと、銃士、カマ男、重戦士といった取り巻きたちが待ち構えていた。そしてその後ろのほうにはやたらと恰幅の良い、着飾った中年女性が控えていた。どうやら彼女がクーメルダのようだ。 「いったいこんな夜更けになんザマスか、騒々しい……!!」 ヒステリックに叫ぶクーメルダを見たホセは、一人こんなことを呟いた。 「騒々しい?!。[騒々]通りのきたねぇババァだな(想像通り)」 ……………荒野に十一度の空っ風が吹いた……。その風に吹かれたクーメルダは 「んまーっ!失礼な人ザマスねっ!!」 と、ますますヒステリックにわめき散らした。 エリックは、モ・エギの手に抱かれているエメリアを見つけると、早速声をかけた。 「マイハニーエメリア。どうやら、僕に逢いたくてきたようだね……それにしても無粋な奴等だ。昼間も行った通りこれは僕とエメリアの問題だ!。貴様たちのようなよそ者なんかに口出しされる覚えはないっ!!」 それを聞いたホセが、何を思ったか突如こんなことを口走った。 「そいつは違うぜ。エメリアはなぁ、そのお腹に俺との愛の結晶を宿してるんだ!!」 この場にいるものはそのホセの衝撃発言に耳を疑った。何より一番驚いたのはエメリアだった。そんな彼女にホセは振り向き、笑顔で片目をつぶった。どうやらこの[嘘]に付き合ってくれ、という意味のようだ。それを悟ったエメリアはエリックに向かってこう言い放った。 「……そ、そうよ!。私のお腹にはホセさんとの子供がいるんだから……!!」 エメリア自身からそんな言葉を聞いたエリックは、半狂乱になって叫んだ。 「嘘だ……嘘だと言ってくれ……!。君の中に、そんなおぞましい奴の子供がいるなんて……きっと嘘に決まっている……!!」 そう、確かに普通に考えれば、こんなところで唐突に言う言葉なのだから、嘘に決まっているのだが、 「ホセ、それは本当なのか!。私たちはそんなこと聞いていないぞ……!!」 と、叫ぶクサナギの朴念人が幸い、あるいは災いして、妙な信憑性が付与されてしまったのだ。 「……畜生……殺してやる!!」 エリックは完全に怒り狂い、その手に銃を構えた。だが、このお坊っちゃんには度胸が欠けているのか、すぐに傭兵の蔭に隠れ、「やれっ!!」と叫んだ。本当に情けない。 エリックの号令とともに、傭兵たちが一斉に銃を構えた。ロキアも盾と戦斧をかざして立ち向かう姿勢を取る。そんな中、クサナギは自機の感応石に注意を払った。この付近に黒い操兵が隠れているであろうから、それを見つけようというのだ。そして程なくして、屋敷の蔭で起動状態になった、その操兵らしい反応を見つけた。どうやら、周りが戦闘に突入したら出てくるつもりのようだ。その時…… 「待つザマス!!」 一触即発の中、クーメルダの声が響いた。この場の全員が彼女に注目するのを見計らって、クーメルダは言葉を続けた。 「ここでこのまま戦ったら、せっかくの庭園が目茶苦茶になってしまうザマス。それに、わたくしは争い事は好みませんの。ここはいったん、話し合うザマス。さあ、この方たちを屋敷にお通しして。そしてお茶でも差し上げるザマス」 一行は考えた末、とりあえずクーメルダの誘いに乗ってみることにした。それに、屋敷の中に入れば、うまくすればロバートとマートの行方の手がかりもつかめるかもしれないのだ。 屋敷の応接間に通された一行は、その調度品の豪華さ、そして趣味の悪さに茫然となった。この手のものに詳しいゼノアでさえ、「うぅわぁ……」と呆れ返った。おそらくかつての主は、その調度品の金額のみに目を奪われて購入したであろう事がよくわかる。 一行が出された茶を用心しながら飲んでいると、そこにクーメルダがやって来た。クーメルダはエメリアに、この件について話し合いたいので、別室に来るザマス、と伝えた。ホセはエメリアだけが行くことに反対し、すったもんだの末に、結局自分もついていくことに合意させた。 ホセとエメリアが連れていかれた後、クサナギとロキアは別室に通され、そこで待つように伝えられた。その部屋には、エリックの取り巻きである銃士、重戦士、そしてカマ男もいた。どうやら、黒い操兵の操手はいないようだ。そのことを尋ねるとカマ男は、 「あぁ、あの[坊や]ね……ワタシ、あの子嫌いよ。何か付き合い悪いし……ついでに付け上がって生意気だし……」 そしてクサナギに色っぽく(!)片目をつぶり、 「でも、君はワタシの好みよ……どお、今夜当たり……」 と、呟いた。それを聞いたクサナギは背筋が寒くなり、そして首を大きく横に振った。それを見たカマ男は笑顔のまま「冗談よ」と言った。果たして、どこまでが冗談なのだろうか。そんな中、銃士はロキアに、ホセにしたものと同じ質問をしてきた。 「しかしまた、何だってお前等見たいのが、あんな小さな町工場なんか助けようって思ったんだ……大した報酬出ねぇだろうに……」 それを聞いたロキアは、少し考え込んで、そしてこう答えた。 「その時は……それでいいと思ったからな……」 一方、別室に連れていかれたホセとエメリアに、クーメルダは早速婚約の話を切り出した。 「エメリアさん。わたくしは、あなたでしたら、かわいいエリックのお嫁さんにぴったりだと思うザマスのよ。借金の件も、あなたが私たちの家族になれば関係のないことになるザマスし……」 「……マートは……マートは無事なんでしょうね……!。マートがここに来たことは確かなんですからね……!!」 エメリアがマートの安否をクーメルダに追求すると、彼女は笑ってこう言った。 「おーっほほほ……あの少年でしたら、丁重にお預かりしているザマスよ。何せ、もうすぐエリックの弟になるんですから……」 そして笑顔のままで、それでいて強い口調でこう付け加えた。 「貴方とエリックの[結婚式当日]には、[ロバート共々]参列して祝福してくれるザマスよ……!」 これは要するに、もし婚約に応じなければ二人の保証はできない、という言葉の裏返しであろう。そのクーメルダの卑劣なやり方にホセは怒りを覚えた。だが、ここで騒動を起こすとマートとロバートがどうなるかわからない。ホセはエメリアに(承知しちゃだめだ!)と目で訴えた。これが今のホセにできる精一杯の反撃であった。 にやにや笑うクーメルダを前に二人が考えあぐねていると、部屋の入口から傭兵の一人が入ってきた。そしてクーメルダの耳元で、ぼそぼそと、それでいて二人にはっきり聞こえるようにこう言った。 「……例の少年は町外れの西の小屋に……」 傭兵がそこまで言った時、クーメルダはその傭兵の口を押さえた。そして慌てて二人に向き直ってこう言った。 「……ほーっほっほっほ……ま、なんにせよ返事はお早めにもらいたいザマスわね」 その時、ホセは傭兵が自分たちに向かってニタァッと笑いかけるのを見た。その顔は少し変装しているものの、明らかにザクネーンのものであった。 少しの沈黙の後、エメリアが口を開いた。 「……わかりました……その婚約の話、承知いたします!!」 「おい!、エメリア正気か!!」 ホセが静止すると、エメリアは決意に満ちた顔でホセを見た。その瞳は(マートと父を頼みます……!)と訴えかけていた。どうやら彼女は時間稼ぎをかってでたようだ。止めても無駄だ、ということを悟ったホセは、とりあえず「畜生!!」と床を叩いて悔しがる振りをした。 そんなホセを見たクーメルダは、あざ笑うように、 「ま、お腹の子供については諦めるザマスね……」 といって、金貨三枚を投げてよこした。どうやら手切れ金のようだ。その金貨を見たホセは思わずこう言った。 「金貨三枚……手切れ金が金貨三枚だと……!。これじゃあ……」 「足りないザマスか……それなら……」 クーメルダが再び金貨を投げ渡そうとしたとき、荒野に十二度の空っ風が吹いた。 「……これじゃあ[使い三枚]じゃないかぁぁ(使い三昧じゃないか)!!」 その時、近くの部屋にいたクサナギ、ロキア、ゼノア、そして取り巻きたちはホセとエメリアが連れ去られた部屋から何かが一斉に倒れる音がしたことに気付いた。二人の身に何かがあったと判断したクサナギとロキアはすぐさま部屋を飛び出し、取り巻きたちもそれに続いた。 クサナギが用心しながら部屋を開くと、そこにはとんでもない光景が広がっていた。部屋の中央のホセ以外の人物、エメリア、クーメルダ、そしてザクネーンが床に突っ伏していたのだ。そう、ホセ以外の全員が、そのホセの駄洒落で奇麗にずっこけたのであった。 母親からエメリア婚約の話を聞いたエリックは小躍りして喜んだ。それにしても情けないお坊っちゃんである。こういう話は本当なら自分でしなければならないところを、この道楽息子はみんな母親に任せていたのだ。まさに筋金入りのマザコンであった。 「ハハハ!そうと決まれば、明日にでも式を挙げようエメリア!!」 エリックはホセをあざ笑うように大袈裟にはしゃいだ。 これとは逆に、婚約の話が決まってお役ご免となった一行は、結婚式にも招待されずにこの町から追放と相成った。そんな中、いまだに気落ちしている(不利をしている)ホセに、変装したザクネーンが近づいてきた。 「ま、そう気落ちしなさんな……」 ザクネーンはそう言ってホセの肩を叩いた。そして周りに気づかれないようにホセの胸ポケットに紙切れを忍ばせた。 町の外に出たあと、一行はザクネーンがホセに託した手紙を読んだ。 [……マートとロバートは町外れの西の小屋に閉じ込められている。場所は地図に記した。見張りは三人。今俺は下手げに動けん。出来るのはあの二人の安全を確保することだけだ。助け出すのは頼んだぜ……ザクネーン] 結婚式は明日。おそらく二人は今夜にも屋敷に連れ戻されるだろう。一行はザクネーンの働きが無駄にならないためにも、地図にある西の小屋に大急ぎで向かった。 一行が大急ぎで小屋に向かっていると、その途中で平走している明かりが見えた。用心しながら近づいてみると、それは一機の操兵を護衛に連れた馬車であった。おそらくマートとロバートを屋敷に連れていくためのものだろう。 ロキアはここで一計を案じた。あの馬車を乗っ取って小屋まで行き、味方の振りをして小屋に奇襲をかけようというのだ。その作戦に同意した一行は、早速実行に移った。 馬車は警戒しながらゆっくりと進んでいた。その馬車に最初に向かったのはロキアだった。ロキアはドウドウ鳥を全力で走らせ、馬車のそばまで寄ろうとした。それを阻止せんと、おそらくはアルキュイル型の再生機であろう操兵が動き出すが、その前にエルグラーテが立ち塞がった。操兵が当てにならないと悟った敵はロキアに的を絞って銃を撃とうとする。そこにホセが馬上からロキアの援護射撃とばかりに銃を撃ちはなった!。 その射撃は御者を直撃し、馬車は動きを止めた。そこにモ・エギが頭を押さえようと前に回り込もうとする。が、その場でつまずき、一歩も動けなかった。 敵操兵はそのままエルグラーテに突っ込み、手にした剣で斬り掛かった。が、クサナギは慌てる事なく両肩部に内蔵されている96式輪回機関銃を展開、アルキュイルに向けて発射した。その銃弾の雨は轟音を響かせ、敵操兵を一瞬にしてスクラップに変えた。 ロキアは動きを止めた敵の馬車に近寄った。その中から数名の傭兵が銃と小剣を構えて降りてきた。その中には、取り巻きの一人であるカマ男もいた。カマ男は馬車の中から指揮を執っている。やはりこいつが指揮官のようだ。 傭兵の一人がロキアに斬り掛かった。至近距離ゆえ、銃よりも剣のほうが良い、と思ったのだろう。それに対してロキアは大盾を構えてその攻撃を阻止、そして反撃の戦斧を振るった!。その一撃を受けた傭兵はそのまま地面に倒れた。 そこにクサナギがエルグラーテで駆けつけ、馬車の頭を押さえた。それを見たロキアはこう叫んだ。 「お前等は操兵を失った。お前等の負けだ。降伏しろ!!」 それを聞いた傭兵たちは観念し、怪我をした仲間を連れてその場から逃げ出した。が、その中にカマ男の姿がなかった。一行は辺りを捜したが、見つけられなかった。傭兵達とは違う方向に逃げたのだろうか。 その後一行は、奪った馬車で早速小屋に向かった。やがて馬車が小屋にたどり着くと、一人の見張りが出てきた。幸いこの見張りは、ロキアの顔を知らなかった。ロキアは何食わぬ顔で、その見張りに自分たちがクーメルダの命令で二人を迎えに来たことを伝えた。 ロキアのことを味方だと思った見張りは、小屋の扉を開けて中にいるであろうマートとロバートに「迎えが来たぞ」と言った。ロキアはその後ろを向いた瞬間を見逃さず、透かさず見張りに駆け寄り、その背中を蹴り上げた。そして見張りはそのまま部屋の中に倒れ込んだ。中にいたもう二人の見張りは最初何が起きたのか理解できなかった。が、 「マート!。迎えに来たぞ!!」 と、ロキアが叫ぶと慌てたように武器を構えた。 その時、縛られていたはずのマートとロバートが立ち上がり、見張りの一人に飛びかかった。どうやらザクネーンは最初から簡単に解けるように縛っていたようだ。そしてそれに気を取られた最後の見張りもロキアの盾の一撃を受けて昏倒した。 「……ロキアおじさん!!」 マートがロキアに駆け寄り、抱きついた。事が済んだことを確認したクサナギとモ・エギも出てくる。だが、これで終わったわけではない。次はエメリアを救出しなければならないのだ。とりあえず一行は馬車に戻ってダルコス家に再び乗りこむことにした。 その時、馬車の下から、逃げたと思われていた筈のカマ男が飛び出し、ゼノアを取り押さえて自らの盾とした。ホセとロキアが攻撃しようとするが、ゼノアが障害となってそれもかなわない。 「あなた達、この人の命が惜しかったらとっとと武器を捨てなさい!。それと、かわいい坊やも操兵を降りてきて顔を見せてくださらない」 そのウィンクを映像盤越しに見たクサナギは、再び悪寒に襲われた。が、ゼノアの安全には換えられない。クサナギは言われるままにエルグラーテから降りた。それを見たカマ男は、 「……んふふ、やっぱりいつ見てもかわゆぃわね……これはぜひともあなたを自慢の鞭でしばいて、その喘ぎ声を聞かないと……」 と、色っぽくしなった。その隙を狙ってホセとロキアは再び攻撃を仕掛けようとしたが、それに気づいたカマ男は「動かないで!」と再びゼノアに拳銃を突きつけた。これでは埒が明かない。 その時、モ・エギがゆっくりとカマ男の背後に回った。カマ男はモ・エギを操兵と思っている。その油断ゆえ、駆動音を立てずに動く紅葉武雷に気付くことはない。背後に回ったモ・エギはゆっくりと、その長い右腕をカマ男に向けて伸ばした。 その右手の気配にようやく気付いたカマ男は、向かってくる大きな右腕に驚き、思わずゼノアを放して飛び退いた。ホセはその一瞬の隙を見逃さず、カマ男に向けて銃弾を撃ち放った!。その一撃は肩を掠っただけだが、カマ男の戦意を挫くには十分であった。 銃弾を受けたカマ男はその場に倒れ込み、降伏を申し出た。が、モ・エギはカマ男を掴み上げた。そしておもむろに自分の兜を脱いだ。モ・エギの素顔を見たカマ男は驚愕した。何せ巨大な少女の顔が自分を怒りの形相で睨つけているのだから。 その光景を見たホセは、荒野に十三度目の空っ風を吹かせるために、こう呟いた。 「兜は……[兜]っといた方がいいぞ(被っといた方がいいぞ)」 モ・エギはカマ男をその大きな瞳で睨つけ、そしてこう言った。 「クサナギさんに色目使うなんて許せない……!。そんな奴こーだこーだこーだこーだこーだ……!!」 モ・エギは落ちていたカマ男の鞭でその持ち主をグルグル巻に縛り上げ、そして小屋の何に放り込んだ。今のモ・エギにとって、クサナギに言い寄るものはたとえ男だろうと許せないのだろう…。 「いや、みっともないところを見せてしまいました……」 とりあえずゼノアは無事のようだ。一行は残っていた見張りも縛り上げて小屋に放り込んだ。その中でホセはマートに、持ち出したバントラインがどうなったかを聞いた。するとマートは、小屋の隅にある荷物の陰からバントラインを取り出した。 「見張りのおじさんの一人が隠しておいてくれたんだ。もうすぐ助けが来るからって、紐もすぐに解けるようにしてくれたんだ」 そしてロバートも、一行に礼を言った。 「話はマートから聞きました。私たちのためにここまでしてくれて、何と礼を言ったものやら……」 「ロバートさん。あんた本当に、ダルコス家の奴等からは借金なんかしていないんだな」 ロキアの問いに、ロバートは憤慨して答えた。 「とんでもない!。奴等は何も書かれていない紙を持ち出して、家族の命と引換に署名させたんだ。もし、こんな企みとわかっていたら、私の命に変えてもそんなことはしませんでしたよ」 それを聞いたゼノアは「これで決まりですね」と言って馬車に乗り込んだ。ロキアとホセもそれぞれの馬に跨り、クサナギもエルグラーテを起動させた。そして一行は、再びダルコスの屋敷に向かった。 |